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第三十五話 争い歴史その一
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冗談ですよ、うふふ。イッツジョークこれはエルフジョークでーす。そう身構えないで下さい、、、、、ちっ。
舌打ちが聞こえた?気のせいでしょう。杯が進んでいませんよ?どうぞ遠慮せずに飲んで!まだ話はこれからですよ。
今お話しました通り、ここ樹氷の都に根を下ろしました、雪エルフは着実に生活基盤を構築しつつあります。そして、それはオークの皆さんの苦難の始まりとなるのです。ぐへへ。
すこーし味見したんですが、良い感じよオーク君!筋肉質な体とワイルド顔、何よりも持久力!人間さんでは味わえない趣があります。
浮気は止めろ?知らんなぁ!私は毒婦!淑女に成るのはお兄さまの前だけよ!、、、、実は、お兄さまも自分に被害が向かないなら諦め気味なところもあるんですよ。寂しい、、、だからそんな私を慰めてねオーク君!
問題が有るとすれば、オークに取って女エルフは全般的に不人気な所でしょうかねぇ。男エルフは良いんですよ、皆マッチョで、昔日の面影ゼロな肉密度百パーセントな物で、女オークも口では「クッ殺せ!」と言いつつ目はハート型になってます。
女エルフ、特にハーフオークでもある半エルフはグラマラスでムチムチしてるのが多いので、迫っても「寄るな!不細工!なんだその乳!デカけりゃ良いってモンじゃねぇ!」な感じで釣れないんですよ。
それはそれで、我が血を引く女共ですから「良い度胸じゃねぇか!二度とオークで勃たない体にしてやる!」と積極的に襲い掛かるので捕まえた後は良いんですが、狩りの方は上手くいかなくなってきました。
流石はオークと言ったところで、十重二十重の包囲を脱し焼かれる村から脱出するオークも居り、恐怖の不細工軍団が、男を攫いにやって来ると、大雪原に隣接する村々に吹聴して回ってるのだそうです。
オークの常識から言って、狂暴な原初の獣しかいない、凍れる死の大地である大雪原。そこから奇襲を仕掛けるので、今までの奴隷狩りは上手い事行ってましたが、相手が防備を固めると不味いです。
討伐隊なんてのは、まだ送り込まれ来ないでしょうが、死者ゼロで貴重なオーク奴隷、、、、お婿さんお嫁さんを募集できなくなってしまいます。
雪原への追放者はまだ居なくなっておりませんので、細々と奴隷、、、、失礼、婿嫁補充の道はありますがさて如何したものですか。
ひとまず落ち着ましょう。なに十年もすれば忘れます。我らは不死で不老と半不死不老なエルフにハーフエルフ、十年など瞬くま。その間に工作でもしましょうかね。
現在樹氷の都、、、、、樹氷村の住民は八百と七十一人。エルフ、ハーフエルフが五百と一人で残りは救助もしくは攫ってきたオークとなっております。
息子が霧の森に助けを求めてかれこれ十五年の歳付きが流れましたが、随分と増えたものです。良いぞーもっと増えろ。
それは良い事なんですが、オーク社会に付いての研究は進んでいないのが現状。人間さんと違い、色香に惑わせて浸透するなんて真似できないのが困った所。なにせ一族皆不細工なもんで。ああオーク基準で、ですよ。
今回の目標は、数の多い人間さんと違いまして。出来うるならばオークと言う種をピッグエルフ事、新オークに入れ替えてしまう事なんです。
無茶とお思いですか?人間さんの人口は最盛期で九百万と少し、大内乱の余波で、今は五百万を落ち込みつつありますが膨大なものです。対してオークはこの龍頭大陸に八万と言ったところでしょうか。
過去の統計なものでもっと増えている可能性は有りますが、人間さんと違い出生率の低いオークですので十万行くか行かないかもっと減っている可能性もあります。
ですので百年はかけてオークを分断し、彼らの生活領域を狭め、極寒の地で生きるハイブリット野良猪エルフに帰る事も不可能とは言えないでしょう。
その為の第一歩が彼らの社会への理解です。過去のエルフ帝国のバイアス全開なデータなんて、当てにできませんからね。
酷いですよ帝国は。もうオークを完全に害獣扱い。侵略的外来種!神の失敗作!潰して潰しても湧き出る紅薄荷!御器齧!そんな感じです。
これには訳が一応あります。そうですね。何故にオークはこんな言われ方をするのか?時間は有りますしオークとエルフの関わりとその出会いに付いてお話しましょう。
時は髭戦争の時代の事です。戻り過ぎ?話が長いのは嫌?物事には順序が有るの!
帝国歴で二十七紀の初め。髭達磨との戦争は開始されました。髭達磨いえドワーフ、、、彼らの発音でドヴォルグとの邂逅は二十二期なので五千年は仲良くやってたんですよ私達。
良い機会です髭達磨、、、ドワーフが良いですね真面目にやりますから。彼らの歴史も話してしまいましょう。
第二種族である彼らは、大陸地下へ邪龍君の汚染が残存していないかを調べる為に創造された種です。これは前にも話しました。彼らが地上にポップアップしたのは、何とエルフと同じ場所でした。
今は亡き世界樹の根元、竜骨山脈の中央にある大盆地、楽園の如き環境。其処に建設され、彼らの手により燃え落ちる事となる白金の都にドワーフは大いなる方の御手より現れました。
遂に第二種続が来る!エルフたちは歓迎しました。それは盛大に歓迎したのです。でなければ彼らを同じ大盆地に住まわせる訳はありません。
そうなんです。エルフの首都である白金の都と、ドワーフの首都たる黒鉄城塞は同じ場所にあるんです。勿論地上と地下で分けられていますが。
エルフは地上に楽園を築き。ドワーフは地下に壮大な生活空間を作り共存してりました。エルフは地上の恵みをドワーフに、ドワーフは地下の鉱物をエルフに二つの種は仲良くやっていました。
問題や衝突が無かった訳ではないですよ。無造作に作られた地下網が都の地盤を沈下させるとか、下水がドワーフの生活圏に流れ込んで区画を水没させるとか色々ありました。
それでも何とかやっては行けていました。なにせエルフとドワーフの文明レベルの差は万単位。喧嘩してドワーフが勝てる相手では有りませんし、エルフにも先輩の余裕があったんです。
ですが五千年の時の流れは、ドワーフをして偉大な文明へと押し上げていきました。エルフが気づかない内にドワーフの生活圏は龍骨山脈全体に広がり、世界樹の根に沿って広大な流通網を形成するまでになっていたのです。
神の手により、かくあれかしと作られたドワーフは幸いにも山脈を根城にする事で満足していましたが、それでも流れる廃液と群発する鉱毒問題は少しづつ両者の間に溝を作っていきました。
ドワーフに取っても、地下開発にエルフが保護する世界樹の根の問題は深刻でした。「切る事負かりならんと!」先輩面する連中のせいで、撤去する事も出来ず、要塞を破壊して来る根は邪魔でしかなかったのです。
対立は小競り合いに、市民と市民は陰口を叩きあい。政府は問題を先送り。二つの種が長い時間をかけて不満を貯めていきました。
破裂したのがアカガネ帝の初の出産を期してのパーティ会場です。やっとこさ生まれた帝国の跡継ぎの誕生にエルフ帝国は大陸全土でお祭り騒ぎ。勿論盟友たるドワーフも立派な使節団を送り込みました。
引き金は軽い、馬鹿らしい程軽い一言。白金の都、アカガネの大広間で行われた第晩餐会の席上の一言です。その席上、何故かドワーフ側にいた使節団の一人が言った言葉が外部に漏れた事が引き金。
「あの婆の相手さ、十を少し超えただけだろ?それ犯罪じゃね?三万に手が届こうと言う婆が子供に手を出して恥ずかしくないの?」
嗚呼、真実ほど知性を持つ生物を苛つかせる事はございません。その場で之を聞いていたドワーフの大使はすぐさま首を締め上げて馬鹿を黙らせたそうですが遅かった。
アカガネ帝が良感じに舞い上がってたのも問題でした。エルフ、ドワーフに関わらず皆が薄々は思っていた本音を聞いた大年増は怒り心頭。
直ぐ様、使節団は捕らえられ、諫める帝国宰相の声も届かず、手ずから一行の髭を綺麗に剃り、タペストリーに加工して当時のドワーフ皇帝に送り返したのです。
後はもうぐちゃぐちゃ。秒速で戦端は開かれたそうです。一時は和平の機運もあったのですが、アカガネ帝が開戦から七年後に戦死するに及び両者の和平への道は完全に閉ざされました。
そこからさらに、、、、あれ?なんですか?皆さん寝ないでくださいよ!此処からやっとオークの話にはいるんですから、、、起きて!おいコラ!起きろ!仕方がありませんねぇ。お休みなさい。
「誰か!お客さんを寝床までご案内してください!」
私は応接用の大天幕から顔を出して子供達を呼びました。程なくお客は運ばれていきます。
「しかし、自分で話していても馬鹿な理由で大戦争を始めたものです。それで種族が滅びに瀕しているのなら、猶更馬鹿。エルフもドワーフもみーんな馬鹿です」
「頭痛くなってきた。少し自棄酒でも飲もうか知らん?」
私はお客の飲み残しの角杯を手に取り一人酒盛りも始めるのでした。
舌打ちが聞こえた?気のせいでしょう。杯が進んでいませんよ?どうぞ遠慮せずに飲んで!まだ話はこれからですよ。
今お話しました通り、ここ樹氷の都に根を下ろしました、雪エルフは着実に生活基盤を構築しつつあります。そして、それはオークの皆さんの苦難の始まりとなるのです。ぐへへ。
すこーし味見したんですが、良い感じよオーク君!筋肉質な体とワイルド顔、何よりも持久力!人間さんでは味わえない趣があります。
浮気は止めろ?知らんなぁ!私は毒婦!淑女に成るのはお兄さまの前だけよ!、、、、実は、お兄さまも自分に被害が向かないなら諦め気味なところもあるんですよ。寂しい、、、だからそんな私を慰めてねオーク君!
問題が有るとすれば、オークに取って女エルフは全般的に不人気な所でしょうかねぇ。男エルフは良いんですよ、皆マッチョで、昔日の面影ゼロな肉密度百パーセントな物で、女オークも口では「クッ殺せ!」と言いつつ目はハート型になってます。
女エルフ、特にハーフオークでもある半エルフはグラマラスでムチムチしてるのが多いので、迫っても「寄るな!不細工!なんだその乳!デカけりゃ良いってモンじゃねぇ!」な感じで釣れないんですよ。
それはそれで、我が血を引く女共ですから「良い度胸じゃねぇか!二度とオークで勃たない体にしてやる!」と積極的に襲い掛かるので捕まえた後は良いんですが、狩りの方は上手くいかなくなってきました。
流石はオークと言ったところで、十重二十重の包囲を脱し焼かれる村から脱出するオークも居り、恐怖の不細工軍団が、男を攫いにやって来ると、大雪原に隣接する村々に吹聴して回ってるのだそうです。
オークの常識から言って、狂暴な原初の獣しかいない、凍れる死の大地である大雪原。そこから奇襲を仕掛けるので、今までの奴隷狩りは上手い事行ってましたが、相手が防備を固めると不味いです。
討伐隊なんてのは、まだ送り込まれ来ないでしょうが、死者ゼロで貴重なオーク奴隷、、、、お婿さんお嫁さんを募集できなくなってしまいます。
雪原への追放者はまだ居なくなっておりませんので、細々と奴隷、、、、失礼、婿嫁補充の道はありますがさて如何したものですか。
ひとまず落ち着ましょう。なに十年もすれば忘れます。我らは不死で不老と半不死不老なエルフにハーフエルフ、十年など瞬くま。その間に工作でもしましょうかね。
現在樹氷の都、、、、、樹氷村の住民は八百と七十一人。エルフ、ハーフエルフが五百と一人で残りは救助もしくは攫ってきたオークとなっております。
息子が霧の森に助けを求めてかれこれ十五年の歳付きが流れましたが、随分と増えたものです。良いぞーもっと増えろ。
それは良い事なんですが、オーク社会に付いての研究は進んでいないのが現状。人間さんと違い、色香に惑わせて浸透するなんて真似できないのが困った所。なにせ一族皆不細工なもんで。ああオーク基準で、ですよ。
今回の目標は、数の多い人間さんと違いまして。出来うるならばオークと言う種をピッグエルフ事、新オークに入れ替えてしまう事なんです。
無茶とお思いですか?人間さんの人口は最盛期で九百万と少し、大内乱の余波で、今は五百万を落ち込みつつありますが膨大なものです。対してオークはこの龍頭大陸に八万と言ったところでしょうか。
過去の統計なものでもっと増えている可能性は有りますが、人間さんと違い出生率の低いオークですので十万行くか行かないかもっと減っている可能性もあります。
ですので百年はかけてオークを分断し、彼らの生活領域を狭め、極寒の地で生きるハイブリット野良猪エルフに帰る事も不可能とは言えないでしょう。
その為の第一歩が彼らの社会への理解です。過去のエルフ帝国のバイアス全開なデータなんて、当てにできませんからね。
酷いですよ帝国は。もうオークを完全に害獣扱い。侵略的外来種!神の失敗作!潰して潰しても湧き出る紅薄荷!御器齧!そんな感じです。
これには訳が一応あります。そうですね。何故にオークはこんな言われ方をするのか?時間は有りますしオークとエルフの関わりとその出会いに付いてお話しましょう。
時は髭戦争の時代の事です。戻り過ぎ?話が長いのは嫌?物事には順序が有るの!
帝国歴で二十七紀の初め。髭達磨との戦争は開始されました。髭達磨いえドワーフ、、、彼らの発音でドヴォルグとの邂逅は二十二期なので五千年は仲良くやってたんですよ私達。
良い機会です髭達磨、、、ドワーフが良いですね真面目にやりますから。彼らの歴史も話してしまいましょう。
第二種族である彼らは、大陸地下へ邪龍君の汚染が残存していないかを調べる為に創造された種です。これは前にも話しました。彼らが地上にポップアップしたのは、何とエルフと同じ場所でした。
今は亡き世界樹の根元、竜骨山脈の中央にある大盆地、楽園の如き環境。其処に建設され、彼らの手により燃え落ちる事となる白金の都にドワーフは大いなる方の御手より現れました。
遂に第二種続が来る!エルフたちは歓迎しました。それは盛大に歓迎したのです。でなければ彼らを同じ大盆地に住まわせる訳はありません。
そうなんです。エルフの首都である白金の都と、ドワーフの首都たる黒鉄城塞は同じ場所にあるんです。勿論地上と地下で分けられていますが。
エルフは地上に楽園を築き。ドワーフは地下に壮大な生活空間を作り共存してりました。エルフは地上の恵みをドワーフに、ドワーフは地下の鉱物をエルフに二つの種は仲良くやっていました。
問題や衝突が無かった訳ではないですよ。無造作に作られた地下網が都の地盤を沈下させるとか、下水がドワーフの生活圏に流れ込んで区画を水没させるとか色々ありました。
それでも何とかやっては行けていました。なにせエルフとドワーフの文明レベルの差は万単位。喧嘩してドワーフが勝てる相手では有りませんし、エルフにも先輩の余裕があったんです。
ですが五千年の時の流れは、ドワーフをして偉大な文明へと押し上げていきました。エルフが気づかない内にドワーフの生活圏は龍骨山脈全体に広がり、世界樹の根に沿って広大な流通網を形成するまでになっていたのです。
神の手により、かくあれかしと作られたドワーフは幸いにも山脈を根城にする事で満足していましたが、それでも流れる廃液と群発する鉱毒問題は少しづつ両者の間に溝を作っていきました。
ドワーフに取っても、地下開発にエルフが保護する世界樹の根の問題は深刻でした。「切る事負かりならんと!」先輩面する連中のせいで、撤去する事も出来ず、要塞を破壊して来る根は邪魔でしかなかったのです。
対立は小競り合いに、市民と市民は陰口を叩きあい。政府は問題を先送り。二つの種が長い時間をかけて不満を貯めていきました。
破裂したのがアカガネ帝の初の出産を期してのパーティ会場です。やっとこさ生まれた帝国の跡継ぎの誕生にエルフ帝国は大陸全土でお祭り騒ぎ。勿論盟友たるドワーフも立派な使節団を送り込みました。
引き金は軽い、馬鹿らしい程軽い一言。白金の都、アカガネの大広間で行われた第晩餐会の席上の一言です。その席上、何故かドワーフ側にいた使節団の一人が言った言葉が外部に漏れた事が引き金。
「あの婆の相手さ、十を少し超えただけだろ?それ犯罪じゃね?三万に手が届こうと言う婆が子供に手を出して恥ずかしくないの?」
嗚呼、真実ほど知性を持つ生物を苛つかせる事はございません。その場で之を聞いていたドワーフの大使はすぐさま首を締め上げて馬鹿を黙らせたそうですが遅かった。
アカガネ帝が良感じに舞い上がってたのも問題でした。エルフ、ドワーフに関わらず皆が薄々は思っていた本音を聞いた大年増は怒り心頭。
直ぐ様、使節団は捕らえられ、諫める帝国宰相の声も届かず、手ずから一行の髭を綺麗に剃り、タペストリーに加工して当時のドワーフ皇帝に送り返したのです。
後はもうぐちゃぐちゃ。秒速で戦端は開かれたそうです。一時は和平の機運もあったのですが、アカガネ帝が開戦から七年後に戦死するに及び両者の和平への道は完全に閉ざされました。
そこからさらに、、、、あれ?なんですか?皆さん寝ないでくださいよ!此処からやっとオークの話にはいるんですから、、、起きて!おいコラ!起きろ!仕方がありませんねぇ。お休みなさい。
「誰か!お客さんを寝床までご案内してください!」
私は応接用の大天幕から顔を出して子供達を呼びました。程なくお客は運ばれていきます。
「しかし、自分で話していても馬鹿な理由で大戦争を始めたものです。それで種族が滅びに瀕しているのなら、猶更馬鹿。エルフもドワーフもみーんな馬鹿です」
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