ボッチスパイ一般女性に手込めにされる

ざっくん

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最強スパイ手込めにされる

なっ!何故だ!?

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 ある現代日本に最強のスパイが存在した。自前のサイトで依頼を受け、諜報から暗殺まで多種多様な依頼を受けどれも例外なく成功させてきた実績を持つ。
 今日もとある要人の暗殺を終え鼻を高く伸ばしながら自宅(アジト)に帰宅していた。

 レベル10てところか…まっ、俺様に掛かれば、まぁ楽勝そこらへんの暗殺者とは格が違うんだよ格が!

「ねぇ、あなた、人殺ひところしたでしょ?」

長い髪の女性がスパイに話しかけて来た。

 は?いきなり人を人殺し呼ばわりとか頭いかれてるんじゃないか?大丈夫か?この女。

 スパイは自身の失態である可能性を1ミリも疑わなかった。

「私見てた、よ?」

「フハハハハハハッ!バレてしまったのら仕方ない!貴様これを見ろ!コレは狙撃銃型圧力測定器だ!素晴らしいだろ!……」

 やばい!目撃者なんて考えた事もなかった!これで誤魔化せなかったらどうすればいい?殺すのか?自身の矜持を曲げるしか無いのか!?

 自分がミスを犯すことなど微塵も考えてい無かったスパイは面白いほどに慌てた。

「私が見たのは狙撃銃それじゃ無くてコレ。なんか、ピリピリする」

 女性が特殊な形をした弾丸をスッと取り出した。それは針のように尖っており、等間隔に開けられた穴から紫色のいかにもな液体が垂れていた。

しょ、証拠っーー!

「オ、オゥケイ、何が目的だ?できる限りのことはしよう」

「何でもしてくれる?」

「何でもだ、俺の全力を持って応えよう!その代わり、このことは内密にしてもらえると助かる」

 まずはこの場をどうにかしなければ、その後ならば、逃げ切ることができる!

「じゃあ、結婚しよう」

「ん!?」

「結婚して」

「お、お断りしまーす!!」

 スパイは頭が真っ白になって逃げ出した。下水、裏道、雑木林、さまざまな道を用いて走り回る。考えることができずとも体は勝手に動く。

「ハァ、ハァ、ハァ、驚いで逃げすぎたな。俺様としたことが、改善の余地があるな」

 走り回って疲れたスパイは物陰で腰を落とす。

 そういえば、弾を見てどうやって俺様にたどり着いたんだ?弾を見た?貫通して地面に深く埋まるはず、見た?どう言うことだ?

 ここで彼の意識が途切れた。
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