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2019年 10月03日
しおりを挟む「イートイン脱税」なんて新たな造語の響きに時代の流れをひしひしと実感しながら、セットで取り上げられてる「正義マンおじさん」のパワーワードっぷりに心を奪われてます。
正義マンという言葉自体は結構前からネットスラングとして存在していたと思いますけど、これと「おじさん」を組み合わせたときの「あー、わかるわかる」、「いるいる~」っていう異様なほどの納得感。
傍から見ていてちょっと引くほど尋常じゃない使命感とか切迫感、問題意識に満ち溢れすぎてて、そのあまりのあてつけっぽく押し付けがましい上から目線の物言い態度と実際やってることのちっぽけさに「どうでもいいことをギャーギャー喚いてるおせっかいじじい」としか認識してもらえない中高年男性という、たぶんどこにでも一定数必ずいるのであろうありふれた存在をこれほど的確に表現している言葉もありません。
これを見たり聞いたりした瞬間に明確なイメージが湧き上がってきてすぐに認識を共有できる、汎用性融通性そして利便性。
有効な言語が持つべき要素を全て兼ね備えている、まさにパワーワード。
そして個人的に一番言われたく無い言葉でもあったりします。
エロいとか変態とかブサイクとか性格悪いとか、他の悪口はいくら言われても平気ですが、正直これだけはいわれたくありません。
自分にとって他のどんな悪徳にも勝り、最も軽蔑して唾棄すべき在り方であると確信しているからです。
こんなものになるくらいなら知性の無い原始的軟体生物にでもなった方がよっぽどマシだと心底思っているからです。
もしテンション高めのリア充若人どもに「あっ、正義マンおじさんだぁ!」って半笑いで小ばかにした感じで言われたりしたら……。
正気を保っている自信がありません。
喧嘩なんてやったことないけど、「屋上行こうぜ……、久々キれちまったよ」って某サラ金風にタイマンを挑むことだって辞さないと思います。
暴走族なんていうに及ばずマトモにバイクに乗ったことだって無いけど、「あんまチョーシこいてっと、挽肉にしちまうよぉ?」って無駄に「!?」を多用しながら思いっきり威嚇しちゃうかもしれないです。
それだけ「こうはなりたくない」というものの象徴であり代表的な概念なのです。
ゾロアスター的に言えば開闢の瞬間から相反する真逆の存在として宿命付けられた両極のようなものなんだと思います。
まじわることなどありえようが無い、もはや対峙していることこそが宇宙を成立させる条件だとでもいうような。
だからそんな「正義マンおじさん」が半笑いで小ばかに揶揄されてるのを見て「ざまあみろ」ってすごくウキウキ楽しい気分になると同時に自分はこうならないようほんっと気をつけたいなぁとヒヤリと背筋に悪寒が走るのでした。
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