君と出逢ったあの時から

月待

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其の六

真面目なお話

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今日もよく晴れている。強風が雨の代わりに大気の汚れを一掃してくれた。私の身にも風よ、駆け抜けろ暫し窓開け、心機一転。



星の在り処を示してくれてありがとう。でもやっぱり星に腕は届かないね。




この二日間の経過がすべてを教えてくれた。




一事が万事。




確かに君は君の意志で選択し行動した。ぜひとも、何時でも何処でも、誰とでも素敵な笑顔と幸せとともにあられんことをと、心の底からお祈り申し上げます。





昨日の急勾配の登り坂が嘘のようだ。

風が薫り、陽射しは眩しく、広い干潟とどこまでも続く煌々とした海と空が見える。

私の傍らには誰もいないけれど、実に爽快な気分なの。



この景色が私の選択で、そこには君の影も形もない。




彼女を褒めて差し上げて。心底君に惚れてる。だから君に口ごたえ出来ない。私のような跳ねっ返りとは違うから、彼女、言いたいことも言えないじゃない?

彼女を大切にできないのなら、きっと君はどんな女性ひとをも幸せにはできないんだ。




***********





意志選択


ってものを


度外視するようになって私は久しいから



この結果は

君の選択であり

私の選択である



と書いたのは飽くまでも、君流に云えばということ。



出逢いも別れも偶然を装った必然  っと私は思っている。




私の心がある方向へ動くことを



意志とか選択と言うのならば



それすら意志とか、選択を装った必然(笑)



笑ってるけど、


実に真面目に私は書いてるんだよ。





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