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角田くん
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わたしは、自身の勘違いを恥て「ごめんなさーい」って、その角田くんとやらに謝った。
その角田くんは、わたしと陽子ちゃんの顔をマジマジと見つめて[
「おふたりとも綺麗ですね」と感心しているようだった。
「角田くん、そんなこと言っても何も出ないわよ」と陽子ちゃんが、嬉しそうに言っていた。何も出ないとは言いつつも、嬉しいようだ。
しかしながら、陽子ちゃんは角田ってこの男性が、犯人に似ているって言ってたハズだが・・・と思いながら、楽しそうに談笑するふたりを見つめて、この男が陽子ちゃんを襲ったかもしれないと考えると、一歩引いて〝探偵〟風に顎に右手の親指と人差し指で押さえて推理を巡らせてみていた。
「何、友香ちゃんったら『探偵』気取り?」
と陽子ちゃんは、微笑みを崩さずに、わたしに話題を振った。
「ねぇねぇ、角田くん・・・この娘友香って言って女子大生の探偵さんなのよ」と陽子ちゃんに紹介された。
「どんな事件を調査しているですか?」って角田って男子に尋ねられて、ちょっと焦った!陽子ちゃんは、似てるって言ってたのに・・・怖くないのかな?
しかし、確かに角田くんは、鼻が詰まっているのか?『鼻声』だ!
「角田さん、つかぬ事を聞くけど・・・先週の月曜日の午後9時頃、何してました?」
って、わたしは疑いのある角田くんのアリバイを、まず確認してみた。
「友香さん、それって僕を疑っているってことですか?」と角田くんは、気を悪くしたとは違う、単に探偵それも女子大生の探偵っていうのに関心があるようで、テキパキ答えてくれそうだった。
「先週の月曜日の午後9時頃は、確か駅前のローソンで弁当を買って下宿で食べながらNHKのニュースを見てました。
「それを証明してくれる人は、いるかしら?」とわたしは、角田くんに尋ねた。
角田くんは、相変わらず興味津々って感じで
「友香さん、何か『相棒』を見ているみたいですね」などと質問に、的確に答えてくれず少々、手間取った。
「角田さん、質問に答えてくれる」
「あぁ友香さん、ごめんなさい・・・えっとアリバイを証明してくれる人っすよね?」
わたしは、黙って頷いた。
その角田くんは、わたしと陽子ちゃんの顔をマジマジと見つめて[
「おふたりとも綺麗ですね」と感心しているようだった。
「角田くん、そんなこと言っても何も出ないわよ」と陽子ちゃんが、嬉しそうに言っていた。何も出ないとは言いつつも、嬉しいようだ。
しかしながら、陽子ちゃんは角田ってこの男性が、犯人に似ているって言ってたハズだが・・・と思いながら、楽しそうに談笑するふたりを見つめて、この男が陽子ちゃんを襲ったかもしれないと考えると、一歩引いて〝探偵〟風に顎に右手の親指と人差し指で押さえて推理を巡らせてみていた。
「何、友香ちゃんったら『探偵』気取り?」
と陽子ちゃんは、微笑みを崩さずに、わたしに話題を振った。
「ねぇねぇ、角田くん・・・この娘友香って言って女子大生の探偵さんなのよ」と陽子ちゃんに紹介された。
「どんな事件を調査しているですか?」って角田って男子に尋ねられて、ちょっと焦った!陽子ちゃんは、似てるって言ってたのに・・・怖くないのかな?
しかし、確かに角田くんは、鼻が詰まっているのか?『鼻声』だ!
「角田さん、つかぬ事を聞くけど・・・先週の月曜日の午後9時頃、何してました?」
って、わたしは疑いのある角田くんのアリバイを、まず確認してみた。
「友香さん、それって僕を疑っているってことですか?」と角田くんは、気を悪くしたとは違う、単に探偵それも女子大生の探偵っていうのに関心があるようで、テキパキ答えてくれそうだった。
「先週の月曜日の午後9時頃は、確か駅前のローソンで弁当を買って下宿で食べながらNHKのニュースを見てました。
「それを証明してくれる人は、いるかしら?」とわたしは、角田くんに尋ねた。
角田くんは、相変わらず興味津々って感じで
「友香さん、何か『相棒』を見ているみたいですね」などと質問に、的確に答えてくれず少々、手間取った。
「角田さん、質問に答えてくれる」
「あぁ友香さん、ごめんなさい・・・えっとアリバイを証明してくれる人っすよね?」
わたしは、黙って頷いた。
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