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1章 奈落編
10話
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「グルァァァァァ!!!!!」
その魔物の大きな声は空洞に響いた。
まずい…これは、僕らだけで勝てるような敵じゃない。
「まずい!逃げろ!」
「ぎゃぁぁぁぁああ!!!!!」
「うわぁぁぁぁああ!!!!!」
いじめっ子たちは僕を置いて来た道を走っていった。
しかし、二人やられた…
あいつらでも勝てない相手に勝てるはずない!
逃げなければ…
しかし、僕は、本能的な恐怖で動くことすらできなかった。声を上げることすら不可能な程に体が硬直してしまっている。
魔物が近寄ってきた。
残りのいじめっ子は一目散に来た道に向かって駆けて行った。
「ひぃぃ…」
動け!俺の足!
なぜ動かない!
死んだら元も子もないんだぞ!
「う…ごけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
僕は来た道を引き返そうとした。
しかし、遅かった。魔物が壁を壊し、土砂で道を塞いでしまった。こいつは相当に頭がいいらしい。
どうする?急げ!時間がない…
周りを見渡すと来た道の反対方向に穴があるのを見つけた。こうなってはもう仕方がない。飛び込むしかない!
「だぁぁぁぁああああ!!!!」
後ろから魔物が追いかけてくる。
物凄い速さだ。
僕は一心不乱に走った。
「まぁ~にぃ~あ~えぇぇぇええ!!!!!」
「ガァァァァァァ!!!!!!!」
僕は魔物の叫びをすぐ後ろに感じながら、暗く、そして底の見えない穴へと吸い込まれへ行ったのであった。
~Sideいじめっ子~
聞いてないぞ!こんな化け物がいるなんて…
ひとまず、逃げなければ…
「まずい!逃げろ!」
そう言った時には化け物はこちらを捉えていた。
「ぎゃぁぁぁぁああ!!!!!」
「うわぁぁぁぁああ!!!!!」
俺の仲間が二人も殺された。
今は逃げるしかない!あいつを囮にして!
「だぁぁぁぁああ!!!!!」
そう考えると、俺の体は自然と動いていた。
「ひぃぃ…」
後ろでそんな声が聞こえた気がしたが、そんなことに今は構ってられない。
来た道を一目散に走っていると、後ろから大きな音が聞こえた。
「ドガァァァァン!!!!!!!」
思わず後ろを振り返ると、かなり後ろの方だが道が土砂で塞がっていた。
「ははは!これで証拠隠滅も完璧じゃないか!」
この時の俺は死んじまった二人のことを考える気は微塵もなかった。俺にとっては、あいつらも人形同然なのだから…。
その魔物の大きな声は空洞に響いた。
まずい…これは、僕らだけで勝てるような敵じゃない。
「まずい!逃げろ!」
「ぎゃぁぁぁぁああ!!!!!」
「うわぁぁぁぁああ!!!!!」
いじめっ子たちは僕を置いて来た道を走っていった。
しかし、二人やられた…
あいつらでも勝てない相手に勝てるはずない!
逃げなければ…
しかし、僕は、本能的な恐怖で動くことすらできなかった。声を上げることすら不可能な程に体が硬直してしまっている。
魔物が近寄ってきた。
残りのいじめっ子は一目散に来た道に向かって駆けて行った。
「ひぃぃ…」
動け!俺の足!
なぜ動かない!
死んだら元も子もないんだぞ!
「う…ごけぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
僕は来た道を引き返そうとした。
しかし、遅かった。魔物が壁を壊し、土砂で道を塞いでしまった。こいつは相当に頭がいいらしい。
どうする?急げ!時間がない…
周りを見渡すと来た道の反対方向に穴があるのを見つけた。こうなってはもう仕方がない。飛び込むしかない!
「だぁぁぁぁああああ!!!!」
後ろから魔物が追いかけてくる。
物凄い速さだ。
僕は一心不乱に走った。
「まぁ~にぃ~あ~えぇぇぇええ!!!!!」
「ガァァァァァァ!!!!!!!」
僕は魔物の叫びをすぐ後ろに感じながら、暗く、そして底の見えない穴へと吸い込まれへ行ったのであった。
~Sideいじめっ子~
聞いてないぞ!こんな化け物がいるなんて…
ひとまず、逃げなければ…
「まずい!逃げろ!」
そう言った時には化け物はこちらを捉えていた。
「ぎゃぁぁぁぁああ!!!!!」
「うわぁぁぁぁああ!!!!!」
俺の仲間が二人も殺された。
今は逃げるしかない!あいつを囮にして!
「だぁぁぁぁああ!!!!!」
そう考えると、俺の体は自然と動いていた。
「ひぃぃ…」
後ろでそんな声が聞こえた気がしたが、そんなことに今は構ってられない。
来た道を一目散に走っていると、後ろから大きな音が聞こえた。
「ドガァァァァン!!!!!!!」
思わず後ろを振り返ると、かなり後ろの方だが道が土砂で塞がっていた。
「ははは!これで証拠隠滅も完璧じゃないか!」
この時の俺は死んじまった二人のことを考える気は微塵もなかった。俺にとっては、あいつらも人形同然なのだから…。
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