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第二章
95話:霧島への報告③
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そのあとは何品かオーダーし、神永と2人で、時折霧島を混じえておしゃべりを楽しんだ。
霧島の絶品料理のおかげで、ワインも進む。神永はアルコールで頬がほんのり赤くなるんだなと、やっと彼の顔を堂々と観察できるようになった立場で再確認する。
「でも……なんであんなに、応援してくれたんですか?私なんて急に現れた、ただの派遣社員なのに」
最後の料理を食べ終え、食後の余韻に浸っていた頃。久遠はふとした疑問を霧島に投げかけた。来店時と比べて客も引いており、霧島も今は手が空いているようだ。
彼は確かに優しい人だけれど、それにしたってサポーティブすぎた。神永と久遠の馴れ初めや破局の経緯を聴いてくれ、さらには久遠の短所までフィードバックしてくれたのだ。久遠と霧島が数年来の友人ならまだしも、たった1ヶ月の仲ですらなかったのに。
「なんでって……なんでかな。久遠が可愛いから?」
硬いものすら突き通す、鋭利な氷柱のような視線に気づきながらも、霧島は笑いながら話す。
「だって久遠、絶対なんか勘違いしてんのに、いっつも必死そうで」
必死そうと振り返られると恥ずかしい。
「単純に俺がもどかしかったんだよ。俺から見れば、明らかにどっちも引き摺ってんのに、なーんでかくっつかない2人見て、様子見てあげよっかなって」
片方の口角を上げた霧島に、神永と交互に指を指される。
「そうだったんですか……」
グラスに口をつけ、1口ちびりと飲む。
霧島からしたら、神永と久遠はもどかしい状態だったのか。……いつからなんだろう。霧島視点での我々2人の様子を、久遠も見てみたいと思った。
「じゃあ霧島は、俺が久遠のこと好きだって分かってて、わざと仲良くしたんだ。エレベーターで、わざわざ、顔くっつけて」
ため息混じりに神永が言うので、霧島はしてやったりという顔で笑みを深めた。
「うわーほんとねちっこいなお前。あん時ね~。でもまぁそうだよ。あん時のお前の顔ほんと面白くて。能面みたいなのに殺気あって、このまま暗殺されるんじゃないかなーと思ってた」
あっけらかんと言う霧島が面白いが、久遠にはなんのことだかいまいち分からない。
「ま、純粋に、2人にお節介したかったんだよ。多分、言うなれば2人は俺の推しカプだったから」
「推しカプ?」
霧島の口から意外なワードが出てきてつい笑ってしまう。
「うん。高校ん時さ、屋上から、可愛いのがいるなぁ~って見てたわけよ。……あ、2人まとめて、カップル自体がね??そんな怖い顔すんなよ神永。……んだから……今になって再会したって聞いて、でなんかどえらい気まずそうで。あんなに微笑ましかったのにもったいねぇなーって思って、老婆心が働いたわけよ」
「老婆心か」
神永くんはそう言って、少しだけ毒気の抜けた顔でワインを飲み干した。 そしてグラスを置くと、霧島に向き直る。
「実際、感謝してるんだ。久遠から、久遠がどうやって霧島に支えられてきたのか聞いた。色々思うところはあるけど……本当に感謝してる」
神永が真っ直ぐ霧島を目を見て伝えた。
彼の言葉の重みが、隣にいる久遠にも伝わってくる。霧島に変な敵対心を持ってはいても、今夜霧島に会いに行きたいと言い始めたのは彼だ。この場で濁さずに真っ直ぐ感謝を伝える姿が、とても彼らしいと思った。
神永のいつになく真剣な姿勢に、霧島は一瞬呆気にとられていたが、すぐにいつもの不敵な笑みに戻った。
そして、霧島は「ナイスプレーだろ」と得意げに言ってのけ、空になった2人のグラスに今度はデザートワインを少量ずつ注いでくれた。
「色々昔話も聞いたけど、神永、次久遠泣かせたら、今度こそ奪っちゃおうかな」
神永を揶揄うことの味をしめた霧島に、神永は敢えて表情を崩さない。
「寝言は寝て言って」
即座に言い捨てると、神永はカウンターの下で私の手をぐい、と自分の方へ引き寄せた。指と指が絡まり、逃げられないように強く握られる。その手の熱さに、久遠の心臓はまた大きく跳ねた。
「奪う隙なんて、誰にも一生与えないよ」
平然とワインを煽る神永の横顔が、あまりに格好良くて、心臓の音が耳元までうるさく響く。
久遠の身体の緊張でカウンターの下の2人の秘事がバレたのか、霧島は鼻で笑った。そして、ふと思い出したように顔色を変えた。
「で、ありすのことはどうなったのよ」
ビストロの賑やかな喧騒が、その名前が出た瞬間に、3人の周りだけふっと温度を下げたような気がした。
久遠は、これまでに起きたこと――社内メールでの画像流出、自分が犯人扱いされている現状、そして今朝の神永との会話で繋がった8年前の真実について、言葉を選びながら丁寧に説明した。
話を聞き終えた霧島さんは、深く吐き出した溜息とともに「……思ってたよりやべぇ奴だったな」と呆れたように首を振る。
「画像流出の件についても、有須本人も何か知っていることがあるんじゃないかって俺は思ってる。だから、一度直接話を聞きに行きたくて」
神永が、グラスの底に残った琥珀色を見つめたまま静かに口を開いた。その瞳には、仕事中とはまた違う冷徹な光が宿っている。
「でも……ありすさん、今は出勤してないよね?」
久遠が不安げに尋ねると、神永は視線を上げて久遠を捉えた。
「うん。だからもう、家凸?」
神永一織の口から、およそ似つかわしくないネット用語が飛び出してつい笑いそうになるが、事態は笑えるものじゃない。
「え、あ、危なくないですか……?危なくない?」
つい出てしまう敬語を訂正しつつ、神永の顔色を窺う。
神永がありすの家に行くなんて、彼が火事になっている建物に飛び込むのを見送るくらい、嫌な気持ちがする。
「久遠。俺、男だよ?」
神永は困ったように笑うけれど、久遠の不安は消えなかった。
「でも……窮地に立たされた人って何するか分からないし……もし一織くんに何かあったら、私……」
8年前の裏工作が、今になって最愛の相手に露見したのだ。あの人形のように愛らしい笑顔の裏に、常軌を逸した執念を秘めていた彼女。その化けの皮が剥がれた時、どんな牙を剥くか分かったものではない。たとえ相手が最愛の相手本人であっても、愛が憎悪に転じてしまう可能性だってある、それを考えれば、やはり神永には行ってほしくなかった。
「でもね久遠。流出の真犯人が分からない限り、久遠が今までみたいにはネクサイユで仕事できなくなるかもしれないでしょ。俺は、久遠にとって嫌な状況は全部取り除きたいんだ」
真っ直ぐに目を見て言われ、胸がいっぱいになる。その気持ちは嬉しい、嬉しいけど、でも――。
「あ、じゃあ俺も行こうか?」
霧島が、まるで明日のランチの献立でも決めるような軽さで提案した。
「「え?」」
神永と久遠の声が綺麗に重なる。
「神永が一人で行くんじゃ久遠も心配だろ。したら俺が行くよ。男2人なら、さすがに数年執着女だろうと安心じゃん」
霧島もありすとはある程度交友関係を持っていたはずだが、何のためらいもなく"数年執着女"呼ばわりに変更されている。
「えぇ……」
「月曜なら、日中キッチンカーやってるだけで夜は何の予定も入ってないし。それにさ……」
霧島さんはニヤリと不敵な笑みを浮かべ、カウンターを指先でトントンと叩いた。
「ここまで首突っ込んだんだ。ありすを詰める場面まで見届けたいだろ、俺も」
……さすが、好奇心の赴くままに言葉の通じない国までひとっ飛びしてしまう男だ。
霧島からしたら他人事な上に自分にも危害が及ぶかもしれない事態にここまで関わろうとすることができるのは、霧島が持っている優しさだけじゃなく、彼が持つ高い行動力と野次馬根性にも由来するのだろう。
そんな霧島の視線を受け、神永も頷く。
「助かるよ。また連絡する」
霧島の絶品料理のおかげで、ワインも進む。神永はアルコールで頬がほんのり赤くなるんだなと、やっと彼の顔を堂々と観察できるようになった立場で再確認する。
「でも……なんであんなに、応援してくれたんですか?私なんて急に現れた、ただの派遣社員なのに」
最後の料理を食べ終え、食後の余韻に浸っていた頃。久遠はふとした疑問を霧島に投げかけた。来店時と比べて客も引いており、霧島も今は手が空いているようだ。
彼は確かに優しい人だけれど、それにしたってサポーティブすぎた。神永と久遠の馴れ初めや破局の経緯を聴いてくれ、さらには久遠の短所までフィードバックしてくれたのだ。久遠と霧島が数年来の友人ならまだしも、たった1ヶ月の仲ですらなかったのに。
「なんでって……なんでかな。久遠が可愛いから?」
硬いものすら突き通す、鋭利な氷柱のような視線に気づきながらも、霧島は笑いながら話す。
「だって久遠、絶対なんか勘違いしてんのに、いっつも必死そうで」
必死そうと振り返られると恥ずかしい。
「単純に俺がもどかしかったんだよ。俺から見れば、明らかにどっちも引き摺ってんのに、なーんでかくっつかない2人見て、様子見てあげよっかなって」
片方の口角を上げた霧島に、神永と交互に指を指される。
「そうだったんですか……」
グラスに口をつけ、1口ちびりと飲む。
霧島からしたら、神永と久遠はもどかしい状態だったのか。……いつからなんだろう。霧島視点での我々2人の様子を、久遠も見てみたいと思った。
「じゃあ霧島は、俺が久遠のこと好きだって分かってて、わざと仲良くしたんだ。エレベーターで、わざわざ、顔くっつけて」
ため息混じりに神永が言うので、霧島はしてやったりという顔で笑みを深めた。
「うわーほんとねちっこいなお前。あん時ね~。でもまぁそうだよ。あん時のお前の顔ほんと面白くて。能面みたいなのに殺気あって、このまま暗殺されるんじゃないかなーと思ってた」
あっけらかんと言う霧島が面白いが、久遠にはなんのことだかいまいち分からない。
「ま、純粋に、2人にお節介したかったんだよ。多分、言うなれば2人は俺の推しカプだったから」
「推しカプ?」
霧島の口から意外なワードが出てきてつい笑ってしまう。
「うん。高校ん時さ、屋上から、可愛いのがいるなぁ~って見てたわけよ。……あ、2人まとめて、カップル自体がね??そんな怖い顔すんなよ神永。……んだから……今になって再会したって聞いて、でなんかどえらい気まずそうで。あんなに微笑ましかったのにもったいねぇなーって思って、老婆心が働いたわけよ」
「老婆心か」
神永くんはそう言って、少しだけ毒気の抜けた顔でワインを飲み干した。 そしてグラスを置くと、霧島に向き直る。
「実際、感謝してるんだ。久遠から、久遠がどうやって霧島に支えられてきたのか聞いた。色々思うところはあるけど……本当に感謝してる」
神永が真っ直ぐ霧島を目を見て伝えた。
彼の言葉の重みが、隣にいる久遠にも伝わってくる。霧島に変な敵対心を持ってはいても、今夜霧島に会いに行きたいと言い始めたのは彼だ。この場で濁さずに真っ直ぐ感謝を伝える姿が、とても彼らしいと思った。
神永のいつになく真剣な姿勢に、霧島は一瞬呆気にとられていたが、すぐにいつもの不敵な笑みに戻った。
そして、霧島は「ナイスプレーだろ」と得意げに言ってのけ、空になった2人のグラスに今度はデザートワインを少量ずつ注いでくれた。
「色々昔話も聞いたけど、神永、次久遠泣かせたら、今度こそ奪っちゃおうかな」
神永を揶揄うことの味をしめた霧島に、神永は敢えて表情を崩さない。
「寝言は寝て言って」
即座に言い捨てると、神永はカウンターの下で私の手をぐい、と自分の方へ引き寄せた。指と指が絡まり、逃げられないように強く握られる。その手の熱さに、久遠の心臓はまた大きく跳ねた。
「奪う隙なんて、誰にも一生与えないよ」
平然とワインを煽る神永の横顔が、あまりに格好良くて、心臓の音が耳元までうるさく響く。
久遠の身体の緊張でカウンターの下の2人の秘事がバレたのか、霧島は鼻で笑った。そして、ふと思い出したように顔色を変えた。
「で、ありすのことはどうなったのよ」
ビストロの賑やかな喧騒が、その名前が出た瞬間に、3人の周りだけふっと温度を下げたような気がした。
久遠は、これまでに起きたこと――社内メールでの画像流出、自分が犯人扱いされている現状、そして今朝の神永との会話で繋がった8年前の真実について、言葉を選びながら丁寧に説明した。
話を聞き終えた霧島さんは、深く吐き出した溜息とともに「……思ってたよりやべぇ奴だったな」と呆れたように首を振る。
「画像流出の件についても、有須本人も何か知っていることがあるんじゃないかって俺は思ってる。だから、一度直接話を聞きに行きたくて」
神永が、グラスの底に残った琥珀色を見つめたまま静かに口を開いた。その瞳には、仕事中とはまた違う冷徹な光が宿っている。
「でも……ありすさん、今は出勤してないよね?」
久遠が不安げに尋ねると、神永は視線を上げて久遠を捉えた。
「うん。だからもう、家凸?」
神永一織の口から、およそ似つかわしくないネット用語が飛び出してつい笑いそうになるが、事態は笑えるものじゃない。
「え、あ、危なくないですか……?危なくない?」
つい出てしまう敬語を訂正しつつ、神永の顔色を窺う。
神永がありすの家に行くなんて、彼が火事になっている建物に飛び込むのを見送るくらい、嫌な気持ちがする。
「久遠。俺、男だよ?」
神永は困ったように笑うけれど、久遠の不安は消えなかった。
「でも……窮地に立たされた人って何するか分からないし……もし一織くんに何かあったら、私……」
8年前の裏工作が、今になって最愛の相手に露見したのだ。あの人形のように愛らしい笑顔の裏に、常軌を逸した執念を秘めていた彼女。その化けの皮が剥がれた時、どんな牙を剥くか分かったものではない。たとえ相手が最愛の相手本人であっても、愛が憎悪に転じてしまう可能性だってある、それを考えれば、やはり神永には行ってほしくなかった。
「でもね久遠。流出の真犯人が分からない限り、久遠が今までみたいにはネクサイユで仕事できなくなるかもしれないでしょ。俺は、久遠にとって嫌な状況は全部取り除きたいんだ」
真っ直ぐに目を見て言われ、胸がいっぱいになる。その気持ちは嬉しい、嬉しいけど、でも――。
「あ、じゃあ俺も行こうか?」
霧島が、まるで明日のランチの献立でも決めるような軽さで提案した。
「「え?」」
神永と久遠の声が綺麗に重なる。
「神永が一人で行くんじゃ久遠も心配だろ。したら俺が行くよ。男2人なら、さすがに数年執着女だろうと安心じゃん」
霧島もありすとはある程度交友関係を持っていたはずだが、何のためらいもなく"数年執着女"呼ばわりに変更されている。
「えぇ……」
「月曜なら、日中キッチンカーやってるだけで夜は何の予定も入ってないし。それにさ……」
霧島さんはニヤリと不敵な笑みを浮かべ、カウンターを指先でトントンと叩いた。
「ここまで首突っ込んだんだ。ありすを詰める場面まで見届けたいだろ、俺も」
……さすが、好奇心の赴くままに言葉の通じない国までひとっ飛びしてしまう男だ。
霧島からしたら他人事な上に自分にも危害が及ぶかもしれない事態にここまで関わろうとすることができるのは、霧島が持っている優しさだけじゃなく、彼が持つ高い行動力と野次馬根性にも由来するのだろう。
そんな霧島の視線を受け、神永も頷く。
「助かるよ。また連絡する」
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