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第四十八話 ベルセルキーなエルフたち
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その様な訳で、第一見目標は、北の荒れ地に蔓延る「痩せ狼」の連中です。
私はこ奴らを丸々乗っ取る算段で攻撃を始めました。これには、彼らの名前が必要であるとの計算もあります。
「痩せ狼」の中から彼らの暴虐に耐えかねた怖ーいアマゾネス軍団が、各地に散らばる「痩せ狼」を併呑し全オークへの侵略戦争を仕掛け始めたと言う筋書きで行こうと思ってのことです。
私たちの数は今の所少数ですので、嵩を増そうと言う思惑もあります。彼らは食い詰めてますから、食い物さえ満足に与えて置けば、暴れまわってくれる筈です。
死んでくれるなら、それで結構。空いた穴を、今後続々と補充される新オークで埋めちゃいます。新オーク事、豚エルフの体格は、オークよりですから普通のオーク諸部族にとりまして、「痩せ狼」共は蛮族中の蛮族、どんな姿していても、奇抜で理解できない集団としか認知は出来ない筈でから、そこに何が混じっていても、しっかり変装をしていれば蛮族の新風習とでも思ってくれるでしょう。
この変装は、主力である雪エルフを守る為の物でもあります。こちらの来る前、森のエルフが人間さん領域を襲う際は、獣人コーデで村々を襲っている事は御承知ですよね?
ここでも、それを行います。正し、防御力と言う意味では、森の子供たちの比ではありませんよ。どういう事かと言いますと、私と子供たちは過去からの贈り物である「永遠の氷」をご先祖様たちが企図した通り、武器としての他、防具としても利用する事にしたのです。
この地に私が来ました理由は永遠の氷、、、なーんかカッコ悪いので「永氷」と略してますが、それを求め来たのが当初の目的です。しかし、あれなんですよね、帝国エルフの名前の付け方ってやつは、略すのが嫌いと言いますか、如何にかして雅な名前を付けようと無駄に努力する傾向があります。
「永遠の氷」と言う名も、エルフ語を日本語で分かりやすくした言い方でして、本来の名前をエルフ語では、「過ぎ去らざる冬」とか「閉じ込められたる季節」とか婉曲な言い回しで、その物の本質を表しているんだか何だか分からないんですよ。
溶けない氷なんですから「永氷」で良いんでない?分かりやすい方がいいでしょ?家の子らは単に鉄氷とか安直な名前でしか呼んでませんし、それで良いでしょもう。
また話が逸れた。名前云々は別として、永氷は白金に変わる新金属として、、、金属と言って良いかは分かりませんが利用が企図されて作られた物です。
加工しやすく大量に生産でき、硬く、黒鉄を射抜く力を持った新物質。これがもし大量に配備されていれば、エルフ帝国の破滅も少しは長引いたのではないでしょうか。
実はこれ弱点もあります。加工しやすくの部分と硬くの両立が難しかったのです。確かに硬いです、その上、加工も容易です。
なんたって溶けるんですから。私たちがこれをどうやって採掘や加工してたか、紹介しましたよね?あれ別に精錬前だから溶かせた訳ではないですし、原始時代の文明しか持たないから未加工の原石をそのまま使っている訳でもないのです。精錬なんて高度な事、今のエルフはできません。
永氷はフツーに溶けるのです!
エルフ的な不思議パワーで何とかしてるんだろと、お思いだった方にはすいませんが、現代エルフは帝国時代の遺物を素材の味そのままでお出ししております。
おいまてぃ!「永遠」の氷なんだろ!溶けてどうする!名前負けだ!そんなもん金属でも鉱物でもなんでもねぇ!唯の氷や!とお思いでしょう?思いますよね?当然。
融点が高いのです。日向に置いても溶けはしませんし、人肌に晒しても、触れていた肌が凍傷になってしまいます。
ですが、百度を少し超えた辺りで、奇跡は力を失い永氷は融解をし始めてしまうのです。この世界でも水の沸点は皆さまの世界と多分変わりませんから、その辺りの筈です。
帝国の滅亡が遅くなる程度だと言ったのは、その様な弱点を抱えているからなのです。恐らくは髭相手に大量に投入しても、その内彼らは何某かの攻略法を編み出したでしょう。
攻撃兵器としては優秀です。ですが防具や建材となると、火炎放射器などの兵器を繰り出す髭達磨の事、火器系の兵器を充実させ対抗しようとするに違いありません。
それに、松明押し当てられた時点で溶けだす鎧が、前線の兵士に好まれるかと言うとねぇ。まず好かれはしない事は確かです。
アレですよ、永氷製の防具と言う奴は、皆さまの世界で言う所の、藤甲鎧とかと同じカテゴリーになるではないでしょうか?火遊び系の策が大好きな軍師に、隘路に誘い込まれてドーン!バーン!ぐぇぇ!される感じの装備です。
この弱点を克服する事は、帝国時代の魔導工学を持ち合わせない現在のエルフには不可能ではあります。しかし逆を返しますと、その弱点さえ目を瞑れば、可愛いい子供たちと、彼ら彼女らの伴侶を守るには最適な防具となります。
それにですね、これを帝国時代の戦士たちの様に、全身鎧に仕立てようだなんて思ってはおりません。第一そんな技術ありません。
私たちが行うのは、薄く小さく加工した物を、毛皮に縫い付けるだけ、問題もありましたが解決の目途は立っています。痩せ狼を狙う理由はその部分にもあるのです。
永氷は、奇跡の力を封じ込められた物質ですから、常に冷気を発しています。森の方では、小刀や細工道具の利用の他、塊を冷蔵庫や保冷道具にしている程です。
試しに、霧の森産の毛皮に縫い付けて着てもらった所、エルフは兎も角、オークやハーフの子らは五分と来ていられませんでした。可哀そうにガチガチ歯を鳴らしてましたよ、人間さんなら一分で氷漬けになるでしょねアレ。
純エルフでも、「着れるかこんなもん!」と叩き返されてしまいました。これ、ご先祖様は、本当にどうやって防具に仕立てる気だったんですかね?
そこでやって来るのは、氷原狼君です。彼らと冷気の相性は抜群でして、幾つかの試作品の内、何とか着れるのは彼らの毛皮を贅沢に使った、一見して狼男としか見えない一品でした。
丸々一頭を贅沢に使用するのがミソ。丸々一頭を加工する事により、霊的なナンヤカンヤもありまして、どーやら、永氷に籠る力も、着用者を氷原狼と誤認するらしく着心地抜群と言う奴です。
なーんか荒々しい気持ちになったり、吠えたり、唸ったりするのは愛嬌愛嬌!あっ!盾に噛みついちゃ駄目!その茸は儀式用!爆食いすんな!
「あー、もしもし、講師の精霊神様たち!これ、どうゆう事!仕様?聞いてませんよ!なんですかその自然との一体化って!奇跡の相乗効果?狼憑きサービス?脱げば治るから良いだろ?ちょっと!」
うん!見なかった事にしよう。これから始まるのは戦争です!氷原狼を一番飼育している「痩せ狼」共を襲うのですから、これ位荒々しくても良いの!子供は雪の子!狼の子!
そう忘れてしまっては困ります!我らは蛮族!いえ、蛮族を超えた超蛮族!雪原を練り歩く超蛮族として、オークにうわーと言う叫び声を上げさせようとしてるのです!
征くぞ皆の者!ワンワーン!ウォーン!ガオー!
私はこ奴らを丸々乗っ取る算段で攻撃を始めました。これには、彼らの名前が必要であるとの計算もあります。
「痩せ狼」の中から彼らの暴虐に耐えかねた怖ーいアマゾネス軍団が、各地に散らばる「痩せ狼」を併呑し全オークへの侵略戦争を仕掛け始めたと言う筋書きで行こうと思ってのことです。
私たちの数は今の所少数ですので、嵩を増そうと言う思惑もあります。彼らは食い詰めてますから、食い物さえ満足に与えて置けば、暴れまわってくれる筈です。
死んでくれるなら、それで結構。空いた穴を、今後続々と補充される新オークで埋めちゃいます。新オーク事、豚エルフの体格は、オークよりですから普通のオーク諸部族にとりまして、「痩せ狼」共は蛮族中の蛮族、どんな姿していても、奇抜で理解できない集団としか認知は出来ない筈でから、そこに何が混じっていても、しっかり変装をしていれば蛮族の新風習とでも思ってくれるでしょう。
この変装は、主力である雪エルフを守る為の物でもあります。こちらの来る前、森のエルフが人間さん領域を襲う際は、獣人コーデで村々を襲っている事は御承知ですよね?
ここでも、それを行います。正し、防御力と言う意味では、森の子供たちの比ではありませんよ。どういう事かと言いますと、私と子供たちは過去からの贈り物である「永遠の氷」をご先祖様たちが企図した通り、武器としての他、防具としても利用する事にしたのです。
この地に私が来ました理由は永遠の氷、、、なーんかカッコ悪いので「永氷」と略してますが、それを求め来たのが当初の目的です。しかし、あれなんですよね、帝国エルフの名前の付け方ってやつは、略すのが嫌いと言いますか、如何にかして雅な名前を付けようと無駄に努力する傾向があります。
「永遠の氷」と言う名も、エルフ語を日本語で分かりやすくした言い方でして、本来の名前をエルフ語では、「過ぎ去らざる冬」とか「閉じ込められたる季節」とか婉曲な言い回しで、その物の本質を表しているんだか何だか分からないんですよ。
溶けない氷なんですから「永氷」で良いんでない?分かりやすい方がいいでしょ?家の子らは単に鉄氷とか安直な名前でしか呼んでませんし、それで良いでしょもう。
また話が逸れた。名前云々は別として、永氷は白金に変わる新金属として、、、金属と言って良いかは分かりませんが利用が企図されて作られた物です。
加工しやすく大量に生産でき、硬く、黒鉄を射抜く力を持った新物質。これがもし大量に配備されていれば、エルフ帝国の破滅も少しは長引いたのではないでしょうか。
実はこれ弱点もあります。加工しやすくの部分と硬くの両立が難しかったのです。確かに硬いです、その上、加工も容易です。
なんたって溶けるんですから。私たちがこれをどうやって採掘や加工してたか、紹介しましたよね?あれ別に精錬前だから溶かせた訳ではないですし、原始時代の文明しか持たないから未加工の原石をそのまま使っている訳でもないのです。精錬なんて高度な事、今のエルフはできません。
永氷はフツーに溶けるのです!
エルフ的な不思議パワーで何とかしてるんだろと、お思いだった方にはすいませんが、現代エルフは帝国時代の遺物を素材の味そのままでお出ししております。
おいまてぃ!「永遠」の氷なんだろ!溶けてどうする!名前負けだ!そんなもん金属でも鉱物でもなんでもねぇ!唯の氷や!とお思いでしょう?思いますよね?当然。
融点が高いのです。日向に置いても溶けはしませんし、人肌に晒しても、触れていた肌が凍傷になってしまいます。
ですが、百度を少し超えた辺りで、奇跡は力を失い永氷は融解をし始めてしまうのです。この世界でも水の沸点は皆さまの世界と多分変わりませんから、その辺りの筈です。
帝国の滅亡が遅くなる程度だと言ったのは、その様な弱点を抱えているからなのです。恐らくは髭相手に大量に投入しても、その内彼らは何某かの攻略法を編み出したでしょう。
攻撃兵器としては優秀です。ですが防具や建材となると、火炎放射器などの兵器を繰り出す髭達磨の事、火器系の兵器を充実させ対抗しようとするに違いありません。
それに、松明押し当てられた時点で溶けだす鎧が、前線の兵士に好まれるかと言うとねぇ。まず好かれはしない事は確かです。
アレですよ、永氷製の防具と言う奴は、皆さまの世界で言う所の、藤甲鎧とかと同じカテゴリーになるではないでしょうか?火遊び系の策が大好きな軍師に、隘路に誘い込まれてドーン!バーン!ぐぇぇ!される感じの装備です。
この弱点を克服する事は、帝国時代の魔導工学を持ち合わせない現在のエルフには不可能ではあります。しかし逆を返しますと、その弱点さえ目を瞑れば、可愛いい子供たちと、彼ら彼女らの伴侶を守るには最適な防具となります。
それにですね、これを帝国時代の戦士たちの様に、全身鎧に仕立てようだなんて思ってはおりません。第一そんな技術ありません。
私たちが行うのは、薄く小さく加工した物を、毛皮に縫い付けるだけ、問題もありましたが解決の目途は立っています。痩せ狼を狙う理由はその部分にもあるのです。
永氷は、奇跡の力を封じ込められた物質ですから、常に冷気を発しています。森の方では、小刀や細工道具の利用の他、塊を冷蔵庫や保冷道具にしている程です。
試しに、霧の森産の毛皮に縫い付けて着てもらった所、エルフは兎も角、オークやハーフの子らは五分と来ていられませんでした。可哀そうにガチガチ歯を鳴らしてましたよ、人間さんなら一分で氷漬けになるでしょねアレ。
純エルフでも、「着れるかこんなもん!」と叩き返されてしまいました。これ、ご先祖様は、本当にどうやって防具に仕立てる気だったんですかね?
そこでやって来るのは、氷原狼君です。彼らと冷気の相性は抜群でして、幾つかの試作品の内、何とか着れるのは彼らの毛皮を贅沢に使った、一見して狼男としか見えない一品でした。
丸々一頭を贅沢に使用するのがミソ。丸々一頭を加工する事により、霊的なナンヤカンヤもありまして、どーやら、永氷に籠る力も、着用者を氷原狼と誤認するらしく着心地抜群と言う奴です。
なーんか荒々しい気持ちになったり、吠えたり、唸ったりするのは愛嬌愛嬌!あっ!盾に噛みついちゃ駄目!その茸は儀式用!爆食いすんな!
「あー、もしもし、講師の精霊神様たち!これ、どうゆう事!仕様?聞いてませんよ!なんですかその自然との一体化って!奇跡の相乗効果?狼憑きサービス?脱げば治るから良いだろ?ちょっと!」
うん!見なかった事にしよう。これから始まるのは戦争です!氷原狼を一番飼育している「痩せ狼」共を襲うのですから、これ位荒々しくても良いの!子供は雪の子!狼の子!
そう忘れてしまっては困ります!我らは蛮族!いえ、蛮族を超えた超蛮族!雪原を練り歩く超蛮族として、オークにうわーと言う叫び声を上げさせようとしてるのです!
征くぞ皆の者!ワンワーン!ウォーン!ガオー!
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