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第一章
28話:翌日②
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「元恋人がチーム長をしているところだったんです」
悩みを打ち明けてみた。
……しかし、目の前の霧島は特に反応しない。口に紙コップを当てた状態のままだ。
「あの、だからえっと……最近転職してきたんですけど、そしたらチーム長が元彼で……」
自分の説明が分かりにくかったかと思い、ほとんど同じ内容を繰り返そうとした。
「いや面白すぎるでしょ」
急に霧島が喋ったので、聞き間違いかと思った。
「え?」
「そんなことある?」
はじめはあっけらかんと言っていた霧島が、徐々に肩を震わせはじめる。拳で口を覆っているが、笑っている口角がばっちり見えている。
「……霧島さん。これは私の本気の悩みの話ですが」
「ごめんごめん」
なおも肩を震わせている久遠に、怒りを通り越して気が抜けてしまった。
仕方がないので、ひとまずカレーを食べ進める。……美味しい。
「それで?どう悩んでんの」
笑い止んでくれた霧島が聞く。カレーを飲み込み、言葉に悩みながら答えた。
「……別れ方が、あんまり円満ではなかったんです。それ以来だったので気まずくて。私が急にチームに現れてしまって、居心地悪くさせてしまっているなって思うと、本当に申し訳ないし」
「なるほどなー。どっちが悪くて別れたの」
歯に衣着せぬ聞き方が、久遠としてはかえって楽だった。
「私です」
「そうなんだ。浮気でもした?」
「しっしてません!!そんなこと……」
勢いよく顔を上げて否定すると、「あそう?」とさらりと受け止められた。
「じゃあ確かに申し訳ないとか思うか。……向こうはどうなの?久遠と再会して」
いつの間にか呼び方が久遠ちゃんから"久遠"に変わっているが、違和感はなかった。
霧島からそう聞かれて、思い出したのは出社初日の神永だ。少し目を見開いて、すぐにチーム長神永の目に戻った、あの時。
「……『はじめまして』って言ったんです」
「ん?」
「最初会社で会った時、私がなんて言うか迷っていたら、相手は『はじめまして』って言ったんです。……だから……」
「なかったことにしたい、って思ってるって?」
霧島が後を続けてくれたので、こくりと頷いた。
「おー、それは気まずいな。……んでも、向こうがなかったように振る舞うんだったら、久遠も思い切ってそれに舵切ればいんじゃないの?相手としても、自分はなかったことにしたいのに久遠がずっと気まずそうだったらやりづらくないか?」
アドバイスはありがたい。ありがたいのだけれど、そのアイデア、思考は、久遠としても何度も辿ってきた。
「そうなんですけど……。うん、本当にそうですよね」
神永に申し訳ないと思いながら、過去のことを割り切れずにずっとぎこちない自分が二重で嫌だった。迷惑をかけていることが申し訳ないのに、そう思うことで余計に迷惑をかけている。
「難しい?」
久遠の言葉になっていない思いを汲み取ってくれたのか、霧島が尋ねた。久遠は口の端をわずかに上げて、それを肯定の返事とする。
「……どうしても、忘れにくいんです。なんか……たまたまなんですけど、2人でやる仕事がここ数日多くて。それ、に……」
久遠の頭に、試着室での神永や昨日の壁ドンが思い浮かんだ。思い出すだけで顔が赤くなる。
「なんかあったなその顔は」
目ざとい霧島に指さされ、余計に顔が熱くなる。
「何があったか言おうか」
爽やかに口角を上げたまま畳み掛けられ、久遠はどうしたらよいかわからず、ひとまずカレーを一口口に含んだ。
「あ、クルヒリハに逃げた。よこせ」
「あっ、ダメです!」
カレーを取り返されそうになり、久遠も対抗してカレーを守った。これは私のものだ。最後まで食べられないなんてありえない。
「シェフの言うことが聞けないのか」
「こ、これだけは」
カレーの器を奪おうとする霧島の力と守る久遠の手の力が拮抗し、睨み合う。しかし霧島が先にふっと眼力を抜き、手も離してくれた。手は、離す前に「離すぞ」と言ってくれたので、カレーを飛び散らすような悲惨な事態に陥らずに済んだ。
「まあ言えないこともあるよな。……シラフじゃ」
「え」
久遠が怯むと、霧島はにやりと笑う。
「俺前も言ったけど、バーの間借りでご飯屋さんやってんだ。久遠、今度おいで。お酒ご馳走してあげるよ」
悪魔のような誘いに、久遠は体ごと引く。「い、いや……」と苦笑いで霧島の顔色を伺うが、霧島はますます楽しそうな笑みになる。
正直、お店で出しているという霧島の料理は食べてみたい。お酒と合わせて頂くというのも、オフィスのキッチンカーでは出来ないことだ。お店への誘い自体は大変魅力的だが、それと引替えに自己開示を求められているのが難点だ。
その葛藤に悩み、久遠は視線を泳がせる。
そうしていると、霧島と久遠が座っているテーブル席の周りではこんなに忙しそうに人々が歩いていたのかと今さら気づいた。このキッチンカーで過ごす時間は不思議なもので、ゆったりとした時が流れているらしい。久遠のサードプレイスとして、やっぱり明らかにリラックスさせてくれている。
あまりにゆったりした時を過ごしすぎなのではないかと急に不安になり、腕時計を見た。時刻は昼休み終了まで20分前の時刻をさしていて、十分な時間が残されていることに安堵する。
「元彼ってカッコいいの?気になるな、久遠がどんな人が好きだったのか」
霧島の質問は続き、崖でじりじり追い詰められているような気分になってくる。
「いや……どうでしょう。ご想像におまかせしたいです」
霧島の視線から逃げるように視線を外した。
――すると、目を疑った。
遠くに見えるオフィスの出入口から、ちょうど、神永が出てくるところが見えた。
本当に神永か、見間違いでないかを無意識に確認してしようとして、凝視してしまう。
「どした」
霧島に聞かれてはっと我に返る。
「あ、いえ」
「あ。もしかして、いた?」
また霧島に指をさされる。言い当てられたことに驚いて何も言えずにいたら、肯定と判断されてしまった。
「えどこどこ見たい」
霧島が身を乗り出そうとするので慌てて宥める。
「いっ、見なくていいですから!」
「どこだよ、どれ?」
幸運なことに、霧島の角度からは、キッチンカーが障壁となって神永の姿は見えないようだ。しかし身を乗り出されてしまうと見えるかもしれないので、ぜひ座っていただきたい。
そうしている間に、ふと神永と目が合ったような気がした。
気のせいかもしれない。だけど、モデルのような等身がこちらを向いていたような気がした。
久遠の体に緊張が走ったのは一瞬で、すぐに神永はコンビニがある方向へ消えていき、久遠からも見えなくなった。
「あーあ見逃した。残念」
霧島は諦めてどかりと椅子に腰を下ろし、久遠を責めるように睨んだ。
「み、見なくてもいいじゃないですか、別に」
「当たり前に気になるだろ」
霧島が不満そうに口を尖らせる。
久遠は、守りきったカレーの器を両手で包み込むように持ちながら、小さく首をすくめた。
「……見ても、面白いことなんて何もないですよ。偶像のままでお願いします」
「うーん……元カレ上司ってだけで十分面白いから、満足しとくか」
霧島は笑いながら言う。
その飄々とした軽さに救われる反面、胸の奥でかすかに波が立つ。
さっき、本当に目が合ったんだろうか。
自分の勘違いかもしれない。ただ視線が流れた瞬間に、神永がこちらを向いているように見えただけかもしれない。
久遠が黙ったのを見て、霧島が久遠の顔を覗き込む。
「なに顔赤くしてんの」
「してません!!」
即答すると、霧島はくく、と喉の奥で笑った。
「はいはい。じゃ、今日はこれで終わりな。悩みはまた聞いてやるよ。……ワイン浴びるように飲ませるか……」
「飲みません」
わざとらしくため息をついた霧島に軽く睨み返し、時計を見る。昼休みの残りはあと10分。
「戻らなきゃ……」
席を立ちながら、久遠は紙コップと容器を返し、霧島に頭を下げた。
「ごちそうさまでした。本当に美味しかったです。く、くる……クルヒリハ」
「おう。またすぐ来いよ」
軽い声に押されるように歩き出す。
……やっぱり、霧島さんの前だと気が緩むな。
そんなことを思いながら、久遠はビルの自動ドアへと戻っていった。
悩みを打ち明けてみた。
……しかし、目の前の霧島は特に反応しない。口に紙コップを当てた状態のままだ。
「あの、だからえっと……最近転職してきたんですけど、そしたらチーム長が元彼で……」
自分の説明が分かりにくかったかと思い、ほとんど同じ内容を繰り返そうとした。
「いや面白すぎるでしょ」
急に霧島が喋ったので、聞き間違いかと思った。
「え?」
「そんなことある?」
はじめはあっけらかんと言っていた霧島が、徐々に肩を震わせはじめる。拳で口を覆っているが、笑っている口角がばっちり見えている。
「……霧島さん。これは私の本気の悩みの話ですが」
「ごめんごめん」
なおも肩を震わせている久遠に、怒りを通り越して気が抜けてしまった。
仕方がないので、ひとまずカレーを食べ進める。……美味しい。
「それで?どう悩んでんの」
笑い止んでくれた霧島が聞く。カレーを飲み込み、言葉に悩みながら答えた。
「……別れ方が、あんまり円満ではなかったんです。それ以来だったので気まずくて。私が急にチームに現れてしまって、居心地悪くさせてしまっているなって思うと、本当に申し訳ないし」
「なるほどなー。どっちが悪くて別れたの」
歯に衣着せぬ聞き方が、久遠としてはかえって楽だった。
「私です」
「そうなんだ。浮気でもした?」
「しっしてません!!そんなこと……」
勢いよく顔を上げて否定すると、「あそう?」とさらりと受け止められた。
「じゃあ確かに申し訳ないとか思うか。……向こうはどうなの?久遠と再会して」
いつの間にか呼び方が久遠ちゃんから"久遠"に変わっているが、違和感はなかった。
霧島からそう聞かれて、思い出したのは出社初日の神永だ。少し目を見開いて、すぐにチーム長神永の目に戻った、あの時。
「……『はじめまして』って言ったんです」
「ん?」
「最初会社で会った時、私がなんて言うか迷っていたら、相手は『はじめまして』って言ったんです。……だから……」
「なかったことにしたい、って思ってるって?」
霧島が後を続けてくれたので、こくりと頷いた。
「おー、それは気まずいな。……んでも、向こうがなかったように振る舞うんだったら、久遠も思い切ってそれに舵切ればいんじゃないの?相手としても、自分はなかったことにしたいのに久遠がずっと気まずそうだったらやりづらくないか?」
アドバイスはありがたい。ありがたいのだけれど、そのアイデア、思考は、久遠としても何度も辿ってきた。
「そうなんですけど……。うん、本当にそうですよね」
神永に申し訳ないと思いながら、過去のことを割り切れずにずっとぎこちない自分が二重で嫌だった。迷惑をかけていることが申し訳ないのに、そう思うことで余計に迷惑をかけている。
「難しい?」
久遠の言葉になっていない思いを汲み取ってくれたのか、霧島が尋ねた。久遠は口の端をわずかに上げて、それを肯定の返事とする。
「……どうしても、忘れにくいんです。なんか……たまたまなんですけど、2人でやる仕事がここ数日多くて。それ、に……」
久遠の頭に、試着室での神永や昨日の壁ドンが思い浮かんだ。思い出すだけで顔が赤くなる。
「なんかあったなその顔は」
目ざとい霧島に指さされ、余計に顔が熱くなる。
「何があったか言おうか」
爽やかに口角を上げたまま畳み掛けられ、久遠はどうしたらよいかわからず、ひとまずカレーを一口口に含んだ。
「あ、クルヒリハに逃げた。よこせ」
「あっ、ダメです!」
カレーを取り返されそうになり、久遠も対抗してカレーを守った。これは私のものだ。最後まで食べられないなんてありえない。
「シェフの言うことが聞けないのか」
「こ、これだけは」
カレーの器を奪おうとする霧島の力と守る久遠の手の力が拮抗し、睨み合う。しかし霧島が先にふっと眼力を抜き、手も離してくれた。手は、離す前に「離すぞ」と言ってくれたので、カレーを飛び散らすような悲惨な事態に陥らずに済んだ。
「まあ言えないこともあるよな。……シラフじゃ」
「え」
久遠が怯むと、霧島はにやりと笑う。
「俺前も言ったけど、バーの間借りでご飯屋さんやってんだ。久遠、今度おいで。お酒ご馳走してあげるよ」
悪魔のような誘いに、久遠は体ごと引く。「い、いや……」と苦笑いで霧島の顔色を伺うが、霧島はますます楽しそうな笑みになる。
正直、お店で出しているという霧島の料理は食べてみたい。お酒と合わせて頂くというのも、オフィスのキッチンカーでは出来ないことだ。お店への誘い自体は大変魅力的だが、それと引替えに自己開示を求められているのが難点だ。
その葛藤に悩み、久遠は視線を泳がせる。
そうしていると、霧島と久遠が座っているテーブル席の周りではこんなに忙しそうに人々が歩いていたのかと今さら気づいた。このキッチンカーで過ごす時間は不思議なもので、ゆったりとした時が流れているらしい。久遠のサードプレイスとして、やっぱり明らかにリラックスさせてくれている。
あまりにゆったりした時を過ごしすぎなのではないかと急に不安になり、腕時計を見た。時刻は昼休み終了まで20分前の時刻をさしていて、十分な時間が残されていることに安堵する。
「元彼ってカッコいいの?気になるな、久遠がどんな人が好きだったのか」
霧島の質問は続き、崖でじりじり追い詰められているような気分になってくる。
「いや……どうでしょう。ご想像におまかせしたいです」
霧島の視線から逃げるように視線を外した。
――すると、目を疑った。
遠くに見えるオフィスの出入口から、ちょうど、神永が出てくるところが見えた。
本当に神永か、見間違いでないかを無意識に確認してしようとして、凝視してしまう。
「どした」
霧島に聞かれてはっと我に返る。
「あ、いえ」
「あ。もしかして、いた?」
また霧島に指をさされる。言い当てられたことに驚いて何も言えずにいたら、肯定と判断されてしまった。
「えどこどこ見たい」
霧島が身を乗り出そうとするので慌てて宥める。
「いっ、見なくていいですから!」
「どこだよ、どれ?」
幸運なことに、霧島の角度からは、キッチンカーが障壁となって神永の姿は見えないようだ。しかし身を乗り出されてしまうと見えるかもしれないので、ぜひ座っていただきたい。
そうしている間に、ふと神永と目が合ったような気がした。
気のせいかもしれない。だけど、モデルのような等身がこちらを向いていたような気がした。
久遠の体に緊張が走ったのは一瞬で、すぐに神永はコンビニがある方向へ消えていき、久遠からも見えなくなった。
「あーあ見逃した。残念」
霧島は諦めてどかりと椅子に腰を下ろし、久遠を責めるように睨んだ。
「み、見なくてもいいじゃないですか、別に」
「当たり前に気になるだろ」
霧島が不満そうに口を尖らせる。
久遠は、守りきったカレーの器を両手で包み込むように持ちながら、小さく首をすくめた。
「……見ても、面白いことなんて何もないですよ。偶像のままでお願いします」
「うーん……元カレ上司ってだけで十分面白いから、満足しとくか」
霧島は笑いながら言う。
その飄々とした軽さに救われる反面、胸の奥でかすかに波が立つ。
さっき、本当に目が合ったんだろうか。
自分の勘違いかもしれない。ただ視線が流れた瞬間に、神永がこちらを向いているように見えただけかもしれない。
久遠が黙ったのを見て、霧島が久遠の顔を覗き込む。
「なに顔赤くしてんの」
「してません!!」
即答すると、霧島はくく、と喉の奥で笑った。
「はいはい。じゃ、今日はこれで終わりな。悩みはまた聞いてやるよ。……ワイン浴びるように飲ませるか……」
「飲みません」
わざとらしくため息をついた霧島に軽く睨み返し、時計を見る。昼休みの残りはあと10分。
「戻らなきゃ……」
席を立ちながら、久遠は紙コップと容器を返し、霧島に頭を下げた。
「ごちそうさまでした。本当に美味しかったです。く、くる……クルヒリハ」
「おう。またすぐ来いよ」
軽い声に押されるように歩き出す。
……やっぱり、霧島さんの前だと気が緩むな。
そんなことを思いながら、久遠はビルの自動ドアへと戻っていった。
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