5 / 52
season1
第5話:ランクアップと新たな壁
1. Dランク昇格とギルドマスターの注視
ガリオスとの模擬戦での勝利は、ギルド『クライスラー』に大きな波紋を広げた。リアンに対する評判は、「運が良いだけの雑魚」から、「常識外れの異端児」へと変化した。賛否両論渦巻く中、ギルドマスターはリアンをDランクへと正式に昇格させた。
ギルドマスターの室。重厚な木の机の前に立つリアンに、筋骨隆々のギルドマスター・バシュラが重々しい表情で話しかけた。
「リアン・アークライト。お前の昇格は異例中の異例だ。だが、ガリオスを倒した事実は、Fランクの範疇ではない。Dランクプレートを受け取れ」
リアンは銅から銀へと変わったプレートを受け取った。
「しかし、よく聞け」
バシュラは声を低くした。
「お前の戦い方は、冒険者の常識を逸脱している。弓を剣として使うなど、狂気の沙汰だ。その異端な技術は、周りの冒険者にとって『脅威』であり、『邪魔』でしかない」
「俺は、弓術士が最強であることを証明したい。そのためには、全ての距離に対応する必要があります」
リアンは揺るぎない決意を語る。
バシュラはため息をついた。
「……お前のその目には、確かに何か常人にはないものがある。だが、冒険者はチームで動くものだ。お前の能力が、他のメンバーの『役割』を全て破壊してしまっていることに、気づいていないのか?」
「それは……」
「これがDランク昇格後の初の依頼だ。四人パーティでの合同討伐任務。強制ではないが、受けてみろ。お前の『全距離対応』の戦闘スタイルが、チームワークという壁にどうぶつかるか、お前自身が知る必要がある」
リアンは依頼書を受け取った。それは、近隣の鉱山に出現した硬い外皮を持つ魔物『ストーン・ゴーレム』の討伐依頼だった。通常、ゴーレムは前衛の剣士が動きを止め、後衛の魔法使いが高火力で外皮を破壊する、典型的な『役割分担』が必要な任務だ。
2. 初の合同パーティ結成
ギルドの待合スペースに戻ると、既に依頼書を見て集まった三人の冒険者がリアンを待っていた。
① ダリウス(盾役/タンク):分厚い鉄の盾と重装鎧を身に纏った、いかにも頑固そうな男。Cランク昇格目前の実力者。
② セシリア(魔法使い/アタッカー):派手なローブを纏った、火力至上主義の女性。彼女の魔法は強力だが、詠唱に時間がかかる。
③ リード(斥候/スカウト):細身の体で、素早い動きを得意とする盗賊。
彼らはリアンを待っていたが、彼の背中の弓を見た瞬間、全員が露骨に顔を顰めた。
ダリウスが吐き捨てるように言った。
「おい、ギルドがよこした『四人目』は、まさか弓術士か? 最弱職と組まされるとは、冗談じゃない」
「私はリアン・アークライトです。弓術士ですが、近接戦闘も可能です」
リアンは冷静に自己紹介をした。
セシリアが冷笑した。
「近接? 笑わせないで。ストーン・ゴーレムは私たち魔法使いの最大の獲物よ。硬い外皮を魔法で破壊し、剣士がとどめを刺す。弓術士の『ちまちました矢』なんて、外皮に傷一つつけられないわ。あなたは後方で待機して、私たちが倒した後の素材回収でもしていなさい」
ダリウスは、リアンを遮るように盾を地面に突き立てた。
「いいか、弓術士。このパーティの役割は明確だ。俺が絶対にゴーレムの攻撃を受け止める壁になる。セシリアが俺の後ろから詠唱し、一撃でゴーレムを破壊する。お前は、俺たちの役割を邪魔するな。特に、俺より前に出るような真似は許さない。分かるな?」
「分かりました。ただし、状況によっては、私の判断で行動させてもらいます」
リアンは譲らなかった。
マリナは二人の間に割って入った。
「皆さん、リアンさんは『ナノ・サイト』という驚異的な集中力で戦場の全てを予測できます。彼の指示は、あなた方の安全を確保する最高の手段になるはずです」
「治癒師は黙っていろ」
ダリウスはマリナを一喝した。
「弓術士の肩を持つとは、お前も頭がおかしいのか」
結局、和解に至らないまま、四人は鉱山へと出発することになった。リアンはマリナに、自身の情報収集と後方支援を依頼し、単独でパーティの少し後方から追従した。
3. 役割の衝突と戦闘の混乱
鉱山の奥深く。四人は目的のストーン・ゴーレムと遭遇した。身長3メートルほどの巨体は、その名の通り石と土くれで構成され、動きは鈍重だが、防御力は凄まじい。
ダリウスが即座に動いた。
「行くぞ! 俺が注意を引きつける! セシリア、詠唱開始!」
ダリウスはゴーレムの目の前で盾を叩き、ゴーレムの攻撃を受け止める『タンク』の役割を完璧に果たし始めた。
セシリアは後方で、高火力の魔法『マグマ・ブレイク』の詠唱を開始する。長時間かかるが、成功すれば一撃でゴーレムの外皮を溶かすことができる。
リアンはゴーレムの動きを『ナノ・サイト』で観測していた。
(ゴーレムの動きは鈍重。ダリウスさんの防御は鉄壁だ。しかし……セシリアさんの詠唱時間が長すぎる。あと30秒。その間に、ゴーレムは右腕の一撃をダリウスさんの『右足の防御の隙間』めがけて打ち込む。ダリウスさんはそれを受け止めきれず、体勢が崩れる。詠唱は中断する)
リアンは、コンマ数秒先の未来を予見した。
「ダリウスさん! 右へ一歩! 攻撃の角度が変わります!」
リアンが叫んだ。
「うるさい! 弓術士は黙っていろ! 俺の防御に口を出すな!」
ダリウスはリアンの警告を無視した。
そして、予見した通り、ゴーレムの右腕の一撃がダリウスの右足元を直撃。防御のバランスを失ったダリウスの体勢が大きく崩れた。
「くそっ!」
ダリウスが苦悶の声を上げる。
同時に、詠唱中のセシリアの注意が乱れ、詠唱が途中で途切れた。
「ああ!私の詠唱が!」
セシリアは顔を蒼白にする。
ゴーレムは、動けないダリウスめがけて、致命的な追撃を振り下ろそうとする。
4. 役割破壊者
「もう、待てない」
リアンは弓を構え、走った。彼は弓術士としてではなく、全距離に対応する『役割破壊者』として動いた。
ゴーレムの右腕が振り下ろされる瞬間、リアンは矢を三本、ソニック・アローで放った。狙いはゴーレムの『右腕の関節部分』。外皮が最も薄い部分だ。矢は外皮を貫くほどの威力はないが、その超音速の衝撃で関節をわずかに振動させ、ゴーレムの腕の軌道を0.5度逸らす。
ドン!
ゴーレムの攻撃は、ダリウスの頭上をわずかに外れ、壁に激突した。ダリウスは無傷で済んだ。
リアンはゴーレムに接近し、ゼロ・ブレイク(ボウ・ブレード)を展開した。彼はゴーレムの攻撃を躱しながら、そのブレードでゴーレムの『足の接合部』を狙い続ける。精密な連続攻撃により、ゴーレムの足元がわずかにぐらつき始めた。
ダリウスは驚愕し、セシリアはリアンの動きに呆然とする。
「なぜ、弓術士が俺より前にいるんだ! 役割を侵すな!」
ダリウスは混乱した。
「セシリアさん! 詠唱再開! 俺が15秒間、ゴーレムの動きを最大0.1メートル四方に制限します!」
リアンが指示を飛ばす。
セシリアは、リアンの正確な指示と、彼が一人でゴーレムを封じ込めている事実に、戸惑いながらも詠唱を再開した。リードは、リアンの指示で周囲の警戒にあたる。
リアンはナノ・サイトを駆使し、ゴーレムの次の一歩を予測して、その足元の地面に正確な牽制射撃を打ち込む。ゴーレムは、リアンの精密な攻撃と牽制によって、その場から動くことも、強力な攻撃を繰り出すこともできなくなった。
15秒後、セシリアの詠唱が完了した。
「マグマ・ブレイク!」
轟音と共に、溶岩のような炎がゴーレムを直撃。外皮は一瞬で溶け崩れ、ゴーレムは沈黙した。
討伐は成功したが、パーティメンバーの表情は険しかった。
「なぜ勝手に前に出た! 俺の役割を奪うな!」
「あなたの矢は、私の魔法の邪魔になる!」
ダリウスとセシリアは、リアンの『功績』ではなく、『役割の破壊』に怒りを覚えた。
「俺がいなければ、あなた方のパーティは崩壊していました。役割に固執し、死を招くよりも、勝利を優先すべきです」
リアンは淡々と返した。
しかし、彼らの理解は得られなかった。結局、ダリウス、セシリア、リードの三人は、リアンの「常識外れの戦い方」を受け入れられず、「弓術士とは組めない」と宣言し、その場でパーティを解散した。
リアンは孤独を選んだわけではない。彼の弓術が、この世界の凝り固まった職業ヒエラルキーとパーティ役割の『壁』を、真正面から打ち破ってしまったのだ。
「ギルドマスターの言った通り、俺の弓術は異端すぎる。だが、俺は弓を曲げない」
リアンは、マリナと共に、一人で報酬を受け取りにギルドへ戻る。彼は、この日から、孤高の道を歩むことを決意した。
ガリオスとの模擬戦での勝利は、ギルド『クライスラー』に大きな波紋を広げた。リアンに対する評判は、「運が良いだけの雑魚」から、「常識外れの異端児」へと変化した。賛否両論渦巻く中、ギルドマスターはリアンをDランクへと正式に昇格させた。
ギルドマスターの室。重厚な木の机の前に立つリアンに、筋骨隆々のギルドマスター・バシュラが重々しい表情で話しかけた。
「リアン・アークライト。お前の昇格は異例中の異例だ。だが、ガリオスを倒した事実は、Fランクの範疇ではない。Dランクプレートを受け取れ」
リアンは銅から銀へと変わったプレートを受け取った。
「しかし、よく聞け」
バシュラは声を低くした。
「お前の戦い方は、冒険者の常識を逸脱している。弓を剣として使うなど、狂気の沙汰だ。その異端な技術は、周りの冒険者にとって『脅威』であり、『邪魔』でしかない」
「俺は、弓術士が最強であることを証明したい。そのためには、全ての距離に対応する必要があります」
リアンは揺るぎない決意を語る。
バシュラはため息をついた。
「……お前のその目には、確かに何か常人にはないものがある。だが、冒険者はチームで動くものだ。お前の能力が、他のメンバーの『役割』を全て破壊してしまっていることに、気づいていないのか?」
「それは……」
「これがDランク昇格後の初の依頼だ。四人パーティでの合同討伐任務。強制ではないが、受けてみろ。お前の『全距離対応』の戦闘スタイルが、チームワークという壁にどうぶつかるか、お前自身が知る必要がある」
リアンは依頼書を受け取った。それは、近隣の鉱山に出現した硬い外皮を持つ魔物『ストーン・ゴーレム』の討伐依頼だった。通常、ゴーレムは前衛の剣士が動きを止め、後衛の魔法使いが高火力で外皮を破壊する、典型的な『役割分担』が必要な任務だ。
2. 初の合同パーティ結成
ギルドの待合スペースに戻ると、既に依頼書を見て集まった三人の冒険者がリアンを待っていた。
① ダリウス(盾役/タンク):分厚い鉄の盾と重装鎧を身に纏った、いかにも頑固そうな男。Cランク昇格目前の実力者。
② セシリア(魔法使い/アタッカー):派手なローブを纏った、火力至上主義の女性。彼女の魔法は強力だが、詠唱に時間がかかる。
③ リード(斥候/スカウト):細身の体で、素早い動きを得意とする盗賊。
彼らはリアンを待っていたが、彼の背中の弓を見た瞬間、全員が露骨に顔を顰めた。
ダリウスが吐き捨てるように言った。
「おい、ギルドがよこした『四人目』は、まさか弓術士か? 最弱職と組まされるとは、冗談じゃない」
「私はリアン・アークライトです。弓術士ですが、近接戦闘も可能です」
リアンは冷静に自己紹介をした。
セシリアが冷笑した。
「近接? 笑わせないで。ストーン・ゴーレムは私たち魔法使いの最大の獲物よ。硬い外皮を魔法で破壊し、剣士がとどめを刺す。弓術士の『ちまちました矢』なんて、外皮に傷一つつけられないわ。あなたは後方で待機して、私たちが倒した後の素材回収でもしていなさい」
ダリウスは、リアンを遮るように盾を地面に突き立てた。
「いいか、弓術士。このパーティの役割は明確だ。俺が絶対にゴーレムの攻撃を受け止める壁になる。セシリアが俺の後ろから詠唱し、一撃でゴーレムを破壊する。お前は、俺たちの役割を邪魔するな。特に、俺より前に出るような真似は許さない。分かるな?」
「分かりました。ただし、状況によっては、私の判断で行動させてもらいます」
リアンは譲らなかった。
マリナは二人の間に割って入った。
「皆さん、リアンさんは『ナノ・サイト』という驚異的な集中力で戦場の全てを予測できます。彼の指示は、あなた方の安全を確保する最高の手段になるはずです」
「治癒師は黙っていろ」
ダリウスはマリナを一喝した。
「弓術士の肩を持つとは、お前も頭がおかしいのか」
結局、和解に至らないまま、四人は鉱山へと出発することになった。リアンはマリナに、自身の情報収集と後方支援を依頼し、単独でパーティの少し後方から追従した。
3. 役割の衝突と戦闘の混乱
鉱山の奥深く。四人は目的のストーン・ゴーレムと遭遇した。身長3メートルほどの巨体は、その名の通り石と土くれで構成され、動きは鈍重だが、防御力は凄まじい。
ダリウスが即座に動いた。
「行くぞ! 俺が注意を引きつける! セシリア、詠唱開始!」
ダリウスはゴーレムの目の前で盾を叩き、ゴーレムの攻撃を受け止める『タンク』の役割を完璧に果たし始めた。
セシリアは後方で、高火力の魔法『マグマ・ブレイク』の詠唱を開始する。長時間かかるが、成功すれば一撃でゴーレムの外皮を溶かすことができる。
リアンはゴーレムの動きを『ナノ・サイト』で観測していた。
(ゴーレムの動きは鈍重。ダリウスさんの防御は鉄壁だ。しかし……セシリアさんの詠唱時間が長すぎる。あと30秒。その間に、ゴーレムは右腕の一撃をダリウスさんの『右足の防御の隙間』めがけて打ち込む。ダリウスさんはそれを受け止めきれず、体勢が崩れる。詠唱は中断する)
リアンは、コンマ数秒先の未来を予見した。
「ダリウスさん! 右へ一歩! 攻撃の角度が変わります!」
リアンが叫んだ。
「うるさい! 弓術士は黙っていろ! 俺の防御に口を出すな!」
ダリウスはリアンの警告を無視した。
そして、予見した通り、ゴーレムの右腕の一撃がダリウスの右足元を直撃。防御のバランスを失ったダリウスの体勢が大きく崩れた。
「くそっ!」
ダリウスが苦悶の声を上げる。
同時に、詠唱中のセシリアの注意が乱れ、詠唱が途中で途切れた。
「ああ!私の詠唱が!」
セシリアは顔を蒼白にする。
ゴーレムは、動けないダリウスめがけて、致命的な追撃を振り下ろそうとする。
4. 役割破壊者
「もう、待てない」
リアンは弓を構え、走った。彼は弓術士としてではなく、全距離に対応する『役割破壊者』として動いた。
ゴーレムの右腕が振り下ろされる瞬間、リアンは矢を三本、ソニック・アローで放った。狙いはゴーレムの『右腕の関節部分』。外皮が最も薄い部分だ。矢は外皮を貫くほどの威力はないが、その超音速の衝撃で関節をわずかに振動させ、ゴーレムの腕の軌道を0.5度逸らす。
ドン!
ゴーレムの攻撃は、ダリウスの頭上をわずかに外れ、壁に激突した。ダリウスは無傷で済んだ。
リアンはゴーレムに接近し、ゼロ・ブレイク(ボウ・ブレード)を展開した。彼はゴーレムの攻撃を躱しながら、そのブレードでゴーレムの『足の接合部』を狙い続ける。精密な連続攻撃により、ゴーレムの足元がわずかにぐらつき始めた。
ダリウスは驚愕し、セシリアはリアンの動きに呆然とする。
「なぜ、弓術士が俺より前にいるんだ! 役割を侵すな!」
ダリウスは混乱した。
「セシリアさん! 詠唱再開! 俺が15秒間、ゴーレムの動きを最大0.1メートル四方に制限します!」
リアンが指示を飛ばす。
セシリアは、リアンの正確な指示と、彼が一人でゴーレムを封じ込めている事実に、戸惑いながらも詠唱を再開した。リードは、リアンの指示で周囲の警戒にあたる。
リアンはナノ・サイトを駆使し、ゴーレムの次の一歩を予測して、その足元の地面に正確な牽制射撃を打ち込む。ゴーレムは、リアンの精密な攻撃と牽制によって、その場から動くことも、強力な攻撃を繰り出すこともできなくなった。
15秒後、セシリアの詠唱が完了した。
「マグマ・ブレイク!」
轟音と共に、溶岩のような炎がゴーレムを直撃。外皮は一瞬で溶け崩れ、ゴーレムは沈黙した。
討伐は成功したが、パーティメンバーの表情は険しかった。
「なぜ勝手に前に出た! 俺の役割を奪うな!」
「あなたの矢は、私の魔法の邪魔になる!」
ダリウスとセシリアは、リアンの『功績』ではなく、『役割の破壊』に怒りを覚えた。
「俺がいなければ、あなた方のパーティは崩壊していました。役割に固執し、死を招くよりも、勝利を優先すべきです」
リアンは淡々と返した。
しかし、彼らの理解は得られなかった。結局、ダリウス、セシリア、リードの三人は、リアンの「常識外れの戦い方」を受け入れられず、「弓術士とは組めない」と宣言し、その場でパーティを解散した。
リアンは孤独を選んだわけではない。彼の弓術が、この世界の凝り固まった職業ヒエラルキーとパーティ役割の『壁』を、真正面から打ち破ってしまったのだ。
「ギルドマスターの言った通り、俺の弓術は異端すぎる。だが、俺は弓を曲げない」
リアンは、マリナと共に、一人で報酬を受け取りにギルドへ戻る。彼は、この日から、孤高の道を歩むことを決意した。
あなたにおすすめの小説
姉(勇者)の威光を借りてニート生活を送るつもりだったのに、姉より強いのがバレて英雄になったんだが!?
果 一@【弓使い】2巻刊行決定!!
ファンタジー
リクスには、最強の姉がいる。
王国最強と唄われる勇者で、英雄学校の生徒会長。
類い希なる才能と美貌を持つ姉の威光を笠に着て、リクスはとある野望を遂行していた。
『ビバ☆姉さんのスネをかじって生きよう計画!』
何を隠そうリクスは、引きこもりのタダ飯喰らいを人生の目標とする、極めて怠惰な少年だったのだ。
そんな弟に嫌気がさした姉エルザは、ある日リクスに告げる。
「私の通う英雄学校の編入試験、リクスちゃんの名前で登録しておいたからぁ」
その時を境に、リクスの人生は大きく変化する。
英雄学校で様々な事件に巻き込まれ、誰もが舌を巻くほどの強さが露わになって――?
これは、怠惰でろくでなしで、でもちょっぴり心優しい少年が、姉を越える英雄へと駆け上がっていく物語。
※本作はカクヨム・ノベルアップ+・ネオページでも公開しています。カクヨム・ノベルアップ+でのタイトルは『姉(勇者)の威光を借りてニート生活を送るつもりだったのに、姉より強いのがバレて英雄になったんだが!?~穀潰し生活のための奮闘が、なぜか賞賛される流れになった件~』となります。
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
ソロ冒険者のぶらり旅~悠々自適とは無縁な日々~
.
ファンタジー
今年から冒険者生活を開始した主人公で【ソロ】と言う適正のノア(15才)。
その適正の為、戦闘・日々の行動を基本的に1人で行わなければなりません。
そこで元上級冒険者の両親と猛特訓を行い、チート級の戦闘力と数々のスキルを持つ事になります。
『悠々自適にぶらり旅』
を目指す″つもり″の彼でしたが、開始早々から波乱に満ちた冒険者生活が待っていました。
スキル【土いじり】でパーティを追放された俺、開墾した畑からダンジョンが生えてきた。
夏見ナイ
ファンタジー
「役立たず」の烙印を押され、パーティを追放されたアルフォンス。彼のスキルは戦闘に不向きな【土いじり】。失意の彼は都会を離れ、辺境の地で静かに農業を営むことを決意する。
しかし、彼が畑を耕すと、そこから不思議なダンジョンが生えてきた!
ダンジョン内では、高級ポーションになる薬草や伝説の金属『オリハルコン』が野菜のように収穫できる。地味だと思われた【土いじり】は、実はこの『農園ダンジョン』を育てる唯一無二のチートスキルだったのだ。
噂を聞きつけ集まる仲間たち。エルフの美少女、ドワーフの天才鍛冶師……。気づけば彼の農園は豊かな村へ、そして難攻不落の要塞国家へと発展していく。
一方、彼を追放したパーティは没落の一途を辿り……。
これは、追放された男が最強の生産職として仲間と共に理想郷を築き上げる、農業スローライフ&建国ファンタジー!
おっさん冒険者のおいしいダンジョン攻略
神崎あら
ファンタジー
冒険者歴20年以上のおっさんは、若い冒険者達のように地位や権威を得るためにダンジョンには行かない。
そう、おっさんは生活のためにダンジョンに行く。
これはそんなおっさんの冒険者ライフを描いた生活記である。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
チート魔力のせいで神レベルの連中に狙われましたが、守銭奴なので金稼ぎします
桜桃-サクランボ-
ファンタジー
――自由を手に入れるために、なにがあっても金は稼ぎます――
金さえあれば人生はどうにでもなる――
そう信じている守銭奴、鏡谷知里(28)。
交通事故で死んだはずの彼が目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。
しかもなぜか、規格外のチート魔力を手に入れていた。
だがその力は、本来存在してはいけないものだった。
知里の魔力は、封印されていた伝説の冒険者の魔力と重なったことで生まれた世界のバランスを崩す力。
その異常な魔力に目を付けたのは、この世界を裏から支配する存在――
「世界を束ねる管理者」
神にも等しい力を持つ彼らは、知里を危険視し始める。
巻き込まれたくない。
戦いたくもない。
知里が望むのはただ一つ。
金を稼いで楽して生きること。
しかし純粋すぎる仲間に振り回され、事件に巻き込まれ、気付けば世界の管理者と敵対する羽目に――。
守銭奴のチート魔力持ち冒険者 VS 世界を支配する管理者。
金のために生きる男が、望まぬまま世界の頂点と戦うことになる
巻き込まれ系異世界ファンタジー。
※小説家になろう・カクヨムでも更新中
※表紙:あニキさん
※ ※がタイトルにある話に挿絵アリ
※月、水、金、更新予定!