189 / 309
其の九
せっせ せっせと
しおりを挟む何時か繋がるかもしれない、という灯火だけは吹き消さないでいよう。微かな光でも、それでも夢は描けるから。
私にとって大切なこととは、君の言葉らしきものを、君の言葉と想定すること。そのためにありとあらゆるものを度外視している。人様から見たら立派な気狂いだろうけど、この行為が私の生の、ある部分となって久しい。
*****************
君の正体不明は厄介だけど
救いでもあるのかもね
君も君をわかっていないようだから
許せないことでもないし
君のものらしい言葉を寄せ集めて
せっせ せっせと飽きもせず
私は君という象を
私の魂に刻むのみ
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
4
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる