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ポニー親衛隊面接4・ポニー直々の面接・イタミという女

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18・ポニー親衛隊面接4・ポニー直々の面接・イタミという女


 本日午後8時59分、ポニーは食堂にて一人座っていた。テーブル上にはワインだのグラスだのチーズだのを置き、問題児がやってくるのを待つ。すると時報がなると同時に部屋のドアがノックされた。ペイン刑務所の矯正監が声を出し、ポニーの許可をもらうとドアを開けた。

「お忙しいところを恐れ入ります」

「あぁ、いいわよ。それより早くイタミというのを通して」

「はい、では」

 矯正監が言うと同寺にお目当ての人物がやってきた。ポニーの指示によりきれいな服を着ているはもちろん、事前にはしっかり入浴でビューティー状態にもなっている。身長は170cmくらい。赤っぽいオレンジ色の髪の毛はかなり長くポニーテールを作っている。ドス黒い人物でないとすれば女子がホレそうな格好良さを放っている。そんなイタミがテーブルを挟んでポニーの前にまでやってきた。

「あ、2人にして。あんたは外に出ていて」

 ポニーは色白な手をチャチャっと動かし矯正監を外に追い払う。そうしてドアが閉められたら2人だけになった。

「ま、お座りなさいって」

 超高級な白いシャツに黒いズボンって格好でややエレガントに見えるイタミに着席を促すポニー。

「では」

 とくにかしこまる事も礼儀を重んじる感じもなくイタミは着席した。エリーが見ていたら黙っていられない振る舞いであるが、ポニーは特に何を言うわけでなくワインをグラスに注ぐ。

「なんていうか、こういう格好は落ち着かない」

 イタミはここに来るにあたって着せられた高級な服があまり気に入らない様子。それに対してポニーはワイングラスを差し出して言った。

「バカね、囚人服のまま招くわけないでしょう。理由は2つ。あんなどうしようもない格好でここに来られると腹が立つ。そしてもうひとつ、ああいう格好が板についてしまっているイタミと話をしてもつまらない。エレガントな格好がまったくこなせないっていうのはヘボイ証拠、それを少し心で笑ってみたかった」

 言ってワイングラスをイタミに渡す。そしてワインを飲むもチーズを食べるも好きなだけどうぞと言って自らも赤いアルコールをクッと飲む。

「それで話の結果は?」

 ポニーとちがいイマイチ上品に欠ける感じでワインを飲むイタミは、さっそく話の結果を知りたいと急かす。

「その前にイタミ、あんたはわたしの質問にいくつも答えなきゃいけない。結果はそれからだよ」

 ポニーは高級ブルーチーズをつまみながら、まず最初の質問としてなぜ親衛隊に入りたいのかと当然の事を聞いた。

「理由は2つ。正直に言うと……今までの人生を悔いている。刑務所に2年ほど入ると自分が恥ずかしいって思うようになった。だからやり直すチャンスが欲しい。あと自分は刑務所でも鍛えることは怠らなかったのでなまりは最小限に抑えられているはず。だからまだ暴れたいって願望がある」

「ふむ、今までの人生を悔いているっていいセリフだね。でもまぁ、口だけならなんとでも言えるけどね」

「ウソじゃない。ここではそういうウソは言わない」

「ふむ……」

「それにポニー、こう言ってはなんだが、トップとしての資質という点でいうなら、わたしみたいな女に出直しのチャンスを与えるべきではないか?」

「あんたわたしに対して全然礼儀とか払わないね……ある意味すごく新鮮」

「じゃぁなんだ、ポニー様って言えばいいのか?」

「あんたにポニー様って言われたらゾッとするからポニーでいいよ」

 ポニーは自分のグラスにワインを次ぐと、クッと飲んで唇を拭いてから少しばかりの理解をイタミに語ってやった。お気に入りの男をけっこう犯したとかいうその行為はサイテーで腐っているとしながらも、欲情は魔物だからねぇとつぶやく。

「まぁ、わたしの場合は同性愛だから好みの女が欲しいって事なんだけどさ、キモチがうずくとつらいよねぇ。傲慢に押し切りたいってキモチになるね。何がなんでも自分のモノにしたいってところまではわかるよ」

「ほぉ、けっこう理解があって話せるんだな」

「で、イタミ、あんたがどういう女か隠して仲間にするって事はしないよ。親衛隊に入れるとすれば、かれこれゲスな女だけどよろしくしてやって! とみんなに言うよ。当然きびしい目線が来るね。わたしの相棒たるエリーなんか上品ピュアだからね、あんたみたいな女は許せないって思うだろうね。でもそれくらいは甘んじて受けなきゃダメよ。それがやり直すって事だよ」

 ワイングラスを手にしてポニーは微笑んだ。どうよ? つめたい目線に晒される覚悟はある? って声を表情に混ぜる。

「それはもちろん心得ている。やり直すためには仕方ない」

「おぉ、刑務所ってすごいところなんだねぇ。行きたいとは思わないけど話なら聞いてみたいって気がしてきたわ」

「それでポニー」

「うん?」

「わたしがどのくらい強いか試すとかしないのか?」

「しなくてもわかる。わたしやエリーには劣るけど、親衛隊の中ではかなり強いって部類かな。でもイタミ、あんたは仲間であり年下の親衛隊にとって姉みたいな存在をやらなきゃダメ。面倒見るって役割はかったるいけど、そういう事もしてもらわないと」

「わかった」

「あ、それとイタミ、ちょっとシャツのボタンを外してみて」

「ボタン? なんで?」

「いいから」

 ポニーに言われ仕方ないとばかりイタミはシャツのボタンを一つ外す。でもポニーが何も言わず次! と顔を動かして促すから、面倒だとばかり全部のボタンを外しシャツを左右にグッと広げる。

 すると白い豊満なフルカップブラってふくらみとふっくらな谷間が登場。それはCカップのポニーどころかFカップのエリーよりも神々しく見えた。

「やっぱり、もしかしてかなりの巨乳かなぁと思っていたけど、それ以上ね」

「巨乳だったら何かあると? とりあえずGカップとかだが」

「うるさい、聞いてないわよ……でもまぁ、せっかくだから言ってあげる。乳があってもイタミは色っぽくないね」

「全然かまわない。むしろ無くてもいいし目立たなくても結構。こんなのを喜ぶような事はもうない」

「あ、そう……」

「で、どうなんだ、わたしを採用してくれるのか否か」

「採用。ムカつくけど採用だよ」

「なぜムカつくのに採用するんだ」

「いちいちうるさいわね。わたしの心が大きいからに決まってる」

 ポニーは相手の透明となったグラスに赤いワインを注ぐ。そして自分のをクイっと飲んだ時、もしかして採用しなきゃよかったかな……なんて思ったりした。しかし心の広い女であるためには食言などもってのほか。

(後でエリーがうるさいだろうなぁ)

 そう思うポニーであったが、多貴の前につよい女がたくさん立ちはだかるのは良い事だと考えるようにした。
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