中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ

文字の大きさ
74 / 127

74・21世紀の超怖いホラーハウスへ行こう1

しおりを挟む
 74・21世紀の超怖いホラーハウスへ行こう1


「会社の友人からもらったモノらしいけれど2枚しかないのと、父さんも母さんも怖いのはニガテだから友だちと行けば? とか言ってくれたんだ」

 光はそう言うと土曜日のウォーキングデートって最中に、ミニバッグからチケットというのを取り出した。

「も、もしよかったらマリーはどうかなって」

 テレた顔する光が見せてくれたのは、超怖いホラーハウスの無料入場券。けっこうおぞましいことがうたい文句で書いてあったりする。

「あ、いや、ムリにとは言わない。だってマリーって怖がりっぽいし」

「えぇ、そんな事ないと思うけどな……わたしより光の方が臆病者って気がするけれどな」

「だったら行って試してみない?」

「いいね、どっちが怖がりか試してみようか。もしかしたら光が怖がって泣いちゃうかもね」

「泣くか!」

「でもチケットにはさりげなくおそろしいことが書いてあるじゃん。もしかするとほんとうの殺人が行われているのかもしれないとか、もう二度と平和な日常には戻れないとか、あなたの精神は確実に崩壊するとか」

「じゃぁ、やめる?」

「行くに決まってる! わたしは怖いのへっちゃらで、光はわたしより怖がりな男の子って証明される瞬間を拝んでみたいし」

「そんなこと言って怖いとか泣いても助けてやらないぞ!」

「それはわたしが光に言う言葉ですぅ!」

 とまぁ、こんなやり取りをして明日の日曜日は予定が決まった。光とデートできるって話なら何でも乗っちゃうよぉ! わたしマリーはデートに使えるモノは積極的に使っちゃうよぉ。というわけで、早くも今は日曜日。昔からあっていつ潰れてもおかしくない的な〇〇遊園に2人でたどり着いた。

「ここデートで来るのは初めてだ」

「お、おれも……」

「腕組みしてあげようか? おっぱい星人の光くん」

「い、いまはいいよ」

「え、なんで?」

「後でマリーが怖い! とか言って泣き出した時でいいよ」

「わたし泣かないって自信あるから、絶対光の方が弱虫って気がしているから」

「弱虫とかいうな……」

 そして2人でお目当て一直線に歩いて最新ホラーハウスの前にたどり着く。

「あれ、最新なのに人が少ないなぁ」

 光はそう言ったけれど、わたしはそれ当然じゃないかなぁって思うんだ。だってもう名前からして悪趣味全開だもんね。ふつうに恐怖のホラーハウスとかにすればいいのに、「恐怖で死ねる館」と付けるんだもんね。死ねる館に行こうよ! なんて笑顔で言いにくいじゃん。

「光、だいじょうぶ、怖かったら手をつないであげるよ?」

「子ども扱いするな! っていうか、ほんとうはマリーの方が怖いと思っているくせに」

「あ、そんなこと言ったら怖いって泣きだしてもやさしくしてあげないよ?」

「誰が泣くもんか!」

 とまぁ、こんなやり取りをしてからわたしと光は恐怖で死ねる館というあたらしい空間に入っていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

還暦の性 若い彼との恋愛模様

MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。 そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。 その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。 全7話

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...