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あやかしと神様の愛の契(最終回)
9☆葛葉子、瑞兆になる
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異界から帰ると夜が明けていた。
異界から帰ってきた時から葛葉子は白狐になったままだった。
「うーっ…!どうやったら人に戻れるの?」
葛葉子は、なんとか人に戻るように力を入れたりしてみるが人に戻れない。
時間が経てば戻れるものだったので戻り方なんてわからなかった…
少しの間でいいから、人に戻って瑠香とキスしたいのに……
瑠香も人に戻すためにいろいろ試してみたがダメだった。
もちろん白狐の姿で深いキスして見ようとしたらルカの神に、
《獣犯せる罪はやってはいけないよ…》
と止められた。
犯しはしないけれど…大祝詞の罪の一つに描いて書いてあることはタブーなのはわかる…がキスはセーフと思う。
流石に獣の葛葉子にそんなことしない。
あやかしの姿ならともかく…
だから、人に戻したいのに…
本当はキスだけではなくて、アレ以上なことをしたいっ!
「オレの眷属なったはずなのに…人になる命令が聞けないとはどういう領分だ?」
瑠香は正直苛つく。
「ちょっと、ココにきいてみるよ」
葛葉子はそう言って目を閉じて黙る。
魂に問いかけているらしい。
瞳を開けると首を傾げて、
「魂の中の菊がどうしても陛下にキスがほしいって頑として人に戻してくれないんだよ…」
「まぁ、雅楽とともに瑞兆になる計画だからな…」
瑠香は仕方なく溜息を吐いた。
めんどくさがっていたくせにワクワクと雅楽の出番を待っていた雅親王が今準備しているらしいと東親王から聞いている。
まだ、夜が明けたばかりで、昨夜の出来事が夢のようにも感じる不思議な出来事に職員はヘトヘトだった。
だが、今日は重陽の宴だ。
昨夜の疲れが癒される祈りのこもった菊酒が振る舞わられると思うと疲れてなんかいられないと気を引き締めいつもの職務に従事する。
とりあえず、外に出て天守閣になった場所を確認してみるが跡形もなくなっていた。
それでやっと戦いも終わったことをしみじみと感じるが忘れられない体験になった……
その様子を見に来たのは二人だけではなくて恐れ多くも、祝皇陛下と皇太子は共に確認しに来られていた。
「陛下だっ!」
そう、白狐の葛葉子は喜び叫び瑠香の胸を足で突き飛ばし助走をつけて、陛下のおそばにかけて行ってしまった。
先に気づいたのは景皇太子だった。
「お前はもしかして九尾かっ!」
警戒し祝皇陛下の前に出るが、陛下はにこやかに皇太子を手で制して、
「橘と威津那の娘だね…」
陛下は二人のことをよくご存知のようだった…
「お二人のことは済まないことをしたね……」
陛下は申し訳なさそうに恐れ多くも頭を下げられる。
「二人とも陛下の寿ぎで幸せに逝きました…すべて陛下のおかげなのです……」
あの寿ぎがなければあんな幸せな御霊になることはなかった…陰の気の中で幸せな夢を見る御霊にはなれなかった…
陛下がお心を煩わせることなど一切ない。
「だから、私から陛下に寿ぎを…」
そう言うと、菊の心からの寿ぎと葛葉子の感謝を込めてペロリと恐れ多くも陛下の唇に触れた。
「なっ!なんてことを!」
その様子を見た景皇太子と瑠香の叫びは同時だった。
陛下は微笑み頭を撫でると、雅楽の音色が聞こえてきた。
すると、白狐の体はふわりと浮いた。
陛下にキスをして雅楽の音色で空に浮かび瑞兆となって空をかける。
昨夜はリハーサルができなかった雅親王はタイミングよくリハーサルとして、雅楽をはじめた。
リハーサルといえど手抜きは許さない、雅親王指導の神聖な音色が菊に神力を与える。
なつかしい、大陸から渡ってきた曲を日和国風にアレンジされてまるで九尾自身のように感じる…
目に見えない音だけの神秘さは神やあやかしの様だ…まさに…今まで九尾の生いたちは運命宿命のように感じる…
いまこの時のために存在するものだということを確信した。
九尾は天狐となり空をかけ星を一日かけてめぐった。
まだ善なる『神狐』として年月は少ないが『天狐』という神狐の位として最上位までの神力を上げられたのは陛下のキスの寿ぎの力でもあった。
九尾本の尻尾を天女の姿になり雅楽にあわせて空舞う不思議現象まで引き起こし全世界で話題となる。
しかも、霊感がなくても見ることができた。
それほどまでの力を今上帝は秘めていて神に誠実に祈られた日和国は平和な御代を約束された…
九尾の菊は出来る限り大きな体になって全世界で空をかける。
歴代の中でも素晴らしい瑞兆として祝皇の御代を寿ぐ。
祝皇の寿ぎを嬉しさのあまり具現化するように、雅楽の音楽を広めるように神力で音を引き連れてキラキラと輝く流星のように世界をかけ巡った。
九尾の菊と葛葉子は思う存分嬉しさを体で存在で表していると瑠香は思う…それほどまでの喜びなのだろう……
それにしても……
このまま葛葉子が帰ってこなかったらどうしょう……
と瑠香は内心焦るのだった。
異界から帰ってきた時から葛葉子は白狐になったままだった。
「うーっ…!どうやったら人に戻れるの?」
葛葉子は、なんとか人に戻るように力を入れたりしてみるが人に戻れない。
時間が経てば戻れるものだったので戻り方なんてわからなかった…
少しの間でいいから、人に戻って瑠香とキスしたいのに……
瑠香も人に戻すためにいろいろ試してみたがダメだった。
もちろん白狐の姿で深いキスして見ようとしたらルカの神に、
《獣犯せる罪はやってはいけないよ…》
と止められた。
犯しはしないけれど…大祝詞の罪の一つに描いて書いてあることはタブーなのはわかる…がキスはセーフと思う。
流石に獣の葛葉子にそんなことしない。
あやかしの姿ならともかく…
だから、人に戻したいのに…
本当はキスだけではなくて、アレ以上なことをしたいっ!
「オレの眷属なったはずなのに…人になる命令が聞けないとはどういう領分だ?」
瑠香は正直苛つく。
「ちょっと、ココにきいてみるよ」
葛葉子はそう言って目を閉じて黙る。
魂に問いかけているらしい。
瞳を開けると首を傾げて、
「魂の中の菊がどうしても陛下にキスがほしいって頑として人に戻してくれないんだよ…」
「まぁ、雅楽とともに瑞兆になる計画だからな…」
瑠香は仕方なく溜息を吐いた。
めんどくさがっていたくせにワクワクと雅楽の出番を待っていた雅親王が今準備しているらしいと東親王から聞いている。
まだ、夜が明けたばかりで、昨夜の出来事が夢のようにも感じる不思議な出来事に職員はヘトヘトだった。
だが、今日は重陽の宴だ。
昨夜の疲れが癒される祈りのこもった菊酒が振る舞わられると思うと疲れてなんかいられないと気を引き締めいつもの職務に従事する。
とりあえず、外に出て天守閣になった場所を確認してみるが跡形もなくなっていた。
それでやっと戦いも終わったことをしみじみと感じるが忘れられない体験になった……
その様子を見に来たのは二人だけではなくて恐れ多くも、祝皇陛下と皇太子は共に確認しに来られていた。
「陛下だっ!」
そう、白狐の葛葉子は喜び叫び瑠香の胸を足で突き飛ばし助走をつけて、陛下のおそばにかけて行ってしまった。
先に気づいたのは景皇太子だった。
「お前はもしかして九尾かっ!」
警戒し祝皇陛下の前に出るが、陛下はにこやかに皇太子を手で制して、
「橘と威津那の娘だね…」
陛下は二人のことをよくご存知のようだった…
「お二人のことは済まないことをしたね……」
陛下は申し訳なさそうに恐れ多くも頭を下げられる。
「二人とも陛下の寿ぎで幸せに逝きました…すべて陛下のおかげなのです……」
あの寿ぎがなければあんな幸せな御霊になることはなかった…陰の気の中で幸せな夢を見る御霊にはなれなかった…
陛下がお心を煩わせることなど一切ない。
「だから、私から陛下に寿ぎを…」
そう言うと、菊の心からの寿ぎと葛葉子の感謝を込めてペロリと恐れ多くも陛下の唇に触れた。
「なっ!なんてことを!」
その様子を見た景皇太子と瑠香の叫びは同時だった。
陛下は微笑み頭を撫でると、雅楽の音色が聞こえてきた。
すると、白狐の体はふわりと浮いた。
陛下にキスをして雅楽の音色で空に浮かび瑞兆となって空をかける。
昨夜はリハーサルができなかった雅親王はタイミングよくリハーサルとして、雅楽をはじめた。
リハーサルといえど手抜きは許さない、雅親王指導の神聖な音色が菊に神力を与える。
なつかしい、大陸から渡ってきた曲を日和国風にアレンジされてまるで九尾自身のように感じる…
目に見えない音だけの神秘さは神やあやかしの様だ…まさに…今まで九尾の生いたちは運命宿命のように感じる…
いまこの時のために存在するものだということを確信した。
九尾は天狐となり空をかけ星を一日かけてめぐった。
まだ善なる『神狐』として年月は少ないが『天狐』という神狐の位として最上位までの神力を上げられたのは陛下のキスの寿ぎの力でもあった。
九尾本の尻尾を天女の姿になり雅楽にあわせて空舞う不思議現象まで引き起こし全世界で話題となる。
しかも、霊感がなくても見ることができた。
それほどまでの力を今上帝は秘めていて神に誠実に祈られた日和国は平和な御代を約束された…
九尾の菊は出来る限り大きな体になって全世界で空をかける。
歴代の中でも素晴らしい瑞兆として祝皇の御代を寿ぐ。
祝皇の寿ぎを嬉しさのあまり具現化するように、雅楽の音楽を広めるように神力で音を引き連れてキラキラと輝く流星のように世界をかけ巡った。
九尾の菊と葛葉子は思う存分嬉しさを体で存在で表していると瑠香は思う…それほどまでの喜びなのだろう……
それにしても……
このまま葛葉子が帰ってこなかったらどうしょう……
と瑠香は内心焦るのだった。
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