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第三章 魔力無し転生者はランクを上げていく
第九十三話 夜逃げから始まるダンジョン攻略! ㉔
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俺の力を感じ取った砂城塔丘亀が身構えるように膝を曲げ、目を細める。警戒したか。ただの敵から強い敵にランクアップしたってところだろう。ありがたいね。そうでなきゃ面白くない!
更に走るスピードを上げ、砂城塔丘亀に接近する。
互いの距離が200メート強と言う距離まで縮まったあたりで砂城塔丘亀が巨大な口を開く。なんだ呑み込むつもりか?
「っ!」
そんな事を思っていた数舜後、背筋に冷気が通り過ぎたかの如く寒気にも似た悪寒が走る。
その直後、砂城塔丘亀の大きく開かれた巨大の口から竜巻が放たれた。
横向きの竜巻は周囲の砂漠の砂を巻き込み物凄い勢いで俺に目掛けて飛んでくる。
その場で躱したいところだが、直径5メートルの竜巻を躱すのは無理だ。
先制攻撃をされた俺は舌打ちをしながら横に跳んで回避する。
着地した俺は先ほどまで走っていた場所に視線を向けると砂の地面が見事に抉り取られたかのように真っ直ぐな線が出来上がっていた。
よく見ると地中に潜っていた魔物の身体の半分がまるで削り取られたかのように無くなっていた。
「なるほどな」
あの咆哮?空気砲モドキ?の竜巻が周囲の砂を巻き込み、その砂が研磨剤の役目を担っていると言う処か。流石の俺もアレを喰らえば体中の皮膚どころか肉まで削り取られそうだな。
それにしても奇襲するつもりは微塵も無かったが、先制攻撃までされるとは思ってなかった。
まさか遠距離攻撃があるとはな。要塞に取り付けられた固定砲台と言ったところか。面倒極だが躱せない速さじゃない。ま、近づくにつれて回避するまでの時間は短くなるが、それはあの亀野郎の口を見て先読みすれば良いだけの話か。
「それじゃ、2回目のだるまさんが転んだを始めるとするか!」
不敵な笑みを浮かべた俺はさっそく地面を蹴って接近する。
更に接近しようとする俺に亀野郎は目を細めるが、直ぐに対応して先ほどの技を俺に向かって放って来る。
しかし同じ技を何度放とうが、躱せると分かっていれば躱せる。
亀野郎の攻撃を躱し、残り20メートルを切った。ここまでくると本当にデカイな。まるで小型のドームが動いているかのようだ。
だけど流石にこの距離まで近づくと亀野郎と咆哮(仮)を躱すのはキツイ。
なので俺は真正面から戦うのは諦め側面に回る事にした。
あの巨体だ直ぐに方向転換するのは難しいだろう。
俺の思惑に気が付いた亀野郎は急いで体の向きを変えようとする。
「が、もう遅い!」
俺は足に力を入れその場で跳んだ。
30メートル近く跳んだ俺は落下地点に目標を付け拳を振り上げる。
着地する寸前に振り上げた拳を亀野郎の甲羅目掛けて思いっきり殴りつける。
ゴオオオオオォォンと鈍い音が周囲に轟く。
「痛ってええええぇぇ!」
数瞬後俺は振り下ろした左拳を右手で包み込むようにして叫んだ。
なんだよこの硬さ!そこら辺の龍なら余裕で殴り飛ばせるレベルの力で殴ったのになんで甲羅は無事で俺の拳の方がダメージ受けてんだよ!
予想以上の硬さに俺は砂城塔丘亀の上で膝を着いていた。
クソ亀野郎が、まさか甲羅に硬化魔法と強化魔法を掛けてるのか、無駄に要塞なんて名前が付ているだけの事はあるって事かちくしょう……。
未だに左手の甲が赤くなり痛いままだが骨に異常はない……か、よかった。だがこのまま上に居続けるのも得策じゃない。何をしてくるか分からないからな。
俺は更に力を開放し、合計8%の力でもう一度殴るため拳を振り上げた。
先ほどよりも強い力で殴る分、自分への衝撃も覚悟のうえだ。ま、骨も筋肉も強化されているから多分大丈夫だろう。
「これならどうだっ!」
亀野郎に向けて放った言葉と同時に拳を叩き込む。
鈍い音が砂漠に轟くと同時に亀野郎が砂漠の海に若干ながら沈んだ。チッ、やっぱ砂漠だと地面に力が逃げていくか。
それでも亀にもダメージは届いているらしく甲羅の一部にヒビが入っているのを確認する。俺としては甲羅を破壊するつもりで殴ったんだがな。伊達に要塞って言われているだけの事はある。
そう思うと思わず笑みが零れる。
こちらは攻撃を喰らっているわけじゃないが、これまで一発で殴れば大抵倒せていたため耐える奴が居る事に嬉しさが込み上げて来る。
だが亀もただ黙って攻撃を受け続けるわけもなく嬉しさに浸っていると甲羅から無数に生えた棘は一瞬にして空中へと発射された。
ロケット弾のように打ち上げられた長さ3メートル直径1メートルの棘は一定の高さまで行くと向きを変え俺目掛けて雨粒の如く飛来し始めた。
「おいおいまじかよ」
飛来してくる棘を見上げていた俺は思わず声をもらす。
だけど俺が躱せば棘があった場所にあたりでもすればお前がダメージを負う事に――
「って、もう新しい棘が生え始めてやがる!」
驚愕の光景に俺は思わず声に出してしまう。おいおい流石に軍隊でもこれだけ早く装填は出来ないぞ。ってそんな事考えとる場合じゃない。
俺を突き殺そうと飛来してくる棘を躱すため俺は新しく生え始めている亀野郎の甲羅の上を縫うように走って攻撃を躱す。
後ろから聞こえる岩が砕け散るような音が聞こえるが気にしない。
俺はただ棘を躱すだけだ。
「ってホーミング機能付きかよ!」
真上に飛んで行った筈の棘が真横から襲い掛かって来る。ったくまさに最強の要塞だな。対空装備もバッチリってか。
躱すのに必死で攻撃する余裕がない。だが――
「やっぱ戦いはこうじゃないとな!」
これほど苦戦するのはあの島以来だ。そう思うと楽しくて仕方がない。
力の一部を開放すれば余裕で倒せるが……それじゃ面白くない。
それに久々にあの技も使いたいしな。
亀野郎の隙を窺いながら俺はひたすら躱し続ける。まだだ……まだその時じゃない。
躱し始めてどれだけの時間が経過した?1時間か?30分か?それとも10分……無限とも思える亀野郎の攻撃に嫌気が差してきたが、ここで力を開放しては意味がない。
それに目が慣れてきたのか、亀野郎の攻撃がコンマ数秒程度だが遅くなっている。だがこの程度で反撃に転じても今の力じゃ殺られるだけだ。
今は勝機をただ待つのみ。躱すだけなら気配感知でどうとでもなる。
躱し、時には突き殺そうと迫ってくる棘をいなし別の棘とぶつけて無力化する。むしろこっちの方が動き回らない分、楽だ。
ま、その場に居続けると足元から新しい棘が生えて攻撃してくるから長時間その場には留まれないけど。
だいたい体感で1秒~2秒が立ち止っていられる時間だな。まったくせっかちな野郎だ。
だけど時間が経過するにつれ亀野郎の攻撃は弱まっている。きっと亀野郎は俺の体力切れを狙っていたんだろうが――
「生憎と体力には一番自信があるんだ。てめぇが諦めるまで付き合ってやるよ!」
楽しい、やはり戦いはこうじゃないとな。体の奥から湧き上がる高揚感と闘争心。一種の麻薬のような快感が俺の全身を満たしていく。
それからも躱し、いなし続ける。俺に悲しい現実が付きつける。
「もう……終わりだな」
明らかに亀野郎の攻撃が弱まった。
攻撃の感覚が明らかに最初のころに比べて数が減っているし、立ち止っていられる時間も倍以上になっている。
甲羅の上で分かりづらいが亀野郎から感じる闘争心も弱くなりつつある。
俺を油断させるための罠の可能性も当然考えられるが、これだけの時間があれば悲しいかな亀野郎を殺す攻撃をすることが出来る。
まさしく死合終了の時がやって来た。文字通り――
「潮時だな」
楽しい時間が終わることに俺は悲しい気持ちを押し殺しつつ、足元の甲羅を見つめる。
別にお前に怒りや恨みは無い。弱肉強食の世界。自然の摂理だ。だけど……楽しかったぜ――
ひと時とはいえ、楽しい時間を与えてくれたこの亀の甲羅に拳を当てた。
数瞬後、亀野郎の下の砂が十数メートルにわたって周囲に吹き飛ぶ。
と、絶命したは砂城塔丘亀はゆっくりと鈍い音を轟かせながら、その場に崩れ落ちた。
=================================
お久しぶりです、月見酒です。
本当にお久しぶりです。
前回の投稿から1年以上の時が空いてしまい申し訳ありませんでした。
近況ボードの方には今回の投稿の告知も含め既に更新しておりますが、近況ボードの内容の通り不定期投稿となります。
大変申し訳ありません。
更に走るスピードを上げ、砂城塔丘亀に接近する。
互いの距離が200メート強と言う距離まで縮まったあたりで砂城塔丘亀が巨大な口を開く。なんだ呑み込むつもりか?
「っ!」
そんな事を思っていた数舜後、背筋に冷気が通り過ぎたかの如く寒気にも似た悪寒が走る。
その直後、砂城塔丘亀の大きく開かれた巨大の口から竜巻が放たれた。
横向きの竜巻は周囲の砂漠の砂を巻き込み物凄い勢いで俺に目掛けて飛んでくる。
その場で躱したいところだが、直径5メートルの竜巻を躱すのは無理だ。
先制攻撃をされた俺は舌打ちをしながら横に跳んで回避する。
着地した俺は先ほどまで走っていた場所に視線を向けると砂の地面が見事に抉り取られたかのように真っ直ぐな線が出来上がっていた。
よく見ると地中に潜っていた魔物の身体の半分がまるで削り取られたかのように無くなっていた。
「なるほどな」
あの咆哮?空気砲モドキ?の竜巻が周囲の砂を巻き込み、その砂が研磨剤の役目を担っていると言う処か。流石の俺もアレを喰らえば体中の皮膚どころか肉まで削り取られそうだな。
それにしても奇襲するつもりは微塵も無かったが、先制攻撃までされるとは思ってなかった。
まさか遠距離攻撃があるとはな。要塞に取り付けられた固定砲台と言ったところか。面倒極だが躱せない速さじゃない。ま、近づくにつれて回避するまでの時間は短くなるが、それはあの亀野郎の口を見て先読みすれば良いだけの話か。
「それじゃ、2回目のだるまさんが転んだを始めるとするか!」
不敵な笑みを浮かべた俺はさっそく地面を蹴って接近する。
更に接近しようとする俺に亀野郎は目を細めるが、直ぐに対応して先ほどの技を俺に向かって放って来る。
しかし同じ技を何度放とうが、躱せると分かっていれば躱せる。
亀野郎の攻撃を躱し、残り20メートルを切った。ここまでくると本当にデカイな。まるで小型のドームが動いているかのようだ。
だけど流石にこの距離まで近づくと亀野郎と咆哮(仮)を躱すのはキツイ。
なので俺は真正面から戦うのは諦め側面に回る事にした。
あの巨体だ直ぐに方向転換するのは難しいだろう。
俺の思惑に気が付いた亀野郎は急いで体の向きを変えようとする。
「が、もう遅い!」
俺は足に力を入れその場で跳んだ。
30メートル近く跳んだ俺は落下地点に目標を付け拳を振り上げる。
着地する寸前に振り上げた拳を亀野郎の甲羅目掛けて思いっきり殴りつける。
ゴオオオオオォォンと鈍い音が周囲に轟く。
「痛ってええええぇぇ!」
数瞬後俺は振り下ろした左拳を右手で包み込むようにして叫んだ。
なんだよこの硬さ!そこら辺の龍なら余裕で殴り飛ばせるレベルの力で殴ったのになんで甲羅は無事で俺の拳の方がダメージ受けてんだよ!
予想以上の硬さに俺は砂城塔丘亀の上で膝を着いていた。
クソ亀野郎が、まさか甲羅に硬化魔法と強化魔法を掛けてるのか、無駄に要塞なんて名前が付ているだけの事はあるって事かちくしょう……。
未だに左手の甲が赤くなり痛いままだが骨に異常はない……か、よかった。だがこのまま上に居続けるのも得策じゃない。何をしてくるか分からないからな。
俺は更に力を開放し、合計8%の力でもう一度殴るため拳を振り上げた。
先ほどよりも強い力で殴る分、自分への衝撃も覚悟のうえだ。ま、骨も筋肉も強化されているから多分大丈夫だろう。
「これならどうだっ!」
亀野郎に向けて放った言葉と同時に拳を叩き込む。
鈍い音が砂漠に轟くと同時に亀野郎が砂漠の海に若干ながら沈んだ。チッ、やっぱ砂漠だと地面に力が逃げていくか。
それでも亀にもダメージは届いているらしく甲羅の一部にヒビが入っているのを確認する。俺としては甲羅を破壊するつもりで殴ったんだがな。伊達に要塞って言われているだけの事はある。
そう思うと思わず笑みが零れる。
こちらは攻撃を喰らっているわけじゃないが、これまで一発で殴れば大抵倒せていたため耐える奴が居る事に嬉しさが込み上げて来る。
だが亀もただ黙って攻撃を受け続けるわけもなく嬉しさに浸っていると甲羅から無数に生えた棘は一瞬にして空中へと発射された。
ロケット弾のように打ち上げられた長さ3メートル直径1メートルの棘は一定の高さまで行くと向きを変え俺目掛けて雨粒の如く飛来し始めた。
「おいおいまじかよ」
飛来してくる棘を見上げていた俺は思わず声をもらす。
だけど俺が躱せば棘があった場所にあたりでもすればお前がダメージを負う事に――
「って、もう新しい棘が生え始めてやがる!」
驚愕の光景に俺は思わず声に出してしまう。おいおい流石に軍隊でもこれだけ早く装填は出来ないぞ。ってそんな事考えとる場合じゃない。
俺を突き殺そうと飛来してくる棘を躱すため俺は新しく生え始めている亀野郎の甲羅の上を縫うように走って攻撃を躱す。
後ろから聞こえる岩が砕け散るような音が聞こえるが気にしない。
俺はただ棘を躱すだけだ。
「ってホーミング機能付きかよ!」
真上に飛んで行った筈の棘が真横から襲い掛かって来る。ったくまさに最強の要塞だな。対空装備もバッチリってか。
躱すのに必死で攻撃する余裕がない。だが――
「やっぱ戦いはこうじゃないとな!」
これほど苦戦するのはあの島以来だ。そう思うと楽しくて仕方がない。
力の一部を開放すれば余裕で倒せるが……それじゃ面白くない。
それに久々にあの技も使いたいしな。
亀野郎の隙を窺いながら俺はひたすら躱し続ける。まだだ……まだその時じゃない。
躱し始めてどれだけの時間が経過した?1時間か?30分か?それとも10分……無限とも思える亀野郎の攻撃に嫌気が差してきたが、ここで力を開放しては意味がない。
それに目が慣れてきたのか、亀野郎の攻撃がコンマ数秒程度だが遅くなっている。だがこの程度で反撃に転じても今の力じゃ殺られるだけだ。
今は勝機をただ待つのみ。躱すだけなら気配感知でどうとでもなる。
躱し、時には突き殺そうと迫ってくる棘をいなし別の棘とぶつけて無力化する。むしろこっちの方が動き回らない分、楽だ。
ま、その場に居続けると足元から新しい棘が生えて攻撃してくるから長時間その場には留まれないけど。
だいたい体感で1秒~2秒が立ち止っていられる時間だな。まったくせっかちな野郎だ。
だけど時間が経過するにつれ亀野郎の攻撃は弱まっている。きっと亀野郎は俺の体力切れを狙っていたんだろうが――
「生憎と体力には一番自信があるんだ。てめぇが諦めるまで付き合ってやるよ!」
楽しい、やはり戦いはこうじゃないとな。体の奥から湧き上がる高揚感と闘争心。一種の麻薬のような快感が俺の全身を満たしていく。
それからも躱し、いなし続ける。俺に悲しい現実が付きつける。
「もう……終わりだな」
明らかに亀野郎の攻撃が弱まった。
攻撃の感覚が明らかに最初のころに比べて数が減っているし、立ち止っていられる時間も倍以上になっている。
甲羅の上で分かりづらいが亀野郎から感じる闘争心も弱くなりつつある。
俺を油断させるための罠の可能性も当然考えられるが、これだけの時間があれば悲しいかな亀野郎を殺す攻撃をすることが出来る。
まさしく死合終了の時がやって来た。文字通り――
「潮時だな」
楽しい時間が終わることに俺は悲しい気持ちを押し殺しつつ、足元の甲羅を見つめる。
別にお前に怒りや恨みは無い。弱肉強食の世界。自然の摂理だ。だけど……楽しかったぜ――
ひと時とはいえ、楽しい時間を与えてくれたこの亀の甲羅に拳を当てた。
数瞬後、亀野郎の下の砂が十数メートルにわたって周囲に吹き飛ぶ。
と、絶命したは砂城塔丘亀はゆっくりと鈍い音を轟かせながら、その場に崩れ落ちた。
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お久しぶりです、月見酒です。
本当にお久しぶりです。
前回の投稿から1年以上の時が空いてしまい申し訳ありませんでした。
近況ボードの方には今回の投稿の告知も含め既に更新しておりますが、近況ボードの内容の通り不定期投稿となります。
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