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序章

もう僕は驚かないぞ

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『さて、2つ目の特典‥‥‥‥ですかね?うん、多分そうですね。2つ目の特典は‥‥‥賢者です!』
うん、そうだよ。それくらい覚えといて。
ん?賢者?何それ。
『まず、この星には四伝と呼ばれる伝説の勇士達がいます。剣聖、弓聖、聖女、賢者。そして現在賢者は空席です。何故かって聞かれると困るんですけどね。で、まぁその空席があったので、アティス様に就いて貰います。』
おぉー。なんかカッコイイな。厨二病心がくすぐられる。空席の理由は気になるけど、賢者に就くことで何かあるの?
『はい!それは勿論です。まず、魔法が使えます』
魔法?魔術じゃなくて?
この世界で普及しているのは魔法ではなく魔術。
魔法なんて言葉この星ではどの本にも書いていないし、聞いたこともない。どういうことだ?
『まぁ、困惑しますよね。魔法はこの星で言うところの魔術の上位互換です。しかも単なる上位互換では無く、魔術よりも圧倒的な威力がありますね。』
それが使えるって事ね。成程成程。
『あ、後魔法に属性とかはありません。魔術で言う所の全属性です。』
‥‥‥‥‥‥‥‥えぇー!ぜ、全属性?!この世界には16種類の主な属性と大量の細かい属性があるけど、主な属性だと3属性、細かい属性も含めると8属性使えれば国家レベルで獲得争いが起こる。それが全属性?!ヤバイよヤバイよ。
ん?ちょっと待てよ。まずってことは‥‥‥まだ賢者に特性があるのか。
『その通りです。2つ目に世界トップレベルの学力ですね。今はまだ表面化していませんが、やがて賢者としてトップレベルの学力を得られることになると思いますよ。』
 ……………………もう、僕は驚か無いぞ。完全にぶっ壊れだ………
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