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第4章 誘拐事件
17.確認(兄弟会議での検討)
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鶴姫は、久之助に自分の仮説を伝えた日から高松城に滞在する事にした。
彼女の目的は、城に潜入している他国の間者を見つけ出す事であった。怪しき動きをする者はいないか、1日中監視していたのである。
1ヶ月が過ぎる頃、彼女は一人の存在に辿り着いた。
(そうか、この者であったか・・・。後は、城へ手引きする者だが、あの者の周囲が怪しい・・。)
鶴姫は悲しそうな眼をしていた、それは自分の推測が外れていてほしいという彼女の心情を表していたのである。
久之助が宗忠の家を訪れてから1ヶ月が過ぎた頃、小早川隆景より清水宗治に向け上月城攻めへの合力を命じる書状が届いた。
その書状が届くと、宗治は先ず二人の兄弟を集めた。
『兄者、伝助、小早川の殿より合力せよとの仰せが参り、準備が出来次第、播磨国の上月城へ出兵する事になった。』
『城を占拠する尼子勝久率いる尼子残党は、兵は多くても3,000程、しかし、織田の援軍がどれだけくるか分からない状況じゃ。』
『今回の遠征は、長くなると思う、二人ともワシが留守中の城を宜しく頼む。』と宗治は状況を二人に説明し、今後の城の運営について細かく打ち合わせをしたのであった。
宗治留守中の事を3人で相談し終わった後、弟伝助(難波宗忠)が宗治に一つ質問をした。
『突拍子も無い質問だと思うが、三村家の三村家親様が持っていたといわれる鉄扇について御存じか?。』と他愛も無い雑談の様に宗忠は兄に聞いた。その表情は意識的に明るくしていた。
『鉄扇?家親様の、突然、何じゃ。鉄扇・・・。』
『そういえば、鉄扇を持っていると石川の義父から聞いた事があった、何でも娘の鶴姫殿からもらったと愛用されていたと聞いた。』
『伝助、お前、何でその事を知っておる?。この城でワシぐらいしか、いやワシも今の今迄すっかり忘れておったわ。』と自分の頭を手で押さえながら答える宗治であった。
兄の質問には答えず、伝助(宗忠)は更に質問する。顔は一変して真剣そのものであった。
『家親様が暗殺された時、その宇喜多の刺客が鉄扇を持ち逃げした事は?。』
『??何じゃ、そんな事があったのか?ワシが知るわけないだろう、家親様が死んだ事が公表されたのは、戦場から兵を引き上げてからじゃったし。』
『・・・それが、暗殺であったと聞かされたのは、数カ月経ってからの事じゃ。』
『家親様の死に際の話など、三村家の中でも限られた者達しか知らぬ事よ。だから、お主だれからそれを聞いたのじゃ?。』
『竹井将監、久之助じゃ。』
『あ奴が言うには、三村家に縁のある者から聞いたと・・・・。』
『三村家の縁のある者が、生きているわけが無かろう。一族の方々、総てお亡くなりになっているのはお主も知っておろうが・・。』
宗治が、言葉を言い終わると、彼らへの哀悼の念が込み上げて思わず両目を閉じた。
『私も、久之助が女性から聞いたと聞いて、女っ気の無いお前が、嘘を申すなと言ったのですが、あの者が真剣な顔で惑わすつもりではないと言うので・・・。』と伝助(宗忠)は困惑した顔で言葉を止めてしまった。
『そういえば、久之助が祝言を挙げる前に、武芸の修業をしている姿を見た者が、久之助が時折誰かと話しているかのように独り言を言っていると気味が悪いと申している者もおったな、ワシはそう申す者に考えすぎじゃろうと真面目に受けなかったが・・もしかすると、あ奴、本当に憑りつかれているのかもしれんな、三村家の怨霊に・・・なんてな戯言じゃ。』と月清が笑いながら言った。
『そういえば、2年ぐらい前に、ちょうど三村家が滅亡された頃、久之助がワシの傍に女性が見えると言った事が・・・あった。』と宗治は顔を蒼くして呟いた。
『おいおい、戯言じゃ、そんな事なら、どうして仏に仕えるワシに何故見えんのじゃ?』
『それは、兄者は、ナマグサ、いや、未だ仏に帰依して時間が浅いからでは。』と伝助(宗忠)が答える。
『伝、今、何と言った、ナマ・・ワシがなんだって??。』と眉間に皺をよせ、伝助(宗忠)に確認する月清。
『つまり、久之助が三村家の幽霊に、鉄扇の事を聞き、そこから、お主に何を伝えたのじゃ、伝。』と宗治は、月清が話題を変えそうになったので、大きい声で話題を戻した。
伝助(宗忠)は、観念したように重い口を開き、二人の兄弟に久之助が伝えた他国からの謀略の可能性及び内容を話始めたのであった。
長い兄弟会議が終わり、宗治が方針をまとめた。
『今回の遠征には、久之助を連れて行かん、兄上、修業の際、久之助に仮病するよう伝えてくれ。』
『伝、お主は自宅療養している久之助の見舞いにいく振りをしてもう一度久之助と話をする様に。』
『ワシらも油断しておったと認めざるを得ないのう、調略の手が来ることをどこか忘れておったわ。』
『あくまでも、念の為じゃが、二人ともこれからの段取り宜しく頼む!!。』と宗治が二人に言うと、『かしこまりました!!。』と宗忠が言い、『安心せい!。』と月清が続いた。
鶴姫の危機意識が、清水家の人々に伝わった日であった。
彼女の目的は、城に潜入している他国の間者を見つけ出す事であった。怪しき動きをする者はいないか、1日中監視していたのである。
1ヶ月が過ぎる頃、彼女は一人の存在に辿り着いた。
(そうか、この者であったか・・・。後は、城へ手引きする者だが、あの者の周囲が怪しい・・。)
鶴姫は悲しそうな眼をしていた、それは自分の推測が外れていてほしいという彼女の心情を表していたのである。
久之助が宗忠の家を訪れてから1ヶ月が過ぎた頃、小早川隆景より清水宗治に向け上月城攻めへの合力を命じる書状が届いた。
その書状が届くと、宗治は先ず二人の兄弟を集めた。
『兄者、伝助、小早川の殿より合力せよとの仰せが参り、準備が出来次第、播磨国の上月城へ出兵する事になった。』
『城を占拠する尼子勝久率いる尼子残党は、兵は多くても3,000程、しかし、織田の援軍がどれだけくるか分からない状況じゃ。』
『今回の遠征は、長くなると思う、二人ともワシが留守中の城を宜しく頼む。』と宗治は状況を二人に説明し、今後の城の運営について細かく打ち合わせをしたのであった。
宗治留守中の事を3人で相談し終わった後、弟伝助(難波宗忠)が宗治に一つ質問をした。
『突拍子も無い質問だと思うが、三村家の三村家親様が持っていたといわれる鉄扇について御存じか?。』と他愛も無い雑談の様に宗忠は兄に聞いた。その表情は意識的に明るくしていた。
『鉄扇?家親様の、突然、何じゃ。鉄扇・・・。』
『そういえば、鉄扇を持っていると石川の義父から聞いた事があった、何でも娘の鶴姫殿からもらったと愛用されていたと聞いた。』
『伝助、お前、何でその事を知っておる?。この城でワシぐらいしか、いやワシも今の今迄すっかり忘れておったわ。』と自分の頭を手で押さえながら答える宗治であった。
兄の質問には答えず、伝助(宗忠)は更に質問する。顔は一変して真剣そのものであった。
『家親様が暗殺された時、その宇喜多の刺客が鉄扇を持ち逃げした事は?。』
『??何じゃ、そんな事があったのか?ワシが知るわけないだろう、家親様が死んだ事が公表されたのは、戦場から兵を引き上げてからじゃったし。』
『・・・それが、暗殺であったと聞かされたのは、数カ月経ってからの事じゃ。』
『家親様の死に際の話など、三村家の中でも限られた者達しか知らぬ事よ。だから、お主だれからそれを聞いたのじゃ?。』
『竹井将監、久之助じゃ。』
『あ奴が言うには、三村家に縁のある者から聞いたと・・・・。』
『三村家の縁のある者が、生きているわけが無かろう。一族の方々、総てお亡くなりになっているのはお主も知っておろうが・・。』
宗治が、言葉を言い終わると、彼らへの哀悼の念が込み上げて思わず両目を閉じた。
『私も、久之助が女性から聞いたと聞いて、女っ気の無いお前が、嘘を申すなと言ったのですが、あの者が真剣な顔で惑わすつもりではないと言うので・・・。』と伝助(宗忠)は困惑した顔で言葉を止めてしまった。
『そういえば、久之助が祝言を挙げる前に、武芸の修業をしている姿を見た者が、久之助が時折誰かと話しているかのように独り言を言っていると気味が悪いと申している者もおったな、ワシはそう申す者に考えすぎじゃろうと真面目に受けなかったが・・もしかすると、あ奴、本当に憑りつかれているのかもしれんな、三村家の怨霊に・・・なんてな戯言じゃ。』と月清が笑いながら言った。
『そういえば、2年ぐらい前に、ちょうど三村家が滅亡された頃、久之助がワシの傍に女性が見えると言った事が・・・あった。』と宗治は顔を蒼くして呟いた。
『おいおい、戯言じゃ、そんな事なら、どうして仏に仕えるワシに何故見えんのじゃ?』
『それは、兄者は、ナマグサ、いや、未だ仏に帰依して時間が浅いからでは。』と伝助(宗忠)が答える。
『伝、今、何と言った、ナマ・・ワシがなんだって??。』と眉間に皺をよせ、伝助(宗忠)に確認する月清。
『つまり、久之助が三村家の幽霊に、鉄扇の事を聞き、そこから、お主に何を伝えたのじゃ、伝。』と宗治は、月清が話題を変えそうになったので、大きい声で話題を戻した。
伝助(宗忠)は、観念したように重い口を開き、二人の兄弟に久之助が伝えた他国からの謀略の可能性及び内容を話始めたのであった。
長い兄弟会議が終わり、宗治が方針をまとめた。
『今回の遠征には、久之助を連れて行かん、兄上、修業の際、久之助に仮病するよう伝えてくれ。』
『伝、お主は自宅療養している久之助の見舞いにいく振りをしてもう一度久之助と話をする様に。』
『ワシらも油断しておったと認めざるを得ないのう、調略の手が来ることをどこか忘れておったわ。』
『あくまでも、念の為じゃが、二人ともこれからの段取り宜しく頼む!!。』と宗治が二人に言うと、『かしこまりました!!。』と宗忠が言い、『安心せい!。』と月清が続いた。
鶴姫の危機意識が、清水家の人々に伝わった日であった。
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