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114・色気より健康的な魅力が好きって彼氏が言ってくれるとめっちゃハッピー
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114・色気より健康的な魅力が好きって彼氏が言ってくれるとめっちゃハッピー
事の発端は昨日の帰り道だった。光ではなく友人とおしゃべり下校下のだけれど、そこでふっとこんな事を言われた。
「マリーってちょっと不思議だよね」
「不思議?」
「だってさぁ、中1でおっぱい92cmだっけ? ブラはEカップとかそんな巨乳な割には……言ってもいい?」
「この流れで言わなかったら拷問マシーンにかけるぞ!」
「いや……マリーって巨乳な割には色気がないよなぁと思って」
「え……」
「あ、決して悪口じゃないつもり。でもさぁ、マリーが色っぽいと見えたことってないからさ、色気と乳のボリュームは関係ないのかぁと勉強しちゃうわけで」
「ん……」
なんとなく……奇妙な感情にさせられた。わたしは自分が色っぽいとは思っていなかったし、別に色っぽい女って言われたいと思った事もないはずなんだけど、色気ないよなぁ……とかストレートに言われたりすると、心をほんのちょっとかじられたみたいな気がしてしまう。
で、本日、わたしは朝に両目がパッと開いてから学校が終わるまでの、およそ8時間くらいを忍耐強く待った。そして時が来たら光を引っ張って、〇〇公園に到達。
「光、聞きたい!」
「え、なに?」
「これはわたしの女心に直結する問題だから、真剣かつ偽りなく答えて欲しい」
「わ、分かった」
「ん……」
公園で向き合うとき2人の間を通り抜けるように風が吹く。予想以上に緊張させられると思いながら、わたしは思い切って胸の内を伝えてみたんだ。
「光は……色っぽい女って好き?」
「へ?」
「これとってもマジメな話だよ」
「別に……どうでもいいかなって」
光はわたしを見て顔を赤くしながらも、けっこうさっぱりとした色気はどうでもいいと口にした。その時わたしにはただひたすら正直な心が伝わってきた。
「えぇ、うっそぉ……ちょっとくらいはさぁ、色っぽさをわたしに求めたりしないの?」
「全然……」
「え、なんで?」
「だ、だって……」
「言って」
「マリーって女の子のすべて文句なしにバツグンに好み。その……そういう顔とかそういう髪型が似合ってかわいいとか、そういう声とかそういうキャラとか、そしてそういう巨乳とか、自分から見てたまらない……っていうのは全部揃っているから、色気とか言われても別に……としか言えない」
「た、たしかにわたし巨乳だけれど、おっぱい大きいけれど……それで色気が足りない事になんとも思わない?」
「思わない。だって……色気があればグッドなんて思った事ないから。むしろその、マリーの健康的な感じ……太陽とかオレンジみたいな魅力が好き。その魅力を思ったら色っぽさなんてどうでもいいよ。そんなのなくてもいいオマケみたいなモノだよ」
うわ……光からふんだんに真心っていうのが流れ伝わってくる。それがわたしの胸に当たって沁み込んでくる。
「ほ、ほんとうかなぁ……」
わたしはテレくさくてついそんな事を言ってしまった。ありがとうって光に一言差し出せば話は終わるのに、アハアハってテレながら話を引き延ばしてしまう。
「だ、だったらマリー」
「なに?」
「あ、握手しよう」
「握手?」
「握手している間なんにも言わない。その代わり、いま言っていた事にウソなんかないって思い続ける。それを……マリーが感じ取ってくれたら、話は終わるってことで」
「ぅ……わ、わかった」
光がこんな申し出をしてくるなんて、いつもならわたしが言い出して光がテレてイヤがる感じだと思うから、すでにカンゲキが胸の中にジワーっと湧いちゃっている。
「ん!」
「んぅ!」
光とわたしはクッと握手した。そして何にも言わず、お互い顔を赤くしてちょっと居心地が悪いとテレながら見つめ合ったりした。
あぁ、すごい……ほんとうに伝わってきた。もしここが室内だったら、見つめ合うだけではガマンできなくなってキスに発展するんじゃないかと思う。
「ぁ……」
わたしが思わず小さな声を漏らしたのは、光が何にも言わずに手を離したから。もうちょっとつないでいたかった、そしてもう少し見つめ合っていたかった。
「じゃぁ、帰ろうか?」
光はテレるからこの話はここで終わろうぜ! とアピールするような笑顔を作ってそう言った。
「そうだね、帰ろうか」
わたしも笑顔で返したけれど、胸の中は光が愛しくてシ・ア・ワ・セ!という思いで埋め尽くされていた。
事の発端は昨日の帰り道だった。光ではなく友人とおしゃべり下校下のだけれど、そこでふっとこんな事を言われた。
「マリーってちょっと不思議だよね」
「不思議?」
「だってさぁ、中1でおっぱい92cmだっけ? ブラはEカップとかそんな巨乳な割には……言ってもいい?」
「この流れで言わなかったら拷問マシーンにかけるぞ!」
「いや……マリーって巨乳な割には色気がないよなぁと思って」
「え……」
「あ、決して悪口じゃないつもり。でもさぁ、マリーが色っぽいと見えたことってないからさ、色気と乳のボリュームは関係ないのかぁと勉強しちゃうわけで」
「ん……」
なんとなく……奇妙な感情にさせられた。わたしは自分が色っぽいとは思っていなかったし、別に色っぽい女って言われたいと思った事もないはずなんだけど、色気ないよなぁ……とかストレートに言われたりすると、心をほんのちょっとかじられたみたいな気がしてしまう。
で、本日、わたしは朝に両目がパッと開いてから学校が終わるまでの、およそ8時間くらいを忍耐強く待った。そして時が来たら光を引っ張って、〇〇公園に到達。
「光、聞きたい!」
「え、なに?」
「これはわたしの女心に直結する問題だから、真剣かつ偽りなく答えて欲しい」
「わ、分かった」
「ん……」
公園で向き合うとき2人の間を通り抜けるように風が吹く。予想以上に緊張させられると思いながら、わたしは思い切って胸の内を伝えてみたんだ。
「光は……色っぽい女って好き?」
「へ?」
「これとってもマジメな話だよ」
「別に……どうでもいいかなって」
光はわたしを見て顔を赤くしながらも、けっこうさっぱりとした色気はどうでもいいと口にした。その時わたしにはただひたすら正直な心が伝わってきた。
「えぇ、うっそぉ……ちょっとくらいはさぁ、色っぽさをわたしに求めたりしないの?」
「全然……」
「え、なんで?」
「だ、だって……」
「言って」
「マリーって女の子のすべて文句なしにバツグンに好み。その……そういう顔とかそういう髪型が似合ってかわいいとか、そういう声とかそういうキャラとか、そしてそういう巨乳とか、自分から見てたまらない……っていうのは全部揃っているから、色気とか言われても別に……としか言えない」
「た、たしかにわたし巨乳だけれど、おっぱい大きいけれど……それで色気が足りない事になんとも思わない?」
「思わない。だって……色気があればグッドなんて思った事ないから。むしろその、マリーの健康的な感じ……太陽とかオレンジみたいな魅力が好き。その魅力を思ったら色っぽさなんてどうでもいいよ。そんなのなくてもいいオマケみたいなモノだよ」
うわ……光からふんだんに真心っていうのが流れ伝わってくる。それがわたしの胸に当たって沁み込んでくる。
「ほ、ほんとうかなぁ……」
わたしはテレくさくてついそんな事を言ってしまった。ありがとうって光に一言差し出せば話は終わるのに、アハアハってテレながら話を引き延ばしてしまう。
「だ、だったらマリー」
「なに?」
「あ、握手しよう」
「握手?」
「握手している間なんにも言わない。その代わり、いま言っていた事にウソなんかないって思い続ける。それを……マリーが感じ取ってくれたら、話は終わるってことで」
「ぅ……わ、わかった」
光がこんな申し出をしてくるなんて、いつもならわたしが言い出して光がテレてイヤがる感じだと思うから、すでにカンゲキが胸の中にジワーっと湧いちゃっている。
「ん!」
「んぅ!」
光とわたしはクッと握手した。そして何にも言わず、お互い顔を赤くしてちょっと居心地が悪いとテレながら見つめ合ったりした。
あぁ、すごい……ほんとうに伝わってきた。もしここが室内だったら、見つめ合うだけではガマンできなくなってキスに発展するんじゃないかと思う。
「ぁ……」
わたしが思わず小さな声を漏らしたのは、光が何にも言わずに手を離したから。もうちょっとつないでいたかった、そしてもう少し見つめ合っていたかった。
「じゃぁ、帰ろうか?」
光はテレるからこの話はここで終わろうぜ! とアピールするような笑顔を作ってそう言った。
「そうだね、帰ろうか」
わたしも笑顔で返したけれど、胸の中は光が愛しくてシ・ア・ワ・セ!という思いで埋め尽くされていた。
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