ヒロインの双子の姉に転生したので妹と一緒に自由を目指します！

１章．幼少期

番外編．契約精霊

ある日の図書室


「ねーねー、リリー
私が前に読んだ本に精霊召還の仕方が書いてあったんだけどさ、精霊と契約しない？」

「どうしたの、いきなり」

「学園に行ったらさ、強制力みたいなのが働くかもしれないし、助けてくれる仲間っていた方がいいんじゃないかなって」

「ふーん、で本当は？」

「面白そうだから！だめ？」

「いいんじゃない？」

「やったー！ありがとうリリー！大好きだよ！
よーしっじゃあ、早速召還しよっか」

「えーっと魔方陣に血を垂らしてっと
“我が名はミリアーナ・シルビオ、精霊召還を行う者我が血、我が名、我が魔力に答えよ！精霊召還！”」


ﾎﾟﾜﾝｯ


『私を召還したのは貴方？』

「はい、私です！契約して貰えませんか？」

『何故、契約しようと思ったの？』

「面白そうっていう理由もあるけど、一番は信頼できる仲間が欲しかったから
それじゃあ、だめ？」

『いいわ、契約を始めるね
“古の盟約により我、精霊女王フェリーチェはミリアーナ・シルビオと契約する”』

「“古の盟約により我、ミリアーナ・シルビオは精霊女王フェリーチェと契約する”」


ﾎﾟﾜｰ


『契約が成立したよ！よろしくね、ミーア！』

「こちらこそよろしくね、リーチェ！」


しばらく私とリーチェは話をしていた。


「ちょっと！リア、私のこと忘れているんじゃないの？」

「ソンナワケナイジャン
さっ次はリリーの番だね？どんな精霊が出てくるのかな？」

「はいはい、そういうことにしといてあげる
まず、魔方陣に血を垂らしてっと
“我が名はリリアーナ・シルビオ、精霊召還を行う者我が血、我が名、我が魔力に答えよ！精霊召還！”」


ﾎﾟﾜﾝｯ


『僕を召還したの、君？』

「はい、そうです！私と契約してくれませんか？」

『いいよ、君達面白そうだし
じゃあ早速契約を始めるよ
“古の盟約により我、精霊王ウィルソンはリリアーナ・シルビオと契約する”』

「“古の盟約により我、リリアーナ・シルビオは精霊王ウィルソンと契約する”」


ﾎﾟﾜｰ


『うん、これで契約が成立したね！よろしく、リーナ！』

「こっちこそ、よろしく！ウィル！」

「やったよ、リリー！」

「やったね、リア！これで強制力、いつでもどんと来いだよ」

「リリー、それより私達の契約精霊が精霊女王と精霊王ってやっぱりチートだね」

「確かに、まあ戦力は強い方がいいし、ね？」

「確かにそうだね(苦笑)
あっ、そういえばリーチェ達って他の人から見えたりするの？」

『基本的には見えないよ、私達の姿を見れるのは上位精霊以上と契約している人だけだよ』

「じゃあ、精霊女王や精霊王と契約してる私達はどんな精霊でも見ることが出きるってこと？」

『そうなるね』

「やったね、リリー！私、一度異世界に来たら精霊を見てみたいと思ってたんだよ！」

「確かに、一度は夢見ることだよね
精霊と契約したってことは私達って精霊魔法使えるの？ウィル」

『うん使えるよ、僕達は精霊を束ねる王と女王だからいろんなことが出きるよ！』

「凄いね、リア」

「そうだね、リリー
ねえ、リーチェ、普段はさ私がつくった異空間で生活してもらってもいい？」

『ええ、いいよ！ウィルも一緒にどう？』

『僕も一緒にいていいなら行きたいけど、いいの？リア？』

「別にいいよ、いいよね、リリー？」

「うん、私もいいよ、その方がさらわれないで安心だし」

しばらく私達はこれからについて話した。