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63・燃え上れ、おれのまっすぐなキモチをぶち込んだエロ小説!
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「望の言う通りだ……もう時間もないのだから腹をくくるしかない」
本日の午後8時、燃得は応接間のパソコンに向かって決心した。どうしても豊かなストーリーを持ち込んだエロ小説が書けないと受け入れ、だったらメーター吹っ切り! って爆走でドエロ小説を書く事にした。
―早く小説を見せなさいよー
椎名がじれている。まさか見せない気じゃないでしょうね? とか言い出している。時間だ、もう動きだすしかないのだと燃得はキーボードに両手を置く。
「男子は燃得、女子は椎名、椎名はDカップの巨乳女子。でもって椎名は燃得に自分の巨乳を意識されて悪い気はしない……と」
とりあえずのキャラづくりをササっと済ませた。そして作品は椎名が自分の部屋に燃得を招いた次の瞬間、後ろから抱きつかれて乳を求められるというシーンから始まる。いきなりかよ! って思う読者を殴り倒し、作品はウルトラパワーのドエロに発展していく。
「お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん……」
始まった瞬間からおれは巨大ロケットという風に燃得はハァハァやりまくる。なぜこんなにもエロシーンを書くのはたのしいのだろうと燃えまくる。でもそれは、いまの燃得にとっては大変重要な事だったのだ。
ー書き手の自分が興奮しないエロ小説は本物じゃないー
燃得はネットで見たその言葉を座右の銘とした。燃えなければ心は入らない。心が入らないエロ小説はただの文字。だが心が入ればエロ小説は人の世から追い払うことなどできないエロという栄養を持つことになる。
「ハァハァ……」
いま、小説の中では燃得が押し倒した椎名のTシャツの中に手を入れ、ふっくら豊かなフルカップブラジャーってふくらみをギュウっともみほぐしている。椎名は戸惑い震えているが、好きだからこそ止めれられない! と燃得はまっすぐなキモチで相手を求め続けていく。
「お姉さん、お姉さん……好き……好きです」
次第に書き手の燃得と劇中の燃得がスーパーリンクを成し得ていく。見事な一体感というのがエロ小説にヤケドするみたいな生命力を与えていく。
もはやこれは小説ではないかもしれない……と、燃得は書きながら心の奥底で思った。これは燃得という男子が椎名という巨乳女子に抱く恋焦がれを含めた妄想に過ぎないのではないか? とも思った。しかし、いまはこれしかできない。だからこそ偽ることも薄めるせず全力で心を燃やすのみ。
いま、小説の中では椎名の乳に燃得が甘えまくっている。谷間に顔を埋め頬擦りし、椎名、椎名と甘えたな吐息を谷間にぶつけまくっている。
「ハァハァ……や、やば……」
これはたまらん! としてズボンのベルトを緩める燃得。そして自ら納得して力強くつぶやいた。
「そうだよ、これが正直なキモチを突っ込むエロ小説だよ。書いている自分が興奮しない偽物なんて作っても価値はないんだ」
どんどん熱くなる燃得の心と体。それは車が時速500kを目指して爆走していくようなモノ。ちょっとでもブレたら大破して即死するだろうが、それこそが本望なんじゃ! と、まっすぐな思いが加速力となる。
いま、小説の中では燃得の思いが椎名のぬくもりに入った。そうして2人はベッドを壊すかのごとく無我夢中にはげしく愛し合う。
「ハァハァ……お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん」
グワーっと募り上がっていくピュアな思い。小説内の燃得と書き手の燃得は一心同体であるが、どうしても書き手の方が先に砕け散りそうになる。
「ハァハァ、だ、ダメだ……いまオナったら……いまヌイてしまったら情熱の温度が下がる。賢者モードでエロ小説なんか書いてもダメなんだ。真心を燃やして書き続けるためには、今はまだガマン……」
燃得は耐えた。そして苦しいという事実を、椎名が愛しいというところへ流し込む。すると小説の中で愛し合う2人は大いなる愛情を育んでいく。
そうしてガマン汁をたっぷりだし、トランクスをベトベトにして、ちょっと触るだけですぐ射精してしまいそうって状態を2時間もこらえ続けた結果、やっと椎名と結ばれる瞬間を書くことができた。
あんぅぐ!! と、作中の燃得は椎名の温もり内で達する。そして作中の椎名は体内で起こった感動の瞬間をたまらないって表情でかみ砕く。
「や、やっと、やっとできる、やっと……」
相当量の濡れ場を書き上げた燃得、もうガマンは不要だぜ! と立ち上がると、ズボンとトランクスをずらしドロドロ状態のモノをつかむ。そしてお姉さん、お姉さん、お姉さんとしつこいアラームのくり返しみたいに言いながら、すごい速度で達した。
「あんぅぐ!!!」
特殊な痙攣が発生。燃得がくぅっと子犬みたいに表情を歪めたら、ドビュ、ドビュ、ドビュっと白い想いが打ち出されていく。ガマンにガマンを重ねた結果だから、その勢いはすさまじい。
「はんぅぅぐぅ!!!!」
いま……燃得は天国を見ていた。白くきれいな雲の上に広がるおだやかな世界。そしてそこに椎名という巨乳女子がいる。射精している間、それらの映像は神がかり的な濃密さで脳内ディスプレイに映し出される。
「あんぐぅ!!」
燃得が突き当たった。マグマの吹き上がりにストップがかかった。だが、余韻という名の余熱もすごいから、燃得にはまだ天国と椎名の巨乳が生々しく見えたまま。
「ハァハァ……お、お姉さん、お姉さん、お姉さん」
突き当たってからおよそ2分、信じられないほどキモチいい余韻を味わった。そしてそれがスーッと魔法みたいにあと腐れなく消えていくと、燃得はふぅっと深い深呼吸をして床に目をやる。
「う、うわ……」
まるで水たまり! というくら白い固まりが散らばっている。もし打ち出した量の多さ選手権とかいうのがあったなら、いまの燃得はまちがいなく一等賞だ。
「一回ヌクごとにお金がたまるってアプリがあったら、おれって金持ちになれるような気がするんだけどなぁ」
そんな事を言いながらティッシュで大活躍してくれた分身を拭く。そうして後は書き上げたモノを印刷するだけだ! と意気込む。今のうちだ、まだ心が熱い内に印刷してしまえ! と燃得は急ぐ。
「行け!」
印刷ボタンを押すとプリンターが命令通りに動きだす。ウィーン! と音を立て白い紙に燃得のたましいを刻み込んでいく。
「ん……」
ここでやってきた賢者モードという名の下降線。勢いが垂直に低下するそれは、燃得に一抹の不安を与える。
「だいじょうぶかな……」
書く前には腹をくくったと自ら思った。そして書いている時の自分はヒーローのごとく熱かったし、作品にはありったけの素直を詰め込んだ。その勢いはまさに国士無双なレベルだったといってもいい。
だが射精してしまうと天国を拝んだ半面、かしこくなった自分というのがまっすぐな自分は愚かだと指摘してくる。
「いや、もう後戻りはできないんだ。わざとらしい小説を書き直して見せるよりは、まっすぐな自分を見せてダメって方がいいに決まっている」
燃得、弱腰になりかけた己に喝を入れた。そしてすべての想いが印刷されたら、それを順番通りに重ねクリップで止める。それから、何かあっては大変だということでデカい封筒に入れて完了とした。
「やべ、急にお腹が……」
冷静になると腹痛は発生しやすく、それがいま燃得に降りかかった。何とも言えないグルグル巻きで腹の中が痛みに襲われる。ひとりで散々に盛り上がった次は、ひとりでガクガク怯えるのだった。
本日の午後8時、燃得は応接間のパソコンに向かって決心した。どうしても豊かなストーリーを持ち込んだエロ小説が書けないと受け入れ、だったらメーター吹っ切り! って爆走でドエロ小説を書く事にした。
―早く小説を見せなさいよー
椎名がじれている。まさか見せない気じゃないでしょうね? とか言い出している。時間だ、もう動きだすしかないのだと燃得はキーボードに両手を置く。
「男子は燃得、女子は椎名、椎名はDカップの巨乳女子。でもって椎名は燃得に自分の巨乳を意識されて悪い気はしない……と」
とりあえずのキャラづくりをササっと済ませた。そして作品は椎名が自分の部屋に燃得を招いた次の瞬間、後ろから抱きつかれて乳を求められるというシーンから始まる。いきなりかよ! って思う読者を殴り倒し、作品はウルトラパワーのドエロに発展していく。
「お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん……」
始まった瞬間からおれは巨大ロケットという風に燃得はハァハァやりまくる。なぜこんなにもエロシーンを書くのはたのしいのだろうと燃えまくる。でもそれは、いまの燃得にとっては大変重要な事だったのだ。
ー書き手の自分が興奮しないエロ小説は本物じゃないー
燃得はネットで見たその言葉を座右の銘とした。燃えなければ心は入らない。心が入らないエロ小説はただの文字。だが心が入ればエロ小説は人の世から追い払うことなどできないエロという栄養を持つことになる。
「ハァハァ……」
いま、小説の中では燃得が押し倒した椎名のTシャツの中に手を入れ、ふっくら豊かなフルカップブラジャーってふくらみをギュウっともみほぐしている。椎名は戸惑い震えているが、好きだからこそ止めれられない! と燃得はまっすぐなキモチで相手を求め続けていく。
「お姉さん、お姉さん……好き……好きです」
次第に書き手の燃得と劇中の燃得がスーパーリンクを成し得ていく。見事な一体感というのがエロ小説にヤケドするみたいな生命力を与えていく。
もはやこれは小説ではないかもしれない……と、燃得は書きながら心の奥底で思った。これは燃得という男子が椎名という巨乳女子に抱く恋焦がれを含めた妄想に過ぎないのではないか? とも思った。しかし、いまはこれしかできない。だからこそ偽ることも薄めるせず全力で心を燃やすのみ。
いま、小説の中では椎名の乳に燃得が甘えまくっている。谷間に顔を埋め頬擦りし、椎名、椎名と甘えたな吐息を谷間にぶつけまくっている。
「ハァハァ……や、やば……」
これはたまらん! としてズボンのベルトを緩める燃得。そして自ら納得して力強くつぶやいた。
「そうだよ、これが正直なキモチを突っ込むエロ小説だよ。書いている自分が興奮しない偽物なんて作っても価値はないんだ」
どんどん熱くなる燃得の心と体。それは車が時速500kを目指して爆走していくようなモノ。ちょっとでもブレたら大破して即死するだろうが、それこそが本望なんじゃ! と、まっすぐな思いが加速力となる。
いま、小説の中では燃得の思いが椎名のぬくもりに入った。そうして2人はベッドを壊すかのごとく無我夢中にはげしく愛し合う。
「ハァハァ……お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん、お姉さん」
グワーっと募り上がっていくピュアな思い。小説内の燃得と書き手の燃得は一心同体であるが、どうしても書き手の方が先に砕け散りそうになる。
「ハァハァ、だ、ダメだ……いまオナったら……いまヌイてしまったら情熱の温度が下がる。賢者モードでエロ小説なんか書いてもダメなんだ。真心を燃やして書き続けるためには、今はまだガマン……」
燃得は耐えた。そして苦しいという事実を、椎名が愛しいというところへ流し込む。すると小説の中で愛し合う2人は大いなる愛情を育んでいく。
そうしてガマン汁をたっぷりだし、トランクスをベトベトにして、ちょっと触るだけですぐ射精してしまいそうって状態を2時間もこらえ続けた結果、やっと椎名と結ばれる瞬間を書くことができた。
あんぅぐ!! と、作中の燃得は椎名の温もり内で達する。そして作中の椎名は体内で起こった感動の瞬間をたまらないって表情でかみ砕く。
「や、やっと、やっとできる、やっと……」
相当量の濡れ場を書き上げた燃得、もうガマンは不要だぜ! と立ち上がると、ズボンとトランクスをずらしドロドロ状態のモノをつかむ。そしてお姉さん、お姉さん、お姉さんとしつこいアラームのくり返しみたいに言いながら、すごい速度で達した。
「あんぅぐ!!!」
特殊な痙攣が発生。燃得がくぅっと子犬みたいに表情を歪めたら、ドビュ、ドビュ、ドビュっと白い想いが打ち出されていく。ガマンにガマンを重ねた結果だから、その勢いはすさまじい。
「はんぅぅぐぅ!!!!」
いま……燃得は天国を見ていた。白くきれいな雲の上に広がるおだやかな世界。そしてそこに椎名という巨乳女子がいる。射精している間、それらの映像は神がかり的な濃密さで脳内ディスプレイに映し出される。
「あんぐぅ!!」
燃得が突き当たった。マグマの吹き上がりにストップがかかった。だが、余韻という名の余熱もすごいから、燃得にはまだ天国と椎名の巨乳が生々しく見えたまま。
「ハァハァ……お、お姉さん、お姉さん、お姉さん」
突き当たってからおよそ2分、信じられないほどキモチいい余韻を味わった。そしてそれがスーッと魔法みたいにあと腐れなく消えていくと、燃得はふぅっと深い深呼吸をして床に目をやる。
「う、うわ……」
まるで水たまり! というくら白い固まりが散らばっている。もし打ち出した量の多さ選手権とかいうのがあったなら、いまの燃得はまちがいなく一等賞だ。
「一回ヌクごとにお金がたまるってアプリがあったら、おれって金持ちになれるような気がするんだけどなぁ」
そんな事を言いながらティッシュで大活躍してくれた分身を拭く。そうして後は書き上げたモノを印刷するだけだ! と意気込む。今のうちだ、まだ心が熱い内に印刷してしまえ! と燃得は急ぐ。
「行け!」
印刷ボタンを押すとプリンターが命令通りに動きだす。ウィーン! と音を立て白い紙に燃得のたましいを刻み込んでいく。
「ん……」
ここでやってきた賢者モードという名の下降線。勢いが垂直に低下するそれは、燃得に一抹の不安を与える。
「だいじょうぶかな……」
書く前には腹をくくったと自ら思った。そして書いている時の自分はヒーローのごとく熱かったし、作品にはありったけの素直を詰め込んだ。その勢いはまさに国士無双なレベルだったといってもいい。
だが射精してしまうと天国を拝んだ半面、かしこくなった自分というのがまっすぐな自分は愚かだと指摘してくる。
「いや、もう後戻りはできないんだ。わざとらしい小説を書き直して見せるよりは、まっすぐな自分を見せてダメって方がいいに決まっている」
燃得、弱腰になりかけた己に喝を入れた。そしてすべての想いが印刷されたら、それを順番通りに重ねクリップで止める。それから、何かあっては大変だということでデカい封筒に入れて完了とした。
「やべ、急にお腹が……」
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