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其の六
みたくなくても
しおりを挟む君は君流にしか私をみない。
私は私流にしか君をみない。
私は私流にみる私を、できるだけ薄めたい。
御天道様お隠れの今日は寒さが戻る。朝から薄暗かったけど今もそう。快復するのか、崩れるのかよくわからないお天気。
お天気は時雨れ、晴れ再び雨。近くの山はうっすら雪化粧して気温が下がった。人の心がこんなだったら、やっぱり心は省みたくなくなるなぁ。
でも時雨れのお陰で空も大気も浄化されたようで、青空が見られたよ。風が気持ちよさそうに大空にいろんな形の雲を描いてた。
おい私よ、何か吹っ切れたかい?
吹っ切れなくてもいいさ。どうにもならない現状、どうにもならない自分自身に寄り添ってやるよ。
わたしは私自身を掬ってやるんだ。
**********
気が付くと君は
考えてくれてるんだろうね
そんな姿がみたくなくても見えてくるよ
でもそれを
喜べない私がいる
また同じ結末が見えてきて
心が酷く痛むんだ
応援ありがとうございます!
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