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昭和の冒険記(Hな本を買うは少年のロマン)
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午前2時45分。ひとりの少年が冒険に出ようとこっそり部屋を出る。彼の身なりはきわめてふつう、重そうなバッグを持っているわけでもない。では彼はいったいどこに行こうとしているのか? それは男のロマンだ、女には決してわからない男だけの小さな旅に出るのだ。
(よし……)
小6の彼はなけなしの金、1000円(小銭ばっかり)をポケットにずっしり入れ、真っ暗な階段を下りて玄関へと向かう。もし両親や妹に見つかったら彼の冒険は出港停止になる。
ーエロ本が売っている自動販売機ー
少年が目指すべき夢の島とはそれだった。男が男として生きるために必要な栄養、エロ本を購入するためにはそれしかない。小学6年生の彼が本屋に入り「エロ本ちょうだい」と言って笑顔で売ってもらえるほど世の中はやさしくないのだから。
(よし……神さまが味方してくれている)
まるでコソ泥みたいな動きをしながら、体内の心臓バクバク状態でありながら、それでも彼はこのミッションが成功すると感じられた。
(よし……)
家を出る、音を立てないように鍵をかける。それはすさまじく緊張する瞬間だ。もしここで見つかったら家族会議にかけられたあげく、男の名誉崩壊につながる可能性すらあるのだから。
(よっしゃぁ)
まず第一関門突破! 彼はゆっくりと玄関から門の方と向き直る。すると真っ暗な……それこそ鬼が出そうだとか、魑魅魍魎って言葉が具現化されそうだってフンイキが庭に漂っている。
(ん……)
ドキドキしながら門に向かう。別に長い距離があるわけではないが、ただひたすら男のロマンを体現する彼にとっては長く感じる。小さな風が植物に当たってサラサラっと音を立たせると、魔物が出現するのではないかと少し恐怖する。
(ふぅ……)
真っ暗な道を歩き始める。いまは世の中が死んでいる。誰も起きていない。周りの家は棺おけモードだから電気など付いていない。車なんてモノも走っていない。それは昼時間の脳では想像するのが難しい美しきダークゾーンだ。
(ハァハァ……)
自宅からエロ本の自販機がある場所まで、徒歩で7分あればたどり着ける。だがこの7分がつらい。もし……得たいの知れない誰かとすれ違ったらどうする? もしおまわりさんと出くわしたらどんな言い訳をする? 近所の誰かに見られたら絶対親にチクられるよな? などなど、彼の精神はとても穏やかではない。
だったら止めて引き返せば? と、世の中……特に女はそういうだろう。だがこの少年はそれをしない、なぜなら彼は年齢が低くとも男であり、男には女が理解できないロマンや世界があるのだ。
(もうすぐ……)
彼が誰もいない夜道をウルトラ級にドキドキしながら歩いていたら、お目当ての看板が見えてきた。それは駄菓子屋の看板なのだが、その側面にお目当てのマシーンが立っている。
駄菓子屋の前を通り過ぎ、その横にある通りに入る。すると駄菓子屋の側面を背にゲーム機が立ち並ぶ。昼間ならそれで遊びたいと疼く。だが今はそれ本命ではない。彼は心得ていた、男のロマンに寄り道は不要と。
(うぉーっしゃぁ!)
並んでいるゲーム機数台の最後と少し距離を取ったところに、縦長の自動販売機あり、それが彼の求めるロマン島だった。
ボディーは疲れた水色だが火星にあこがれているのか赤くさび付いている。この汚れた色合いも男のロマンにふさわしい。そして昼間は中身が見えないようにされているが、いまは中がばっちり見えるというのも熱量を加速させる。
(何がある? 良いのある?)
少年はきらびやかを気取っている機械の内側に目を向ける。その一生懸命な目色こそ、男が男として生きている証。だから神さまがその生き様を評価しプレゼントしてくれたのだろう。
(うぉ!)
少年が思わず声を出しかけたのは、色白ふっくらでやわらかそうって豊満なバストを出している女神がいる魅惑の表紙。まさに一見必殺である。そしてその本のタイトルは「わくわくボインランド」という表紙の魅力に一花添えるモノ。
(わくわくボインランド)
タイトルを心の中でつぶやく少年はもう大焦り。早くその買いたい、早く、早く……と、男にしかわからない焦りに溺れる。しかし彼が焦りまくるのは当然。
(く……)
彼は1000円を所有しているから800円の本を買うことはできる。しかし小6の男子が1000円札を当たり前の所有しているというのはむずかしいこと。つまり彼のずっしりと重たいポケットには小銭がたくさん。500円玉無し。100円玉少ない。50円玉多い。10円玉たっぷり。これで800円の買い物をするのは時間がかかる。
(早く……早く……早く!)
コインをすべて一気投入できない現実が重苦しい。必死になって1枚ずつ入れるとき、ここで誰かに見つかったらどうするんだ! という緊張のレベルは戦争の最前線にいる兵士と変わらない。
(やった……)
ついにすべての金を入れ終えた。後はボタンを押すだけだ。間違えたりすることなく正しいボタンを押すだけ、それができれば男のロマンは無事に終了する。
(おりゃ!)
ついに彼の指が出会いのボタンを押した。するとどうだ、ガッタンゴットンと運命の響きが発生。
(来た!)
少年は急ぎ手を突っ込んで物を掴む。そして表紙を見て欲しかったのと同じだと見て安心。後は家に帰りこの豊満に見入りながら男の営みをするだけ。
(ん……)
帰る、まっくらな夜道を引き返す。やっても意味はないと思いつつ。着ている服の下にエロ本を入れる。お腹が痛いみたいな感じを演出しながら魔物が出そうな真っ暗道を歩く。
(誰にも見つかりませんように)
彼がそう思うのは当然だった。もしここで誰かに見つかって物を没収されたら悲惨すぎる。それだけはあってはならない。冒険に危険は付きものだが失敗は許されないのだから。
(ついに……ここまで来た)
いま、彼は家の前にいる。だが問題はここだ、ここは究極の関門だ。ここで失敗すると人生崩壊に直結する。
(だいじょうぶかな……)
彼が家の前で聞き耳を立てる姿は泥棒そのもの。もし警官が見たらまちがいなく逮捕するだろう。しかしこれは重要なこと。なぜなら鍵を開けて家の中に入った時、トイレなんて用事で起きている家族と出くわしたら大変という話があるから。
(だいじょうぶなはず)
家の中で誰かが起きている気配なし。彼はゆっくり鍵を差し込んで回すと、そーっとドアを開けて中に入る。そしてドアに鍵をかけたら後ろを見る。
(セーフ!)
もし振り返ったときに親とか妹がいたら彼のミッションは失敗だった。特に口うるさい妹に見つかったら、「最低!」と長いこと罵られる事になるだろうか。
彼は急ぎながら、でも足音を立てず……まるで忍者役者みたいにして部屋にたどり着いた。その瞬間、彼の冒険は実を結んだのである。
「やった!」
喜ぶ少年、エヘエヘと照れた顔で読書開始。それは男が男であるゆえに背負うモノから逃げずに戦い勝利したという、まさに男の究極ロマンという時間そのものだったのである。
(よし……)
小6の彼はなけなしの金、1000円(小銭ばっかり)をポケットにずっしり入れ、真っ暗な階段を下りて玄関へと向かう。もし両親や妹に見つかったら彼の冒険は出港停止になる。
ーエロ本が売っている自動販売機ー
少年が目指すべき夢の島とはそれだった。男が男として生きるために必要な栄養、エロ本を購入するためにはそれしかない。小学6年生の彼が本屋に入り「エロ本ちょうだい」と言って笑顔で売ってもらえるほど世の中はやさしくないのだから。
(よし……神さまが味方してくれている)
まるでコソ泥みたいな動きをしながら、体内の心臓バクバク状態でありながら、それでも彼はこのミッションが成功すると感じられた。
(よし……)
家を出る、音を立てないように鍵をかける。それはすさまじく緊張する瞬間だ。もしここで見つかったら家族会議にかけられたあげく、男の名誉崩壊につながる可能性すらあるのだから。
(よっしゃぁ)
まず第一関門突破! 彼はゆっくりと玄関から門の方と向き直る。すると真っ暗な……それこそ鬼が出そうだとか、魑魅魍魎って言葉が具現化されそうだってフンイキが庭に漂っている。
(ん……)
ドキドキしながら門に向かう。別に長い距離があるわけではないが、ただひたすら男のロマンを体現する彼にとっては長く感じる。小さな風が植物に当たってサラサラっと音を立たせると、魔物が出現するのではないかと少し恐怖する。
(ふぅ……)
真っ暗な道を歩き始める。いまは世の中が死んでいる。誰も起きていない。周りの家は棺おけモードだから電気など付いていない。車なんてモノも走っていない。それは昼時間の脳では想像するのが難しい美しきダークゾーンだ。
(ハァハァ……)
自宅からエロ本の自販機がある場所まで、徒歩で7分あればたどり着ける。だがこの7分がつらい。もし……得たいの知れない誰かとすれ違ったらどうする? もしおまわりさんと出くわしたらどんな言い訳をする? 近所の誰かに見られたら絶対親にチクられるよな? などなど、彼の精神はとても穏やかではない。
だったら止めて引き返せば? と、世の中……特に女はそういうだろう。だがこの少年はそれをしない、なぜなら彼は年齢が低くとも男であり、男には女が理解できないロマンや世界があるのだ。
(もうすぐ……)
彼が誰もいない夜道をウルトラ級にドキドキしながら歩いていたら、お目当ての看板が見えてきた。それは駄菓子屋の看板なのだが、その側面にお目当てのマシーンが立っている。
駄菓子屋の前を通り過ぎ、その横にある通りに入る。すると駄菓子屋の側面を背にゲーム機が立ち並ぶ。昼間ならそれで遊びたいと疼く。だが今はそれ本命ではない。彼は心得ていた、男のロマンに寄り道は不要と。
(うぉーっしゃぁ!)
並んでいるゲーム機数台の最後と少し距離を取ったところに、縦長の自動販売機あり、それが彼の求めるロマン島だった。
ボディーは疲れた水色だが火星にあこがれているのか赤くさび付いている。この汚れた色合いも男のロマンにふさわしい。そして昼間は中身が見えないようにされているが、いまは中がばっちり見えるというのも熱量を加速させる。
(何がある? 良いのある?)
少年はきらびやかを気取っている機械の内側に目を向ける。その一生懸命な目色こそ、男が男として生きている証。だから神さまがその生き様を評価しプレゼントしてくれたのだろう。
(うぉ!)
少年が思わず声を出しかけたのは、色白ふっくらでやわらかそうって豊満なバストを出している女神がいる魅惑の表紙。まさに一見必殺である。そしてその本のタイトルは「わくわくボインランド」という表紙の魅力に一花添えるモノ。
(わくわくボインランド)
タイトルを心の中でつぶやく少年はもう大焦り。早くその買いたい、早く、早く……と、男にしかわからない焦りに溺れる。しかし彼が焦りまくるのは当然。
(く……)
彼は1000円を所有しているから800円の本を買うことはできる。しかし小6の男子が1000円札を当たり前の所有しているというのはむずかしいこと。つまり彼のずっしりと重たいポケットには小銭がたくさん。500円玉無し。100円玉少ない。50円玉多い。10円玉たっぷり。これで800円の買い物をするのは時間がかかる。
(早く……早く……早く!)
コインをすべて一気投入できない現実が重苦しい。必死になって1枚ずつ入れるとき、ここで誰かに見つかったらどうするんだ! という緊張のレベルは戦争の最前線にいる兵士と変わらない。
(やった……)
ついにすべての金を入れ終えた。後はボタンを押すだけだ。間違えたりすることなく正しいボタンを押すだけ、それができれば男のロマンは無事に終了する。
(おりゃ!)
ついに彼の指が出会いのボタンを押した。するとどうだ、ガッタンゴットンと運命の響きが発生。
(来た!)
少年は急ぎ手を突っ込んで物を掴む。そして表紙を見て欲しかったのと同じだと見て安心。後は家に帰りこの豊満に見入りながら男の営みをするだけ。
(ん……)
帰る、まっくらな夜道を引き返す。やっても意味はないと思いつつ。着ている服の下にエロ本を入れる。お腹が痛いみたいな感じを演出しながら魔物が出そうな真っ暗道を歩く。
(誰にも見つかりませんように)
彼がそう思うのは当然だった。もしここで誰かに見つかって物を没収されたら悲惨すぎる。それだけはあってはならない。冒険に危険は付きものだが失敗は許されないのだから。
(ついに……ここまで来た)
いま、彼は家の前にいる。だが問題はここだ、ここは究極の関門だ。ここで失敗すると人生崩壊に直結する。
(だいじょうぶかな……)
彼が家の前で聞き耳を立てる姿は泥棒そのもの。もし警官が見たらまちがいなく逮捕するだろう。しかしこれは重要なこと。なぜなら鍵を開けて家の中に入った時、トイレなんて用事で起きている家族と出くわしたら大変という話があるから。
(だいじょうぶなはず)
家の中で誰かが起きている気配なし。彼はゆっくり鍵を差し込んで回すと、そーっとドアを開けて中に入る。そしてドアに鍵をかけたら後ろを見る。
(セーフ!)
もし振り返ったときに親とか妹がいたら彼のミッションは失敗だった。特に口うるさい妹に見つかったら、「最低!」と長いこと罵られる事になるだろうか。
彼は急ぎながら、でも足音を立てず……まるで忍者役者みたいにして部屋にたどり着いた。その瞬間、彼の冒険は実を結んだのである。
「やった!」
喜ぶ少年、エヘエヘと照れた顔で読書開始。それは男が男であるゆえに背負うモノから逃げずに戦い勝利したという、まさに男の究極ロマンという時間そのものだったのである。
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