ラブコメから始まる異世界転生

たまがわむさこ

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朝チュンですにゃ

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「チュン、チュン、チュン・・・」
窓の外から小鳥のさえずりが聴こえて来る。

うっすらと明るくなり出しているので、朝が来たのだろう。

「ううん・・。ハル君? おはようですニャン。」
ピスカがひしと抱き付いてくる。

此方からも強く抱き締めて、その感触を全身でしっかりと確かめる。

「ハル君、どうしたニャン?」

大丈夫。自分は確かに生きている。

「ハル君は甘えんぼさんだニャン♪」
ピスカが優しく受け入れてくれる。それがとても心地好い。


ピスカは朝食に茸のポタージュを作ってくれた。濃厚な旨味は姉妹にとっても極上だったらしく、皿の残りはパンで綺麗にぬぐい取られていた。

「村の人達に薬草を分けてあげても良いですニャン?」
「勿論ですよ。薬草も茸もまだまだあるので、出して置きますね。」

「ありがとう! 嬉しいニャン♪」


ピスカが外へと出掛けて行ったので、マオと家で二人になった。

「さて、これから何をしようかな?」
「今日は食材がまだまだあるから、森に行くのはお休みするにゃ。マオは水汲みと畑のお世話を、午前中に終わらせるのにゃ!」

マオは小さいのにお手伝いして偉いね。

「午後は一緒に遊んであげるから、ハルはお昼まで一人で遊んでてくれるかにゃ?」

これがヒモになった男の気分というものなのか・・・。


取り敢えずヒモなりに手伝う事にする。
先ずは水汲みか。台所に幾つか甕が置いてある。

「マオ、これに水を入れるのかな?」
「うん、そうだにゃ?」

魔法を試してみる。亜空間の水樽から直接放水だ。
「ジャア~~~。」

水量調整も問題ない。

マオが恐る恐る、水の味を確かめる。
「お兄ちゃん、川の水より美味しいにゃ!?」

上流、というか、湧き立ての水だからね。

「畑の水やりも出来るのにゃ?」
「勿論できるよ、まかせてよ。」

午前中の仕事は、予定より随分と早く終わった。

「時間があるから、薪でも用意しとこうか?」
「助かるにゃ。お兄ちゃん、大好きにゃ!」

「マオの事も大好きだよ。」
手を繋いで二人で森に浅く入って行く。

この辺の木なら間引いても大丈夫かな。
何本か亜空間に格納していく。

「お兄ちゃん、凄いけど大きすぎて薪には使えないにゃ?」

「うん、大丈夫だから任せてよ。」
取り敢えず、家の近くまで戻る。薪置き場は裏手か。

亜空間内のまま、木を裁断して、乾燥させ、束にしてと・・・。一束をドスンと出してみる。こんな感じかな?

「お兄ちゃん、凄いにゃ! かっこいいにゃ!」

ドス、ドス、ドスン・・・
取り敢えず薪には問題は無さそうなので、一山くらいを出しておく。

「凄すぎるにゃ! マオはお兄ちゃんを愛してるにゃ♥️」

マオの方に問題が出てきた。
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