19 / 77
第十九話 ある皇子の告白
しおりを挟む
私の義理の母に当たる人物は化け物だ。彼女と出会ってから随分と経つが、一向に色褪せない金の髪や輝き続ける赤銅の肌の事だけを言っているのではない。男達を次々とその体で篭絡し、自分の奴隷に変えている事でも、その奴隷から生命を絞りとり、子供をポンポンと産む事でもない。まあ、それも怖いが。
義理の母が、お化けネズミの親戚だと言うのは、彼女を恐れる一番の理由にはならない。一番に恐ろしいのは、その精神だ。彼女は正に天真爛漫の権化、これまで伝説で聞いて来たエルフのイメージからはかけ離れた人物だ。
エルフ。その性、傲慢にして冷酷、我ら人類を歴史の黎明も頃から奴隷として使役し、遂には我らに滅ぼされた、古き主人たち。
義母がそのエルフだと言うのは、長い付き合いになった今でも信じる事が出来ない。傲慢?何処がだ、どの様な身分の者で有ったとしても彼女はその態度を殆ど変えない、全ての人間が自分の子供だと言わんばかりに扱う彼女に冷酷さを感じる事は不可能だろう。
だが彼女は恐ろしいのだ。全ての人間を慈しむ様なあの瞳、その瞳を持った義母は、私に現生人類の絶滅計画を、楽し気に語ったのだ。冷酷と言うには余りにかけ離れたあの人は、その計画を、神に与えられた責務で有ると言う。
「全ての人間さんは、私の子となるのですよ、可愛い坊や。これは愛、そう愛の行為なのです。考えて御覧なさい、全ての人間がエルフの血を引く者となり、長大な寿命と完璧な肉体を手にした世界を。」
彼女は自分がこれからなそうとする行為を愛と言った。愛、正に彼女を体現する言葉かもしれない。彼女は愛しているのだ、人間を。愛しているから、全ての人間を見るその目は、悪戯な我が子を見る母の物なのだろう。
しかし、それは本当に人が人に向ける愛なのだろうか?恐らく違うだろう。彼女の瞳が映す人類は、我が子と言うよりは、愛玩動物ではないだろうか?恐らくそれは正しい。
エルフは傲慢さ故に滅びた。世間一般ではそうなってはいる。冷酷な主人は奴隷を酷使し、その屍の上に帝国を打ち立てたからこそ、勇気ある奴隷の人類に滅ぼされたと。
真実は、少し違う。人類帝国の上層には隠し続けていなければならない真実があるのだ。それは、我ら人類が愛玩動物だったと言う事だ。
エルフは奴隷としてさえ、人類を認識していなかった。ただ、自分たちの永遠の生を慰める存在、弱弱しく、愛護してやらねば滅びる動物として我ら人類を扱っていたのだ。
帝国のいや、人類の指導者層の殆どは、有力なエルフ帝国の貴族の家で飼われていた愛玩動物の末裔である、であるからこそ、主人を滅ぼした今でも、その血には、主人の首輪が掛かっている。
エルフを憎みながらも、その言葉と文化を歪に継承し、与えられた信仰を守り続ける、消そうとしても消せない、主人への愛と憎しみが我らを形作っている。
私は、皇族の身の上であるが、帝国等と言うボロ屋は潰れてしまえば良いと考えていた。精強を誇った軍は既に無く、残された土地は帝都ただ一つ、唯、奴隷の頭で有ったと言う、過去が我らを生き残らせている。
私は放蕩者だ。人に言われたのではない、自分でも重々承知している、第三皇子の地位に有りながら、酒に浸り、酒場と女郎屋を巡る生活を、度々行ってきた、不出来な息子だ。
しょうがないだろう。真実を知って猶、潰れ掛けた帝国の皇族でいると言う事は、道化と同じではないか?違うな、道化より悪い。我らは愛玩動物の王を誇っているのだ、其処に道化の諧謔味など有ろうはずもない。
だからだろう。あの日、弟が放った刺客に殺されかけた夜、美しい雌猫に求婚したのは。あの日を思い出すと笑えて来る。正に狂気の沙汰だったな。
妻たちも言っている、本当はあの場で始末するか迷っていたと。私は幸運なのかもれない。あの日であったエルフの双子、今では愛する妻 嫉妬深いのが玉に傷だが 達は私の頓智来な求婚を受けると、忽ち、私を袋詰めにして何処かへと持ち去った。
解放されたのは、何処ともつかない、夢の庭、妻たちは唯入り江とだけ呼称する場所だった。
「「母さん、こいつが気に入った。婿にするが良いか?」」
衝撃的だなあれは、殺されると思ったが求婚は成功したのだ。エルフを同時に二人、それも双子を妻にしたのは、人類で私が最初だろう。
義母に出会ったのは、その場だ。初めて会った義母は黄金の瞳を白黒させていた。後にも先にも、絶句した義母の顔を見た事は無い。
「おっおう、、、、良いですよ、娘たち、しかし、何処から拾って来たのですか?」
「襲われているのを助けたら求婚された」「私達を怖がらない人間は初めてだ」
「こいつは良い夫になる、匂いも気に入った」「酒と諦観と絶望」
「その匂いの何処に惹かれる要素が?」
「知らない。でも気に入った」「こいつが初めての夫、私たちはそう決めた」
「そ、そうですか、貴方たちが良いのなら、それで良いでしょう」
「そこでへたばっている貴方、貴方も不運な人間さんですね。ともあれ、貴方はエルフの婿に強制的になりました。ようこそエルフの家族へ」
そう言って、義母は私に微笑みかけた。それから楽しかったよ、何故か人間に混じり、裏町の酒場なんぞをやっている義母と妻たちとの生活は。冷たい蛇の巣で暮らしでは、体験出来なかった家族と言う物を始めて体験出来たのだから。
だからなのだろう。私は義母に自分の身分を明かした。もしかしたら、私の中に流れる愛玩動物の血が、主人への忠誠を思い出したのかもしれないが。
そこからはトントン拍子だ。義母は己の計画を私に披露し、私へ協力を求めた。エルフがまだ生き残り続けており、彼女の産んだ子供たちは遠く異郷の地で増え続けている。何時の日か彼らは現生人類の覆滅の為、動き出す、その片棒を担げと。
私は乗った。元より帝国に未練など無い、酔生夢死の生き方をして、何時の日か、暗殺されるだけの生活を送るよりは、可愛い妻と壮大な計画の歯車になった方が面白い。主人を無くした愛玩動物の帝国等、派手に崩壊すればいいのだと、その時の私は考えたのだ。
私の予想を超えて義母の行動は迅速だった神速と言っても良い。数年を経たない内に帝都は、信仰に目を輝かせる住民と、狂乱する狂信者の氾濫に覆われていた。
「見なさい婿殿。人間さんがどれ程、道を見失っていたか分かる光景ではないですか?」
裏町の教会に炊き出しに出ていた義母はそう言って、彼女の血の混じった酒で陶酔する、貧民の姿を見ていた。その目だ、その目が私には恐ろしい。
彼女は人間を慈しんでいるのだろう。だがその愛は、迷える羊を見る狼の目ではないだろうか?人間の愛していると、虎狼の愛しているでは意味が違う。
帝国を人類を売った私に選択肢はない。可愛い子供も生まれた、この子達は、義母の言う所ではハーフエルフで有ると言う。永遠の生ではなく、定命の人生を歩く存在なのだそうだ。
それでも良い、何でもハーフエルフは五千年の齢を神から与えられているそうだ。義母の言う事だ真実なのだろう。
義母は化け物だ。彼女の血は何時か人類を飲み込むだろう。そしてその過程で数多の血が流れ、幾つもの人類の血は絶える。だが良いのだ、少なくとも私の血はこの子達と共に、人間からは永遠とも言える数千年の人生を生きる。
私にそれを最後まで見届ける権利は無い、私は所詮、義母が良く口に出す言葉で言う所の「人間さん」でしかない。
そう、義母は化け物だ、だが家族に対する愛情は本物だ。我が血族よ、愛玩動物の血脈よ、遂に主人と一つになった血の大河よ、願わくば、永久に有らんことを。
義理の母が、お化けネズミの親戚だと言うのは、彼女を恐れる一番の理由にはならない。一番に恐ろしいのは、その精神だ。彼女は正に天真爛漫の権化、これまで伝説で聞いて来たエルフのイメージからはかけ離れた人物だ。
エルフ。その性、傲慢にして冷酷、我ら人類を歴史の黎明も頃から奴隷として使役し、遂には我らに滅ぼされた、古き主人たち。
義母がそのエルフだと言うのは、長い付き合いになった今でも信じる事が出来ない。傲慢?何処がだ、どの様な身分の者で有ったとしても彼女はその態度を殆ど変えない、全ての人間が自分の子供だと言わんばかりに扱う彼女に冷酷さを感じる事は不可能だろう。
だが彼女は恐ろしいのだ。全ての人間を慈しむ様なあの瞳、その瞳を持った義母は、私に現生人類の絶滅計画を、楽し気に語ったのだ。冷酷と言うには余りにかけ離れたあの人は、その計画を、神に与えられた責務で有ると言う。
「全ての人間さんは、私の子となるのですよ、可愛い坊や。これは愛、そう愛の行為なのです。考えて御覧なさい、全ての人間がエルフの血を引く者となり、長大な寿命と完璧な肉体を手にした世界を。」
彼女は自分がこれからなそうとする行為を愛と言った。愛、正に彼女を体現する言葉かもしれない。彼女は愛しているのだ、人間を。愛しているから、全ての人間を見るその目は、悪戯な我が子を見る母の物なのだろう。
しかし、それは本当に人が人に向ける愛なのだろうか?恐らく違うだろう。彼女の瞳が映す人類は、我が子と言うよりは、愛玩動物ではないだろうか?恐らくそれは正しい。
エルフは傲慢さ故に滅びた。世間一般ではそうなってはいる。冷酷な主人は奴隷を酷使し、その屍の上に帝国を打ち立てたからこそ、勇気ある奴隷の人類に滅ぼされたと。
真実は、少し違う。人類帝国の上層には隠し続けていなければならない真実があるのだ。それは、我ら人類が愛玩動物だったと言う事だ。
エルフは奴隷としてさえ、人類を認識していなかった。ただ、自分たちの永遠の生を慰める存在、弱弱しく、愛護してやらねば滅びる動物として我ら人類を扱っていたのだ。
帝国のいや、人類の指導者層の殆どは、有力なエルフ帝国の貴族の家で飼われていた愛玩動物の末裔である、であるからこそ、主人を滅ぼした今でも、その血には、主人の首輪が掛かっている。
エルフを憎みながらも、その言葉と文化を歪に継承し、与えられた信仰を守り続ける、消そうとしても消せない、主人への愛と憎しみが我らを形作っている。
私は、皇族の身の上であるが、帝国等と言うボロ屋は潰れてしまえば良いと考えていた。精強を誇った軍は既に無く、残された土地は帝都ただ一つ、唯、奴隷の頭で有ったと言う、過去が我らを生き残らせている。
私は放蕩者だ。人に言われたのではない、自分でも重々承知している、第三皇子の地位に有りながら、酒に浸り、酒場と女郎屋を巡る生活を、度々行ってきた、不出来な息子だ。
しょうがないだろう。真実を知って猶、潰れ掛けた帝国の皇族でいると言う事は、道化と同じではないか?違うな、道化より悪い。我らは愛玩動物の王を誇っているのだ、其処に道化の諧謔味など有ろうはずもない。
だからだろう。あの日、弟が放った刺客に殺されかけた夜、美しい雌猫に求婚したのは。あの日を思い出すと笑えて来る。正に狂気の沙汰だったな。
妻たちも言っている、本当はあの場で始末するか迷っていたと。私は幸運なのかもれない。あの日であったエルフの双子、今では愛する妻 嫉妬深いのが玉に傷だが 達は私の頓智来な求婚を受けると、忽ち、私を袋詰めにして何処かへと持ち去った。
解放されたのは、何処ともつかない、夢の庭、妻たちは唯入り江とだけ呼称する場所だった。
「「母さん、こいつが気に入った。婿にするが良いか?」」
衝撃的だなあれは、殺されると思ったが求婚は成功したのだ。エルフを同時に二人、それも双子を妻にしたのは、人類で私が最初だろう。
義母に出会ったのは、その場だ。初めて会った義母は黄金の瞳を白黒させていた。後にも先にも、絶句した義母の顔を見た事は無い。
「おっおう、、、、良いですよ、娘たち、しかし、何処から拾って来たのですか?」
「襲われているのを助けたら求婚された」「私達を怖がらない人間は初めてだ」
「こいつは良い夫になる、匂いも気に入った」「酒と諦観と絶望」
「その匂いの何処に惹かれる要素が?」
「知らない。でも気に入った」「こいつが初めての夫、私たちはそう決めた」
「そ、そうですか、貴方たちが良いのなら、それで良いでしょう」
「そこでへたばっている貴方、貴方も不運な人間さんですね。ともあれ、貴方はエルフの婿に強制的になりました。ようこそエルフの家族へ」
そう言って、義母は私に微笑みかけた。それから楽しかったよ、何故か人間に混じり、裏町の酒場なんぞをやっている義母と妻たちとの生活は。冷たい蛇の巣で暮らしでは、体験出来なかった家族と言う物を始めて体験出来たのだから。
だからなのだろう。私は義母に自分の身分を明かした。もしかしたら、私の中に流れる愛玩動物の血が、主人への忠誠を思い出したのかもしれないが。
そこからはトントン拍子だ。義母は己の計画を私に披露し、私へ協力を求めた。エルフがまだ生き残り続けており、彼女の産んだ子供たちは遠く異郷の地で増え続けている。何時の日か彼らは現生人類の覆滅の為、動き出す、その片棒を担げと。
私は乗った。元より帝国に未練など無い、酔生夢死の生き方をして、何時の日か、暗殺されるだけの生活を送るよりは、可愛い妻と壮大な計画の歯車になった方が面白い。主人を無くした愛玩動物の帝国等、派手に崩壊すればいいのだと、その時の私は考えたのだ。
私の予想を超えて義母の行動は迅速だった神速と言っても良い。数年を経たない内に帝都は、信仰に目を輝かせる住民と、狂乱する狂信者の氾濫に覆われていた。
「見なさい婿殿。人間さんがどれ程、道を見失っていたか分かる光景ではないですか?」
裏町の教会に炊き出しに出ていた義母はそう言って、彼女の血の混じった酒で陶酔する、貧民の姿を見ていた。その目だ、その目が私には恐ろしい。
彼女は人間を慈しんでいるのだろう。だがその愛は、迷える羊を見る狼の目ではないだろうか?人間の愛していると、虎狼の愛しているでは意味が違う。
帝国を人類を売った私に選択肢はない。可愛い子供も生まれた、この子達は、義母の言う所ではハーフエルフで有ると言う。永遠の生ではなく、定命の人生を歩く存在なのだそうだ。
それでも良い、何でもハーフエルフは五千年の齢を神から与えられているそうだ。義母の言う事だ真実なのだろう。
義母は化け物だ。彼女の血は何時か人類を飲み込むだろう。そしてその過程で数多の血が流れ、幾つもの人類の血は絶える。だが良いのだ、少なくとも私の血はこの子達と共に、人間からは永遠とも言える数千年の人生を生きる。
私にそれを最後まで見届ける権利は無い、私は所詮、義母が良く口に出す言葉で言う所の「人間さん」でしかない。
そう、義母は化け物だ、だが家族に対する愛情は本物だ。我が血族よ、愛玩動物の血脈よ、遂に主人と一つになった血の大河よ、願わくば、永久に有らんことを。
0
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
ブックマーク・評価、宜しくお願いします。
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
俺のスキル、説明すると大体笑われるが、そんな他人からの評価なんてどうでもいいわ
ささみやき
ファンタジー
平凡に生きてたはずの俺は、ある日なぜか死んだ。
気づけば真っ白な空間で、美人のお姉さんとご対面。
「転生します? 特典はAかBね」
A:チート付き、記憶なし
B:スキルはガチャ、記憶あり
そんな博打みたいな転生があるかよ……と思いつつ、
記憶を失うのは嫌なのでBを選択。
どうやら行き先の《生界世界》と《冥界世界》は、
魂の循環でつながってるらしいが、
そのバランスが魔王たちのせいでグチャグチャに。
で、なぜか俺がその修復に駆り出されることに。
転生先では仲間ができて、
なんやかんやで魔王の幹部と戦う日々。
でも旅を続けるうちに、
「この世界、なんか裏があるぞ……?」
と気づき始める。
謎の転生、調停者のお姉さんの妙な微笑み、
そして思わせぶりな“世界の秘密”。
死んでからの人生(?)、
どうしてこうなった。
ガチャスキル、変な魔王、怪しい美人。
そんな異世界で右往左往しつつも、
世界の謎に迫っていく、ゆるコメディ転生ファンタジー!
無能と追放された俺の【システム解析】スキル、実は神々すら知らない世界のバグを修正できる唯一のチートでした
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業SEの相馬海斗は、勇者として異世界に召喚された。だが、授かったのは地味な【システム解析】スキル。役立たずと罵られ、無一文でパーティーから追放されてしまう。
死の淵で覚醒したその能力は、世界の法則(システム)の欠陥(バグ)を読み解き、修正(デバッグ)できる唯一無二の神技だった!
呪われたエルフを救い、不遇な獣人剣士の才能を開花させ、心強い仲間と成り上がるカイト。そんな彼の元に、今さら「戻ってこい」と元パーティーが現れるが――。
「もう手遅れだ」
これは、理不尽に追放された男が、神の領域の力で全てを覆す、痛快無双の逆転譚!
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる