中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ

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15・まずは言葉を変えてみてはどうですか? 黒井先輩 

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 15・まずは言葉を変えてみてはどうですか? 黒井先輩 


 本日、学校に到着して校舎に入るとすぐさま知らない上級生に呼び止められた。なんで上級生だとわかるかといえば、やっぱり年上のオーラがあるから。

(またこいつは……)

 となりいる光がすぐさまその先輩にドキッとした心の目を向ける。なぜならその先輩はわたしより巨乳ってふくらみ具合が豊かだから。ったく男子というのは……と思いながら光の横腹をつねって、女同士の話に男は邪魔だからと追い払った。

「あ、ごめんね、せっかく彼氏といっしょにいたのに」

 黒井蜜という名前の先輩はちょっと暗そうな人だった。おとなしいというよりは、心の動きをすべて後ろ向きに向けているって感じかな。

「それで、話ってなんですか?」

 校舎裏に出て向き合うと、3年生の先輩というのがわたしにキャラのアドバイスが欲しいとか言ってきた」

「キャラのアドバイス?」

「だっていいキャラしてるじゃん、正直ものすごくあこがれているの」

 先輩曰く、毎日こっそりわたしを見ていたとの事。いきなりそんな事言われたら顔面がひきつっちゃうね。見ていたんですか? って、ハッキリ言って笑えないです。

「だって、中1なのにすごい巨乳って聞いたら、それって以前のわたしとか思って気になる。それでこっそり見てみたら、わたしと同じような巨乳っておっぱいの持ち主でありながらキャラが全然ちがう。わたしが灰色の魚みたいな感じなら、マリーって健康なオレンジって感じだもの。つまり同じ巨乳でも幸せはマリーで不幸はわたしって感じでしかない」

「そんな、不幸だなんて」

「あ、いいの、気にしないでわたしって根暗なんだ。おっぱいが大きくても、中3でFカップって目立っても中身は死んだ魚みたい女なんだ」

「黒井先輩、そういう言い方はよくないです」

「だから教えて欲しいの、どうしたらそういうキャラになれるのかなぁって」

「そんなこと言われても秘訣とかないです。だって……生まれ持ったキャラなんて詳しい説明ができるものじゃありません」

「まぁ、そういう気はするけれど……」

「先輩」

 わたしは先輩の右手を軽く両手でにぎって、まずは使う言葉を変えてみるところから始めたらどうですか? と提案してみた。

「言葉を変える?」

「さっき先輩がいった根暗っていうところは、ちょっと日陰に恋してしまう性格って表現にして、中身は死んだ魚みたいってところは、中身は控えめに名わき役っぽい魚って感じかなぁって……そういう風に言い直したらどうでしょうか?」

「えぇ……そんな明るい表現、わたしには似合わないよ」

「いえいえ、語彙力って人間力ですよ。だったら使う言葉を明るいのに変えていくだけでも、多分自分を前向きにするスイッチが入りやすくなるんじゃないかなと」

「うわぁ、マリーが言うとそういう気がしないでもないって感じになってきた。マリーと話をしていたらちょっとだけ明るい感じのブスになれそうな気がしてきた」

「あ、ダメダメ、ブスとかいう表現を好んで使うと幸せって2文字が遠ざかっちゃうから」

「じゃぁなんて言えばいいの?」

「たとえば、明るい感じのブスになれそうってところは……明るい感じの平安美人になれそうだよって言ってみたらどうでしょう」

「平安美人、そう来るか」

「でもブスって2文字よりはイケていると思います。それに先輩……」

「なに?」

「同じ巨乳女子として、先輩には幸せになって欲しいです。まずは言葉を変えるって努力を神さまに捧げて、明るいキモチを受け取りましょう。そうしたら私みたいなキャラになるとか考えなくても、先輩は先輩のキャラクターはモノクロからカラフルなフィーリングを衣として纏えるようになると思うんです」

「マリー」

「え、ちょ、ちょっと……そ、そんなことしたら、お、おたがいのおっぱいが……」

 黒井先輩が突然わたしに抱きついて来た。そしてギュウっと抱きしめたりするからEカップとFカップのふくらみがぶつかりあって……そんな事されたらおっぱいが感じて困る……という風になってしまう。

「ねぇ、マリーわたしの妹になって」

「えぇ……」

「今のやり取りで愛しくてたまらないって思っちゃった。もしマリーに彼氏がいなかったら彼女になってとお願いするところだよ」

「いやいや、彼女とはダメです……」

 こんな風になって妙なキブンにさせられたけど、先輩がほんのり明るい感じになったようだと見えたのはよかった。

(ふぅ……朝から疲れた……)

 わたしが階段をゆっくり歩いていくと、無邪気な顔をした光がフッと登場する。

「なんの話だったの?」

「女同士の話、光には関係ない」

「そ、そう、別に気にしてないけれど」

 とか言いながら、光はあの先輩は? という顔を階段の下に向けた。その顔はさっきのあの巨乳な先輩は? と言っているように見えた。わたしはこのとき、光を階段から突き落とそうかなと物騒な事を考えてしまったよ。
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