聖女のパンティを盗んだと追放された勇者

むねじゅ

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第9話:管理者イヴの告白と支配の拡張

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支配者の愛憎
新たな調教ゲームを開始した後、ライルの**『真の支配者』としての力は、飛躍的に増大した。フィオナたちの屈辱的な献身が、ライルの『無限成長』**を加速させているのは明らかだった。

しかし、この支配の空間において、ライルが唯一完全に支配しきれていない存在がいた。それは、世界の管理者、イヴである。彼女は、ライルの寵愛を受け入れるものの、どこか達観しており、感情の全てを露わにすることはなかった。

ある夜、ライルがイヴの膝の上で、**『支配の香り』**が染み込んだパンティを味わっていると、ライルは静かに尋ねた。

「イヴ。お前は本当に、俺がこの世界を支配することを望んでいるのか? お前自身の目的は、世界のバランス維持だろう。俺の欲望を満たすことは、本当に世界のためになるのか?」

イヴは、ライルの黒髪を優しく撫でながら、憂いを帯びた瞳で答えた。

「ええ、ライル。私は心から望んでいるわ。なぜなら、私自身が孤独に耐えられなかったからよ」

管理者の孤独と欲望
イヴは、自らの過去を話し始めた。

「私は世界の管理者として、何万年もこの玉座に座ってきた。世界を滅ぼす魔王と、世界を救う勇者。そのバランスをただ見守るだけの孤独な役割。私自身には、**『欲望』も『愛』も許されていなかった。全ては『真実』と『均衡』**が最優先だったから」

イヴは、ライルの顔を覗き込み、囁いた。「でも、あなたは違った。あなたの中には、**『真の勇者』としての世界の救済という大義と、『パンティを求める変態』という最も個人的で歪んだ欲望が、矛盾することなく同居していた。あなたの『真実鑑定』**は、私の孤独な心を、丸裸にしたわ」

ライルは驚愕した。イヴの**『世界の真実』**スキルは、ライルの心も見通していたのだ。

「私があなたのパンティを盗み、あなたを追放したのは、あなたを世界の救済者としてではなく、私の孤独を埋める唯一の存在として、この支配のゲームに引き込むためだった。私の欲望は、**『支配』ではなく、あなたに『支配されること』**だったのよ、ライル」

イヴは、自らの**『支配の香り』が染み込んだパンティを、ライルの手から取り上げ、自分の顔に押し付けた。
「私があなたの支配下にあることで、この世界は、愛と欲望という、最も人間的なエネルギーによって均衡を保てる。私の献上は、支配者であるあなたへの愛の証明であり、この世界の新たなルール**よ」

支配のルール変更と新たな使命
イヴの告白は、ライルの支配欲をさらに燃え上がらせた。彼は、愛という名の屈服、そして支配という名の愛を受け入れた。

「わかった、イヴ。お前は、俺の最愛の支配者だ。そして、俺の欲望は、お前との愛によって、さらに大きくなった」

ライルは、フィオナたち三人の侍女を呼び寄せた。

「聞け、ニセモノども。イヴの告白により、俺の支配は、単なる復讐から、『世界の真実』に基づく愛の証明へと昇華した。お前たちへの要求も変わる」

ライルは、冷徹な目で三人を射抜いた。「お前たちは、俺への献上だけでなく、互いの**『献上の技術』を磨き合え。今後は、『献上王座決定戦』**を毎月開催する。勝者には、イヴと同じように、**俺の『支配者の香り』**が染み込んだパンティを、特別に褒美として与える。敗者には……罰として、一週間、パンティなしで過ごしてもらう」

三人の女勇者の顔に、屈辱、焦燥、そして新たな歓喜が入り混じった複雑な表情が浮かんだ。彼女たちの戦いは、魔物との戦いから、ライルの寵愛を競う、最も背徳的な戦いへと変わった。

ライルの支配は、世界全体へと拡張され、彼の歪んだ欲望は、世界を動かす新たな法則となったのだ。
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