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ポニー親衛隊をつくろう
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12・ポニー親衛隊をつくろう
「ねぇエリー、提案があるんだけど」
広大さが印象的なトレーニングルームにおいてポニーがつぶやいた。超高級なホワイトTシャツにウルトラレベルに高級なトレパンを履き、両足を見事な開脚としべったり上半身を床につける素敵な前屈伸をやりながらエリーにいう。
「ポニー親衛隊をつくろうと思う」
言ったポニーはうつくしい姿勢はそのままに顔を上げてニッとする。それを聞いた一方のエリーは、グッときれいに後方ブリッジを決めたまま何ですかそれは? と質問をするのだった。
「まぁ、表向きは私設軍隊みたいなもんかな」
「私設軍隊? そんなのすでにあるじゃないですか」
「バカね、ジャン家が抱えている軍隊なんか気軽に使えるわけがないでしょう。わたしが言っているのは、そうね……たとえば多貴とかやわっちい敵などが攻めてきたとき、わたしの身辺を護衛するために立ちはだかるような、そういう存在」
「えぇ、だけど……」
エリーはここでクイっとさっくり体を起こした。そして近くに置いていたタオルで色白な頬に流れる汗を拭い、どうしてそんな子どもっぽいモノを? と不思議そうに聞いたりした。
「だってそうでしょう、ポニーは思いっきり強いしわたしだっている。身辺護衛なんて軍から数人引き抜いて育成すればいいじゃないですか。ポニーの言い方だと、なんか幼いモノっていうか素人っぽいモノを作ろうとしているように聞こえますけど」
「そのとおり、まさにそれを作ろうと思うのよ」
「どうして?」
「まぁ、ちょっと聞いてよ」
スーッと足を閉じながら華麗に立ち上がるポニー、練習用とするお気に入りの剣を手に取るとエリーからかなり離れたところに立ち、剣を素振りしながらじっくり的に語り始める。
「まず最初の理由。軍もいずれはつよい女だけで固めようと思っているけどね、やっぱり軍って響きは重いわけよ。だから親衛隊という言葉で腕に自身のある女子を募集したい。言い方を変えるなら、力を試したいって女子に活躍できるチャンスの場を与えたい。次に親衛隊は基本的にエリーが面倒見て。エリーはなんだかんだと面倒見がいい女子だからね、そういう能力を磨いてちょうだい。そして最後の3つめ。若返った多貴がつよくなって妹を取り返しにくるのなら、そのときは親衛隊と戦わせてみたい」
ポニーの素振りはブン! って太いを立てた。目には見えないはずの空気が斬られたという風に歪んだりもした。
「エリー」
剣を右手で一本で持ち、フリーとなった左手の平を上にして指をクイクイっと動かす。口では言わないがエリーにはちゃんと伝わる。一本打ってこいって事であるから、エリーは自分の剣を持ってポニーを見ながら構える。
「ポニー、いきますよ?」
「カモン!」
「エリー・アンジュレーション!」
エリーが剣を大きく横に振る。すると空気って透明がグワーッとすごい勢いで避けながらポニーに向かっていく。察するに当たったら肉が痛みにまみれるのでは? ってイメージが一杯。
「ふん!」
気合と共にポニーの剣が豪快な水平切りをする。するとどうだろう、パーッと何かが斬られ飛び散る。それは外から室内に入ってくる光を浴びてきれいに輝く空気の叫び声みたいだった。
「エリー、早速明日にでも国民に募集をかけて」
「募集要項は?」
「そうだね……14歳から24歳くらいってところかな、体力、剣術、暴れたい願望、そういうに自信があるとか燃えているって女子ならウェルカムとして。とりあえずエリーが面接して10人くらい選んでからわたしに報告して。それで最終的には3~5人くらいあればいいかなと」
「でも、ものすごく一杯来ると思うんですけど……わたし一人で面接は……」
エリーは知っている。この国民からの人気、特に女子からの人気は姉のエリスより妹のポニーが勝っていたと。ついでに言うとエリーもそこそこ女子からの人気が高い。だから親衛隊の募集なんぞをかけたら、わんさかやってくる可能性大。
「だいじょうぶよ」
「だいじょうぶって何がですか?」
「とりあえずフィーリングでパッパと決めてしまえばいい。わたしもエリーもフィーリング優先タイプのはず。それにね、運命の出会いっていうのがあるのなら、どういうふるいをかけてもすり抜けてくるもんだよ。ポニーに親衛隊に入る運命なら、何をやっても来るようにできているとわたしは思うけどな」
ポニーは言いながら手に持つ剣をホイ! っとエリーに投げ渡す。エリーはそれのグリップを掴むと、サッと剣立てに戻す。
「あ、そうそう」
一足先にトレーニングルームから出ようとしたポニーは振り返り、いたずらっぽく笑いながらエリーに伝えた。
「この事をホリーに報告する時はこう書いておいて。多貴が中途半端なつよさで挑んでくるなら死ぬかもよ? って」
そんな事を口にするポニーはまるで14歳くらいの無邪気な少女みたいに見える。でも言っていることはまちがってないとばかり、エリーは真顔でわかりましたと答えるのだった。
「そうだよ、ポニーの言う通りだよ。生半可な覚悟なら再戦なんか挑んでくるべきじゃないんだ」
エリーはそうつぶやきながらスマホのメールを綴る。妹のホリーに宛てたモノであるが、そんなかんたんに勝てると思うべからず! なんて注意書きを目立つように着けておくのだった。
「ねぇエリー、提案があるんだけど」
広大さが印象的なトレーニングルームにおいてポニーがつぶやいた。超高級なホワイトTシャツにウルトラレベルに高級なトレパンを履き、両足を見事な開脚としべったり上半身を床につける素敵な前屈伸をやりながらエリーにいう。
「ポニー親衛隊をつくろうと思う」
言ったポニーはうつくしい姿勢はそのままに顔を上げてニッとする。それを聞いた一方のエリーは、グッときれいに後方ブリッジを決めたまま何ですかそれは? と質問をするのだった。
「まぁ、表向きは私設軍隊みたいなもんかな」
「私設軍隊? そんなのすでにあるじゃないですか」
「バカね、ジャン家が抱えている軍隊なんか気軽に使えるわけがないでしょう。わたしが言っているのは、そうね……たとえば多貴とかやわっちい敵などが攻めてきたとき、わたしの身辺を護衛するために立ちはだかるような、そういう存在」
「えぇ、だけど……」
エリーはここでクイっとさっくり体を起こした。そして近くに置いていたタオルで色白な頬に流れる汗を拭い、どうしてそんな子どもっぽいモノを? と不思議そうに聞いたりした。
「だってそうでしょう、ポニーは思いっきり強いしわたしだっている。身辺護衛なんて軍から数人引き抜いて育成すればいいじゃないですか。ポニーの言い方だと、なんか幼いモノっていうか素人っぽいモノを作ろうとしているように聞こえますけど」
「そのとおり、まさにそれを作ろうと思うのよ」
「どうして?」
「まぁ、ちょっと聞いてよ」
スーッと足を閉じながら華麗に立ち上がるポニー、練習用とするお気に入りの剣を手に取るとエリーからかなり離れたところに立ち、剣を素振りしながらじっくり的に語り始める。
「まず最初の理由。軍もいずれはつよい女だけで固めようと思っているけどね、やっぱり軍って響きは重いわけよ。だから親衛隊という言葉で腕に自身のある女子を募集したい。言い方を変えるなら、力を試したいって女子に活躍できるチャンスの場を与えたい。次に親衛隊は基本的にエリーが面倒見て。エリーはなんだかんだと面倒見がいい女子だからね、そういう能力を磨いてちょうだい。そして最後の3つめ。若返った多貴がつよくなって妹を取り返しにくるのなら、そのときは親衛隊と戦わせてみたい」
ポニーの素振りはブン! って太いを立てた。目には見えないはずの空気が斬られたという風に歪んだりもした。
「エリー」
剣を右手で一本で持ち、フリーとなった左手の平を上にして指をクイクイっと動かす。口では言わないがエリーにはちゃんと伝わる。一本打ってこいって事であるから、エリーは自分の剣を持ってポニーを見ながら構える。
「ポニー、いきますよ?」
「カモン!」
「エリー・アンジュレーション!」
エリーが剣を大きく横に振る。すると空気って透明がグワーッとすごい勢いで避けながらポニーに向かっていく。察するに当たったら肉が痛みにまみれるのでは? ってイメージが一杯。
「ふん!」
気合と共にポニーの剣が豪快な水平切りをする。するとどうだろう、パーッと何かが斬られ飛び散る。それは外から室内に入ってくる光を浴びてきれいに輝く空気の叫び声みたいだった。
「エリー、早速明日にでも国民に募集をかけて」
「募集要項は?」
「そうだね……14歳から24歳くらいってところかな、体力、剣術、暴れたい願望、そういうに自信があるとか燃えているって女子ならウェルカムとして。とりあえずエリーが面接して10人くらい選んでからわたしに報告して。それで最終的には3~5人くらいあればいいかなと」
「でも、ものすごく一杯来ると思うんですけど……わたし一人で面接は……」
エリーは知っている。この国民からの人気、特に女子からの人気は姉のエリスより妹のポニーが勝っていたと。ついでに言うとエリーもそこそこ女子からの人気が高い。だから親衛隊の募集なんぞをかけたら、わんさかやってくる可能性大。
「だいじょうぶよ」
「だいじょうぶって何がですか?」
「とりあえずフィーリングでパッパと決めてしまえばいい。わたしもエリーもフィーリング優先タイプのはず。それにね、運命の出会いっていうのがあるのなら、どういうふるいをかけてもすり抜けてくるもんだよ。ポニーに親衛隊に入る運命なら、何をやっても来るようにできているとわたしは思うけどな」
ポニーは言いながら手に持つ剣をホイ! っとエリーに投げ渡す。エリーはそれのグリップを掴むと、サッと剣立てに戻す。
「あ、そうそう」
一足先にトレーニングルームから出ようとしたポニーは振り返り、いたずらっぽく笑いながらエリーに伝えた。
「この事をホリーに報告する時はこう書いておいて。多貴が中途半端なつよさで挑んでくるなら死ぬかもよ? って」
そんな事を口にするポニーはまるで14歳くらいの無邪気な少女みたいに見える。でも言っていることはまちがってないとばかり、エリーは真顔でわかりましたと答えるのだった。
「そうだよ、ポニーの言う通りだよ。生半可な覚悟なら再戦なんか挑んでくるべきじゃないんだ」
エリーはそうつぶやきながらスマホのメールを綴る。妹のホリーに宛てたモノであるが、そんなかんたんに勝てると思うべからず! なんて注意書きを目立つように着けておくのだった。
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