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第一章
23.餅を焼かれるスライム
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『それで、今ボクが持ってるアイテムなんだけど~』
――ぽるんっ! ぽるんっ!
「わっ……葉っぱと石が出てきた」
『葉っぱの方が神樹の葉、石が火の魔石だよ』
「なんだかすごい……気がする」
『魔石はそんなにだけど、神樹の葉はかなり珍しいと思う! レアモノだよ~♪』
「へぇー……?」
そうは言ってもただの葉っぱに見えるもんねー、ピンと来ないよねー。
しかぁし!
これを売れば、ご飯を買ったり宿を取ったりできるのだー!
……売れるかなぁ。売れるといいなぁ。
『これ、買い取ってくれるお店ないかな?』
「さっき、ギルドの人が……何か言ってた」
『あ、そっか! ギルドに買取りカウンターがあるって言ってたね』
鑑定から査定、買取りまで、一挙に引き受けてくれるから便利だよって教えてもらったんだった。
まぁ、買取り価格は安いらしいけどネ。
でも色んな種類をほぼ確実に買い取ってくれるから、利用してる冒険者も多いんだって。
早速ボクたちもお世話になるか!
『じゃあ売りに行こ~』
「……いいの? これ、ニイムのでしょ?」
『別にいいよー。宿とご飯とになるんだったら、ボクも嬉しいからね!』
「……わかった。カウンター、行く」
『いぇーい、れっつごー!』
――ぽいんっぽいんっ!
***
『お金バンザイ! お布団バンザーイ♪』
――ぽいーんぽいーん♪
アイテムをさくっとお金に替えたボクたちは、宿屋で部屋を取った。
ギルドでの鑑定結果も思ってた通りだったから、収納スキルの特典が確定してひと安心!
ベッドとご飯がゲットできて、ホント良かったよ~。
フェリもだいぶ疲れたのか、ベッドに倒れ込んでる。
「ニイムも……他の人と話せたらいいのに、ね」
『ん~でも、今はフェリがいるからボクはそんなに困ってないよー。あ、喋るの面倒だった?』
冒険者登録の時も、買取りの時も、フェリはずっと喋りっぱなしだった。
ボクが言ってることもフェリに代弁してもらうから、大変そうだったもんねぇ。
「そ、そんなことないよ! 大丈夫……」
『なら良かった~』
ちょっと手間がかかるけど、ボクが喋れるようにならない以上、どうしようもないもんなぁ……。
あ、でも例外の人がいたね。
『そういえば、もう一人ボクの言葉が通じる人がいるんだよ~』
「えっ……ほんと? 誰?」
『っふっふっふ……リーリオ、かもぉーん!!』
いつも通り、呼び声に応えてウインドウが……って、リーリオさん、なんか怖いですよ。
な、何で無言で俯いてるの?
ほら、おキレイなお顔が見えないよ?
『…………ニイムさん……』
『ハ、ハイ』
ゴクリ。(飲み込むツバなんて無いけど)
『どうして……どうしてッ! 先に相談してくれなかったんですか!』
『えっ、相談? って、何の? どれ?』
『その子供ですよ! もうすっかり面倒見るおつもりですよね?!』
『う、うん。 乗りかかった船というか、拾ったら最後までお世話するのが筋というか……』
当のフェリはキョトンとしてる。
いきなり出てきたウインドウに驚いてるのか、リーリオの勢いに押されてるのか……。
『貴方が優しいのは知っています。可哀相な子を放っておけない人だということも……』
『リーリオ……』
もしかして、ボクたちのことを心配してくれてるのかな?
スライムと亜人の子供だけじゃ、生きていくのは大変だもんね……。
そうだよね、やっぱり心配だよね……。
『ですがッ! せっかくの二人旅が~! 私だけのニイムさんだったのに~! しかもその子供との方が仲良さそうじゃないですかぁ~! ヒドイですぅ~!!』
ええー……そっち~……?
――ぽるんっ! ぽるんっ!
「わっ……葉っぱと石が出てきた」
『葉っぱの方が神樹の葉、石が火の魔石だよ』
「なんだかすごい……気がする」
『魔石はそんなにだけど、神樹の葉はかなり珍しいと思う! レアモノだよ~♪』
「へぇー……?」
そうは言ってもただの葉っぱに見えるもんねー、ピンと来ないよねー。
しかぁし!
これを売れば、ご飯を買ったり宿を取ったりできるのだー!
……売れるかなぁ。売れるといいなぁ。
『これ、買い取ってくれるお店ないかな?』
「さっき、ギルドの人が……何か言ってた」
『あ、そっか! ギルドに買取りカウンターがあるって言ってたね』
鑑定から査定、買取りまで、一挙に引き受けてくれるから便利だよって教えてもらったんだった。
まぁ、買取り価格は安いらしいけどネ。
でも色んな種類をほぼ確実に買い取ってくれるから、利用してる冒険者も多いんだって。
早速ボクたちもお世話になるか!
『じゃあ売りに行こ~』
「……いいの? これ、ニイムのでしょ?」
『別にいいよー。宿とご飯とになるんだったら、ボクも嬉しいからね!』
「……わかった。カウンター、行く」
『いぇーい、れっつごー!』
――ぽいんっぽいんっ!
***
『お金バンザイ! お布団バンザーイ♪』
――ぽいーんぽいーん♪
アイテムをさくっとお金に替えたボクたちは、宿屋で部屋を取った。
ギルドでの鑑定結果も思ってた通りだったから、収納スキルの特典が確定してひと安心!
ベッドとご飯がゲットできて、ホント良かったよ~。
フェリもだいぶ疲れたのか、ベッドに倒れ込んでる。
「ニイムも……他の人と話せたらいいのに、ね」
『ん~でも、今はフェリがいるからボクはそんなに困ってないよー。あ、喋るの面倒だった?』
冒険者登録の時も、買取りの時も、フェリはずっと喋りっぱなしだった。
ボクが言ってることもフェリに代弁してもらうから、大変そうだったもんねぇ。
「そ、そんなことないよ! 大丈夫……」
『なら良かった~』
ちょっと手間がかかるけど、ボクが喋れるようにならない以上、どうしようもないもんなぁ……。
あ、でも例外の人がいたね。
『そういえば、もう一人ボクの言葉が通じる人がいるんだよ~』
「えっ……ほんと? 誰?」
『っふっふっふ……リーリオ、かもぉーん!!』
いつも通り、呼び声に応えてウインドウが……って、リーリオさん、なんか怖いですよ。
な、何で無言で俯いてるの?
ほら、おキレイなお顔が見えないよ?
『…………ニイムさん……』
『ハ、ハイ』
ゴクリ。(飲み込むツバなんて無いけど)
『どうして……どうしてッ! 先に相談してくれなかったんですか!』
『えっ、相談? って、何の? どれ?』
『その子供ですよ! もうすっかり面倒見るおつもりですよね?!』
『う、うん。 乗りかかった船というか、拾ったら最後までお世話するのが筋というか……』
当のフェリはキョトンとしてる。
いきなり出てきたウインドウに驚いてるのか、リーリオの勢いに押されてるのか……。
『貴方が優しいのは知っています。可哀相な子を放っておけない人だということも……』
『リーリオ……』
もしかして、ボクたちのことを心配してくれてるのかな?
スライムと亜人の子供だけじゃ、生きていくのは大変だもんね……。
そうだよね、やっぱり心配だよね……。
『ですがッ! せっかくの二人旅が~! 私だけのニイムさんだったのに~! しかもその子供との方が仲良さそうじゃないですかぁ~! ヒドイですぅ~!!』
ええー……そっち~……?
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