エロスな徒然

かめのこたろう

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2018年 09月28日

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 「イキ我慢勝負」という言葉のあまりにも蠱惑的な響きにいつも道を踏み外しそうになります。
 そのたびに、確か老子が道の道なるは常の道にあらずとか言ってたはずだから、踏み外した方も正しい道でオッケーなんだと自分に言い聞かせて安心することしかできません。

 だってちょっと想像してみてください。
 「イっちゃダメ」って言い放った後、なんの容赦も無くやさしく意地悪にジワジワと真綿で絞めるようにねちっこくいやらしく愛情を持って女の子を責め立てることを。
 可愛くてキレイな、普段は全くそんな顔なんて想像もできないような娘がしなやかな体を狂おしく捩って汗みどろで必死になっているところを。
 気持良いのになんだか苦痛に耐えるような顔、本当の快感って決して安易で楽なものじゃない、全身全霊で挑まざるを得なくてなんの余裕もなくなっちゃう、その境地に至らされつつある愛しい存在を。

 そんな風にさんざん我慢しちゃったら決壊したときの衝撃が余計に大きく激しくなっちゃうだけなのに。
 冷静に考えれば別にそんな制限なんて全然守る必要なんてないのに、ちゃんとこっちの言葉に縛られてなんとか込み上げてくるものに流されないように一生懸命がんばっちゃう。

 まったく理に適わない、これ以上ないほどに愚かしいやりとりをその時は真面目に真剣に取り組み、「お約束」を二人で共有しあえることこそが最高の快感と悦楽への道。
 この信頼関係こそがエロスの到達点の一つであることは間違いないでしょう。


 だからそういうのに付き合ってくれる可愛いギャルが全然いないことに癇癪を起こして、今日も不貞寝をすることにします。
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