神に呼ばれたのでちょっと神を殴って来ます

臥野 コノ

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一章

王から依頼されることに

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王様の偽装が消えたので、



「やっぱり王様だったんですね」



と聞くと、



「あぁ そうだ。だが、何で分かったんだ?執事の真似も完璧のはずだし、腕輪は隠してあるからばれないと思ったんだが。何故分かったんだ?」


と疑問に思っているみたいだ。



この状態で、もしも、鑑定スキルの

レベルが7もある事がばれたら大変なことになってしまうので、



「それはですね、都市で売り物を見ているときに、丸い玉があったので、何かと思い、買って、買った玉を鑑定士さんがいる所で鑑定してもらうと、一度だけ完全鑑定ができる、マジックアイテムだったんです。そのアイテムを使ったので分かったのです」


と嘘を言った。



「何!完全鑑定だと!あれは、裏切ったと言われている、初代勇者しか持っていなかった、スキルではないか!そのアイテムはもうないのか?」



「すみませんがつい先程使ったものが最後の一つだったのでもうありません。何かの違和感がすごい気になってしまい、そのアイテムを使い調べたので」



「そうか・・・・・・」と言われた。



「王様。そろそろ本題に入りませんか?」



「あぁ。そうだったな。すまぬ。では、本題に入るとしよう」



「お主には依頼を頼みたい」



「どのような依頼でしょうか?」



「それはだな。ノマニを見張ってほしいのだ」



と言われたのであった。



「実は、昔はノマニも今のような性格ではなかったのだ」



「そうなんですか?」



「あぁ。昔は、皆に優しく、皆に慕われていて、私や皆が大変なときに色々と助けてくれたりもしていたんだ」



「そうだったんですか」



「だが、ある時を境に、あやつは変わったのだ。急にぶつぶつ言葉を呟いたり、夜中に、あやつの妻に聞いたのだが家から抜け出しているらしい」



「なるほど。だから自由に動ける僕に依頼を頼んだりしたんですね」



「そうだ。依頼内容は、ノマニが怪しい行動をしていないかを見張ることだ。報酬は、この城の宝物庫にあるアイテムのなかで、欲しいものがあればその物を持っていっても構わん」



「良いんですか!?宝物庫にはそれこそ国宝級の武器などもありますが」



とハリスさんが王様に言っている。そういえば、ハリスさんいたんだ。完全に忘れてた。



「良いのだ。ノマニが昔に戻るなら。それに道具も置いておくより使われる方が本望だろう」


と王様が言った。



「分かりました。依頼を受けます」



「頼んだぞ」


 「はい」




依頼を受けた後、王様は、偽装の腕輪をつけ直して、紅茶を持ってきていた台を持って、帰っていった。



「僕も帰ります。帰って、二人に伝えます」


 「そうか。なら帰るか」


と言って、ハリスさんと一緒に家に戻った。家に戻って、二人が帰ってくるのを待っていると、30分くらいで帰ってきた。



「お帰りなさい。修行はどうだった?」

と聞くと、



「ものすごく疲れましたが何とか、力を制御出来るようになりました」



「・・・・何とかなった」



と二人とも、力を制御出来るようになったみたいだ。



その事を聞いてから、二人に王様からの依頼の内容と、依頼を受けた事を伝えた。





「なるほど。そういうことなら手伝います。いいものがあったら持っていきましょう」



「・・・・何を・・・・したらいい?」


と二人とも、やる気なので、僕が考えた作戦を伝えた。



辺りが寝静まった頃、僕達は、作戦を実行した。



「こちらスネーク。潜入する」



「・・・・何?・・・・スネークって?」



「いや。何でもないよ」


言えない・・・・ちょっとオタク心がうずいてしまったなんて、



「準備はいい?」



そう言って、僕達は窓からノマニの家に侵入した。



僕が考えた作戦はこうだった。



まず皆が寝静まっている時間にノマニの家に侵入して、急に人が変わったかのようになった理由を探す。そして、理由が分からなかったら、ノマニの事を見張ると言う作戦だった。



そして、今は作戦の第一段階である、侵入を成功させた。そして、屋敷の使用人の人が屋敷から出てきた男の人に、酒場に誘って奢ると伝えると愚痴をこぼし始めたのでその愚痴を聞き終わってから、この家の形状を聞いたら酔っているみたいで直ぐに教えてくれたので、ノマニが使っている書斎に向かった。ノマニは書斎に、誰にもばれないように書いている日記があるらしいので、書斎に向かった。(ノマニは誰も気がついていないと思っているらしいが全員の使用人が気がついているらしい。)



そして、書斎に向かい、置いてある机を三人で探していると、



「ん・・・・・・見つけた」



どうやら、マリナが見つけたみたいだ。



マリナが見つけた日記をパラパラとめくっていくと、驚きの事が書いてあった。



日記の書き始めたのはどうやら3ヶ月前のようだ。





[今日は、町の見回り。同時にゴミ掃除を行う]


 どうやら本当に昔は優しい人だったみたいだ。 パラパラとめくっていくと、最後のページに怪しい事が書いてあるのを見つけた。





[今日は財政の仕事が長く、夜までかかって終わらせた。そして、家に帰ろうとすると、怪しい露店を見つけた。直ぐに帰ろうとしたが、何か引かれる感覚があったので、置いてある商品を見ると、深い黒色の玉があった。その玉に引かれたので買おうとすると、タダでくれた。その玉を貰い、家に帰ってきた。・・・・・何か体の調子がおかしい。まるで体の中から乗っ取られてい・・・・・・・・・(ここで途切れている)]



「ねぇ。多分・・・・いや。原因はその玉だよね」



「私もそうだと思います」



と言っていると、マリナが



「誰か来てる」



と僕たちに教えてくれた。



「皆、戻るよ」


 そう言って、日記を持って、窓から脱出した。

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感想 1

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みんなの感想(1件)

睦
2020.04.18

マジックバックの入る量ですが、100kgと答えてるのに何故か100トンになってますがどちらが正解なんですか?

多分、トンの方が正解なんだろうけど,,,

2020.04.18 臥野 コノ

感想ありがとうございます。バックの量が意外と少ない気がしたので変えたのですが、直し忘れていました。教えてくださりありがとうございます。

解除

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