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エリス、強くなるため時空反則技に手を出す
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31・エリス、強くなるため時空反則技に手を出す
夜に独り歩きするというのは危険だからってホリーが許してくれない。そこで午前中に気晴らししてくると言って単独行動。エリスはそのままポニー技術団にたどり着く。一体何のため? と言えば、あまりよろしくない考えを叶えてもらうため。いかんせんお金に不自由する可能性がないため、欲望は叶えてもらうためにあるって感じの頭を持つ。
「で、本日のご用件は?」
ポニー技術団のリーダーとやらは、エリスを特別豪華な特別室に招き、コーヒーにケーキを出して向かい合い話を伺おうとする。
「1年か2年……若返ってみたい。あんまり幼くなると、なんていうかこの美形とか巨乳ってすばらしい特徴が薄まっちゃう。だからこの魅力があまり損なわれないくらいに少しだけ若返りたい」」
ここで思わせぶりな無言を入れてから、ふっと謙虚っぽい顔つきになって乙女の悩みを告白するような感じで続ける。仮に若返って心をリフレッシュしても、すぐには剣の腕が上がるわけではないかもしれない。いや多分そうなのであって、そこで時間がかかるの物語は正直イヤだなぁって思ってしまう。
「でね、ひとつ思い出したの……ポニー技術団にはマルチバースの活用、つまりこの現在と多元宇宙の融合もできるって話があったような気がするって」
エリスにソフトな目を向けられたリーダーは大いに慌てて、ひとまずは出来るけどオススメはしませんと否定した。なぜならそれは危険が伴うからですと付け足し、自らを落ち着かせるために少しコップの水を飲んだ。
「うん? 危険?」
エリスがにっこり微笑むとリーダーは頭をかきながら、本気ですか? とつぶやかずにいられない。
ーマルチバースの融合ー
過去のエリスは何度となく妹のポニーから、体を鍛え剣術の腕を磨くべきと促された。もしそこで素直かつやる気に満ちて行動していたらどうなったか? 別宇宙にはポニーと戦えるだけの自分がいる。だから現在の自分をベースにして、異なる宇宙にいる自分の魂を引っ張り込んで融合する。これはすなわち、あのときやっていれば……という後悔を消すための最大クラスの反則技なのである。
「確かにそれ一応は出来るようにはなったんですが……たましいの融合がどのくらいうまく行くかどうか、融合してもその後でトラブルを持たさないかどうかは断言ができないのです。もしかしたら寿命が縮まるような事だってあるかも。あるいは融合してしばらく後に拒絶反応が大きくなり、結局は分裂して元の木阿弥って流れになる事もあります」
リーダーは続けて言った。しっかりとした断言ができず責任も取れないって事に、ジャン家の人間を巻き込むわけにはいかないと。
「巻き込むも何もわたしが自分の意思で進んでお願いしているのよ? それはポニー技術団の責任じゃないわ。自分の事はちゃんと自分で責任を取る」
「し、しかし……お金がべらぼうにかかりますよ?」
エリスが超絶なお金持ちだって事は知っているが、それでもこの金額だったら引くんじゃないかと思い、近くにあったメモにペンを走らせる。そうして記入した天文学的な数字並びって金額を相手に見せる。
「あら、こんな程度でよければ問題なく払えるわ。だから今すぐにでも作業を開始して欲しい」
ニコっと笑って見せられては仕方がない。リーダーは早速とばかり手続きと準備に入る事とする。
「夕方くらいには完了すると思いますが……お時間は大丈夫ですか?」
「えぇ、だいじょぶ。とってもありがたいわ」
「わかりました。先の事はわかりませんが、ここでの作業そのものには責任を持って当たらせていただきます」
リーダーが部下に指示をしたりして慌ただしく動き始めると、コーヒーとケーキを味わいながらエリスは胸をドキドキさせていく。よくない事をしたという事実以上に、これで自分の中にある後悔が消えるって思いの方が断然に勝る。さらに言えば体力に動きに剣術達者な人間がどういうモノか? って興味がピカピカ光る。さらにさらに言えばポニーと対等に戦えるかもしれず、勝てるとすればならどんなキブンが味わえるのだろうと子どもみたいにワクワクしてしまう。
「うん?」
ここで多貴と特訓しているホリーより、特に変わりはありませんか? と散歩中なんだろうってエリスを心配するメールが来た。それに対してエリスは何の問題もないわと書いて返信する。後で驚かせようと思って少し笑ったりと、普段のエリスには似つかわしくないほどいたずらっ子みたいなキブンになっていた。
夜に独り歩きするというのは危険だからってホリーが許してくれない。そこで午前中に気晴らししてくると言って単独行動。エリスはそのままポニー技術団にたどり着く。一体何のため? と言えば、あまりよろしくない考えを叶えてもらうため。いかんせんお金に不自由する可能性がないため、欲望は叶えてもらうためにあるって感じの頭を持つ。
「で、本日のご用件は?」
ポニー技術団のリーダーとやらは、エリスを特別豪華な特別室に招き、コーヒーにケーキを出して向かい合い話を伺おうとする。
「1年か2年……若返ってみたい。あんまり幼くなると、なんていうかこの美形とか巨乳ってすばらしい特徴が薄まっちゃう。だからこの魅力があまり損なわれないくらいに少しだけ若返りたい」」
ここで思わせぶりな無言を入れてから、ふっと謙虚っぽい顔つきになって乙女の悩みを告白するような感じで続ける。仮に若返って心をリフレッシュしても、すぐには剣の腕が上がるわけではないかもしれない。いや多分そうなのであって、そこで時間がかかるの物語は正直イヤだなぁって思ってしまう。
「でね、ひとつ思い出したの……ポニー技術団にはマルチバースの活用、つまりこの現在と多元宇宙の融合もできるって話があったような気がするって」
エリスにソフトな目を向けられたリーダーは大いに慌てて、ひとまずは出来るけどオススメはしませんと否定した。なぜならそれは危険が伴うからですと付け足し、自らを落ち着かせるために少しコップの水を飲んだ。
「うん? 危険?」
エリスがにっこり微笑むとリーダーは頭をかきながら、本気ですか? とつぶやかずにいられない。
ーマルチバースの融合ー
過去のエリスは何度となく妹のポニーから、体を鍛え剣術の腕を磨くべきと促された。もしそこで素直かつやる気に満ちて行動していたらどうなったか? 別宇宙にはポニーと戦えるだけの自分がいる。だから現在の自分をベースにして、異なる宇宙にいる自分の魂を引っ張り込んで融合する。これはすなわち、あのときやっていれば……という後悔を消すための最大クラスの反則技なのである。
「確かにそれ一応は出来るようにはなったんですが……たましいの融合がどのくらいうまく行くかどうか、融合してもその後でトラブルを持たさないかどうかは断言ができないのです。もしかしたら寿命が縮まるような事だってあるかも。あるいは融合してしばらく後に拒絶反応が大きくなり、結局は分裂して元の木阿弥って流れになる事もあります」
リーダーは続けて言った。しっかりとした断言ができず責任も取れないって事に、ジャン家の人間を巻き込むわけにはいかないと。
「巻き込むも何もわたしが自分の意思で進んでお願いしているのよ? それはポニー技術団の責任じゃないわ。自分の事はちゃんと自分で責任を取る」
「し、しかし……お金がべらぼうにかかりますよ?」
エリスが超絶なお金持ちだって事は知っているが、それでもこの金額だったら引くんじゃないかと思い、近くにあったメモにペンを走らせる。そうして記入した天文学的な数字並びって金額を相手に見せる。
「あら、こんな程度でよければ問題なく払えるわ。だから今すぐにでも作業を開始して欲しい」
ニコっと笑って見せられては仕方がない。リーダーは早速とばかり手続きと準備に入る事とする。
「夕方くらいには完了すると思いますが……お時間は大丈夫ですか?」
「えぇ、だいじょぶ。とってもありがたいわ」
「わかりました。先の事はわかりませんが、ここでの作業そのものには責任を持って当たらせていただきます」
リーダーが部下に指示をしたりして慌ただしく動き始めると、コーヒーとケーキを味わいながらエリスは胸をドキドキさせていく。よくない事をしたという事実以上に、これで自分の中にある後悔が消えるって思いの方が断然に勝る。さらに言えば体力に動きに剣術達者な人間がどういうモノか? って興味がピカピカ光る。さらにさらに言えばポニーと対等に戦えるかもしれず、勝てるとすればならどんなキブンが味わえるのだろうと子どもみたいにワクワクしてしまう。
「うん?」
ここで多貴と特訓しているホリーより、特に変わりはありませんか? と散歩中なんだろうってエリスを心配するメールが来た。それに対してエリスは何の問題もないわと書いて返信する。後で驚かせようと思って少し笑ったりと、普段のエリスには似つかわしくないほどいたずらっ子みたいなキブンになっていた。
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