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-はじまりの陰謀-編
ここはどこ? お前はだれ?
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まずい、まずい、まずい。
せっかくこの世界でも生活基盤を整えて、いい感じにうまく進んでいたのに世界が滅びるだって? 冗談じゃないぞ。
いや待て。ボロスはなぜすぐに滅ぼさなかったんだ。
「ボロスが力を失っているのはわかりました。ただ、それなら今まで滅ぼさなかった理由があるはずです」
「創造神メディア様がおられるからでしょう。彼女が均衡を保っていました」
おおかた、二人の仲が悪いとかそういう話だろうな。
「それなら心配ないのでは?」
「いいえ、近い将来必ず滅びます。メディア様が夢という形で私に神託をくださったんです」
俺もなんか夢みたような。
「彼女はボロスを止める手段がないのでしょうか」
「ボロスを倒すために強大な力を使ったそうで、メディア様自身がかなり弱っておられるようなのです」
強大な力か......なにか策がありそうだ。
聞いてみたはいいけど、話が壮大すぎて俺にどうこうできるとは思えん。うん、ここは丁寧にお断りしよう。
「実は俺にそこまでの力はありません、申し訳ないですがお断りーー」
ーーピカァァッ!
突然、辺りが白い光に包まれて、俺は目をギュッと瞑った。
とっさに覆った手をゆっくり退けると、そこはさっきまでいた神殿らしき場所ではなく、エリシアもいない。
真っ白で何もない空間がただ広がっているだけ。果ては見えない。
ただ、とても温かい感覚に包まれている。例えるなら、お風呂に浸かっているような。
「一体何が......さっきの一瞬で爆発でも起きて死んでしまったのだろうか......まさかボロスの仕業!?」
「いいえ、違います」
ゆっくりとした優しい女性の話し方。キョロキョロと周りを見渡しても誰もいなーーあ、いた。
視線を下に向けると、そこには純白の薄いワンピースを着た金髪女性が深々と土下座していた。
「何をしているんですか?」
なぜ土下座しているんだ、なんなんだ。新手の罠か?
「これは当たり前の行いなのです」
どういうことか全然わからん。
「とにかく頭をあげてください」
「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」
スッと顔を上げた女性は少女のようにも大人のようにも見えた。
よく見ると髪はブロンズに近い金髪で身体の線は細く、手首には彫刻の入った黄金の腕輪をしている。
「あなたはどちら様でしょうか」
「私は創造神メディアです」
......!?
見た感じ神様っぽいなーって思ってたけど本物だったか。
ハッ、すぐにゴマスリ笑顔に切り替えなければ。だって消される可能性とかあるからね!
「これはこれは、メディア様でしたか。なぜ俺に土下座なんか」
メディアは立ち上がって、申し訳なさそうに頭を下げた。
「あなたに謝罪しなければならないからです」
ふむ、いきなりこんなところに呼び出したからかな。
「いえいえ、メディア様が謝ることなんてないですよ。大したことないですし」
俺は寛容な人間だ。そのくらいのことで怒るわけがない。
というか何をされてもさすがに神様相手に怒れるやつなんていないだろう。
メディアはおずおずと衝撃の発言を口にする。
「この世界にあなたを転移させたのは私です」
......
数秒の沈黙。
「お前かあぁぁぁ!!! 俺をこのクソみたいな世界に呼んだのはあああ!!」
「ひっ......!」
「何度、死にかけたと思ってるんだ!! スポーン地点くらいちゃんとしろ!! あのクソみたいなスキルはなんだ!?? なあに頭上げてんだ、土下座しろ!! バカなのか?!」
はあっ、はあっ、怒りが爆発してしまった。
「ほんっっとぉぉに申し訳ございません!」
「ちゃんと説明しろ、まずあのスポーン地点はなんだ。殺す気か?」
一度、落ち着こう。まずは冷静に話を聞くんだ。
「強力なスキルを与えたことにより私の力が弱くなってしまい、あのような場所になってしまいました。ですが幸運も一緒に与えたので、大丈夫かと......」
じゃあ何か? 幸運のおかげで洞窟の行き止まりにスポーンしたって? だからゴブリンに見つからずに済んだと。ふーん。
「幸運の効果が小さすぎんだろ!! ダイエットしてるやつでも喜ばねえミニサイズだな!? ええ!?」
「申し訳ございません......」
「じゃあハッパの毒で死なないように耐性リンゴを見つけたのも、金がなくて 飢死しそうなときに居酒屋で偶然バイトの張り紙が目についたのも、この幸運のおかげってわけか」
「その通りです......」
は~ん。
「おめえは一々、俺を窮地に追いやんねえと気が済まねえのか!!? ああん!!??」
「すいませんっ! すいませんっ!」
メディアは額がすり減る勢いでゴンゴンと頭を打ち付けている。
「まあ生きているからいいだろう。よくないけど。それは置いといて、なんでスキルを偽装する必要がある」
「ボロスに感づかれないためです。レベルが上がったら解除する仕組みにしておいたんです」
だからレベルアップと同時に解除されたと。あと、もう目も合わさないなこいつ。
「普通はファンタジー世界にきたらワクワクで冒険者になって魔物を倒すと思って。でもエイトさんがなかなか外に出ないから......」
「ああん!!? 俺のせいだってのか!? んな危険なことするわけないだろ! 脳みそ詰まってんのか!? いっぺん死ぬか!?」
怒りによって相手が神様なことを完全に忘れているエイト。
「申し訳ございません! 申し訳ございません!」
創造神メディアはエイトよりも気が小さい性格だった。
「じゃあ俺が柄にもなくギルドに行き、柄にもなくダンジョンの案件を受けたのはーー」
「私が誘導したからです......」
あの夢はお前が見せてたのかっ!!
「なんでもっと早くにそうしなかったんだ」
「それすらできないほどに力を失っていたためです」
「あっ! もしかしてダンジョンで二階層にボスが突っ込んできたのもお前の仕業か?」
「はい?? それは私ではありません」
じゃあただの偶然だったのか......?
そしてエイトは大事なことに気づく。
「いや待て、そもそもなぜボロスからスキルを偽装する必要がある? まさかーー」
そのまさかだった。
「あなたにボロスを倒していただこうと......」
なんでよりによって気弱な俺なんだ! もっと他にいっぱいいただろ!
「どうかお願いです。ボロスも徐々に力を取り戻してきているはずです。私は力の大半を失いましたし、あなたしかいないんです! 彼女の助けになっていただけませんか?」
あなたしかいないんです、じゃねえ! 俺がやらないと世界が滅びるとか言われたら断りづらいだろうが!!
くそっ、どうする? やるか? いや、でも神相手にどう戦えと......。絶対、死ぬって。死ぬ死ぬ。
でもやらないと世界が滅びる。ってことはどっちみち俺も死ぬよな? シェルターでも作って俺だけ避難とか......でもイルンやみんなは......くそっ! くそくそ!
「ま、まあ。手伝うくらいなら......」
なんでこんなことに巻き込まれているんだ俺は。
「あっ、ありがとうございます!!!」
「最後に一つ聞かせてくれ。どうして俺を選んだ」
「そっ、それはですねー、えーまあなんというか、あの~間違えちゃいました! 別のことに集中してて! それではっ!」
てへぺろ! みたいな顔をしてそそくさと逃げていくメディア。
ーーパァァァッ!!
再び光が俺を包み始める。
......は? 間違えただと? ......! だから土下座してたのか! あいつ今度、会ったらタダじゃおかないからな。絶対、ぶっ○してやる! 覚えてろよおぉぉーー
「エイトさん? どうかされたんですか?」
こっちでは時間が進んでないらしい。エリシアがキョトンとしている。
「いや......あの......手伝います。ボロス倒すの......」
エリシアはパアッと満面の笑みになった。
「本当ですかっ、心強いです! これからよろしくお願いしますね! エイトさん」
両手を握られて本来ならドキドキする場面のはずなのに、脅迫されている感じしかしない。身体中から変な汗が湧き出る。
「はい......」
こうしてエイトは、ほぼ強制的に神殺しを手伝わされる羽目になったーー。
「ふふふっ。私のためにせいぜい頑張ってね、エイト」
メディアは不敵な黒い笑みを浮かべていた。
せっかくこの世界でも生活基盤を整えて、いい感じにうまく進んでいたのに世界が滅びるだって? 冗談じゃないぞ。
いや待て。ボロスはなぜすぐに滅ぼさなかったんだ。
「ボロスが力を失っているのはわかりました。ただ、それなら今まで滅ぼさなかった理由があるはずです」
「創造神メディア様がおられるからでしょう。彼女が均衡を保っていました」
おおかた、二人の仲が悪いとかそういう話だろうな。
「それなら心配ないのでは?」
「いいえ、近い将来必ず滅びます。メディア様が夢という形で私に神託をくださったんです」
俺もなんか夢みたような。
「彼女はボロスを止める手段がないのでしょうか」
「ボロスを倒すために強大な力を使ったそうで、メディア様自身がかなり弱っておられるようなのです」
強大な力か......なにか策がありそうだ。
聞いてみたはいいけど、話が壮大すぎて俺にどうこうできるとは思えん。うん、ここは丁寧にお断りしよう。
「実は俺にそこまでの力はありません、申し訳ないですがお断りーー」
ーーピカァァッ!
突然、辺りが白い光に包まれて、俺は目をギュッと瞑った。
とっさに覆った手をゆっくり退けると、そこはさっきまでいた神殿らしき場所ではなく、エリシアもいない。
真っ白で何もない空間がただ広がっているだけ。果ては見えない。
ただ、とても温かい感覚に包まれている。例えるなら、お風呂に浸かっているような。
「一体何が......さっきの一瞬で爆発でも起きて死んでしまったのだろうか......まさかボロスの仕業!?」
「いいえ、違います」
ゆっくりとした優しい女性の話し方。キョロキョロと周りを見渡しても誰もいなーーあ、いた。
視線を下に向けると、そこには純白の薄いワンピースを着た金髪女性が深々と土下座していた。
「何をしているんですか?」
なぜ土下座しているんだ、なんなんだ。新手の罠か?
「これは当たり前の行いなのです」
どういうことか全然わからん。
「とにかく頭をあげてください」
「ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」
スッと顔を上げた女性は少女のようにも大人のようにも見えた。
よく見ると髪はブロンズに近い金髪で身体の線は細く、手首には彫刻の入った黄金の腕輪をしている。
「あなたはどちら様でしょうか」
「私は創造神メディアです」
......!?
見た感じ神様っぽいなーって思ってたけど本物だったか。
ハッ、すぐにゴマスリ笑顔に切り替えなければ。だって消される可能性とかあるからね!
「これはこれは、メディア様でしたか。なぜ俺に土下座なんか」
メディアは立ち上がって、申し訳なさそうに頭を下げた。
「あなたに謝罪しなければならないからです」
ふむ、いきなりこんなところに呼び出したからかな。
「いえいえ、メディア様が謝ることなんてないですよ。大したことないですし」
俺は寛容な人間だ。そのくらいのことで怒るわけがない。
というか何をされてもさすがに神様相手に怒れるやつなんていないだろう。
メディアはおずおずと衝撃の発言を口にする。
「この世界にあなたを転移させたのは私です」
......
数秒の沈黙。
「お前かあぁぁぁ!!! 俺をこのクソみたいな世界に呼んだのはあああ!!」
「ひっ......!」
「何度、死にかけたと思ってるんだ!! スポーン地点くらいちゃんとしろ!! あのクソみたいなスキルはなんだ!?? なあに頭上げてんだ、土下座しろ!! バカなのか?!」
はあっ、はあっ、怒りが爆発してしまった。
「ほんっっとぉぉに申し訳ございません!」
「ちゃんと説明しろ、まずあのスポーン地点はなんだ。殺す気か?」
一度、落ち着こう。まずは冷静に話を聞くんだ。
「強力なスキルを与えたことにより私の力が弱くなってしまい、あのような場所になってしまいました。ですが幸運も一緒に与えたので、大丈夫かと......」
じゃあ何か? 幸運のおかげで洞窟の行き止まりにスポーンしたって? だからゴブリンに見つからずに済んだと。ふーん。
「幸運の効果が小さすぎんだろ!! ダイエットしてるやつでも喜ばねえミニサイズだな!? ええ!?」
「申し訳ございません......」
「じゃあハッパの毒で死なないように耐性リンゴを見つけたのも、金がなくて 飢死しそうなときに居酒屋で偶然バイトの張り紙が目についたのも、この幸運のおかげってわけか」
「その通りです......」
は~ん。
「おめえは一々、俺を窮地に追いやんねえと気が済まねえのか!!? ああん!!??」
「すいませんっ! すいませんっ!」
メディアは額がすり減る勢いでゴンゴンと頭を打ち付けている。
「まあ生きているからいいだろう。よくないけど。それは置いといて、なんでスキルを偽装する必要がある」
「ボロスに感づかれないためです。レベルが上がったら解除する仕組みにしておいたんです」
だからレベルアップと同時に解除されたと。あと、もう目も合わさないなこいつ。
「普通はファンタジー世界にきたらワクワクで冒険者になって魔物を倒すと思って。でもエイトさんがなかなか外に出ないから......」
「ああん!!? 俺のせいだってのか!? んな危険なことするわけないだろ! 脳みそ詰まってんのか!? いっぺん死ぬか!?」
怒りによって相手が神様なことを完全に忘れているエイト。
「申し訳ございません! 申し訳ございません!」
創造神メディアはエイトよりも気が小さい性格だった。
「じゃあ俺が柄にもなくギルドに行き、柄にもなくダンジョンの案件を受けたのはーー」
「私が誘導したからです......」
あの夢はお前が見せてたのかっ!!
「なんでもっと早くにそうしなかったんだ」
「それすらできないほどに力を失っていたためです」
「あっ! もしかしてダンジョンで二階層にボスが突っ込んできたのもお前の仕業か?」
「はい?? それは私ではありません」
じゃあただの偶然だったのか......?
そしてエイトは大事なことに気づく。
「いや待て、そもそもなぜボロスからスキルを偽装する必要がある? まさかーー」
そのまさかだった。
「あなたにボロスを倒していただこうと......」
なんでよりによって気弱な俺なんだ! もっと他にいっぱいいただろ!
「どうかお願いです。ボロスも徐々に力を取り戻してきているはずです。私は力の大半を失いましたし、あなたしかいないんです! 彼女の助けになっていただけませんか?」
あなたしかいないんです、じゃねえ! 俺がやらないと世界が滅びるとか言われたら断りづらいだろうが!!
くそっ、どうする? やるか? いや、でも神相手にどう戦えと......。絶対、死ぬって。死ぬ死ぬ。
でもやらないと世界が滅びる。ってことはどっちみち俺も死ぬよな? シェルターでも作って俺だけ避難とか......でもイルンやみんなは......くそっ! くそくそ!
「ま、まあ。手伝うくらいなら......」
なんでこんなことに巻き込まれているんだ俺は。
「あっ、ありがとうございます!!!」
「最後に一つ聞かせてくれ。どうして俺を選んだ」
「そっ、それはですねー、えーまあなんというか、あの~間違えちゃいました! 別のことに集中してて! それではっ!」
てへぺろ! みたいな顔をしてそそくさと逃げていくメディア。
ーーパァァァッ!!
再び光が俺を包み始める。
......は? 間違えただと? ......! だから土下座してたのか! あいつ今度、会ったらタダじゃおかないからな。絶対、ぶっ○してやる! 覚えてろよおぉぉーー
「エイトさん? どうかされたんですか?」
こっちでは時間が進んでないらしい。エリシアがキョトンとしている。
「いや......あの......手伝います。ボロス倒すの......」
エリシアはパアッと満面の笑みになった。
「本当ですかっ、心強いです! これからよろしくお願いしますね! エイトさん」
両手を握られて本来ならドキドキする場面のはずなのに、脅迫されている感じしかしない。身体中から変な汗が湧き出る。
「はい......」
こうしてエイトは、ほぼ強制的に神殺しを手伝わされる羽目になったーー。
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