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第5話「ほしぞらのしたで」
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ダディズリーと別れたあと、わきとクゥはしばらく黙って歩き続けました。
あたりはすっかり暗くなり、空を見上げれば満天の星が瞬いて、時折、流れ星がすっと夜空をはしりました。お月さまも顔を出していましたが、それは普段よく見るお月さまとは少し違いました。
まるで夜空の一部をまん丸に切り取って、そこから真昼の空を覗いたような、淡い青と白のマーブル模様が美しいお月さまでした。
クゥはお喋り好きなようで、はじめこそわきに何度か話しかけたりもしましたが、なにを言ってもわきがうわの空なので、やがて諦めてしまいました。
わきはというと、カナイや熊の兄妹から聞いたことを考えながら、ろくに前も見ずに歩いていました。目線の先では前足が、右、左、と順番に柔らかな草原にそっと沈んでは、後ろへ流れていきます。
わきは物思いに耽りながら歩く癖でもできてしまったようです。
しかし、それも仕方ありませんでした。
ここへ来てからというもの、不思議なことや驚くことの連続で、理解がずっと追いつかないのです。いつか酒場で聞いた野次みたいに、新たな驚きが次から次にやってきます。
わきは初めて、ユニコーンに会うのが怖くなっていました。でも、すべてを諦めて帰ってしまおうとは思いませんでした。
なぜなら…。
「あいたっ!」
わきは何かに頭をぶつけました。顔を上げると、クゥが立ち止まっていました。
「なぁ、どうしたんだ?」
「あら、ずいぶんな言いぐさね。わたし、きちんと声をかけたわよ?」
どうやら下ばかり見ていたせいで、クゥが立ち止まったことに気づかなかったようです。
「ああ、ごめん。何か見つけた?それとも、もう着くの?」
「両方正解よ。ほら、見て」
そう言ってクゥが指し示した方を見ると、小高い丘の上に、大きくて立派な木がありました。
ここに来るまでに見たものと違って、木には枝はあっても葉がついていません。そのため、枝の向こうに星空が透けて見えます。
でもそれはなぜか、ぼんやりにじんで見えました。
そして、わきが目を留めた木の根元あたり。そこに腰掛けているのは…。
そう、一頭のユニコーンでした。
「準備はいいかしら?」
クゥが後ろを振り返り、わきへ問いかけました。わきが「準備って何の?」と聞き返さなかったのは、それがクゥの気遣いだと気づいたためです。
「ああ」
わきは短くひとこと、そう言いました。
そして二匹は丘を登り、いよいよユニコーンの近くへとやってきました。周りをよく見れば、なにか白いモコモコしたものがいくつもあって、それぞれに誰かが気持ちよさそうに眠っています。それはうさぎだったり、白鳥だったり、蛇だったりしました。
ユニコーンはといえば、先ほどから、膝の上に置いたなにかを大事そうに眺めています。
青いお月さまの薄っすらと柔らかなの光の中で、秋に咲くコスモスのような、春に咲く桜の花びらのような、淡い紫色の毛並みがつやつやと輝いて見えます。
神秘的な光景に、わきは一歩、また一歩と、自分の意思とは無関係に足を進めていました。
すると横でそれを見ていたクゥが、わきの前へ歩み出てユニコーンへ向かってうやうやしくお辞儀をしました。膝を深く曲げてお辞儀をしてから真っ直ぐに立ち上がると、こぐまは、純白のドレスを身にまとった美しい少女へと姿を変えました。
心なしか、ぼんやりと光っているようにも見えます。
「こんばんは、メル。今宵もいい星空ね」
「クゥ…なの?」
わきは口をポカンと開けたまま、閉じることを忘れてしまったようでした。
「驚いた?メル…『虹の継ぐ手』と会うときだけ、元の姿に戻るのよ」
クゥは振り返り、はにかみながらそう言いました。
「そう。それが今も昔も変わらない、我々の【掟】だからね。わき」
ユニコーン…メルが初めて口を開きました。初めて聞くはずのその声は、どこか懐かしく、それでいて、なぜか胸をうちました。
「は、はじ…はじめまして。おいら…わき。どうして、おいらの名前を?」
これまでドラゴンを除いては物怖じすることなく冒険してきたわきでしたが、まるですべてを見透かすようなメルの眼差しに、どこか心が落ち着きませんでした。
「カナイが教えてくれたんだ。君が来たことをね。相変わらず、あのドラゴンの姉弟は君には甘いようだ。わざわざ私のところまで知らせに来てくれたよ」
「カナイが…」
「ああ、挨拶がまだだったね。」
そう言うと、メルは手に持っていた物をそっと空中へ放り上げました。それは、ダディズリーのシャボン玉のようでした。ふわりと舞うシャボン玉を目で追ってみると、葉っぱの無い木の枝周りに、無数のシャボン玉がくっついていました。
「これでよし…」
メルはそう言って立ち上がり、さっきのお辞儀へ返すように、手を胸元にあて、クゥとわきに向かって腰を折りました。するとメルもまた、人に姿を変えました。
クゥと違うのは、さっきのユニコーンの時の毛並みと同じ、淡い紫色のローブを着ていることでしょうか。腰まで伸ばした髪を、銀の髪留めで後ろにまとめています。
「こんばんは。クゥ。確かに、今宵もよい星空だ」
メルはクゥにそう言ってから、わきへ顔を向けました。
「こんばんは。わき。久しぶり…いや、『おかえり』と言うべきだろうね」
そう言って微笑みかけるメルを見返しながら、わきは胸の鼓動が高鳴るのを感じていました。
「やっぱりおいら…ここへ来たことがあるんだ…」
カナイがわきへ「久しぶり」と言ったこと、ダディズリーが「ここはほいほいと来れる世界じゃない」と言っていたこと、クゥの言った「夢が溢れた光」のこと。これらのことから、わきはこの道すがらで、そうとしか考えられないという結論にたどり着いていました。
もしそうだったとしたら、言おうと思っていたことがありました。
「なあ、おいらのこと、もっと教えてくれないか?なにか、大事なことのような気がするんだ」
「わたしからもお願いします。なんだか、見てられないわ」
そばで心配そうに様子を見ていたクゥも、わきに味方してくれました。
「もちろんだとも。それなら場所を移すとしよう。ここではいけない。みんな、ぐっすり眠っているからね」
メルは周りを見渡しながらそう言うと、丘をゆっくり下り始めました。わきとクゥはその後ろに付いていきます。
先ほどからの、慈しみに満ちたメルの態度を見ていたわきは、思わず聞きました。
「あの…あのさ。カナイがおいらに言ったんだ。『メルに会わない方がいい』って。おいら、てっきりなにか怒られでもするのかと思っていたんだけど…」
それを聞いたメルは、「ふう」と短いため息をつくと、こう返しました。
「そのことか…。確かに、過去に『君たち』がしでかしたことを思えば、誰でもそう忠告するだろう。しかし君は記憶をなくしていて、『わき』としてここへ帰ってきた。そんな状態の君に説教をするほど私は短気ではないし、暇でもない。カナイにもそう言ってやった」
「そ、そうなのか」
わきは、なんだか申し訳なくなりました。
「それに、仮に腹を立てているとしても、それは君にじゃない」
「え?そうなのか?」
わきは少しだけ、心が軽くなりました。
「それも含めて、これからすべて話してあげよう。その上で、君がどうしたいか決めるといい。願いの件も含めてね」
これもカナイから聞いたのでしょうか。なんにせよ、相手はわきのすべてを知っているふうでした。
「うん。わかったよ」
そう言ってわきは心を決めました。『過去になにがあろうとなかろうと、自分は自分。ここへ来たときの決心に比べれば、なんてことはないさ』と、わきはそう思っていました。
そしてそれは、大きな間違いでもありました。
あたりはすっかり暗くなり、空を見上げれば満天の星が瞬いて、時折、流れ星がすっと夜空をはしりました。お月さまも顔を出していましたが、それは普段よく見るお月さまとは少し違いました。
まるで夜空の一部をまん丸に切り取って、そこから真昼の空を覗いたような、淡い青と白のマーブル模様が美しいお月さまでした。
クゥはお喋り好きなようで、はじめこそわきに何度か話しかけたりもしましたが、なにを言ってもわきがうわの空なので、やがて諦めてしまいました。
わきはというと、カナイや熊の兄妹から聞いたことを考えながら、ろくに前も見ずに歩いていました。目線の先では前足が、右、左、と順番に柔らかな草原にそっと沈んでは、後ろへ流れていきます。
わきは物思いに耽りながら歩く癖でもできてしまったようです。
しかし、それも仕方ありませんでした。
ここへ来てからというもの、不思議なことや驚くことの連続で、理解がずっと追いつかないのです。いつか酒場で聞いた野次みたいに、新たな驚きが次から次にやってきます。
わきは初めて、ユニコーンに会うのが怖くなっていました。でも、すべてを諦めて帰ってしまおうとは思いませんでした。
なぜなら…。
「あいたっ!」
わきは何かに頭をぶつけました。顔を上げると、クゥが立ち止まっていました。
「なぁ、どうしたんだ?」
「あら、ずいぶんな言いぐさね。わたし、きちんと声をかけたわよ?」
どうやら下ばかり見ていたせいで、クゥが立ち止まったことに気づかなかったようです。
「ああ、ごめん。何か見つけた?それとも、もう着くの?」
「両方正解よ。ほら、見て」
そう言ってクゥが指し示した方を見ると、小高い丘の上に、大きくて立派な木がありました。
ここに来るまでに見たものと違って、木には枝はあっても葉がついていません。そのため、枝の向こうに星空が透けて見えます。
でもそれはなぜか、ぼんやりにじんで見えました。
そして、わきが目を留めた木の根元あたり。そこに腰掛けているのは…。
そう、一頭のユニコーンでした。
「準備はいいかしら?」
クゥが後ろを振り返り、わきへ問いかけました。わきが「準備って何の?」と聞き返さなかったのは、それがクゥの気遣いだと気づいたためです。
「ああ」
わきは短くひとこと、そう言いました。
そして二匹は丘を登り、いよいよユニコーンの近くへとやってきました。周りをよく見れば、なにか白いモコモコしたものがいくつもあって、それぞれに誰かが気持ちよさそうに眠っています。それはうさぎだったり、白鳥だったり、蛇だったりしました。
ユニコーンはといえば、先ほどから、膝の上に置いたなにかを大事そうに眺めています。
青いお月さまの薄っすらと柔らかなの光の中で、秋に咲くコスモスのような、春に咲く桜の花びらのような、淡い紫色の毛並みがつやつやと輝いて見えます。
神秘的な光景に、わきは一歩、また一歩と、自分の意思とは無関係に足を進めていました。
すると横でそれを見ていたクゥが、わきの前へ歩み出てユニコーンへ向かってうやうやしくお辞儀をしました。膝を深く曲げてお辞儀をしてから真っ直ぐに立ち上がると、こぐまは、純白のドレスを身にまとった美しい少女へと姿を変えました。
心なしか、ぼんやりと光っているようにも見えます。
「こんばんは、メル。今宵もいい星空ね」
「クゥ…なの?」
わきは口をポカンと開けたまま、閉じることを忘れてしまったようでした。
「驚いた?メル…『虹の継ぐ手』と会うときだけ、元の姿に戻るのよ」
クゥは振り返り、はにかみながらそう言いました。
「そう。それが今も昔も変わらない、我々の【掟】だからね。わき」
ユニコーン…メルが初めて口を開きました。初めて聞くはずのその声は、どこか懐かしく、それでいて、なぜか胸をうちました。
「は、はじ…はじめまして。おいら…わき。どうして、おいらの名前を?」
これまでドラゴンを除いては物怖じすることなく冒険してきたわきでしたが、まるですべてを見透かすようなメルの眼差しに、どこか心が落ち着きませんでした。
「カナイが教えてくれたんだ。君が来たことをね。相変わらず、あのドラゴンの姉弟は君には甘いようだ。わざわざ私のところまで知らせに来てくれたよ」
「カナイが…」
「ああ、挨拶がまだだったね。」
そう言うと、メルは手に持っていた物をそっと空中へ放り上げました。それは、ダディズリーのシャボン玉のようでした。ふわりと舞うシャボン玉を目で追ってみると、葉っぱの無い木の枝周りに、無数のシャボン玉がくっついていました。
「これでよし…」
メルはそう言って立ち上がり、さっきのお辞儀へ返すように、手を胸元にあて、クゥとわきに向かって腰を折りました。するとメルもまた、人に姿を変えました。
クゥと違うのは、さっきのユニコーンの時の毛並みと同じ、淡い紫色のローブを着ていることでしょうか。腰まで伸ばした髪を、銀の髪留めで後ろにまとめています。
「こんばんは。クゥ。確かに、今宵もよい星空だ」
メルはクゥにそう言ってから、わきへ顔を向けました。
「こんばんは。わき。久しぶり…いや、『おかえり』と言うべきだろうね」
そう言って微笑みかけるメルを見返しながら、わきは胸の鼓動が高鳴るのを感じていました。
「やっぱりおいら…ここへ来たことがあるんだ…」
カナイがわきへ「久しぶり」と言ったこと、ダディズリーが「ここはほいほいと来れる世界じゃない」と言っていたこと、クゥの言った「夢が溢れた光」のこと。これらのことから、わきはこの道すがらで、そうとしか考えられないという結論にたどり着いていました。
もしそうだったとしたら、言おうと思っていたことがありました。
「なあ、おいらのこと、もっと教えてくれないか?なにか、大事なことのような気がするんだ」
「わたしからもお願いします。なんだか、見てられないわ」
そばで心配そうに様子を見ていたクゥも、わきに味方してくれました。
「もちろんだとも。それなら場所を移すとしよう。ここではいけない。みんな、ぐっすり眠っているからね」
メルは周りを見渡しながらそう言うと、丘をゆっくり下り始めました。わきとクゥはその後ろに付いていきます。
先ほどからの、慈しみに満ちたメルの態度を見ていたわきは、思わず聞きました。
「あの…あのさ。カナイがおいらに言ったんだ。『メルに会わない方がいい』って。おいら、てっきりなにか怒られでもするのかと思っていたんだけど…」
それを聞いたメルは、「ふう」と短いため息をつくと、こう返しました。
「そのことか…。確かに、過去に『君たち』がしでかしたことを思えば、誰でもそう忠告するだろう。しかし君は記憶をなくしていて、『わき』としてここへ帰ってきた。そんな状態の君に説教をするほど私は短気ではないし、暇でもない。カナイにもそう言ってやった」
「そ、そうなのか」
わきは、なんだか申し訳なくなりました。
「それに、仮に腹を立てているとしても、それは君にじゃない」
「え?そうなのか?」
わきは少しだけ、心が軽くなりました。
「それも含めて、これからすべて話してあげよう。その上で、君がどうしたいか決めるといい。願いの件も含めてね」
これもカナイから聞いたのでしょうか。なんにせよ、相手はわきのすべてを知っているふうでした。
「うん。わかったよ」
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