兄さんな。『おちんちんカッチカチ病』かもしれない。

もりまる

文字の大きさ
11 / 23
兄さんな。『おちんちんむずむず病』かもしれない。

兄さんな。『おちんちんむずむず病』かもしれない。

しおりを挟む
私にはたった1人の兄さんがいます。



頭脳明晰で冷静沈着ですが、昔から面倒見も良く自慢の兄です。



そんな自慢の兄にも唯一の【弱点】があります。



それはまるで生まれたときからジャングルで育てられた狼少年よりも性知識が乏しいことです。





――ただ、それは兄にとって【弱点】ではありますが、【欠点】とは思いません。





兄も22歳で今年大学卒業です。ここまでどうやって文化的に生きてきたのか。とか野暮な考えは差し引いて、性知識欠乏は兄の魅力といってもいいでしょう。







「花ちゃん。入るよ」





ドアのノック音が三回なり、いつもの兄の声がドア越しに聞こえる。





「どうぞ」







「あぁ、受験勉強中だったか。また後にするよ」





「いえ。休憩中ですから」





兄の事を考えていたら2時間くらい休憩してしまっていました。







「そうか。そうだ花ちゃんそしたらおやつにしよう。糖分は頭の働きを促進させるからな」







「わーい。おやつにしましょう。なにがあるんです?」







「『クイニーアマン』と『ちんすこう』があるぞ」











んー。セクハラか否か審議中です。



どんな常識的で健全な一般人でもこの2つを同時に出されたら、一瞬でも脳裏に類似した下ネタを思い浮かべるでしょう。おそらく性から最も離れた存在『農家のお婆ちゃん』ですら連想してしまうはずです。



入手がその辺では絶妙に難しく、狙わずして純粋にこの2つのお菓子を出してくるだなんて、不可能に近いはず。



ただ、兄さんだ。兄さんに限ってそれを『エロワード』とは認識してないはず。軽い奇跡が起きたのでしょう。





「あ、いただきます」





「あっ冷蔵庫に『マンゴスチン』もあったな」











……はい。アウトです。まだ『クイニーアマン』と『ちんすこう』は下ネタとしては単体。



ただ『マンゴスチン』は二種の下ネタが混ざっています。もはや『セックス』といっても過言ではありません。



ただ兄さんは完全に素。妹だから分かります。前回のダウジングの奇跡くらいのことは起こしてみせるのです。





なので、私も変に意識しては兄さんに心配されてしまいます。





「ほえほえー。それもいただきますぅー」



はい。エロに無頓着なバカ女を演じてみました。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

処理中です...