幼馴染を追って異世界へ〜『¥300,000,000』廃課金した最強アカウントをLv1からやり直し、「超重力」属性を使って〜

甲殻類

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序章

対話

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「オッハローン♪」

 思わず気が抜けるような挨拶をされ俺は目を開ける。

 そこは、あたり一面真っ白なのだがどこか自分の部屋を感じさせるような物の数々が目に入ってくる。

「お~い!聞こえてるー?」

 そいつは、手を俺の顔の前でふって確認してくる。

 ここで、反応してもいいのだが面白いので放っておくことにした。

 まず、目の前にいるこいつはまぁ見るからに女神って感じの風貌である。(実際に女神かは知らんが……)
背中から翼が生えていて、一瞬天使かと見間違えたか、断じてそれはないだろう。
なぜって?

    勘……以上。


 冗談はさておき、目の前にあるテーブルやら、角にあるテレビ、それに繋がれているゲーム機、側面に置いてあるタンス、本棚、ベットと本当にごく普通の一人暮らしの部屋みたいで、居心地は悪くなかった。しびれを切らしたのか、仮女神が俺の鼻をつまんできた。

 「お~い、意識あるの知ってるんだぞー無視するな~」

ちょっと痛かったのでここでギブアップすることにした。

 「ども」

 仮女神は驚いた目でこちらを見てきた。
 それから嬉しそうに目を輝かせてから、さも鼻をつまんだことが効果的で、やってやったという誇らしげな感じで頷き初めたので、俺はイラついたからチョップをかましておいた。

「痛っ 何するんですか~」

「なんかイラっとしたのでやりました」

「そんなはっきり言うんですねぇ」

 仮女神は頭を両手で押さえながら会話を続けた。

「まずは自己紹介から私は女神の……女神です♪」

 まず女神だと言うことは当たっていたので特に驚きはしなかったのだが、こいつ女神って言う名前なのか…痛すぎるだろ。

「あー今痛い子だと思ったでしょ~」

「私には名前がないだけなの、別に痛い子じゃないからね!」

 まぁ名前がないならしょうが無いのだろう。
 痛いことには変わりないが……

「で、ここはどこなんだ」

「私の家です」

 満面の笑みを浮かべて言ってくるので少したじろいでしまった。

「なぜ、その女神の家に俺が呼ばれたんだ?」

「え?いきなり呼び捨て……」

 ここで最大の疑問をぶつけてみた。

「ごほん、えーあなたはですねぇ~」

「死んだのです!!!」

 机に片足をたて俺の顔すれすれまで人差指を突き立ててきた。

 死んだ驚きよりも、顔すれすれにある指の方がびっくりした。

「は、はぁ」

「反応薄いですねぇ」

 薄いって言われてもなぁ現実感が無い。

「なんか記憶が曖昧で納得できないんですよ。」

 女神ははっとした表情になり、慌てだした。

「そうだそうだあなたの記憶今ほとんど無い状態なんですよぉ~」

 おい、今まで絶対忘れてただろ。

「死んだ人は基本記憶を抜かれてまた新しい命に転生していくのですが、あなたを見かけたのでちょっと呼び止めたのですよ♪」

「なぜ僕なんかを?」

「そうですねぇそれを話すにはまず記憶を戻してからの方がいいでしょう。」

そう言うと女神は机の上に脳みそを置いた。

「これがあなたの記憶です♪」

 まさにあの脳みその形をしているので若干ひいたが、まぁ記憶を戻さないと話す気はなさそうだから言われるがままにやってみることにした。

「これからあなたの記憶をもどすのですが、一気に戻すと頭がパンクしかねないので徐々に幼少期から戻していきます♪」

そう言うと女神はその脳みそを俺に渡してきた。
うげぇ気持ち悪。

「えーとですねぇ。その脳みそをパクッといっちゃってください♪」

マジで言ってのかこいつ。なんかまた腹たってきた、絶対食べる以外にも方法あるだろ。
その思いが顔に出たのか女神が惚けるように、

「味覚は無いですから大丈夫ですよぉ~♪」

ふざけたことを言い始めやがった。味覚がなくても見た目でOUTなんだが……

仕方なく一口かじってみた。

 その瞬間徐々に意識が遠のく……
あ、俺自己紹介してなかった、まぁいいや。俺は意識が飛んでいくにも関わらずそんなことを考えていた。

 そして俺は完全に意識がなくなった。


「行ってらっしゃい♪♪」


 そう言い女神は嗤っていた。
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