セカンド・ワールドの魔王

魔王なおチュウ(魔闇直樹)

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② 使い魔編

2-10 よく似た二人

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 今は魔理守とあおりんが獣の森で探索し、魔理守がたかしとさんぺいを使い魔にした次の日。

「よぉ、真理守、使い魔は仲間に出来たか?」

 ツインテールの可愛い系男子、勝利が話かけてくる。

「あぁ、俺の軍勢に2体加わったぜ!昨日は大変だった――――」

 真理守は昨日SWセカンド・ワールドでのことを語りだした。

   ~~~~~~~~~~~~

「真理守、俺は分かるぜ!要はたかしもさんぺいも出っ歯なイメージな名前だからな」

 勝利は仲間にしたモンスターに付けた名前を理解した。

「おー勝利、分かってくれるのか!」

 真理守は嬉しそうに、答える。

「大体葵の奴、この完璧な名前を理解しねぇからなー」

「おい、真理守!後ろ後ろ!」

 真理守が愚痴をこぼしていると、勝利が彼の後ろを指差す。

「ん?……うわーーー!」

「まりりん失礼だよ、人をお化けみたいにー」

 真理守が振り返ると、葵が腕を組んで立ってた。彼女は真理守に文句を言う。

「あっわりぃわりぃ」

 真理守は苦笑いをしながら謝る。

「まぁいいけど」

 葵の言葉に真理守はホッとする。

「それより、しよりん!まりりんが仲良くなった、たかしとさんぺいを写真撮ったから見る?」

「しよりん言うな、まぁSWセカンド・ワールドで撮った写真は現実に送れるからなー、見る見る」

「はい」

 葵は携帯に送った写真を勝利に見せた。

「こいつら真理守が言っていた通りデスリスとヘルハムスターじゃん!よく仲間にできたなぁ」

「しよりん知ってるの?」

「SWセカンド・ワールドの事を紹介する本に書いてあったからな!」

「ってことは、勝利も楽しみなのか?」

 真理守は勝利に聞いた。

「そうだな、俺も真理守と同じ感じだな!」

 そう言う勝利に真理守は嬉しそうに「やっぱりお前最高だぜー」と言いながら勝利に抱きつく。

「まりりんのSWセカンド・ワールドに行きたい気持ちやばかったからね」

 葵は苦笑いをする。それを真理守が[苦笑いも可愛いな]と思いながら葵を見ている。

 そして勝利はそんな二人を[相変わらずお似合いだなー]と見ていると、

「なんだお前ら、何ニヤニヤしてるんだ?ポニーテールにしたいのか?」

 ポニーがそう言いながらやってきた。

「おい俺はニヤニヤしてねーぞ!」

 真理守は慌てながら言う。

「ようポニー、行くぞ真理守!決着を付けるぞ」

 勝利はポニーに飛び蹴りをする。

「あっちょっとまて勝利!」{勝利助かった}

 真理守も勝利に続き突っ込む。

 そして二人はポニーに立ち向かっていった。


 その後二人はポニーに負けた。
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