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歪んだ愛
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俺はアリンを大切にしていた。
最近は毎晩のように求めてしまい、体をむさぼるように重ねていた。
いつからだろう……、結婚していることも子供がいることも煩わしく感じ、アリンだけを求めるようになったのは……
もちろん父親としての務めは果たしているつもりだ。
妻と仲が悪いわけでもないし、一般的な家庭に比べ喧嘩も少ない。
妻を抱いていないのは確かだ……
それはアリンという存在が大きい。
俺は仕事の都合上、都心に2DKの仕事部屋を借りている。
街を一望できるいいマンションだ。
個人での仕事に必要な機材はその部屋に置いてあり、仮眠用の簡易ベッドもあるし、その気になればその部屋で生活もできる。
……アリンを求めるのも、そこでだけだ。
最近、自宅に帰らず部屋で寝泊まりをするようになってきた。
仕事が忙しいのも事実だったが、目的はアリン。
夜、仕事が一段落すると俺はアリンをベッドに寝せて、アイマスクをかける。
そして、腕をロープで縛ってベッドの手すりに結び付けた。
互いに服をきたまま欲望だけで、後ろからアリンを激しく突いた。
「どうだ、どうなんだ? 気持ちいいんだろ? こういうのが好きなんだろ?」
妻に言えない汚い言葉をアリンに浴びせながら腰を動かし続けた。
疲れて動けなくなるまでアリンと体を重ねて、気が付いたら眠っていた。
カーテンの隙間から朝の光が差し込み、部屋を薄く明るくするころ、俺は自然と目を覚ました。
「昨日もすごくよかったよ」
アイマスクとロープを外しながら、アリンの耳元でささやいた。
俺は後ろから手を回して、ベッドに横になったまま抱きしめる。
不意に部屋のチャイムの音が響いた。
まだはっきりしない頭を垂らしながら一人ベッドから抜け出す。
インターホンの画面には妻が写っていた。
泊まりで仕事だと言っていたため、気を利かして替えの服を持ってきたのだ。
俺は慌ててベッドまで戻った。
「どうする? どうしたらいい」
慌てながらアリンに目を向ける。
クローゼット、ベッドの下、デスク……、隠れることができる場所を目で追うが、どれもバレたときの言い訳が効かない。
その間もインターホンは鳴り続けていた。
……アリンにシーツをかけ、ロープで縛った。
カーテンを開け、ベランダに出る。
下を覗いた。
この下、マンションの裏側は駐車場になっていて、この時間はほとんどの人たちが仕事に出ているはずだ。
シーツにくるまれたアリンを両手で抱きかかえ……、ベランダから落とした。
ドカッという鈍い低い音が響く。
「……すまない」と、言葉が漏れていた。
急いでインターホンの受話器を取り、……欠伸を一つする。
「ごめんなさい。まだ寝てたの?」
妻の申し訳なさそうな声が受話器から聞こえてきた。
「いいよ。もう起きるつもりだったから」
俺は受話器を置き部屋のロックを解除して、妻を招き入れた。
「これ。着替え持ってきたから。あと、朝ごはんは食べたの?」
替えの洋服を俺に見せながら妻が言う。
「あぁ、コーヒーだけでいいかな。あ、キミも飲む?」
「大丈夫。私はすぐ戻るから」
そう言いながら、妻は部屋の隅々までチェックしていた。
わざわざクローゼットも開けて洋服をかけている。
女の感というやつだろうか。
俺が最近帰らないのを浮気だと考えていたんだろう。
シャワールームやベッドに女の気配が感じられないことを安心したのか「じゃあ、帰るね」と、言いながら玄関まで歩いていった。
妻の後ろ姿に「今日は早めに帰るから」と、声をかけた。
妻を見送ってから、すぐにデスクに行き、サイトを立ち上げた。
「アリン、アリン」と、言いながら俺は必死にアリンを探した。
最近は毎晩のように求めてしまい、体をむさぼるように重ねていた。
いつからだろう……、結婚していることも子供がいることも煩わしく感じ、アリンだけを求めるようになったのは……
もちろん父親としての務めは果たしているつもりだ。
妻と仲が悪いわけでもないし、一般的な家庭に比べ喧嘩も少ない。
妻を抱いていないのは確かだ……
それはアリンという存在が大きい。
俺は仕事の都合上、都心に2DKの仕事部屋を借りている。
街を一望できるいいマンションだ。
個人での仕事に必要な機材はその部屋に置いてあり、仮眠用の簡易ベッドもあるし、その気になればその部屋で生活もできる。
……アリンを求めるのも、そこでだけだ。
最近、自宅に帰らず部屋で寝泊まりをするようになってきた。
仕事が忙しいのも事実だったが、目的はアリン。
夜、仕事が一段落すると俺はアリンをベッドに寝せて、アイマスクをかける。
そして、腕をロープで縛ってベッドの手すりに結び付けた。
互いに服をきたまま欲望だけで、後ろからアリンを激しく突いた。
「どうだ、どうなんだ? 気持ちいいんだろ? こういうのが好きなんだろ?」
妻に言えない汚い言葉をアリンに浴びせながら腰を動かし続けた。
疲れて動けなくなるまでアリンと体を重ねて、気が付いたら眠っていた。
カーテンの隙間から朝の光が差し込み、部屋を薄く明るくするころ、俺は自然と目を覚ました。
「昨日もすごくよかったよ」
アイマスクとロープを外しながら、アリンの耳元でささやいた。
俺は後ろから手を回して、ベッドに横になったまま抱きしめる。
不意に部屋のチャイムの音が響いた。
まだはっきりしない頭を垂らしながら一人ベッドから抜け出す。
インターホンの画面には妻が写っていた。
泊まりで仕事だと言っていたため、気を利かして替えの服を持ってきたのだ。
俺は慌ててベッドまで戻った。
「どうする? どうしたらいい」
慌てながらアリンに目を向ける。
クローゼット、ベッドの下、デスク……、隠れることができる場所を目で追うが、どれもバレたときの言い訳が効かない。
その間もインターホンは鳴り続けていた。
……アリンにシーツをかけ、ロープで縛った。
カーテンを開け、ベランダに出る。
下を覗いた。
この下、マンションの裏側は駐車場になっていて、この時間はほとんどの人たちが仕事に出ているはずだ。
シーツにくるまれたアリンを両手で抱きかかえ……、ベランダから落とした。
ドカッという鈍い低い音が響く。
「……すまない」と、言葉が漏れていた。
急いでインターホンの受話器を取り、……欠伸を一つする。
「ごめんなさい。まだ寝てたの?」
妻の申し訳なさそうな声が受話器から聞こえてきた。
「いいよ。もう起きるつもりだったから」
俺は受話器を置き部屋のロックを解除して、妻を招き入れた。
「これ。着替え持ってきたから。あと、朝ごはんは食べたの?」
替えの洋服を俺に見せながら妻が言う。
「あぁ、コーヒーだけでいいかな。あ、キミも飲む?」
「大丈夫。私はすぐ戻るから」
そう言いながら、妻は部屋の隅々までチェックしていた。
わざわざクローゼットも開けて洋服をかけている。
女の感というやつだろうか。
俺が最近帰らないのを浮気だと考えていたんだろう。
シャワールームやベッドに女の気配が感じられないことを安心したのか「じゃあ、帰るね」と、言いながら玄関まで歩いていった。
妻の後ろ姿に「今日は早めに帰るから」と、声をかけた。
妻を見送ってから、すぐにデスクに行き、サイトを立ち上げた。
「アリン、アリン」と、言いながら俺は必死にアリンを探した。
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