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【66】
紅茶を飲みつつ、好きな本を読んで過ごしていたけれど、気が付くとそろそろお昼を過ぎている時間だった。
お昼の時間だし、そろそろ部屋にいったん戻った方がいいかもしれないわね。
書棚に本を戻してから、書斎を出ようとすると、セバスに声を掛けられた。
「お嬢様」
「あら、セバスどうしたの?」
てっきりもう仕事に戻っていると思っていたのに……。いえ、違うわね。さっきと手にしてる書類や本が違うわ、、わたくしが書斎から出る時間の頃合いが予想されていたのね。
どうしたのかしらと思っていると、セバスはおもむろに胸ポケットから何かを取り出すと、わたくしの前に差し出した。
それは、赤銅色の古い鍵だった。
古ぼけてはいるけれど、装飾は見事だし、ピンシリンダー部分も細かい作りになっている。
よく見ると家紋のレリーフも彫られているわ。え、なにこの鍵?
「旦那様が15時に執務室にとのことです」
「お父様が?」
「はい、こちらは旦那様の執務室の鍵になります。本日は部屋に鍵を掛けられているため、こちらの鍵をお使いの上、入られてください」
「……いつもは鍵なんて掛けてないのに……」
「書類が揃った、との事です」
……書類。
殿下が冤罪で婚約破棄しようと画策している。
それに反論出来る為の書類をお願いしていたのだけれど、用意が揃ったのね。
人払いは大事だし、用心も含めて鍵を掛けたのかしらね、なるほど。
「ありがとう。15時になったら伺ってみるわ」
「よろしくお願いします」
今は13時になった所ね。後で忘れずに伺わなくてはだわ。
セバスは一礼すると、茶器をトレイに乗せて、書斎を後にした。
鍵は家紋のレリーフが表、裏面には『50』の数字が彫り込まれている。
これは王国が建国50年目の時、我が家が公爵家になったから、その数が彫り込まれているのね。
わたくしがカギを手にして、書斎を後にした。
※セバスから執務室の鍵を受け取った。
裏面に『50』の数字が彫り込まれている。
この数字をメモしておくこと。
演奏室へピアノを弾きに行く ⇒【27】へ進む
庭園へ花を見に行く ⇒【54】へ進む
お父様の執務室へ行く ⇒【76】へ進む
ꕤ.。✼••⋅⋅⊱∘┈┈┈┈•>✾<•┈┈┈┈∘⊰⋅⋅••✼。.ꕤ
【67】 ─演奏室 11時─
演奏室に入ると、部屋に置かれているグランドピアノの前にまで移動した。
小さい頃から、この部屋の音が響き渡る設計になってるのが好きで、よくここでピアノを弾いたり、家族の演奏を聴かせてもらったりしていた。わたくしのお気に入りの部屋の一つでもあるのよね。
義弟はバイオリンの方が得意だけれど、私はピアノが好き。
前世でも学生時代はピアノのレッスンを受けていたりしたので、これはもう性分と言えるかもしれない。
ピアノに近づいて、鍵盤蓋を静かに持ち上げ、屋根を突上棒で押さえる。
そのままの流れで椅子に座り、鍵盤へと手を触れた。
曲は暗譜しているので、譜面台を上げる事はせず、わたくしはそのまま、静かに曲を弾きだし、演奏室に音を響かせていった。
そうして何曲か弾いていると、部屋の時計が13時の針を指しているのに気が付いた。
「久し振りに弾いたものだから、集中しちゃったわね」
このままもう少し弾いててもいいけれど、満足した気持ちの方が強いかな。
もう少し弾いててもいいし、他の所への散策も悪くないわよね。
「さて、と……」
この後はどうしようかしら。
書斎へ本を読みに行く ⇒【59】へ進む
もう少しピアノを弾いている ⇒【78】へ進む
お父様の執務室へ行く ⇒【6】へ進む
ꕤ.。✼••⋅⋅⊱∘┈┈┈┈•>✾<•┈┈┈┈∘⊰⋅⋅••✼。.ꕤ
【68】
「わたくし、その様な事はいたしておりません。そもそもわたくしは」
「えぇい、黙れ! そうやってまだ言い逃れするつもりか!! リーリアがこうも泣きながら言ってるであろう! やっていないと証明出来る様な証拠はあるのか!」
「それは……ですか、そもそもわたくしは」
「ハッ!! 語るに落ちたな!! 証拠も無いくせに口先だけで言い逃れしようとは浅ましいにも程がある!!」
「証拠ならありますよ」
「……なに? 誰だ!」
「マティ!?」
証拠を提示せよと言われ、書面等を用意してる訳でもなく、このままではと思った所で、わたくし達のやり取りに入って来たのは、義弟のマティアスだった。
「義姉さまが、そんなくだらない事をやってなく、品行方正に過ごしてたという証拠なら、ここに」
マティはいつの間用意していたのか、厚めの書類を手にしている。
「こちらの書類ですが、義姉さま……義姉である、トルデリーゼ・ルントシュテッドの、この半年間のスケジュール、誰と何をしたかなどの行動をした事が全て記載されております」
「なっ!」
「さて、まずは教科書を破られた先週の件でしたか。
そもそも義姉は、先週も先月も学園に登園しておりません。王妃陛下や宰相様等とお会いしており、ほぼまる一日、執務にずっと携わっておりました。ベルツ男爵令嬢、義姉がどのようにして、あなたをの教科書を破り、池へと突き落としたと言うのでしょうか」
「え、あの、それは……!」
「デタラメを言うな! どうせそんなの捏造した書類なのだろう!!」
「王妃陛下や宰相様にご確認して頂いて結構です。此度の件については、我が家から正式に陛下にもご相談済みですので」
「な、父上に、だと……!?」
陛下の名前に、殿下があからさまに焦り、真っ青になる。
相談を既にしていると思わなかったのでしょうね。
「陛下には元々、殿下が執務を義姉に押し付けて来る事や、お茶会等の約束を守らない、誕生日等に贈り物もなく、こちらから贈っても礼の書状一つない、エスコートもしない等、上げればキリがありませんが、婚約者としての自覚の無い行動に、我が家は疑問を生じておりましたため、ご相談させて頂いておりました。
また、それに加えて、ベルツ男爵令嬢と浮気をされているという、婚約者としてだけでなく、国の王太子としての自覚の無さに、万が一の時の為にと、我が家と陛下での話し合いのもと、義姉及び、殿下とベルツ男爵令嬢へ王家の影の方を付けていただく様お願いしておりました」
「な、影を、付けた……!?」
「え、影をわたくしに!?」
待って、それは初耳だわ。
チラリとマティに目をやると、気が付いたマティが、ニコニコ笑って頷き返してくる。
その頷きは何? 本当は付けてないよの意? 安心してね、の意?
……うん、どのみち考えても判らないし、それを今この場で敢えて聞くのも違うわよねと。
わたくしは一旦、影については考えるのをやめにして、話を聞く事にした。
「ですので、ここ数ヶ月の行動全て影の方々は把握されておりますし、逐一陛下にもご報告されております。義姉が誰と会い、どんな会話をし、どんな行動をしてきたのか。逆に誰に何を言われ、どんな事を言われてきたのかも」
「貴様……!!」
殿下があからさまに焦りだした。
影の行動が、私の行動だけでなく、わたくしが誰に何を言われたか、されたのか。
殿下は、自分達がわたくしに何をしてきたかを分かっているからこそ、焦っているのだろうけれど。
ニッコリ。
マティは、楽しそうに笑みを浮かべると、殿下の隣にきる、ベルツ男爵令嬢へ目を向ける。
「それでも殿下は、ベルツ男爵令嬢の言葉を信じていらっしゃるのでしょう? でしたら、影の方に義姉とベルツ男爵令嬢がどこで会い、どんなやり取りが行われたのか、お伺いすればよろしいだけの事です。影の方々は義姉に忖度する必要は無いのですから。陛下からのご許可があれば、きちんと伝えて頂ける事でしょう」
「……」
「それとも、殿下はベルツ男爵令嬢を信じていらっしゃらないと言うのでしょうか?」
「そんな事は……、そんな訳がないだろう!! 私はリーリアを信じている! なぁ、リーリア!」
「……え、えぇ……」
「……リーリア…………?」
ベルツ男爵令嬢が殿下と目を合わさず、殿下が訝しむ表情になる。あらあら。
「ベルツ男爵令嬢も、義姉が貴女をイジメたとそう仰るのでしたら、口だけではなく、しっかり物的証拠を揃えて、反論すればよろしいだけですよ」
「……」
「おやおや、今度はだんまりを決め込まれるのですか?」
「……ぃ……」
「え?」
「うるさいって言ってんのよ! 何よその王家の影って!! そんなの設定資料集にだってなかったじゃないの!!」
⇒【22】へ進む
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紅茶を飲みつつ、好きな本を読んで過ごしていたけれど、気が付くとそろそろお昼を過ぎている時間だった。
お昼の時間だし、そろそろ部屋にいったん戻った方がいいかもしれないわね。
書棚に本を戻してから、書斎を出ようとすると、セバスに声を掛けられた。
「お嬢様」
「あら、セバスどうしたの?」
てっきりもう仕事に戻っていると思っていたのに……。いえ、違うわね。さっきと手にしてる書類や本が違うわ、、わたくしが書斎から出る時間の頃合いが予想されていたのね。
どうしたのかしらと思っていると、セバスはおもむろに胸ポケットから何かを取り出すと、わたくしの前に差し出した。
それは、赤銅色の古い鍵だった。
古ぼけてはいるけれど、装飾は見事だし、ピンシリンダー部分も細かい作りになっている。
よく見ると家紋のレリーフも彫られているわ。え、なにこの鍵?
「旦那様が15時に執務室にとのことです」
「お父様が?」
「はい、こちらは旦那様の執務室の鍵になります。本日は部屋に鍵を掛けられているため、こちらの鍵をお使いの上、入られてください」
「……いつもは鍵なんて掛けてないのに……」
「書類が揃った、との事です」
……書類。
殿下が冤罪で婚約破棄しようと画策している。
それに反論出来る為の書類をお願いしていたのだけれど、用意が揃ったのね。
人払いは大事だし、用心も含めて鍵を掛けたのかしらね、なるほど。
「ありがとう。15時になったら伺ってみるわ」
「よろしくお願いします」
今は13時になった所ね。後で忘れずに伺わなくてはだわ。
セバスは一礼すると、茶器をトレイに乗せて、書斎を後にした。
鍵は家紋のレリーフが表、裏面には『50』の数字が彫り込まれている。
これは王国が建国50年目の時、我が家が公爵家になったから、その数が彫り込まれているのね。
わたくしがカギを手にして、書斎を後にした。
※セバスから執務室の鍵を受け取った。
裏面に『50』の数字が彫り込まれている。
この数字をメモしておくこと。
演奏室へピアノを弾きに行く ⇒【27】へ進む
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【67】 ─演奏室 11時─
演奏室に入ると、部屋に置かれているグランドピアノの前にまで移動した。
小さい頃から、この部屋の音が響き渡る設計になってるのが好きで、よくここでピアノを弾いたり、家族の演奏を聴かせてもらったりしていた。わたくしのお気に入りの部屋の一つでもあるのよね。
義弟はバイオリンの方が得意だけれど、私はピアノが好き。
前世でも学生時代はピアノのレッスンを受けていたりしたので、これはもう性分と言えるかもしれない。
ピアノに近づいて、鍵盤蓋を静かに持ち上げ、屋根を突上棒で押さえる。
そのままの流れで椅子に座り、鍵盤へと手を触れた。
曲は暗譜しているので、譜面台を上げる事はせず、わたくしはそのまま、静かに曲を弾きだし、演奏室に音を響かせていった。
そうして何曲か弾いていると、部屋の時計が13時の針を指しているのに気が付いた。
「久し振りに弾いたものだから、集中しちゃったわね」
このままもう少し弾いててもいいけれど、満足した気持ちの方が強いかな。
もう少し弾いててもいいし、他の所への散策も悪くないわよね。
「さて、と……」
この後はどうしようかしら。
書斎へ本を読みに行く ⇒【59】へ進む
もう少しピアノを弾いている ⇒【78】へ進む
お父様の執務室へ行く ⇒【6】へ進む
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【68】
「わたくし、その様な事はいたしておりません。そもそもわたくしは」
「えぇい、黙れ! そうやってまだ言い逃れするつもりか!! リーリアがこうも泣きながら言ってるであろう! やっていないと証明出来る様な証拠はあるのか!」
「それは……ですか、そもそもわたくしは」
「ハッ!! 語るに落ちたな!! 証拠も無いくせに口先だけで言い逃れしようとは浅ましいにも程がある!!」
「証拠ならありますよ」
「……なに? 誰だ!」
「マティ!?」
証拠を提示せよと言われ、書面等を用意してる訳でもなく、このままではと思った所で、わたくし達のやり取りに入って来たのは、義弟のマティアスだった。
「義姉さまが、そんなくだらない事をやってなく、品行方正に過ごしてたという証拠なら、ここに」
マティはいつの間用意していたのか、厚めの書類を手にしている。
「こちらの書類ですが、義姉さま……義姉である、トルデリーゼ・ルントシュテッドの、この半年間のスケジュール、誰と何をしたかなどの行動をした事が全て記載されております」
「なっ!」
「さて、まずは教科書を破られた先週の件でしたか。
そもそも義姉は、先週も先月も学園に登園しておりません。王妃陛下や宰相様等とお会いしており、ほぼまる一日、執務にずっと携わっておりました。ベルツ男爵令嬢、義姉がどのようにして、あなたをの教科書を破り、池へと突き落としたと言うのでしょうか」
「え、あの、それは……!」
「デタラメを言うな! どうせそんなの捏造した書類なのだろう!!」
「王妃陛下や宰相様にご確認して頂いて結構です。此度の件については、我が家から正式に陛下にもご相談済みですので」
「な、父上に、だと……!?」
陛下の名前に、殿下があからさまに焦り、真っ青になる。
相談を既にしていると思わなかったのでしょうね。
「陛下には元々、殿下が執務を義姉に押し付けて来る事や、お茶会等の約束を守らない、誕生日等に贈り物もなく、こちらから贈っても礼の書状一つない、エスコートもしない等、上げればキリがありませんが、婚約者としての自覚の無い行動に、我が家は疑問を生じておりましたため、ご相談させて頂いておりました。
また、それに加えて、ベルツ男爵令嬢と浮気をされているという、婚約者としてだけでなく、国の王太子としての自覚の無さに、万が一の時の為にと、我が家と陛下での話し合いのもと、義姉及び、殿下とベルツ男爵令嬢へ王家の影の方を付けていただく様お願いしておりました」
「な、影を、付けた……!?」
「え、影をわたくしに!?」
待って、それは初耳だわ。
チラリとマティに目をやると、気が付いたマティが、ニコニコ笑って頷き返してくる。
その頷きは何? 本当は付けてないよの意? 安心してね、の意?
……うん、どのみち考えても判らないし、それを今この場で敢えて聞くのも違うわよねと。
わたくしは一旦、影については考えるのをやめにして、話を聞く事にした。
「ですので、ここ数ヶ月の行動全て影の方々は把握されておりますし、逐一陛下にもご報告されております。義姉が誰と会い、どんな会話をし、どんな行動をしてきたのか。逆に誰に何を言われ、どんな事を言われてきたのかも」
「貴様……!!」
殿下があからさまに焦りだした。
影の行動が、私の行動だけでなく、わたくしが誰に何を言われたか、されたのか。
殿下は、自分達がわたくしに何をしてきたかを分かっているからこそ、焦っているのだろうけれど。
ニッコリ。
マティは、楽しそうに笑みを浮かべると、殿下の隣にきる、ベルツ男爵令嬢へ目を向ける。
「それでも殿下は、ベルツ男爵令嬢の言葉を信じていらっしゃるのでしょう? でしたら、影の方に義姉とベルツ男爵令嬢がどこで会い、どんなやり取りが行われたのか、お伺いすればよろしいだけの事です。影の方々は義姉に忖度する必要は無いのですから。陛下からのご許可があれば、きちんと伝えて頂ける事でしょう」
「……」
「それとも、殿下はベルツ男爵令嬢を信じていらっしゃらないと言うのでしょうか?」
「そんな事は……、そんな訳がないだろう!! 私はリーリアを信じている! なぁ、リーリア!」
「……え、えぇ……」
「……リーリア…………?」
ベルツ男爵令嬢が殿下と目を合わさず、殿下が訝しむ表情になる。あらあら。
「ベルツ男爵令嬢も、義姉が貴女をイジメたとそう仰るのでしたら、口だけではなく、しっかり物的証拠を揃えて、反論すればよろしいだけですよ」
「……」
「おやおや、今度はだんまりを決め込まれるのですか?」
「……ぃ……」
「え?」
「うるさいって言ってんのよ! 何よその王家の影って!! そんなの設定資料集にだってなかったじゃないの!!」
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