氷の王子様と微笑みの男装令嬢

芯夜

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第二章 王立学院中等部一年生

109 パーティーの後③

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Side:アシェル13歳 冬



「アシェル様、アークエイド様。朝でございます。お目覚めになってくださいませ。」

イザベルの良く通る声が聞こえてきて意識が浮上する。
それと同時に、アークエイドの腕の重たさも感じる。

「ん……おはよ、ベル……。」

「おはよう、イザベル。アシェもおはよう。」

まだうとうとしているアシェルの頬に、チュッとキスが降ってくる。

アークエイドがおはようのキスをくれたのだと分かるが、まだ眠たいしこの温かくて寝心地の良い場所から出たくない。

「……んぅ、もう少しだけ……。」

アークエイドの胸の中へすり寄るようなアシェルの動きに、アークエイドの頬が染まる。
寝起きにこんな甘えるような姿を見せてくれたのは初めてだ。

「アシェが可愛すぎる……。いつもスッと起きるから、寝惚けたアシェの姿は貴重だな。」

「朝っぱらからイチャつかないで下さいませ。アシェル様、もう起きられませんと、朝食に間に合いませんよ。仮眠と思っていたので、30分前に起こしに来たんですから。……この様子だと、アレリオン義兄様とアルフォード義兄様の部屋も難儀してそうだわ。」

イザベルがはぁ、と大きな溜め息を吐いた。

それぞれ専属で付いてる侍女や侍従は、主が仮眠を取っているだけだと思っていた。
支度としては少し時間に余裕はあるものの、ギリギリなタイムスケジュールで起こしに来ているのが、この30分前だ。

普段は寝起きの良い主達だが、それは平常時だ。
寝不足気味の時はとても寝起きが悪い。四人ともだ。

アシェルが寝ているので、アベルは仮眠か起きているだろうとイザベルにも予想がつく。
同じように主を起こすのに難儀しているであろう二人の侍従に、そっと心の中でエールを送った。

「ごはん、いぃ……まだねたい……。」

「アシェル様の為に皆様集まってるんです。お昼寝でしたらして下さって構いませんので。アークエイド様もきっと付き合ってくれますから。さぁ、起きてください。というよりも、アークエイド様。アシェル様を抱えて出てきてもらえますか?」

「良いのか?」

「そうでもしないと起きませんので。」

イザベルに促されたアークエイドが、軟体動物のようにぐにゃりと力の抜けているアシェルを抱き起こして寝台から出てくる。

「どうしたらいい?」

「お着替えをさせますので、脇を抱えて立たせておいてください。違う場所を持って欲しい時は指示しますので。アシェル様の裸はご覧になったことがありますよね?観て頂いても、眼を閉じていて頂いても結構です。起きないアシェル様が悪いので。」

アークエイドを顎で使いながら、イザベルはささっと着替えを用意する。

今日はズボンだが、胸潰しは無しでブラジャーを装着させる。
アシェルが女であることは知られているので、わざわざ胸潰しを付けさせる必要はない。
それは邸を出る前につければいい。

アークエイドが支えるアシェルの上半身を剥き、下着とシャツを着せてボタンを留め、ズボンを履き替えさせる。
靴下と靴を履かせて、あとはアシェルが起きてから上着を着せればいい。

パパッと手早くと着替えさせたイザベルは、一先ず安堵する。

「ありがとうございました。あとはソファに座らせておいてくださいませ。後程御髪を整えますので。アークエイド様の準備のお手伝いをしましょうか?」

「洗面台を借りる。着替えは自分でするが、髪だけ頼んでも良いか?」

「承りました。でしたら、先にアシェル様の御髪を整えてしまいますね。」

イザベルはソファにもたれさせて座らされたアシェルの髪の毛に取り掛かる。

その間にアークエイドは顔を洗って、しっかりと着替えてアシェルの隣に腰掛けた。

アークエイドの髪の毛を仕上げている間に、アシェルはこっくりこっくり船をこいでいたのだが、少しずつ頭の揺れが落ち着いてきた。

「……んと……着替え……終ってる…?」

「おはようございます、アシェル様。お目覚めになりましたか?お顔を拭いてくださいませ。」

イザベルが冷たく湿らせたタオルをアシェルに手渡すと、寝惚け眼ながらごしごしと顔を拭き始めた。
そしてタオルにしばし顔を埋め、動かなくなる。

「おはよう、ベル、アーク。手間かけてごめん、寝惚けてたよね。」

しっかりと顔を拭いてタオルから顔を上げたアシェルは、ようやくスッキリと目覚めた。

イザベルはタオルを受け取り時計を確認する。

「アークエイド様のお陰で、思っていたよりも早く準備が整いました。7時45分ですが、食堂に向かわれますか?」

「うん。僕は……あとは上着を着るだけ、であってる?」

「はい。アークエイド様の準備もできております。」

「アークもごめんね。寝た時間は一緒なのに申し訳ない。」

「いや、俺としてはとてもいい朝だった。」

隣に着替えて座っているアークエイドは嬉しそうに破顔し、アシェルの耳に頬に唇にキスの雨を降らせる。
気のせいじゃなければかなり上機嫌だ。

アークエイドと二人で連れ添って食堂へ向かうと、アベルと国王夫妻、テイル一家とロバートが着席していた。

朝の挨拶を交わして、いつものメイディー邸よりかなり賑やかな朝ご飯のため、いつもとは違う席に座る。
アシェルの隣はアレリオンとメルティーではなく、アークエイドとリリアーデだ。

時間が近づくにつれ、食堂には続々と人が増えていく。

メアリーも今日は嫌な色の混じっていない瞳だ。
相変わらず朝の挨拶をして終わりで、あまり喋らないのだが。

食事の開始予定時刻前ギリギリの時間に、アレリオンとアルフォードもやってきた。

エリックとアイザックが心なしか疲れた表情をしているので、なんとか間に合わせたのだろう。
アシェルもアークエイドがいなければ、イザベルに疲れた表情をさせていたかもしれない。

全員の着席を確認してアベルが口を開く。

「皆様、昨日はゆっくりお休みいただけましたか?朝食の後は、お帰りになる場合はお声がけください。馬車を出させますので。庭をご覧になる場合は使用人に声を掛けていただければ、ご自由に見て貰って構いません。では、朝食にしましょう。いただきます。」

アベルの後に、全員で「いただきます。」といって食事に手を付け始める。

アシェルはいつものように、アークエイドのお皿のものからだ。
少しずつ食べ、許可を出す。

それが計四か所で行われる。

「流石に自分の家で出した食事くらい、良いんじゃないのか?」

こっそりとアークエイドに言われるが、全員が味見をしているのは同じ理由からだ。

「自分で作ったり信用できる使用人が準備したなら良いけど、邸には沢山の人の出入りがあるからね。いくら自分の家でも安心はできないよ。アークだって、お城で出た食べ物に毒が混入してたりするでしょ?それと一緒。」

「それは……まぁ、そうだが。」

「言ったでしょう。メイディーは過保護だって。今日ばかりはアルも毒見を止めてくれなかったわ。必要ないって言ってるのに。」

アークエイドの隣に座っているアビゲイルが呆れたように言い、そのさらに奥のアルフォードが困ったように口を開く。

「必要ないわけないだろ。学院と違って、今日はこれだけ人も揃ってて席順だって決まってるんだ。何かあってからじゃ遅いんだぞ。学院では、俺が食券を出してるから味見してないだけだからな?」

「分かってるわよ。でも、やっぱり過保護だわ。いくらアークがアシェルのことを好きと言っても、貴族令嬢の部屋に泊らせるなんて思わなかったしね。誰も反対しないんだもの。わたくしの部屋に泊めてあげたほうが良かったかしらと思うけれど、多分アルもアシェルも反対したでしょう?」

ちょっぴり頬を膨らませたアビゲイルが、朝食をつつきながら昨夜の部屋割りについて話す。

「まぁ、俺はアビーが隣にいるなら別に構わなかったけど。」

「そうなると、僕がアル兄様と寝ることになってた……というより、どっちかはソファですね。同じ場所から探査魔法サーチを使うと干渉しやすいんで、ちょっと離れてた方が良いんですよね。」

実際にアークエイドがアビゲイルと同じ部屋に泊まった場合の例を出すと、アークエイドとアビゲイルが揃って渋面を作る。

「わたくしもアークも同じ場所に居るのだから、どちらか片方が警戒していれば良いんじゃなくて?」

「それは嫌だ。」

「それは嫌です。」

若干食い気味にアルフォードもアシェルも言い切った。

「アシェの腕を信用してないわけじゃないが、自分で観てないと安心できない。昨日は父上に寝ろって言われたから、途中でやめたけどな。」

「僕もアル兄様と一緒です。自分で観てなきゃ安心できません。お父様が寝なさいって言わなかったら、朝まで観てるつもりでしたし。」

「夜にメイディー卿が部屋に伺ったの?」

アビゲイルの尤もな質問に答えたのは、アシェルから話を聞いていたアークエイドだった。

「部屋には来てない。探査魔法サーチに使ってる魔力でのやり取りだ。多分、次兄の方もそうだろう。」

「それを知ってるってことは、アークエイド殿下も起きてたのか?アシェが起きてたのは知ってたが。」

アークエイドはアシェルが起きていたことを知っている理由が分からなかったのか、アシェルに視線を投げかけてくる。

「魔力の感じで判るよ。仮眠に入る時はかなり魔力を控えるから。僕達はお喋りしてたけど、お兄様達は早々に仮眠してたみたい。」

「そういうことだ。家族の魔力の違いくらいは判るからな。」

「僕は幼馴染の分も全部覚えました。特にリリィには気を付けてないと、凄い魔力の放出をすることがあるんですよね……。別に感知しようとしてるわけじゃないのに引っかかるって、ある意味凄いと思いませんか?」

「それは一度見てみたいな。」

アシェルが真剣に話している隣から、リリアーデが声をかけてくる。
話を聞いていたようだ。

「さっきから凄い話してるなーって思ってたけど、アシェに何気に酷いこと言われた気がするわ。気のせいかしら。」

「気のせいだろ。アシェが言うなら事実だ。それより、魔法を使う時は魔力の配分にも気を付けろって、散々言ってるだろ。」

「もう、デュークも酷いわ。普通に魔法を使ってるだけだもの。」

普通に魔法を使って、あんなに魔力を放出するものだろうか。

「リリィ、普通の魔法に籠める魔力は、あんなにいっぱい要らないと思うよ。今度詠唱しながら、適切な魔力を込める練習をした方が良いかもしれないね。それか、術式を開発して適切な魔力量で発動するようなスクロールでも作ろうかな。うん、良いアイディアな気がする。魔力の感覚って明確には分かりづらいし、眼に見えないから教えにくいけど、魔力を流す感覚は誰でも知ってるもんね。学校に通わない魔力持ちの平民の訓練にも良いかも。となると、術式は……。」

リリアーデに話しかけている途中から思考の海に呑まれたアシェルは、ブツブツと独り言を呟き始める。

そのよく見る光景に、アルフォードと幼馴染達は平常運行だ。
それぞれ朝食にとりかかる。

「ねぇ、アーク。大丈夫なの?」

「アシェがこうなるのはいつものことだ。考えるのに満足したら戻ってくるから、心配しなくて良い。」

言いながらアークエイドは、アシェルの為に新しいノートと万年筆を『ストレージ』から出しておく。
最後の非公式お茶会で貰ったノート達の消費先だ。

しばらく経って、アシェルが考えを纏めあげ戻ってきた。

「……よし。とりあえずはこんな感じかな。忘れないうちにメモしておかないとな。」

「考えはまとまったか。」

「あ、アーク、ありがとう。助かるよ。」

スッと差し出されたノートと万年筆を受け取ったアシェルは、朝ご飯そっちのけでノートに考えをまとめた内容を書き連ねていく。

「この感じだと、冬休み前には試作が出来上がりそうだな。」

「良かったな、リリィ。帰省中でも訓練できるかもしれないぞ。」

「良くないわよ。デュークって結構スパルタなんだもの。衝動が起きたらどうするのよ。」

「領地なら大丈夫だ。僕も居るし、学院で起こされるよりましだ。それに、その潜在消費を起こしにくくするための訓練だろ。アシェが完成させたら是非、リリィの為に譲ってもらわないとだな。使い勝手が良かったら、弟達の訓練にも使えるかもしれないし。」

食事を終えた人達から立ち上がり、挨拶を述べて食堂から出ていく。
のだが、ニクスとアベルは興味津々といった様子で、アシェルの椅子の後ろからノートを覗き込んでいる。

「アベル、これは何の術式だと思うかい?」

「基本術式はクリーンのようだけど、かなり複雑な式だね。要所要所に魔力の通りやすいところと通りにくいところがあるのは解るが、詳しくはじっくり見てみないと判らないね。」

「そういえばマリクから聞いたんだけど、アシェル殿は魔道具を自分で作っているらしいね。今度うちに登録に来てもらうことになってるんだよ。アベルは現物を見たかい?」

「その話は聞いてないね。一体どんな術式を組んでいるんだろうね。わざわざ私に話してくれるってことは、ギルドに登録したものを見せてくれるのかい?」

「アベルなら悪用しないから見せても良いと思ってるよ。実の子の作ったものだしね。改善点があれば、それも指摘してもらえたら助かるかな。持ち込んでもらった時点で確認はするけど、こんな術式を書くとは思ってなかったから。ギルド職員じゃ役不足かもしれなくてね。」

「アシェが実際に使ったってことは、それが突き詰めた完成形だよ。納得のいって無いものを人前に出すことは絶対にないからね。術式を改善するとしても、私じゃ見つけられないから、そこは諦めてほしいな。」

「アベルがそこまで言うなら、期待は大きいね。」

そんな二人が覗き込んでいる左右からは、アルフォードとアレリオンも覗き込んでいるが、この二人は無言でアシェルの書きだす術式やメモ書きを見ていた。

「これはっと。うん。大体こんな感じかな。まだまだ荒いけど。アーク、ペンありがとう。ノートは貰っていいんだよね?」

「あぁ、良いぞ。最初からそのつもりだ。」

「ありがとう、いつも助かるよ。って、お父様達、見てたんですね。まだ荒削りのアイディア段階なので、流石に恥ずかしいです。」

背後の気配にようやく気付いたアシェルが照れている頭を、アベルがよしよしと撫でる。

「さすがに少し見ただけでは、何のための術式か分からなかったよ。でも、アシェの発想はいつも素晴らしいからね。形になるのを楽しみにしてるよ。」

「過不足のない魔力量でのみ発動する術式を組もうと思ってます。リリィの魔術には時々勿体ないくらいの魔力が入ってる事があるので、こういうので訓練したら良いかなと思って。詠唱での適切な魔力量が解れば、今度はその魔力量を意識しながら詠唱して発動できれば、基礎は十分なレベルになるかなと。あとは無詠唱でも詠唱有りでも、応用したい場合だけ魔力を増減したりアレンジすれば良いので。」

「なるほどね。完成したら私にも現物をくれるかい?」

「お父様には必要ないと思いますが……。お父様がお望みならば。リリィで臨床実験を終えてからになりますが。」

隣でリリアーデが「臨床実験って……わたくしはモルモットじゃないわよ。」と言ってるが、こういうのは実戦で使えるかどうかの検討が必要だ。

「急ぐわけじゃないし構わないよ。とても面白そうな題材だからね。どんな術式が出来上がるのか楽しみにしてるよ。さぁ、友人達がアシェを待ってるよ。ご飯の残りはサンドイッチにしてもらうから、今日どうするのか皆で相談しなさい。馬車が必要ならウィルに言うんだよ。」

「分かりました、ありがとうございます。」

アシェルの頭を撫でていた手が、ポンポンと終わりを告げる合図をして離れていく。

「ねぇ、アシェ。完成したら僕にも現物を贈って欲しいな。」

「俺も欲しいな。出来上がったら生徒会室に持ってきてほしい。」

「お兄様達の分もですね、分かりました。お父様に贈るタイミングで、お兄様達にもお渡ししますね。」

アシェルが二人の兄に約束をすると二人の表情が綻ぶ。
我が家の男衆は、真新しいものへの興味と探求心が尽きない。

「それにしても、またアシェと会えなくなるのは寂しいね。僕もアシェと一緒に学院生活を送れたら良かったんだけど。」

椅子に座ったまま顔だけ振り向いていたアシェルの首に、アレリオンが腕をまわして抱き着いてくる。

「僕もアン兄様と一緒に居れないのは残念です。」

「アルは良いよね。学院祭の前は毎日アシェを充電してたんだろう。僕には充電させてくれなかったのに。」

「俺で充電するのはおかしいだろ。兄上が俺のことを、アシェやメルみたいに膝の上に乗せようとするのが悪いんだよ。」

「そうは言うけど、皆僕の可愛い弟と妹だよ。アルだけ可愛がらないのは不公平だろう?」

アシェルの顔の近くでアレリオンがクスクスと笑った。
これは、生徒会室でアルフォードを揶揄うことでストレス発散してたんだろう。

「不公平でもなんでもないから良いんだよ。今、兄上はメルで充電できるだろ。」

「そのメルも来年には学院に入ってしまうんだよ。いっそアシェとメルが在学中だけ、救護室勤務できないか掛け合ってみようかな。なかなか良い案だと思わない?」

「良い案だけど、兄上はやらないだろ。」

「ふふ、そうだね。学院にグレイを縛り付けていいならやるけど、執務が滞ってしまうからね。はぁ……名残惜しいけど、アシェもこの後用事があるだろうしね。無理せずに過ごすんだよ。」

「アン兄様も、働きすぎて身体を壊さないようにしてくださいね。」

ぎゅっと抱きしめてくれている腕が、頬へのキスを合図に離れていく。
ちょっと物足りなさそうだが充電できたようだ。

兄達も出ていき、食堂にはアシェルと幼馴染達だけが残った。
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