7 / 94
プロローグ
プロローグ
しおりを挟む
真っ暗な空間。黒い光沢放つ漆黒の巨大な牛が咆哮する。
「ふざけるなッ!」
黒牛はその見た目からは想像の出来ない幼い女子の声を発した。
「「その声で話すなッー!!」」
全く同じ容姿をした女性集団が裸ナイフで特攻する。彼女らは黒牛の魔法やブレスを華麗な身のこなしで躱す。さらに、躱しきれないと判断すれば仲間を投げ飛ばして多数を生かす判断をした
「…ッ!このッ!」
グサッ、グサッグサッ、
密度の高い弾幕を掻い潜った数名の女性が黒牛の背中に取り付き黒いナイフが刺し込む。
そのナイフは異常なほど鋭く、柄には五つの光り輝く宝石の埋め込まれていた。
「どうしだ!?タイマン最強なんでしょ!?」
女性の見下す様な声が空間内に反響する。
「これ何処がタイマンじゃ!?数に物を言わせたリンチでわ無いか!?」
黒牛は周囲を見渡すが声の主を見つけることが出来ない。口から巨大なブレスを放つが一瞬だけ外の景色が見えるだけですぐに閉ざされる。彼は黒い箱に閉じ込められていたのだ
ーーーーー
その後も戦闘は激しく続いていった。しかし、黒牛は無限に湧き出る黒髪の女性に対処し切れず黒い壁を目の前に地に臥した。
「はぁはぁ、もう限界じゃ。降参する。何でもする。じゃから命だけは助けてくれんか?わしらの仲じゃろ?」
傷だらけで心なしか小さくなった黒牛は息を切らし死にそうな声で言った。
すると、辺り一面を埋め尽くさんばかりに増えていた大量の女性が消える。景色も広い草原へと変わった。
黒い壁があったであろう場所の奥に、裸の女と同じ顔をした女が立っていた。
彼女は流水の青白い生地に燃え上がる炎をあしらったドレスを着て長い黒髪をたなびかせて見下していた。
「…ダメ、あなたがやったことは絶対に許さないわ。でも、頼むならそれ相応の態度があるでしょう」
「私は今後どんな命令にも従い馬車馬の様に働く事を誓います。この愚かな牛にどうかご慈悲を」
「よく出来で偉いわね。借りもあるし本当にペットにしようかしら」
女性は満足そうな笑みを浮かべ、彼の顎先に手を当てる。
「…っ!」
黒牛は一実の希望を見出し顔を上げた。しかし、彼の目にはにやりと笑みを浮かべた女性と宙に浮いた大量の炎と水の球が入ってきた。
「さ・よ・う・な…」
彼女が言葉をいい終わる直前、女性の立って居る場所に黒い楕円形の空間が出現し、彼女ごと消えた
「ふふふ、ハハ、ハーハッハッハッハッハッ、あやつめ最後の最後で油断しおった!バカめ!サド女!バーカバーカ」
黒牛は、立ち上がりまるで幼い女子のようにはしゃいだ。制御を失った炎と水の球が花火のように破裂し、綺麗な花火となって彼を祝福する。
「……はぁはぁはぁ、もう限界だ、あの程度のことで恨みすぎなのじゃ」
彼は体を横に倒し脱力する。
「フフッ、フフフッ…」
そして、このモンスターには生き延びた事以外に心躍る出来事が起こっていた。
次第に黒牛の体が黒い光に包まれていった。
進化である。
モンスターは条件を満たした時、周りのマナを大量に吸収して能力を大幅に上げる。だが、彼は進化することが出来なかった。
突然、体に刺さっていたナイフが爆発を起こした。多段的に爆発を起こし進化途中で脆くなった体を削り取った。
彼は自身の死を直感した。
そう、死んだ、死んだはずだ。なんじゃ?なぜ意識がある!?生きているのか?わしはまだ…ん?
体がピクリとも動かなかった。それどころか感覚すらない。
いや、それよりもここから移動しなければ、体が動かないなら魔法で。安全な場所に逃げなければっ!
(…ッ!うっ!)
耐えがたい頭痛が全身を襲う。体が崩壊するような感覚である。しかし、このままでは確実にこの世とさよならする。
(構ってられるか!まだ、わしは生きていたい。死にたくない。うおぉぉぉぉーーー!!!)
ピキッ!
黒牛だった物から音が鳴った。
そして、黒牛は落胆した。一瞬だけ発動することのできた魔法で自身の現状を把握してしまったのだ。
衝撃の事実を知ってしまった…今、わしは意思を持つ魔核となってしまったのか…しかも、先程の無理が祟って元の能力のほとんどを失った。このままでは適当な奴ら食べられて終わってしまう(どうすれば)
「しゃべるコア?」
途方にくれる彼の前に可愛らしい少年が立っていた。彼は見慣れないものに興味を示し眺めていた、
まさかっ!
コアは歓喜した。目は見えていないが、言葉から相手が人間であることを確信する。
「小僧!わしを利き手の甲に乗せるのじゃ!」
コアは迫力で少年をゴリ押した。少年は気圧されて、コアを右手の甲に乗せた。
「小僧、魔法を使えそうか?」
焦る気持ち抑え息を呑む。
「うん、使えそう」
無垢な少年は答えた。
「そうか、そうか使えそうか、そうじゃ試しに使ってみないか?『結合』なんてどうだ?才能があればわしを使いこなす事ができるじゃろう。実はひび割れておってな。なに、魔法をかけるだけでいい、そうすれば全てうまくいく」
コアは全力で無垢な少年を騙した。あらゆる言葉を並べる。
「分かった。やってみる」
無垢で優しい心の綺麗な少年が善意で魔法を使った。すると、コアが手の甲に沈み、手とコアが結合した。
「えっ?あれ?」
焦る少年をよそに、コアが大根役者を決め込む。
「コッ、コレハタイヘンナコトニナッタナ-」
「……?」
「これで、わしとお主は一心同体頼んだぞ、ご主人様」
「え?ご主人様?」
少年は状況を把握しきれていないようだ。フリーズしかけている。
「コアになった以上成長は見込めん。ご主人様の枠は常に、この役立たずによって一つ埋まっているのじゃ。養ってもらうぞ、ご・しゅ・じ・ん・さ・ま」
コアは媚びた。そして、達成感を一人ギュッと噛み締めた。
「あっ…」
少年は言葉を失った。
「ふざけるなッ!」
黒牛はその見た目からは想像の出来ない幼い女子の声を発した。
「「その声で話すなッー!!」」
全く同じ容姿をした女性集団が裸ナイフで特攻する。彼女らは黒牛の魔法やブレスを華麗な身のこなしで躱す。さらに、躱しきれないと判断すれば仲間を投げ飛ばして多数を生かす判断をした
「…ッ!このッ!」
グサッ、グサッグサッ、
密度の高い弾幕を掻い潜った数名の女性が黒牛の背中に取り付き黒いナイフが刺し込む。
そのナイフは異常なほど鋭く、柄には五つの光り輝く宝石の埋め込まれていた。
「どうしだ!?タイマン最強なんでしょ!?」
女性の見下す様な声が空間内に反響する。
「これ何処がタイマンじゃ!?数に物を言わせたリンチでわ無いか!?」
黒牛は周囲を見渡すが声の主を見つけることが出来ない。口から巨大なブレスを放つが一瞬だけ外の景色が見えるだけですぐに閉ざされる。彼は黒い箱に閉じ込められていたのだ
ーーーーー
その後も戦闘は激しく続いていった。しかし、黒牛は無限に湧き出る黒髪の女性に対処し切れず黒い壁を目の前に地に臥した。
「はぁはぁ、もう限界じゃ。降参する。何でもする。じゃから命だけは助けてくれんか?わしらの仲じゃろ?」
傷だらけで心なしか小さくなった黒牛は息を切らし死にそうな声で言った。
すると、辺り一面を埋め尽くさんばかりに増えていた大量の女性が消える。景色も広い草原へと変わった。
黒い壁があったであろう場所の奥に、裸の女と同じ顔をした女が立っていた。
彼女は流水の青白い生地に燃え上がる炎をあしらったドレスを着て長い黒髪をたなびかせて見下していた。
「…ダメ、あなたがやったことは絶対に許さないわ。でも、頼むならそれ相応の態度があるでしょう」
「私は今後どんな命令にも従い馬車馬の様に働く事を誓います。この愚かな牛にどうかご慈悲を」
「よく出来で偉いわね。借りもあるし本当にペットにしようかしら」
女性は満足そうな笑みを浮かべ、彼の顎先に手を当てる。
「…っ!」
黒牛は一実の希望を見出し顔を上げた。しかし、彼の目にはにやりと笑みを浮かべた女性と宙に浮いた大量の炎と水の球が入ってきた。
「さ・よ・う・な…」
彼女が言葉をいい終わる直前、女性の立って居る場所に黒い楕円形の空間が出現し、彼女ごと消えた
「ふふふ、ハハ、ハーハッハッハッハッハッ、あやつめ最後の最後で油断しおった!バカめ!サド女!バーカバーカ」
黒牛は、立ち上がりまるで幼い女子のようにはしゃいだ。制御を失った炎と水の球が花火のように破裂し、綺麗な花火となって彼を祝福する。
「……はぁはぁはぁ、もう限界だ、あの程度のことで恨みすぎなのじゃ」
彼は体を横に倒し脱力する。
「フフッ、フフフッ…」
そして、このモンスターには生き延びた事以外に心躍る出来事が起こっていた。
次第に黒牛の体が黒い光に包まれていった。
進化である。
モンスターは条件を満たした時、周りのマナを大量に吸収して能力を大幅に上げる。だが、彼は進化することが出来なかった。
突然、体に刺さっていたナイフが爆発を起こした。多段的に爆発を起こし進化途中で脆くなった体を削り取った。
彼は自身の死を直感した。
そう、死んだ、死んだはずだ。なんじゃ?なぜ意識がある!?生きているのか?わしはまだ…ん?
体がピクリとも動かなかった。それどころか感覚すらない。
いや、それよりもここから移動しなければ、体が動かないなら魔法で。安全な場所に逃げなければっ!
(…ッ!うっ!)
耐えがたい頭痛が全身を襲う。体が崩壊するような感覚である。しかし、このままでは確実にこの世とさよならする。
(構ってられるか!まだ、わしは生きていたい。死にたくない。うおぉぉぉぉーーー!!!)
ピキッ!
黒牛だった物から音が鳴った。
そして、黒牛は落胆した。一瞬だけ発動することのできた魔法で自身の現状を把握してしまったのだ。
衝撃の事実を知ってしまった…今、わしは意思を持つ魔核となってしまったのか…しかも、先程の無理が祟って元の能力のほとんどを失った。このままでは適当な奴ら食べられて終わってしまう(どうすれば)
「しゃべるコア?」
途方にくれる彼の前に可愛らしい少年が立っていた。彼は見慣れないものに興味を示し眺めていた、
まさかっ!
コアは歓喜した。目は見えていないが、言葉から相手が人間であることを確信する。
「小僧!わしを利き手の甲に乗せるのじゃ!」
コアは迫力で少年をゴリ押した。少年は気圧されて、コアを右手の甲に乗せた。
「小僧、魔法を使えそうか?」
焦る気持ち抑え息を呑む。
「うん、使えそう」
無垢な少年は答えた。
「そうか、そうか使えそうか、そうじゃ試しに使ってみないか?『結合』なんてどうだ?才能があればわしを使いこなす事ができるじゃろう。実はひび割れておってな。なに、魔法をかけるだけでいい、そうすれば全てうまくいく」
コアは全力で無垢な少年を騙した。あらゆる言葉を並べる。
「分かった。やってみる」
無垢で優しい心の綺麗な少年が善意で魔法を使った。すると、コアが手の甲に沈み、手とコアが結合した。
「えっ?あれ?」
焦る少年をよそに、コアが大根役者を決め込む。
「コッ、コレハタイヘンナコトニナッタナ-」
「……?」
「これで、わしとお主は一心同体頼んだぞ、ご主人様」
「え?ご主人様?」
少年は状況を把握しきれていないようだ。フリーズしかけている。
「コアになった以上成長は見込めん。ご主人様の枠は常に、この役立たずによって一つ埋まっているのじゃ。養ってもらうぞ、ご・しゅ・じ・ん・さ・ま」
コアは媚びた。そして、達成感を一人ギュッと噛み締めた。
「あっ…」
少年は言葉を失った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います
こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!===
ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。
でも別に最強なんて目指さない。
それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。
フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。
これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる