気づいたら転生してました!!

奏美

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「いーや、今日はここで休むんだ」

「何を考えてるんだよ!!俺らだけなら
まだしも小さい子がいるんだぞ」

「ふ、2人ともちょっと
「「お前は黙ってろ」」はい...」

どうしてこんなことになってるかって
それは私も知りたい...
大の大人が子供の前で言い争ってるなんて
見てるこっちが恥ずかしくなる。

事の発端は多分私のせいなんだろうけど

(馬車に乗ってからの出来事)
やばい!!
ものすごく気持ち悪い
今にも吐きそうだよ!
今までこんなこと無かったのに...
道が悪いのかな
てゆうか漫画で見てきた馬車と全然
違うんだけど!!
あのークッションとかふかふかの椅子で
ゆったりできる空間を私は想像してたの訳
なのにこんなのってはあ...
多分これは冒険者とかが乗る用の馬車だよね
すんごくお尻が痛いし
何よりもろ車輪の振動が体に響くから
お尻だけじゃなくて体全体が痛いし
もうやだー!!!!!
あー前世ではこんなこと無かったのに!!
酔い止め飲まなくても全然行けたし
みんながしんどくて寝てたりしても
私一人だけいっつもスマホで漫画とか小説
読んでたし。
そう思うと前世の方がやっぱいいわ
スマホないのは致命的だな~
うっやばいマジで吐く

「あの!!とめてくだちゃい!!」

「え!わ、分かりました!!」

ヒヒーン

「うっ....」

それで最初に戻るんだけど...
たまたま間に合ったから良かったものの
間に合わなかったらあと2日くらいは
ゲロの匂いまみれになるところだった

「だーかーらー!!
なんで分からないんだお前はいつもいつも
野宿したって別に危ないことないだろ!」

「分からないから言っているんじゃないか
子供だって野宿なんか怖くてできるか!!」

この人たちさっきまでの出来事忘れてんのかって言うくらい馬鹿なんだけど
はぁ今更野宿なんてなんちゃ怖くないよ
なんならさっきのやつの方が数百倍怖いわ
早く終わんないかな...
最低でも2日後くらいには都市につきたいな

「なあお嬢ちゃんはどうしたい??」

「あ!そっか最初から嬢ちゃんに聞けばよかったな!!」

えーこっちに振らないで勝手にそっちで決めてくれよ....

「えーっともうこれいじょうはあまりすすまないがいいんでちゅか??」

「いや、そうでも無いが
暗くなりすぎるとこの森は道が見えなくなるんだ。だからいつも日が落ちたら
野宿をするようにしているんだ」

「じゃあ...のじゅくしまちょう!!」

「ほ、本当に大丈夫なのかい??
無理しなくてもいいんだよ??」

「いえ、むりなんてしてません。
さっきおそってきたやちゅのほうがもっとこわいです。」

「そうか、そうだよな
あれの方が怖いよなもっと早く君の存在に気づけていたらほんとにすまない!!」

なんで、なんで守ってくれたのに
そんなに謝るの??
どうして......あなたたちは悪くないのに
そんなに悲しそうな顔をするの??
人間は自分たちが良ければ他人なんてどうでもいいんでしょ?


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