巨乳です。おっぱい星人です。あれこれお話BOX

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
68 / 220

小恋ちゃんの巨乳になるための研究報告

しおりを挟む
 小恋ちゃんの巨乳女子になるための研究報告


「はいこれ、借りていたマンガ」

 公園で落ち合った友だちが、早速とばかり包みに入れたマンガを渡す。

「どうも」

 ニコっと笑って受け取る小恋。それを自転車の前カゴに入れると、ゆっくり押し歩きながら友だちとの会話を始めた。

 ただいまは平日の午後2時とかいう時間帯。平和ボケという表現にふさわしい気温や風が心地よい。

「小恋ってさぁ……」

 自転車を押しながら友だちがチラっと横を見る。

「うん、いいよ何でも言ってごらんってば」

 遠慮するな! と太っ腹スマイルを浮かべる小恋。持って生まれた性格が比較的におおらかというのは事実だ。でもそれにプラスして、おおらかな女子でなければいずれは巨乳になれないという思いも抱いている。

「小恋って勉強はフツーにできるけど、意外とマンガばっかりだね。なんていうかふつうの本とか読まないの?」

 言ったら怒るのかなぁ……ってドキドキ声で友だちが尋ねた。

「ほとんど読まない。立派な本とかいうのはもうちょい後になってからだよ。ちゃんと将来の計画があるんだ」

 えっへん! と得意気にニンマリやる小恋。内面に隠し持つ意識が崇高なモノと自らアピールしている。

「将来の計画ってなに?」

「将来の計画って?」

 気になるなぁって声を友だちが出すと、よくぞ聞いてくれた! というキモチを顔面に浮かべる小恋だった。

「そりゃぁもちろん、巨乳女子になるための話」

「小恋って巨乳にこだわるよね」

「当たり前だよ。親戚に小6で巨乳ってお姉ちゃんがいるんだよ? それにめちゃくちゃ憧れてるんだもん。巨乳になれない女なんて絶対にイヤなんだよ。何がなんでもお姉ちゃんと同じレベルになるんだよ」

 超本気のボイスがこぼれおちる。それを聞いた友だちはまず、ここの全体フォルムを見てふっくら型なので巨乳になれるかもね? と言っておく。それから解消されない疑問に話をつなげた。

「巨乳と読書がどう関係するの?」

「これが大あり! わたしは大真面目に研究したんだ」

「研究?」

「巨乳になるためにはどうあるべきか。だから巨乳と巨乳じゃない女を比較して色々調べたりもしたの」

「そこまでするか……」

「だって女だもん。男だったらともかく、生まれたときからの女だもん。巨乳になれなかったら人生終了って本気で思ってるもん」

 一瞬小恋の熱意がオーバーヒートしかけた。でもちゃんとわかっているらしく、おっほん! 咳払いしておのれをリセット。それからおちついた声でゆっくりと思い描きを語る。

「わたし頭が悪いのってイヤだしキライなんだけど……早くから立派になってもダメだって知った。なんでかわかる? 調べてみたらさ、早くからお利口とか上から目線の女ほど巨乳じゃないってわかったから」

「えぇ、うそ……」

「ほんとうだよ。つまりさ、早くから立派な考えにばっかり栄養を回していたら、エラそうな女にはなれるけど乳は育ちにくいってこと。だからほら、バカにならない程度に勉強しておく。立派になるのは大人になってから。最初はそこそこの女で何より先に乳を育てるって事なんだ」

「それほんとうの話?」

「ほんとうだよ、だからわたしはものすごく真剣なんだよ」

 キリっと顔をひきしめる小恋には、一切の冗談がない。それからまた歩きながら熱のこもった話を続ける。

「おっぱいの成長について調べてみたんだ」

「うん、それで?」

「大人になってからでも育つとかいうのを信じたらダメ。そんな話に安心していたら人生終わっちゃうから。で、乳が育つ時期は人それぞれで、いつまでも続くわけじゃない。わたしが調べたところによれば、だいたい17歳辺りで成長は止まる可能性が高いんだよ。よって人間を立派にするのは17歳からでも間に合うんだよ。でも先に立派になったらダメ。17歳を超えてからステキな巨乳になりたいとか言ってもダメなんだよ」

 それはなかなかに立派な語りだった。同じ年齢の小恋が7個か8個ほど年上に見えてしまうほどだった。

「小恋ってそんな研究ばっかりしてんの?」

「そうだよ。学校の勉強なんてふつうでいいじゃん。それ以下はちょっと困るけど、それ以上なんていらないよ。立派な人とか女になるのは17歳を超えてから。それがステキな人生だと思ってるんだ」

「じゃぁ小恋、運動とはどうなるの?」

「それもちゃーんと考えてる」

「どんな風に?」

「体がなまってタダのデブになったらダメ。そんなのゴミだよ。小6で巨乳のお姉ちゃんだってデブじゃないよ。いい感じのムッチリとかふっくらなんだよ。それを身に着けなきゃいけないから、運動しまくってはダメ。食べないとかダイエットもダメ。でもまったく運動しないとか食べ過ぎもダメ。そこらはちゃんと意識して生活するんだよ。ほどよく動いてほどよくダラける。ほどよく食べてほどよく消化する。わたし小恋は断言しちゃうよ、お姉ちゃんみたいな……ああいういい感じのムッチリこそ正義でありビクトリーだって」

 小恋の語りがあまりにも素晴らしいので、聞き入っていた友だちは思わず信号無視をしかけてしまう。

「でも小恋……いまのこの年齢から考えないとダメなの? いくらなんでも早すぎない? なんのために生きてるんだろうって気にならない?」

 友だちは左手で自転車を押し、動かした右手でポリポリっと頭をかく。そして面倒くさそうな小声でこうつぶやく。

「今くらい気楽に生きようよ。おっぱいとか巨乳とか、そんなのもっと後でいいじゃん。小恋みたいに考えていたらしんどい気がする」

 すると小恋の表情がビシ! っと引き締まる。やわらかい微笑みを消し、女戦士のような勢いで友だちに言った。

「そんな甘い考えだったら絶対巨乳になれない」

「そう? だって……まだまだ遠い未来の話と思うけど」

「あのさぁ、わたし言ってるじゃん、小6で巨乳のお姉ちゃんが親戚にいるって。小6で巨乳だよ?
 わかる? 小5からおっぱいが成長して小6で巨乳とか、そんなのB級エロマンガだけの話。現実はもっと早くから始まるんだよ」

「ど、どんな風に?」

「わたしお姉ちゃんに聞いたことがある。お姉ちゃんの胸がふくらみ始めたのは小2の終わり頃だって。小3になってすぐブラが始まったって」

「うそ! そのお姉ちゃんって女神なの?」

「そう女神なんだよ。でさ、この話を思えば……私たちが小2の終わりを迎えるとかすぐそこじゃん。小3なんて近所みたいな未来じゃん。魅力的な巨乳女子になるためには、いまこの年齢から心を備えておかなきゃいけないんだよ」

「うわぁ……知らなかった。そんなに大変な話だったなんて……」

「そうだよ、何事も先手必勝だよ。大人になってからなんて考えが甘いんだよ。大人になってからでもいのは立派になること。それ以外は大人になる前に勝負が決まっちゃうんだ、だからこっちを先に考えるべきなんだ」

 力強い語りの後、ふっと解けて生じるやんわりな笑顔。それはもう人生との戦いを始めている少女特有のモノだった。

「小恋ってえらいなぁ……もうそんなに考えているんだね」

「まぁね、わたしは何が何でも人生に勝利しなきゃいけないから」

「ねぇ小恋……」

「うん?」

「もしさぁ、もしもだけど、神さまがいて、小恋は巨乳になる女じゃない! とか決めたらどうする?」

「そうしたら神さまと戦うまで」

「うっそ、マジ?」

「わたしにとっては神さまより巨乳になる方がずーっと大切だもん」

「すご……なんか小恋の話を聞いていたら、自分も努力しなきゃいけないなぁって気がしてきた」

「努力しようよ、巨乳女子になってキラキラな人生を送ろうよ」

 こうして2人は歩きながらガシっと手を合わせたりした。そうして2人で歩きながら、テキトーに浮かんでくるメロディーに乗せて小声で歌い出した。

「♪めざせ巨乳。たどり着け高い山。それまでの道にどんな障害があろうとも乗り越えていけ。めざせ巨乳。たどり着け深い谷間。女の夢を詰め込んで、決してあきらめず進んでいけ。巨乳、巨乳、巨乳、それこそ正義。巨乳、巨乳、巨乳、それこそ正義♪」

 こうして2人の女子は意気揚々と散歩をし、将来はこうなってああなってというまぶしい話に花を咲かせていった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
 中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ  ★作品はマリーの語り、一人称で進行します。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

BODY SWAP

廣瀬純七
大衆娯楽
ある日突然に体が入れ替わった純と拓也の話

処理中です...