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悲しい過去に涙する
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男は嗚咽していた。
西暦19450年。FTL文明に到達した人類は、その生存圏を銀河の各地に広げ、シンギュラリティの転換点を遥か昔に過ぎ去った彼らは平衡世界の観測にすら成功していた。
嗚咽する男。田中・キム・ヨハン・三世はそんな世界に生きる日系人であった。
この時代、人類の寿命は生物工学と機械工学で飛躍的に伸びに伸び、二千年を超えて生きる者も稀ではない。そんな長い人生を、人類は労働と言う枷から解き放たれ探求と趣味とに生きていた。
田中の趣味は言わゆるミリタリーオタクと言う奴だ。過去の戦争と兵器の歴史に耽溺し、レプリケーターから吐き出される往古の兵器群を陳列するのが彼の楽しみ。
そんな田中が、永らく失われていた自分のルーツである大日本帝国の歴史に触れたのは、冥王星植民地で開かれていたミリタリーコミックマーケットの一角であった。
この時代、紙媒体なんぞと言うもは一部の趣味人しか所有しない。
それを売り買いするなんて者は相当の趣味人だ。
そんな物好きで、尚且つ役にも立たない兵器やら、太平の時代に忌避すらされる様になった戦史を趣味にする者は少ない。ホンの五億人程しかいないニッチな趣味だ。
西暦で、三千と三百二年に行われた、内惑星動乱で絶滅しかけた人類は、戦争と言う愚かな行為を過去に捨て去る事に成功したのだ。
なに自分たちの繁栄に挑んでくる異星文明など星系事アステロイドフィールドで封印し、千年も待てば争う無駄を悟ってくれる。
銀河は広大で無辺なのだ住む場所なんてものは幾らでも存在する。なんであればテラフォーミングで作ってやろう。金持ち喧嘩せず。人類は神の領域に足を踏み入れていた。
で有るのでコミケに参加する馬鹿は少ない。一千万と少しだ。
そんなコミケの一角で歴史戦史研究サークルにであったのは幸か不幸か?不幸の方であろう。
近頃流行りの人体改造ファッションである燃える三つ目をした豊満な女性、、、今の時代女か男かは怪しいが、、から田中が買い上げたのは、そんな物好きたちが求める戦史本。
それも太平洋戦線での悲劇の歴史を右よりにブッチギッタ本であった。
飢餓と上層部の無能に翻弄され倒れいく兵士たち。マラリアにデング熱に赤痢に犯され戦う事無く死する兵士。天皇陛下万歳を叫び瘦せ衰えた体で銃火に身を晒す将兵の群れ。
そんな彼らを皇国史観全開で悲劇的に扱った本。
田中は衝撃を受けた、そして涙した。黙示録の三騎士を、地獄の底まで追いつめて遂には殺した汎銀河文明人に取ってはその本は、頭を、嘗て母なる星である地球を焼き尽くした純水爆の嵐に襲われた様な衝撃であった。
叶うならば彼らを救いたい。ご先祖さまたちをこの悲劇から助けてやりたい。
一しきり嗚咽した田中は、自分の住まうτ第四星系の人口天体でそう考えた。
そんな田中に嗚咽の元である右翼本を差し出した女性?から連絡があったのは暫くしてからの事。
「どうだい?僕の実験に付き合わないか?」
女性、成原と名乗った女性は汎銀河通信で田中に声を掛けた。
「君が僕の本で悲しい思いに囚われている事は聞いたよ。悪かったね。だから責任を取りたいのさ」
彼女は言う。実は政府に無断ではあるが一つの平衡世界、地球で第二次大戦が行われ様としている次元に繋がる次元転移装置を持っているのだと。
この時代に置いてさえ、平衡世界の観測と干渉は違法行為である。
西暦14920年に起こった、平衡世界からの一大侵略戦争であるコンキスタドール乱では、入植星系であったニューマドリッドが陥落、慌てた政府が星系を封鎖、なんやかんやあって、後に残ったのは巨大ブラックホールだけと言う銀河史に残る悲劇があったからだ。
田中は流石に青くなって拒否しようとが彼女は続ける。
「安心したまえよ君。小さい穴だから問題ない。それにねぇ。何も向こうに武器だ何だと送ろうと言うんじゃない」
ではなにを?尋ねる田中に彼女は答えた。
「君も僕の本を見て感じただろう?飢餓に苦しむ将兵の苦しみさ。だから送るのは食料さ」
食料?そんなもの送ってどうなる?食えばお仕舞いではないか?それでどう向こうを救う?田中は尋ねた。
「君、今の感覚で物をいってるね?向こうはたったの数十億しかいないんだよ?その上日本列島に住んでいるのは数千万さ」
数十億?それっぽっち?数兆に成ろうという銀河人類に取ってはカスの様な数だ。ホントにそれでこれだけの大戦争なんかしてたのか?よく絶滅しなかったな?田中は素っ頓狂な声を上げた。それで有れば田中が有する小さな星系の無人工場でも数百年は片手間で養える。
「呆れた。君、それで良くミリオタなんて名乗れたね」
呆れた声の内原だが、これは仕方ないだろう。今の時代専門に戦史を学ぼうにも、そんな物は政府の有するシンクタンクの、それも数千年を生きる徹底的に血統選別された超エリートしか許されていない。
市民階級の田中等は、汎銀河ネットに溢れる怪しい情報や、出どころの怪しい其れこそコミケで取引されるものでしか戦史、、、過去の歴史にアクセスできない。
「戦争を過去の物にする」汎銀河人類連邦政府は人類が起こしてきた悲劇を研究し善意と決意を持って行動しているのだ。でなければ此処まで人類は繁栄出来なかったか知もれない。
「まあ良い。で乗るかい?僕のご先祖様救済作戦にさ?」
乗った!田中は答えた。ここ暫く暇をしていたのだ。汎銀河政府は市民に少なくとも五百年は学ばなければ、参政権を認めていない。今年で三百歳になる田中はまだまだ学生の身の上、時間はまだある。
この様な理由でもって、考えなしの若者によって平衡世界への干渉は行われる。其処に待つのは悲劇か喜劇か少なくとも、大団円にはならないだろう事は確かだ。
西暦19450年。FTL文明に到達した人類は、その生存圏を銀河の各地に広げ、シンギュラリティの転換点を遥か昔に過ぎ去った彼らは平衡世界の観測にすら成功していた。
嗚咽する男。田中・キム・ヨハン・三世はそんな世界に生きる日系人であった。
この時代、人類の寿命は生物工学と機械工学で飛躍的に伸びに伸び、二千年を超えて生きる者も稀ではない。そんな長い人生を、人類は労働と言う枷から解き放たれ探求と趣味とに生きていた。
田中の趣味は言わゆるミリタリーオタクと言う奴だ。過去の戦争と兵器の歴史に耽溺し、レプリケーターから吐き出される往古の兵器群を陳列するのが彼の楽しみ。
そんな田中が、永らく失われていた自分のルーツである大日本帝国の歴史に触れたのは、冥王星植民地で開かれていたミリタリーコミックマーケットの一角であった。
この時代、紙媒体なんぞと言うもは一部の趣味人しか所有しない。
それを売り買いするなんて者は相当の趣味人だ。
そんな物好きで、尚且つ役にも立たない兵器やら、太平の時代に忌避すらされる様になった戦史を趣味にする者は少ない。ホンの五億人程しかいないニッチな趣味だ。
西暦で、三千と三百二年に行われた、内惑星動乱で絶滅しかけた人類は、戦争と言う愚かな行為を過去に捨て去る事に成功したのだ。
なに自分たちの繁栄に挑んでくる異星文明など星系事アステロイドフィールドで封印し、千年も待てば争う無駄を悟ってくれる。
銀河は広大で無辺なのだ住む場所なんてものは幾らでも存在する。なんであればテラフォーミングで作ってやろう。金持ち喧嘩せず。人類は神の領域に足を踏み入れていた。
で有るのでコミケに参加する馬鹿は少ない。一千万と少しだ。
そんなコミケの一角で歴史戦史研究サークルにであったのは幸か不幸か?不幸の方であろう。
近頃流行りの人体改造ファッションである燃える三つ目をした豊満な女性、、、今の時代女か男かは怪しいが、、から田中が買い上げたのは、そんな物好きたちが求める戦史本。
それも太平洋戦線での悲劇の歴史を右よりにブッチギッタ本であった。
飢餓と上層部の無能に翻弄され倒れいく兵士たち。マラリアにデング熱に赤痢に犯され戦う事無く死する兵士。天皇陛下万歳を叫び瘦せ衰えた体で銃火に身を晒す将兵の群れ。
そんな彼らを皇国史観全開で悲劇的に扱った本。
田中は衝撃を受けた、そして涙した。黙示録の三騎士を、地獄の底まで追いつめて遂には殺した汎銀河文明人に取ってはその本は、頭を、嘗て母なる星である地球を焼き尽くした純水爆の嵐に襲われた様な衝撃であった。
叶うならば彼らを救いたい。ご先祖さまたちをこの悲劇から助けてやりたい。
一しきり嗚咽した田中は、自分の住まうτ第四星系の人口天体でそう考えた。
そんな田中に嗚咽の元である右翼本を差し出した女性?から連絡があったのは暫くしてからの事。
「どうだい?僕の実験に付き合わないか?」
女性、成原と名乗った女性は汎銀河通信で田中に声を掛けた。
「君が僕の本で悲しい思いに囚われている事は聞いたよ。悪かったね。だから責任を取りたいのさ」
彼女は言う。実は政府に無断ではあるが一つの平衡世界、地球で第二次大戦が行われ様としている次元に繋がる次元転移装置を持っているのだと。
この時代に置いてさえ、平衡世界の観測と干渉は違法行為である。
西暦14920年に起こった、平衡世界からの一大侵略戦争であるコンキスタドール乱では、入植星系であったニューマドリッドが陥落、慌てた政府が星系を封鎖、なんやかんやあって、後に残ったのは巨大ブラックホールだけと言う銀河史に残る悲劇があったからだ。
田中は流石に青くなって拒否しようとが彼女は続ける。
「安心したまえよ君。小さい穴だから問題ない。それにねぇ。何も向こうに武器だ何だと送ろうと言うんじゃない」
ではなにを?尋ねる田中に彼女は答えた。
「君も僕の本を見て感じただろう?飢餓に苦しむ将兵の苦しみさ。だから送るのは食料さ」
食料?そんなもの送ってどうなる?食えばお仕舞いではないか?それでどう向こうを救う?田中は尋ねた。
「君、今の感覚で物をいってるね?向こうはたったの数十億しかいないんだよ?その上日本列島に住んでいるのは数千万さ」
数十億?それっぽっち?数兆に成ろうという銀河人類に取ってはカスの様な数だ。ホントにそれでこれだけの大戦争なんかしてたのか?よく絶滅しなかったな?田中は素っ頓狂な声を上げた。それで有れば田中が有する小さな星系の無人工場でも数百年は片手間で養える。
「呆れた。君、それで良くミリオタなんて名乗れたね」
呆れた声の内原だが、これは仕方ないだろう。今の時代専門に戦史を学ぼうにも、そんな物は政府の有するシンクタンクの、それも数千年を生きる徹底的に血統選別された超エリートしか許されていない。
市民階級の田中等は、汎銀河ネットに溢れる怪しい情報や、出どころの怪しい其れこそコミケで取引されるものでしか戦史、、、過去の歴史にアクセスできない。
「戦争を過去の物にする」汎銀河人類連邦政府は人類が起こしてきた悲劇を研究し善意と決意を持って行動しているのだ。でなければ此処まで人類は繁栄出来なかったか知もれない。
「まあ良い。で乗るかい?僕のご先祖様救済作戦にさ?」
乗った!田中は答えた。ここ暫く暇をしていたのだ。汎銀河政府は市民に少なくとも五百年は学ばなければ、参政権を認めていない。今年で三百歳になる田中はまだまだ学生の身の上、時間はまだある。
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