エロスな徒然

かめのこたろう

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2017年 10月13日

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 「敵の女幹部の魅力とはなにか」といったら、「美人でセクシーな組織人がロミジュリ効果を併せ持つ」というところで結論は出ているはずです。
 黄金薔薇十字団やメーソンを初めとする秘密結社ではどこでも入団時の諮問に採用しているため、知らない人間は世界征服を目論むことすら出来ない、もしくはそれを阻むために全身タイツを着る覚悟も無いトウシロと思われても仕方ありません。
 でももしかしたら忘れちゃってるうっかりさんもいるかもしれないので一応復習したいと思います。

 まず「組織人」であるということ。
 これは集団や主義主張に殉じる組織人であるということで、自分を殺してがんばらなければいけない、何をされても我慢しなくてはならないことがその要諦です。
 具体的には、部下を持つ責任ある立場の組織人であることで、責任感や包容力、ちょっと弱気になっちゃったときのインパクトなどを持つことになり。
 女性がこの属性を帯びることでいわゆる「くっ殺」や「上官言葉を使う気丈な女の子」効果を得ることができます。
 「女軍人」、「女騎士」、「女上司」がその代表でしょう。

 次に「美人でセクシー」であること。
 人の上に立つ者、組織を束ねる人間には「カリスマ」が必須です。
 カリスマには精神的なものも必要ですが、「外観」、つまりは見た目も重要。
 男性であれば「逞しさ」「雄々しさ」となり、女性であれば「綺麗」「可愛い」「エッチ」になります。
 つまり悪の組織の幹部である女性は「美人でセクシー」でなければならないのです。
 そうでなければ荒くれ者どもやニヒルな悪党である配下の心を掴んで組織を纏め上げることなど不可能。
 これが不細工でエロくなければ全然説得力がありません。
 「悪の組織の女幹部」といわれて皆さんが頭に思い浮かべる存在が、美人でエッチな衣装を着ている理由がこれでおわかりいただけたかと思います。

 最後に「ロミジュリ効果」。
 これは説明するまでもなく「敵対する組織に属する男女が想いあっちゃう」ことですね。
 互いに組織や主義主張に身を捧げなくてはならない、しかし敵であるはずの相手に芽生えてしまった感情に心を焦がし続ける。
 個人的な愛情と組織人としての責任の狭間で揺れる心、その葛藤こそがロミジュリ効果に他なりません。
 まぁ、つまり「障害が多いほど燃える」の伝統的な典型であります。
 それが最も顕著に現れると、主人公と敵対する陣営の女幹部との間のメロドラ展開になるのですが。
 そこまであからさまでなくても、キャラ造形の根底にはこの効果の持つ魅力が存在しているのは確実。
 美人でエッチな格好をした女幹部という存在は潜在的にその効果を見るものの心に訴え続けているのです。
 
 以上挙げた三つの属性は、それぞれ個別でも大きな効果を発揮して様々な付加価値を齎すものですが、それを同時に並存させている「敵の女幹部」が魅力的でないわけがありませんね。
 見た目がいいのは言うに及ばず、さらに組織人としてがんばっていて、もしかしたら敵に胸キュンしちゃってる女の子……。
 こうしてあらためて鑑みると、否応無くその威力を思い知らされてしまいます。

 いまや戦隊モノだけでなく、あらゆる分野でなくてはならないものになっている「敵の女幹部」。
 その道を志そうとするならば必須の一般常識なので、もし忘れていた人がいたようならばこれを機に心に刻み込んでおきませう。

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