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固め、濃いめ、多め、ご飯大盛りを頼んで救われる話
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連勤が終わった。
明日ついに俺は休みを手にする。
だがその前にやらなければならないことがある。それは…
「ラーメンを食すこと!」
ああ!ラーメンという言葉だけで唾が大量に生産させる。
今日この日俺がラーメンを食すという予定は唐突に作られたものではない。
事前に休みの日を決め、その前日に白羽の矢をたてる。次の日が休みという圧倒的アドバンテージ!
などど考えているうちにラーメン屋に着く。
ドアを開ると「いらっしゃいませ!」と声が響く。
俺はその声を聞きながら発券機で「ラーメン(並)」買う。
店員に渡し俺は喋る。
「固め、濃いめ、多め、ご飯大盛りでお願いします」と。この魔法の言葉こそ俺の胃、そして、体を潤すのだ。
席に着く。セルフサービスの水を机に置いて今か今かとその時を待つ。この待ち時間が中々キツイ。だがこの時間を耐えれば至福の時間がやってくる。
ラーメンが来た…テーブルに置かれる。濃厚豚骨ラーメンだ。
よく親から「野菜を食べなさい」と心配されることがあるが、心配無用!俺はしっかり野菜を食している。ほうれん草をな!!
割り箸を割り食べる準備を始める。
スマホの電源を切り目の前のラーメンに集中する。
「いただきます」俺は呟きスープをいただく。
これは…美味いというより「染み渡る」だな。と俺は思った。次に麺を食す。固めにしたのは食感を楽しむためだ。
麺を食し、ご飯を同時に食す。そしてそこにスープを投入。
そうすることで口の中に楽園が出来上がる。
しかしこの楽園はまだ序の口であり、まだまだ立ち止まるわけにはいかない。
俺は一通り食した後調味料に手を出す。そう…ニンニクだ。
このニンニクを俺は、一杯、二杯、三杯、と投入する。なぜこのような暴挙ができるのか。簡単な話だ。
俺は明日休みを手にしたからだ。
休み、休暇、OFFこの言葉がある限り俺はニンニクを入れ続けれられる。
ニンニクが入ったラーメンはさらにレベルアップする。もう止まらない。
しかし、ご飯が足りない…もちろん策を用意してある。
「すみません。ご飯中盛りでお願いします」
そう。ここは、ご飯おかわりし放題のお店だからだ。
中盛りご飯と一緒にラーメンを食す。他にも調味料があるが俺はニンニクしか入れない。これでいいし、これがいい。
麺を平らげ、スープを飲む。そして水を飲み皿をカウンターにあげる。
「ごちそうさまでした」
お礼を言い店を出る。
満たされた体をさすりながら帰路に着く。
終わりよければ全てよし…なんていい言葉なのだろうか。
今日1日の俺の日常は幕を閉じるが非常に質の良い日常であっただろう。
そして明日は待ちに待った休暇である。
俺はこの幸せな時間を噛み締めながら今日を終える。
明日ついに俺は休みを手にする。
だがその前にやらなければならないことがある。それは…
「ラーメンを食すこと!」
ああ!ラーメンという言葉だけで唾が大量に生産させる。
今日この日俺がラーメンを食すという予定は唐突に作られたものではない。
事前に休みの日を決め、その前日に白羽の矢をたてる。次の日が休みという圧倒的アドバンテージ!
などど考えているうちにラーメン屋に着く。
ドアを開ると「いらっしゃいませ!」と声が響く。
俺はその声を聞きながら発券機で「ラーメン(並)」買う。
店員に渡し俺は喋る。
「固め、濃いめ、多め、ご飯大盛りでお願いします」と。この魔法の言葉こそ俺の胃、そして、体を潤すのだ。
席に着く。セルフサービスの水を机に置いて今か今かとその時を待つ。この待ち時間が中々キツイ。だがこの時間を耐えれば至福の時間がやってくる。
ラーメンが来た…テーブルに置かれる。濃厚豚骨ラーメンだ。
よく親から「野菜を食べなさい」と心配されることがあるが、心配無用!俺はしっかり野菜を食している。ほうれん草をな!!
割り箸を割り食べる準備を始める。
スマホの電源を切り目の前のラーメンに集中する。
「いただきます」俺は呟きスープをいただく。
これは…美味いというより「染み渡る」だな。と俺は思った。次に麺を食す。固めにしたのは食感を楽しむためだ。
麺を食し、ご飯を同時に食す。そしてそこにスープを投入。
そうすることで口の中に楽園が出来上がる。
しかしこの楽園はまだ序の口であり、まだまだ立ち止まるわけにはいかない。
俺は一通り食した後調味料に手を出す。そう…ニンニクだ。
このニンニクを俺は、一杯、二杯、三杯、と投入する。なぜこのような暴挙ができるのか。簡単な話だ。
俺は明日休みを手にしたからだ。
休み、休暇、OFFこの言葉がある限り俺はニンニクを入れ続けれられる。
ニンニクが入ったラーメンはさらにレベルアップする。もう止まらない。
しかし、ご飯が足りない…もちろん策を用意してある。
「すみません。ご飯中盛りでお願いします」
そう。ここは、ご飯おかわりし放題のお店だからだ。
中盛りご飯と一緒にラーメンを食す。他にも調味料があるが俺はニンニクしか入れない。これでいいし、これがいい。
麺を平らげ、スープを飲む。そして水を飲み皿をカウンターにあげる。
「ごちそうさまでした」
お礼を言い店を出る。
満たされた体をさすりながら帰路に着く。
終わりよければ全てよし…なんていい言葉なのだろうか。
今日1日の俺の日常は幕を閉じるが非常に質の良い日常であっただろう。
そして明日は待ちに待った休暇である。
俺はこの幸せな時間を噛み締めながら今日を終える。
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