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あやかしと神様の恋愛未満
葛葉子と久美の仲直り☆3仲直り計画
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「帰りに近くにある幽霊屋敷行ってみない?」
咲子と萌は昼休み葛葉子と久美を呼びそう誘った。
「えっ?今日?なんで突然……」
久美は戸惑う。
正直幽霊話は好きだけど、実際に行くのは好きじゃない。
まさか、おっとりしてるこの二人はそういう所に好んで行くとは……
「スリリングあったほうが私達もっと仲良くなれると思って…」
と、親睦を深めるために幽霊屋敷にいく目的を素直に話した。
それは葛葉子と仲直りできるきっかけになるかも…と、心が浮き立つが素直になれなくて黙ってしまった。
その作戦を今聞いた葛葉子も少しとまどいながら、
「東殿下に許可もらってからでいい?」
無事宮中に送りする事が護衛でもある葛葉子の優先の仕事だからだ。
「許可が降りたら決行ね!久美もいいよね?」
萌は真剣な瞳を久美にむけてそういった。
「まぁ…いいけど‥」
久美はそう返事をした。
葛葉子は今日だけは護衛の任務を特別外させていただこうと、東殿下にことの成り行きを話しに行った。
☆
「僕も行くよ!そんな楽しそうなところっ!」
興奮気味に、頬を紅潮させてそうおっしゃった。
「女子だけでそんな危険なところ行かせられないしね!」
「……言うと思いました…」
臣と瑠香はげんなりして同時にそういった。
《そういうことは東殿下には内緒にしろ。》
テレパシーで瑠香は葛葉子に注意した。
(ご、ごめんなさい…)
テレパシーは使えないがそう心で謝った。
《まぁ、しかたない。連絡は重要だし、東殿下に隠し事は無理だしな……》
と、テレパシーで、伝えた。
やっぱり心を覗いてたと葛葉子は苦笑した。
「殿下これは葛葉子が友達と仲良くなるための作戦なんですから……」
邪魔したら仲直りできなくなってしまうとは口には出さなかったけれど、察せられて、
「だったら、許可してあげたくないなぁ……」
とニコニコ顔で意地悪をおっしゃる。
瑠香たち護衛の優先順位は勿論、東親王殿下だ。
許可がおりなければ仲直りもできないことに葛葉子は悩み考える。
東殿下を早く宮中にお送りして、急いで待ち合わせの場所に行くしかないか…と葛葉子は思う。
計画をそのように立て直すことを考えている葛葉子の肩を叩いて、
「じゃ、内緒でいいから僕達ついていくよ。それなら仲直りの邪魔しないでしょ?」
それは、許可が降りたということだ。
「東殿下!ありがとうございます!」
葛葉子はホッとして微笑んだ。
「東殿下…ご予定にないことは控えてください」
瑠香は遠慮なくお諫めする。
それは護衛としての役割でもある。
臣は止めることをしない分瑠香は止めることをする。
「僕を送り届けたあとに、瑠香こそ、こっそり見守るつもりだったでしょ?それはずるいと思わない?」
「う……」
葛葉子の計画変更を覗いてついていくつもりだったことを見破られた。
テレパシーが、使えなくても何故か考えていることを見抜かれてしまう。
「付いてきたくなければ臣だけでも……」
臣はいつでも東殿下をお守りするためにそばにつくつもりだ。
同じ護衛といえ、臣ばかりに信頼されるのも不服だし葛葉子と離れるのは嫌だし、結局瑠香は、
「いえ、護衛させていただきます!護衛させてください!」
そう言って、腰を九十度に曲げて志願した。
咲子と萌は昼休み葛葉子と久美を呼びそう誘った。
「えっ?今日?なんで突然……」
久美は戸惑う。
正直幽霊話は好きだけど、実際に行くのは好きじゃない。
まさか、おっとりしてるこの二人はそういう所に好んで行くとは……
「スリリングあったほうが私達もっと仲良くなれると思って…」
と、親睦を深めるために幽霊屋敷にいく目的を素直に話した。
それは葛葉子と仲直りできるきっかけになるかも…と、心が浮き立つが素直になれなくて黙ってしまった。
その作戦を今聞いた葛葉子も少しとまどいながら、
「東殿下に許可もらってからでいい?」
無事宮中に送りする事が護衛でもある葛葉子の優先の仕事だからだ。
「許可が降りたら決行ね!久美もいいよね?」
萌は真剣な瞳を久美にむけてそういった。
「まぁ…いいけど‥」
久美はそう返事をした。
葛葉子は今日だけは護衛の任務を特別外させていただこうと、東殿下にことの成り行きを話しに行った。
☆
「僕も行くよ!そんな楽しそうなところっ!」
興奮気味に、頬を紅潮させてそうおっしゃった。
「女子だけでそんな危険なところ行かせられないしね!」
「……言うと思いました…」
臣と瑠香はげんなりして同時にそういった。
《そういうことは東殿下には内緒にしろ。》
テレパシーで瑠香は葛葉子に注意した。
(ご、ごめんなさい…)
テレパシーは使えないがそう心で謝った。
《まぁ、しかたない。連絡は重要だし、東殿下に隠し事は無理だしな……》
と、テレパシーで、伝えた。
やっぱり心を覗いてたと葛葉子は苦笑した。
「殿下これは葛葉子が友達と仲良くなるための作戦なんですから……」
邪魔したら仲直りできなくなってしまうとは口には出さなかったけれど、察せられて、
「だったら、許可してあげたくないなぁ……」
とニコニコ顔で意地悪をおっしゃる。
瑠香たち護衛の優先順位は勿論、東親王殿下だ。
許可がおりなければ仲直りもできないことに葛葉子は悩み考える。
東殿下を早く宮中にお送りして、急いで待ち合わせの場所に行くしかないか…と葛葉子は思う。
計画をそのように立て直すことを考えている葛葉子の肩を叩いて、
「じゃ、内緒でいいから僕達ついていくよ。それなら仲直りの邪魔しないでしょ?」
それは、許可が降りたということだ。
「東殿下!ありがとうございます!」
葛葉子はホッとして微笑んだ。
「東殿下…ご予定にないことは控えてください」
瑠香は遠慮なくお諫めする。
それは護衛としての役割でもある。
臣は止めることをしない分瑠香は止めることをする。
「僕を送り届けたあとに、瑠香こそ、こっそり見守るつもりだったでしょ?それはずるいと思わない?」
「う……」
葛葉子の計画変更を覗いてついていくつもりだったことを見破られた。
テレパシーが、使えなくても何故か考えていることを見抜かれてしまう。
「付いてきたくなければ臣だけでも……」
臣はいつでも東殿下をお守りするためにそばにつくつもりだ。
同じ護衛といえ、臣ばかりに信頼されるのも不服だし葛葉子と離れるのは嫌だし、結局瑠香は、
「いえ、護衛させていただきます!護衛させてください!」
そう言って、腰を九十度に曲げて志願した。
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