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告白
23*
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「ン……グ……」
片腕を囚われたままなので、身体を支える左腕を放すわけにもいかず、俺はエンリィに口だけで愛撫を施す。萎えたそれに唾液をまぶし、舌先で亀頭を刺激する。グ、とエンリィの指に力が入り、そこが弱い部分なのだとわかる。
瞬く間に成長したそれを吸って舐めて舌を揺らせて何度も何度も繰り返す。含みきれなくなっていく熱は、息苦しさと得体の知れない快楽に溺れそうだった。
「……ンっ……ぅ……んふ……」
その間にもアーシュの乱暴な愛撫は続いている。
後孔に埋められた指は、ぐりぐりと無遠慮なほどの荒々しさで内部を刺激する。広げるだけの為の行為だと言わんばかりに、アーシュは俺の弱い所を外して解していた。
彼が怒りを込めて俺を罰しているのだとは分かっている。勝手に俺を触らせたことを、それも相手が自分の弟だと言う事も彼を苛立たせている要因だろう。
だが絶対に俺たちの間でそれは言葉にならない。十年以上もそうして生きてきたから、今更変えられない。そのすべてを受け止めるほど心は広くないが、はねのけるほど勇気もないのは互いが弱いせいかもしれない。
「ンン……ッ! ……ぃ……ア、んむ……っ」
潤滑油を足された指が二本に増え、その圧迫感に思わずエンリィから口を離す。だがエンリィはそれを許そうとせず、すぐに腰を出して口に突き入れてくる。そのまま腰をゆらゆら緩く出し入れするものだから、大きく口を開けたままの俺の唇から涎が垂れていく。
あまりの大きさに目をギュッと閉じて耐えるが、息すらうまく吸えず、長く太いその若い熱に口内を蹂躙されている。
やばい。このままじゃ死ぬ……。
逃れようと身を捩っても、背後のアーシュは未だに片腕を掴んだまま身体を揺らす俺に抵抗を封じるように内部を蠢く指を速めた。
「ンー! ……ぅ……ぶっ……はっ」
「ナツヤ……ちゃんと銜えて……」
「や、やめ……し、しぬ……グッ……んん!」
死に物狂いでエンリィの男根から口を離し酸素を取り入れる俺に、エンリィは容赦なく追撃して息苦しい俺に構わずに熱を埋める。
さすがに血が繋がっているだけあって鬼畜具合がそっくりだ。
首を振ろうとしても有無を言わせないように顔を掴むエンリィに気を取られていると、ぴと、と熱い感触が後孔にでして俺は身を強張らせた。
いつの間にか出て行っていた指の代わりに、ググっと侵入を果たす覚えのあるそれはアーシュの男根だと直ぐにわかる。指で慣らされたとはいえ、殆ど快楽とは程遠かった愛撫のお陰で、侵入はただただ苦しく痛い。
なのに潤滑油がアーシュの行動を手助けし、彼はそれでも俺を許さないようだった。
「ンンッッ!!」
ぱん、と尻にアーシュの腹部があたる。一気に突き入れられた衝撃で涙が勝手に滲み出た。
身体を支える片腕が震え、崩れ落ちそうになればエンリィが両手で俺の顔を掴みそれを許さないとでも言うようにしっかりと支えた。口を離す事も出来ずにいる態勢に、震える腕を叱咤してなんとか体勢を維持しようと努力した。
僅かに歯に力がこもったのだろう。
エンリィが低く呻いて、自身の腰を下ろした。そのまま胡坐をかくような体勢になり俺の顔を抑えたまま続けろとばかりに更に奥へ銜えさせられる。
エンリィの太ももに片手を置いて自身の身を支えながら、結局体力のいる態勢に腹筋が震えっぱなしだった。
重力に逆らえず沈んでいく身体が、エンリィを深く深く銜えてしまう。咄嗟に舌で追い出そうと頑張れば、それが余計に感じるのだろう。悩まし気に息を吐くエンリィに早く終われ、と必死になる。
「ン、ン、ン、……ぐ、ぅ……っ」
「……ナツ」
アーシュの固い声が遠くで聞こえた。朦朧としているのは酸素がうまく吸えないせいか、それともこの異様な行為のせいか。
ぱつ、ぱつ、と緩やかに始まった律動が次第に速くなっていく。
大きくなったアーシュの熱が感じる箇所を抉っては抜け、擦っては抜けを繰り返し、すっかり育ち切った俺の熱がはしたなく涎をこぼし始めていた。
感じたくない行為のはずなのに、快楽は無情に俺を襲う。口内のエンリィと体内のアーシュが、それぞれ勝手に動き俺を責め立てるからだ。
「はぁ……っ……ナツヤ……」
エンリィが愛し気に俺を呼ぶ。
限界が近いのか。酒が入っているせいで最後までいけないだろうと踏んでいた俺は、こいつの若さを舐めていたようだ。ぐ、ぐ、と腰を突き入れられダラダラと垂れる唾液塗れのその部分。じゅぷじゅぷと卑猥な音が絶え間なく聞こえる。
「中だけでイケるだろ……?」
囁くように言うアーシュが更に腰を動きを速めてきて慣れた体が律儀に反応するのを止められなかった。
先程と違い弱い箇所をアーシュは容赦なく責める。膨らんだカリでその部分を擦り、震える腰を片手で掴み、背に回された俺の腕をぎりぎりと力づくで押さえつけて。
「ンンンンーっ!」
「……あ……っ……いく……」
「……っ!!」
「……はっ……はっ……飲んで、ナツヤ……全部」
注ぎ込まれる白濁に喉が圧迫され、生存本能のまま飲み込んだ。必死に嚥下しながらどうにか呼吸を確保する俺をエンリィが優しく髪を撫でる。
「……ごほっ……ぅ」
ようやくエンリィから解放された俺が、咳き込みながらぽたぽたと残滓をまき散らすのにもエンリィは大して罪悪感を抱えてもいないようで慰めるように髪を撫でるだけだ。
さすがにラシュヌ陛下の息子だ。
腹立ちまぎれにその腕を振り払い、そのまま頭からベッドへ突っ伏した。
もう、抵抗する気も起きなかった。
「……やるか?」
「……兄上」
アーシュが静かに問うと、エンリィは唾を飲み込んで答えた。そのまま掴まれた腕をやっと解放されるが、ぐったりした俺は肩を支えにベッドに突っ伏したままだった。
「う……っ……ああああ……ッ!」
アーシュがガツガツと乱暴な突き上げを開始したのはその時だ。その勢いは奥深くまで熱を入れ、己だけの快楽を追うような遠慮ない動きだった。双丘を掴まれ下生えが尻にあたるほど深くに入り込みただただ抉ってくる。呻く俺を無視して、アーシュは律動を速めた。
「やっ……あーしゅ……、も……ゆっくり……っ」
苦しさに喘ぐ俺にアーシュは何も言わず行為を続ける。首を振ってふと正面の男の存在に気付き、エンリィを見上げれば真剣な眼差しで俺を見つめていた。眉を寄せて、熱を孕んだ目で俺を……。
ぞくぞくと背筋を駆け上がる快感に逆らえるはずもなく嬌声を上げる。絶頂はすぐだった。
「いく……イク……も……っ……ぁぁッ!」
「は……出る……っ……」
パン、と尻を打つ腰が止まりアーシュが動きを止めた。
どくどくと脈打つそれが体内を濡らしている。確かめるようにゆっくり腰を抜き差しするアーシュが一息をおいてずるりと抜け出ていく。支えをなくした俺はそのまま腰を横に倒した。
「兄上……」
目の前にあるエンリィの熱が再度硬くなっているのを視界の端に入り、冗談だろ、と声を上げた。
「やめて……エンリィ……も、やめて……」
「ナツヤ……かわいい」
興奮したようなエンリィの声に歯痒さを感じ首を振る。こんなのを一番望まないのはお前だろう。
疲労でうまく止められない自分がもどかしい。このままエンリィに伸し掛かられても、きっとろくに抵抗出来ない。縋るように足元のアーシュを見れば、アーシュは苦虫を噛み潰したような表情をして静かに立ち上がった。
「ばーか……しね」
精一杯の毒づきをする俺をアーシュがちらりと見て、一瞬だけすまなそうな表情をした。そうして伸びてきた腕が俺の前髪に触れる。
だが次にはアーシュは脱ぎ捨てた隊服を着始め、身支度を調えると振り返りもせずに窓から去っていった。
空はもう明るい。
「まだ……終わりたくないのに……。……もう駄目だ。眠い……」
子どもみたいな声音でエンリィが言って、横たわる俺の横でごろんと寝っ転がった。
一度出して睡魔が襲ってきたのだろう。
どこまでも欲に忠実な男に心底ホッとしてその言葉に応えず俺もまた目を閉じる。色々思う事があったはずなのに、まるでそれを脳が拒否するかのように意識はすぐに底に落ちていった。
今はただ、眠りたい。
片腕を囚われたままなので、身体を支える左腕を放すわけにもいかず、俺はエンリィに口だけで愛撫を施す。萎えたそれに唾液をまぶし、舌先で亀頭を刺激する。グ、とエンリィの指に力が入り、そこが弱い部分なのだとわかる。
瞬く間に成長したそれを吸って舐めて舌を揺らせて何度も何度も繰り返す。含みきれなくなっていく熱は、息苦しさと得体の知れない快楽に溺れそうだった。
「……ンっ……ぅ……んふ……」
その間にもアーシュの乱暴な愛撫は続いている。
後孔に埋められた指は、ぐりぐりと無遠慮なほどの荒々しさで内部を刺激する。広げるだけの為の行為だと言わんばかりに、アーシュは俺の弱い所を外して解していた。
彼が怒りを込めて俺を罰しているのだとは分かっている。勝手に俺を触らせたことを、それも相手が自分の弟だと言う事も彼を苛立たせている要因だろう。
だが絶対に俺たちの間でそれは言葉にならない。十年以上もそうして生きてきたから、今更変えられない。そのすべてを受け止めるほど心は広くないが、はねのけるほど勇気もないのは互いが弱いせいかもしれない。
「ンン……ッ! ……ぃ……ア、んむ……っ」
潤滑油を足された指が二本に増え、その圧迫感に思わずエンリィから口を離す。だがエンリィはそれを許そうとせず、すぐに腰を出して口に突き入れてくる。そのまま腰をゆらゆら緩く出し入れするものだから、大きく口を開けたままの俺の唇から涎が垂れていく。
あまりの大きさに目をギュッと閉じて耐えるが、息すらうまく吸えず、長く太いその若い熱に口内を蹂躙されている。
やばい。このままじゃ死ぬ……。
逃れようと身を捩っても、背後のアーシュは未だに片腕を掴んだまま身体を揺らす俺に抵抗を封じるように内部を蠢く指を速めた。
「ンー! ……ぅ……ぶっ……はっ」
「ナツヤ……ちゃんと銜えて……」
「や、やめ……し、しぬ……グッ……んん!」
死に物狂いでエンリィの男根から口を離し酸素を取り入れる俺に、エンリィは容赦なく追撃して息苦しい俺に構わずに熱を埋める。
さすがに血が繋がっているだけあって鬼畜具合がそっくりだ。
首を振ろうとしても有無を言わせないように顔を掴むエンリィに気を取られていると、ぴと、と熱い感触が後孔にでして俺は身を強張らせた。
いつの間にか出て行っていた指の代わりに、ググっと侵入を果たす覚えのあるそれはアーシュの男根だと直ぐにわかる。指で慣らされたとはいえ、殆ど快楽とは程遠かった愛撫のお陰で、侵入はただただ苦しく痛い。
なのに潤滑油がアーシュの行動を手助けし、彼はそれでも俺を許さないようだった。
「ンンッッ!!」
ぱん、と尻にアーシュの腹部があたる。一気に突き入れられた衝撃で涙が勝手に滲み出た。
身体を支える片腕が震え、崩れ落ちそうになればエンリィが両手で俺の顔を掴みそれを許さないとでも言うようにしっかりと支えた。口を離す事も出来ずにいる態勢に、震える腕を叱咤してなんとか体勢を維持しようと努力した。
僅かに歯に力がこもったのだろう。
エンリィが低く呻いて、自身の腰を下ろした。そのまま胡坐をかくような体勢になり俺の顔を抑えたまま続けろとばかりに更に奥へ銜えさせられる。
エンリィの太ももに片手を置いて自身の身を支えながら、結局体力のいる態勢に腹筋が震えっぱなしだった。
重力に逆らえず沈んでいく身体が、エンリィを深く深く銜えてしまう。咄嗟に舌で追い出そうと頑張れば、それが余計に感じるのだろう。悩まし気に息を吐くエンリィに早く終われ、と必死になる。
「ン、ン、ン、……ぐ、ぅ……っ」
「……ナツ」
アーシュの固い声が遠くで聞こえた。朦朧としているのは酸素がうまく吸えないせいか、それともこの異様な行為のせいか。
ぱつ、ぱつ、と緩やかに始まった律動が次第に速くなっていく。
大きくなったアーシュの熱が感じる箇所を抉っては抜け、擦っては抜けを繰り返し、すっかり育ち切った俺の熱がはしたなく涎をこぼし始めていた。
感じたくない行為のはずなのに、快楽は無情に俺を襲う。口内のエンリィと体内のアーシュが、それぞれ勝手に動き俺を責め立てるからだ。
「はぁ……っ……ナツヤ……」
エンリィが愛し気に俺を呼ぶ。
限界が近いのか。酒が入っているせいで最後までいけないだろうと踏んでいた俺は、こいつの若さを舐めていたようだ。ぐ、ぐ、と腰を突き入れられダラダラと垂れる唾液塗れのその部分。じゅぷじゅぷと卑猥な音が絶え間なく聞こえる。
「中だけでイケるだろ……?」
囁くように言うアーシュが更に腰を動きを速めてきて慣れた体が律儀に反応するのを止められなかった。
先程と違い弱い箇所をアーシュは容赦なく責める。膨らんだカリでその部分を擦り、震える腰を片手で掴み、背に回された俺の腕をぎりぎりと力づくで押さえつけて。
「ンンンンーっ!」
「……あ……っ……いく……」
「……っ!!」
「……はっ……はっ……飲んで、ナツヤ……全部」
注ぎ込まれる白濁に喉が圧迫され、生存本能のまま飲み込んだ。必死に嚥下しながらどうにか呼吸を確保する俺をエンリィが優しく髪を撫でる。
「……ごほっ……ぅ」
ようやくエンリィから解放された俺が、咳き込みながらぽたぽたと残滓をまき散らすのにもエンリィは大して罪悪感を抱えてもいないようで慰めるように髪を撫でるだけだ。
さすがにラシュヌ陛下の息子だ。
腹立ちまぎれにその腕を振り払い、そのまま頭からベッドへ突っ伏した。
もう、抵抗する気も起きなかった。
「……やるか?」
「……兄上」
アーシュが静かに問うと、エンリィは唾を飲み込んで答えた。そのまま掴まれた腕をやっと解放されるが、ぐったりした俺は肩を支えにベッドに突っ伏したままだった。
「う……っ……ああああ……ッ!」
アーシュがガツガツと乱暴な突き上げを開始したのはその時だ。その勢いは奥深くまで熱を入れ、己だけの快楽を追うような遠慮ない動きだった。双丘を掴まれ下生えが尻にあたるほど深くに入り込みただただ抉ってくる。呻く俺を無視して、アーシュは律動を速めた。
「やっ……あーしゅ……、も……ゆっくり……っ」
苦しさに喘ぐ俺にアーシュは何も言わず行為を続ける。首を振ってふと正面の男の存在に気付き、エンリィを見上げれば真剣な眼差しで俺を見つめていた。眉を寄せて、熱を孕んだ目で俺を……。
ぞくぞくと背筋を駆け上がる快感に逆らえるはずもなく嬌声を上げる。絶頂はすぐだった。
「いく……イク……も……っ……ぁぁッ!」
「は……出る……っ……」
パン、と尻を打つ腰が止まりアーシュが動きを止めた。
どくどくと脈打つそれが体内を濡らしている。確かめるようにゆっくり腰を抜き差しするアーシュが一息をおいてずるりと抜け出ていく。支えをなくした俺はそのまま腰を横に倒した。
「兄上……」
目の前にあるエンリィの熱が再度硬くなっているのを視界の端に入り、冗談だろ、と声を上げた。
「やめて……エンリィ……も、やめて……」
「ナツヤ……かわいい」
興奮したようなエンリィの声に歯痒さを感じ首を振る。こんなのを一番望まないのはお前だろう。
疲労でうまく止められない自分がもどかしい。このままエンリィに伸し掛かられても、きっとろくに抵抗出来ない。縋るように足元のアーシュを見れば、アーシュは苦虫を噛み潰したような表情をして静かに立ち上がった。
「ばーか……しね」
精一杯の毒づきをする俺をアーシュがちらりと見て、一瞬だけすまなそうな表情をした。そうして伸びてきた腕が俺の前髪に触れる。
だが次にはアーシュは脱ぎ捨てた隊服を着始め、身支度を調えると振り返りもせずに窓から去っていった。
空はもう明るい。
「まだ……終わりたくないのに……。……もう駄目だ。眠い……」
子どもみたいな声音でエンリィが言って、横たわる俺の横でごろんと寝っ転がった。
一度出して睡魔が襲ってきたのだろう。
どこまでも欲に忠実な男に心底ホッとしてその言葉に応えず俺もまた目を閉じる。色々思う事があったはずなのに、まるでそれを脳が拒否するかのように意識はすぐに底に落ちていった。
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