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2 .追うより追われてみたいもの
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本当に牢へと連れて行かれました。
マジで牢ね。硬い寒い暗い怖い。
あれ?私公爵令嬢だよね???マジですか????
私は半分裸のような状態で、そこにポイっとまるでゴミを捨てるかのように牢へと入れられた。
「あ、マントは……」
せめて返さんと。人としてそれは当然です。本当ありがとう優しいイケメン衛兵さん。
「ーーーいいです。それは貴方に差し上げましょう。まだ暖かいとはいえここは冷えますから」
なんていい人ーーーーー!!マジ!ありがとう!!!!
人としての優しさに思わず涙がポロポロとこぼれ落ちた。
「あ、ありがとうございます……」
「……いえ」
ガシャン
そうして2人の衛兵さんは牢に鍵をかけて去っていった。
……暗い。怖い。
牢には簡易的なベッドがあるが、それ以外には何も無かった。毛布もなし。
マジでマントありがたい。必須でした。
ーーー私どうなるんだろう……
テンプレにのっとって、婚約破棄された悪役令嬢の今後を考えてみた。
まず、このまま修道院コースね。まあこれは1番無難でありがたく楽なコース。これなら慎ましい暮らしで生きてはいける。
次、国外追放。これもまずまず??ってか、女1人で生きていけるのかな?ここって徒歩でしょ?私の資産何もなしよ???
とりあえず公爵令嬢スキルで、どこかのメイドやら家庭教師とかならやっていけるはず。
なんとか温情措置していただけるように、必死に、それはもう必死にお願いするしかない。
そして、ここからがハードコース。よくあるパターンだと、娼館行きもしくは鉱山の荒くれ者たちに好きに扱われそれはもう18禁真っ青な扱いを受ける……
また、未来の王妃を陥れたということで、そのまま処刑……
あ、だんだん嫌な方へ思考が向かっていく
まずい。どうなるんだろう私……これからの事を考えるとだんだんと体が震えてきた……
そもそも、どうしてこんな状態に?
と、ここで初めて自分に向き合うことができた。
ここは、時間によって色々な方向から色々な風が吹き山と森と平地と湖があるウェントゥス国。私はこの国のツェントリア公爵家令嬢で、兄が1人、姉が2人の末子である。
幼い頃に第一王子の婚約者として決められ、以後彼を恋慕っていた。
それが、隣国のイグニス国から帰国したリーリウム公爵令嬢(24歳年上女)にあっさりと第一王子トリスティン様の心を掻っ攫われて、そこからは嫉妬で怒り狂った私が悪役令嬢としてリーリウム公爵令嬢に次から次へと嫌がらせをする。
トリスティン様ってば年上好きだったんですね。
なんとまぁ、振り返ってみるとお決まりのコースってやつね。
で、断罪イベントで見事自分が転生者であることを知る。(おっそ!!!)
第一王子であるトリスティン様の攻撃魔法に撃たれてビリビリっとなったのが間違いなくその原因。
って電気療法かーーーい!
全力で突っ込んだわ。
と言っても、今の私はとても中途半端だと思う。
転生者として前世の記憶があるかと言われれば、ある。
でもそれは、どちらかというと「現代日本の価値観を持っている」が1番近い感じ。
前世での名前なんて覚えてないし、働いていた、とかこんな暮らしをしてた、とかを記憶している感じ。
なもんだから、転生者あるあるお約束の、ここの世界はゲーム○○の~とか、小説の~とか前世の記憶チートは一切無し!!
つまりは、この状態におけるヒントもこの先の未来も一切合切不明!!!
なんてことだ……
マジで詰んでるよ……
ちなみに、ここ魔法が使えるという現代日本ではドキドキワクワクの世界観だけど、なんとびっくり。魔法は王族しか使えない非常にレアなスキルだったりする。
なんじゃそりゃーーー!
つまり公爵令嬢でしかない私には魔法なんて一切使えない。
ちなみに、王子と結婚した場合、魔法を使えるようになる、らしい。
王族という縛りは血統によるものではない、らしい。
魔法に関しては王族の秘儀であり、王族になって教えてもらえる、らしい。
何せ王妃教育の間も、フワッとしか学んでない……
でももうそんな王妃教育なんて無意味であって。
それに前世の記憶が全面に出てしまって、間違いなく令嬢時代の私は大きく崩れ去っている。
今更公爵令嬢をしろ、と言われても違和感が先に出てしまう。
周りくどい言い方とか、腹の探り合いってそもそも苦手だし……
どう転んでも、この先の決して明るいとは言えない未来を想像して、涙が出てくる。
前世の記憶とかあっても全く意味がない。
それに、こんなに前世での価値観が全面に出ているのは別の要因がある。
第一王子トリスティン様から、王族でしか扱えない魔法で攻撃されたからだ。
さっき言ったように、ここは魔法はあっても王族しか使えない。魔法が使えるからこそ、王族として成り立っていると言ってもいい。
民を守り導き助けるために行使されるべき魔法で攻撃されたのだ。周囲も『これがあの……!』とかざわめいていた。
そんな貴重な攻撃をされたことはある意味すごい事だが、全力で嬉しくない。
ーーーそれを、大好きな人にされた……
うん。そう……私はトリスティン様がすごく好きだった。幼い時に親が決めた婚約者だったけど、一目見た時から恋に落ちた……
いずれ彼の隣で支えあいながら、この国を率いていく事をずっと夢見て、ずっとずーーっと頑張ってきた。
そんなに大好きだった人が、まさか隣国から帰ってきたヒロイン(予想)のリーリウム様ことリリー様に舞踏会で一目惚れするなんて……
そこから地獄が始まった……
好きな人が自分の事を向いてくれない悲しさ。寂しさ。切なさ。憎さ。
そして、婚約者がありながらトリスティン様へ惹かれていくリリー様への憎悪……
トリスティン様が決して自分を見てくれない絶望を知り、私はおかしくなっていった。
リリー様を殺したくて殺したくて……でもそんな自分も嫌で。
だけど、トリスティン様が手に入るならなんでもするって思って……
何もかも自分ですら許せなくなっておかしくなっていった令嬢時代の私は、前世の記憶を取り戻したことで消えてしまった。
そもそも、恋に恋してただけじゃん私。バカじゃん。冷静に考えてみてください。私という婚約者がありながらリリー様にあっさり惹かれ、そこから公然と口説き、あまつさえいちゃいちゃとする。
おいおい。明らかに堂々と人前で恥ずかし気もなくしているその行為。
単なる二股だろう?って。
おまけに、私は堂々と所謂キープ扱いな訳でしょ。そんな男が何で好きなんだよ。
あの男が私の事なんて好きじゃないの見ててわかるじゃん。
はい。名言出るよ皆。これマジで一番大事ね。
『女は追うよりも追われなさい』
そう。女が好き好き言うよりも、好き好き言われる方がぜーーーーーったい女は幸せになるの!!!!
これマジ真理ね。
「はぁ……」
ま、こうして私は、『悪役令嬢(予想)へ 転生(みたいなもの)をした』という、非常に中途半端な状態になっているわけ。
状況は逼迫していますけどね。
ーーーすでに詰んでますから。
んん???
なんか足音が聞こえる……
さてさて私の未来はどうなることやらーーー
マジで牢ね。硬い寒い暗い怖い。
あれ?私公爵令嬢だよね???マジですか????
私は半分裸のような状態で、そこにポイっとまるでゴミを捨てるかのように牢へと入れられた。
「あ、マントは……」
せめて返さんと。人としてそれは当然です。本当ありがとう優しいイケメン衛兵さん。
「ーーーいいです。それは貴方に差し上げましょう。まだ暖かいとはいえここは冷えますから」
なんていい人ーーーーー!!マジ!ありがとう!!!!
人としての優しさに思わず涙がポロポロとこぼれ落ちた。
「あ、ありがとうございます……」
「……いえ」
ガシャン
そうして2人の衛兵さんは牢に鍵をかけて去っていった。
……暗い。怖い。
牢には簡易的なベッドがあるが、それ以外には何も無かった。毛布もなし。
マジでマントありがたい。必須でした。
ーーー私どうなるんだろう……
テンプレにのっとって、婚約破棄された悪役令嬢の今後を考えてみた。
まず、このまま修道院コースね。まあこれは1番無難でありがたく楽なコース。これなら慎ましい暮らしで生きてはいける。
次、国外追放。これもまずまず??ってか、女1人で生きていけるのかな?ここって徒歩でしょ?私の資産何もなしよ???
とりあえず公爵令嬢スキルで、どこかのメイドやら家庭教師とかならやっていけるはず。
なんとか温情措置していただけるように、必死に、それはもう必死にお願いするしかない。
そして、ここからがハードコース。よくあるパターンだと、娼館行きもしくは鉱山の荒くれ者たちに好きに扱われそれはもう18禁真っ青な扱いを受ける……
また、未来の王妃を陥れたということで、そのまま処刑……
あ、だんだん嫌な方へ思考が向かっていく
まずい。どうなるんだろう私……これからの事を考えるとだんだんと体が震えてきた……
そもそも、どうしてこんな状態に?
と、ここで初めて自分に向き合うことができた。
ここは、時間によって色々な方向から色々な風が吹き山と森と平地と湖があるウェントゥス国。私はこの国のツェントリア公爵家令嬢で、兄が1人、姉が2人の末子である。
幼い頃に第一王子の婚約者として決められ、以後彼を恋慕っていた。
それが、隣国のイグニス国から帰国したリーリウム公爵令嬢(24歳年上女)にあっさりと第一王子トリスティン様の心を掻っ攫われて、そこからは嫉妬で怒り狂った私が悪役令嬢としてリーリウム公爵令嬢に次から次へと嫌がらせをする。
トリスティン様ってば年上好きだったんですね。
なんとまぁ、振り返ってみるとお決まりのコースってやつね。
で、断罪イベントで見事自分が転生者であることを知る。(おっそ!!!)
第一王子であるトリスティン様の攻撃魔法に撃たれてビリビリっとなったのが間違いなくその原因。
って電気療法かーーーい!
全力で突っ込んだわ。
と言っても、今の私はとても中途半端だと思う。
転生者として前世の記憶があるかと言われれば、ある。
でもそれは、どちらかというと「現代日本の価値観を持っている」が1番近い感じ。
前世での名前なんて覚えてないし、働いていた、とかこんな暮らしをしてた、とかを記憶している感じ。
なもんだから、転生者あるあるお約束の、ここの世界はゲーム○○の~とか、小説の~とか前世の記憶チートは一切無し!!
つまりは、この状態におけるヒントもこの先の未来も一切合切不明!!!
なんてことだ……
マジで詰んでるよ……
ちなみに、ここ魔法が使えるという現代日本ではドキドキワクワクの世界観だけど、なんとびっくり。魔法は王族しか使えない非常にレアなスキルだったりする。
なんじゃそりゃーーー!
つまり公爵令嬢でしかない私には魔法なんて一切使えない。
ちなみに、王子と結婚した場合、魔法を使えるようになる、らしい。
王族という縛りは血統によるものではない、らしい。
魔法に関しては王族の秘儀であり、王族になって教えてもらえる、らしい。
何せ王妃教育の間も、フワッとしか学んでない……
でももうそんな王妃教育なんて無意味であって。
それに前世の記憶が全面に出てしまって、間違いなく令嬢時代の私は大きく崩れ去っている。
今更公爵令嬢をしろ、と言われても違和感が先に出てしまう。
周りくどい言い方とか、腹の探り合いってそもそも苦手だし……
どう転んでも、この先の決して明るいとは言えない未来を想像して、涙が出てくる。
前世の記憶とかあっても全く意味がない。
それに、こんなに前世での価値観が全面に出ているのは別の要因がある。
第一王子トリスティン様から、王族でしか扱えない魔法で攻撃されたからだ。
さっき言ったように、ここは魔法はあっても王族しか使えない。魔法が使えるからこそ、王族として成り立っていると言ってもいい。
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うん。そう……私はトリスティン様がすごく好きだった。幼い時に親が決めた婚約者だったけど、一目見た時から恋に落ちた……
いずれ彼の隣で支えあいながら、この国を率いていく事をずっと夢見て、ずっとずーーっと頑張ってきた。
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トリスティン様が決して自分を見てくれない絶望を知り、私はおかしくなっていった。
リリー様を殺したくて殺したくて……でもそんな自分も嫌で。
だけど、トリスティン様が手に入るならなんでもするって思って……
何もかも自分ですら許せなくなっておかしくなっていった令嬢時代の私は、前世の記憶を取り戻したことで消えてしまった。
そもそも、恋に恋してただけじゃん私。バカじゃん。冷静に考えてみてください。私という婚約者がありながらリリー様にあっさり惹かれ、そこから公然と口説き、あまつさえいちゃいちゃとする。
おいおい。明らかに堂々と人前で恥ずかし気もなくしているその行為。
単なる二股だろう?って。
おまけに、私は堂々と所謂キープ扱いな訳でしょ。そんな男が何で好きなんだよ。
あの男が私の事なんて好きじゃないの見ててわかるじゃん。
はい。名言出るよ皆。これマジで一番大事ね。
『女は追うよりも追われなさい』
そう。女が好き好き言うよりも、好き好き言われる方がぜーーーーーったい女は幸せになるの!!!!
これマジ真理ね。
「はぁ……」
ま、こうして私は、『悪役令嬢(予想)へ 転生(みたいなもの)をした』という、非常に中途半端な状態になっているわけ。
状況は逼迫していますけどね。
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んん???
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