中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語

jun( ̄▽ ̄)ノ

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88・時間が早いとか遅いとか思ったりする

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 88・時間が早いとか遅いとか思ったりする


 先日、合唱コンクールが終わった。うちのクラスは見事なビリだったけれど、歌うことに意義があるってことで特に悔しいとも思わず無事に終了。で、その日の夜にカレンダーを見て気づいたというか思ったんだ。

「えぇ、中1になってもう6ヶ月を超えたのかぁ、半年がこんなに早いとか感じるのは生まれて初めてかも」

 なぜ!? なぜ今年はこんなに時間の流れが速いと感じるのだろうか? と思ったら、当然ひとつの結果という名前の島に流れ着く。

「やっぱり光って彼氏がいるからだ」

 うにゅぅ! っと両手を頬に当てよろこぶ自分が出現。いやぁ、両想いの相手がいるってこんなにもハッピーなのかぁと、ひとり部屋の中で舞い上がった。

 次の日、わたしは学校帰りの道で光に聞いてみた。時間の経ち方っていうのは色々あるけれど、光はどんな感じ? という風に。

「ん……長いかなぁって気もするし、ゆっくり流れていてたすかるって思う事もあるよ」

「え? 時間の流れが速いとか思ったりはしないの?」

「まぁ……速いと思う事はあるよ」

「それはどんなとき?」

「そ、その……マリーといっしょに過ごしているときは時間の流れが速いなぁって思ったりする」

「おぉ!」

 やった、それが聞きたかった、よってそれさえ聞けば胸がホッとするわけで、安心して話の続きが聞ける。

「なんで時間の流れが遅いと思うの?」

「多分、締め切りのある小説を書いたりしているからかなぁって、そんな気がする」

「いまネットに出しているの以外で何かやっているの?」

「12月が締め切りの大賞に2つ送ろうとして下地作り。まぁ、だいたい送る小説を作る時ってそういう流れ。どんなストーリー? どんな展開? どんなキャラ? 見せ場は? とか、まぁちょっと大げさに言えば絵を描くような感じでエクセルに整理するんだ。いきなり書いたら後で困るから、そういう事がないよう入念に。で、だいたいだけれど……1ヶ月ちょいかな、全力で書いて、最後の推敲に10日くらいかけるみたいな」

「推敲?」

「書き終えたら読み直してチェックしてって事なんだけれど、これって書くよりしんどいんだ。いや、ほんとうにものすごくイライラして発狂して地球を破壊したくなるんだ、だから絶対2、3日ではできない」

「そんな苦労があるんだ……」

「8月が締め切りの小説のときも、だいたい3ヶ月かけて完成させたけれど、作っている間は時間が長い……苦痛……しんどい……とか思って、でもまだだいじょうぶ、時間はある! って味方になってもらうみたいな感じがして、だいたいはそんな風になるから、トータルすると1年は長いって感じがしているかな」

「おぉ……」

「まぁでも……」

「ん?」

「さっきも言ったけれど……マリーといっしょに過ごす時間はすぐに過ぎちゃうから、逆だったらいいのになぁ……とか思う事は多い……」

「光……」

「な、なに?」

「手をつなごう……つなぎたい」

「わ、わかった」

 わたしは光の手をギュウッと握り、愛しいと思ったりがんばる彼氏はほんとうにステキとか思った。だけどもうひとつ、正直に言うとうらやましいって思ったりもしていた。なんかわたしもやりたいというキモチを刺激されてしまっていた。
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