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第九話*
ハアハアと自分の吐息がずっと耳に響いていた。
どくどくと脈打つ心臓に、汗が止まらない。強い不安感と、肺が潰れるような息苦しさ。
なのに下腹部は疼いて疼いて、尻穴を指で愛撫する行動が止まらない。
なんでここにちんぽを挿てくれないのだろうと考えて、大嫌いなあの男の姿を思い浮かべる。
あいつは無口でそっけなくて優しくもなくて自己中で目が合えば理不尽な暴言を吐かれるし、一度だって助けられたこともないし、とにかく心底嫌いで赤の他人で、俺にはなんの関係もない。
なのに、それよりも強くあの時のあいつのちんぽや腰の動き、汗だくの分厚い身体と痛いくらいの視線を思い出しては胸が引き裂かれそうになる。
なぜ、ここにいない。
なぜ、ちんぽを挿れてくれない。
俺をこんなにしたのはおまえなのに。
どうして、どうして、疼く子宮を──。
「……っ、おれは、おめ、がじゃない……っ」
ふるふると首を振る。
しっかりしろ。術が発動して偽発情期に陥っているだけだ。
俺はβだから、子宮なんてないし、ちんぽなんてなくとも生きてられる。
……ほんとうに?
こんなに尻まんこがヒクついているのに?
こんなに濡れて今か今かとあの熱を待ちわびているのに?
ちんぽだって勃ちっぱなしなのに、擦っても擦ってもイケないんだ。尻まんこが寂しいからだ。
あいつの精液を奥で出されてないからだ。
あんなにも俺をめちゃくちゃにしたくせに。
何度も何度も中に出して、孕ませてやると言った癖に。
ぐちゅぐちゅ。
ちゅぼちゅぼ。
ああ、ほしい。
ほしい。
ほしいよぉ……。
「すっげー匂いだと思ったら、コイツ、Ωか?」
「宿中こいつの匂いで充満してるぞ。αは俺らだけだから気付いてないのかもな。なんだよ、しっかりマーキングされてるのに相手がいないのか?」
遠くで男達の声がした。
ぼんやりと目を開けても、それがあいつの姿じゃないとわかれば興味は半減だ。そんなことより尻穴が寂しくて、疼いて仕方が無いのに。
「冴えねえΩだなあ。ていうかこいつ今朝見かけたけど、Ωな感じしなかったけどなぁ」
「稀にそういうのもいるって聞くしそうなんじゃね。しかし他人の前でオナニーなんてよくやるよ」
「見られてる意識なんかねえって。だらしねえな、ケツマンも口もヨダレまみれじゃん」
「つがいに捨てられちゃったんかね? こんだけ強力なαの匂いしてんのに、肝心の相手がいないなんて地獄だろうな」
なんだ……。
いるのか……?
アレス……お前なのか……?
「……ちん、ぽ」
「あーあー、もうこれ崩壊間近だろ」
「つがい以外とヤっても疼きは消えねえし、イケねえから苦しいだけだ」
「まあαの俺たちは関係なくヤれるんだけどな」
「おねが……いれ、て……」
「いれてやってもいいけど、それで楽になるわけじゃないし、むしろ余計に狂うことになるぞ」
「最中に死なれても気分悪いし、俺はパス」
「つうか俺もこんなα臭いの御免だよ!」
「ちんぽ……くださっ……」
「悪いな、助けてやりたいけどこればかりはお前の精神力と体力にかかってるんだわ。お前のつがい、どこにいるんだよ。わかれば報せてやるくらいはしてやるのに」
「つが、い……?」
俺はβだ。
つがいって、なんだよ。
そんなもの知らないし、いるわけない。
じゃあな頑張れよ、とどこかでそんな声がして再び自分の吐息だけが聞こえる。
朝なのか夜なのか、ここがどこなのかすらわからなくて、ベッドの上で倒れ込み尻を弄っては欲求不満に気絶し、目が覚めて死ぬほどの渇きに泣いて、泣いて、ただひたすら泣いていた気がした。
ちんぽがほしい。
俺の子宮に、あの大きくて硬くて俺を狂わせる、ちんぽがほしい。
ずこずこ突いてまんべんなく満たして、射精しながらも逞しい抽送をする、あの男がほしい。
ないのか。
ここに、俺を満たすあれはいないのか。
どうして。
どうして、俺を一人にする。
このままじゃ狂う。
狂う。
狂って……。
「不憫だと思わないか? フェロモンに捕らわれ、本能に傅き、運命に跪く。疼く身体を鎮めるために時に意思に反した相手とまぐわい、かと思えば最後の相手だと思った相手に別れを告げられることもなくはない」
誰だ。
「不毛だと思わないか? 誰もがそうなるのを望んで生まれたわけじゃない」
だれだ。
「苦しいだろう? ああ、グズグズだな、よく濡れて解れて……は、締まっている」
「あああああっ♡♡」
あつい、あついあついあつい。
そこが侵入を悦んで歓喜に震えている。
一定のリズムで出し入れされ、快楽に痙攣している。
「君たちは相容れない相手だ。結ばれる必要もないし、結ばれる責を問われることもない」
「ひ、あ、あああっ♡」
「だがつがいに捨てられたΩはいずれ狂い死に、つがいを捨てたαは一生満たされぬ」
「お、おっ、や……っ、中に、なか、にぃ♡♡」
「私はずっと己が憎かった」
揺さぶられ、涙ににじんだ視界でぼんやりとその男を見上げる。
期待していた藍色の髪をした男じゃない。アレスのように引き締められた厚いくちびるも、持っていなかった。
だが、彼は美しかった。
さらりと俺の頬にかかる長い黒髪は柔らかく、それと同じ色の瞳も慈愛に溢れ、それでいてどこか寂しげだ。
紅いくちびるは白い肌を際立たせ、整えたような眉はそういった意図がなくともどこか色っぽい。
「だが、気付いたのだ」
呟く姿は見知らぬ男だ。
なのに俺は、その正体を瞬時に悟った。
俺の疼きを簡単に治めることも可能な、そいつを。
「私が憎いのはαでもΩでもない。 ……君たちβだと。大多数を盾に私たちを区別する、圧倒的無意識の悪の集合体だ」
「……なに、を」
「無自覚に我々を迫害し憐れむ君たちに、私たちの祝福を分けてあげたいと思う。さすれば君たちは傍観者ではいられなくなり、私たちの苦悩に気付く」
「なに、を、する……っ」
ずん、と突き入られ悲鳴を上げた。
頭上の男が俺を見下ろし、微笑んでいる。
「生まれついての呪いは、全人類に降りかかる。すなわち私たちは特別ではなくなり普遍的なものに成り代わる。 ……そうさ、取り除くことができないなら、すべて同じにすればいい。それは争いも責任もない、自由を生み出すはずだ」
何を言っているんだ。
朦朧とする意識の中で、それでもなにか重要なことを言われている気がして問い質したいのに、喉は掠れた呻き声を出すだけだ。
くそ、と悪態をつこうと思う度、ぶっ飛ぶほどの快楽が脳みそを侵食していき何も言えない。
男は言った。
無様な恰好で組み敷かれる俺を見下ろしながら満足そうにくちびるに弧を描いて。
「βだって? 笑わせるな、私は貴様等を平凡なままで死なせるつもりはない」
そうか。
おまえは──。
どくどくと脈打つ心臓に、汗が止まらない。強い不安感と、肺が潰れるような息苦しさ。
なのに下腹部は疼いて疼いて、尻穴を指で愛撫する行動が止まらない。
なんでここにちんぽを挿てくれないのだろうと考えて、大嫌いなあの男の姿を思い浮かべる。
あいつは無口でそっけなくて優しくもなくて自己中で目が合えば理不尽な暴言を吐かれるし、一度だって助けられたこともないし、とにかく心底嫌いで赤の他人で、俺にはなんの関係もない。
なのに、それよりも強くあの時のあいつのちんぽや腰の動き、汗だくの分厚い身体と痛いくらいの視線を思い出しては胸が引き裂かれそうになる。
なぜ、ここにいない。
なぜ、ちんぽを挿れてくれない。
俺をこんなにしたのはおまえなのに。
どうして、どうして、疼く子宮を──。
「……っ、おれは、おめ、がじゃない……っ」
ふるふると首を振る。
しっかりしろ。術が発動して偽発情期に陥っているだけだ。
俺はβだから、子宮なんてないし、ちんぽなんてなくとも生きてられる。
……ほんとうに?
こんなに尻まんこがヒクついているのに?
こんなに濡れて今か今かとあの熱を待ちわびているのに?
ちんぽだって勃ちっぱなしなのに、擦っても擦ってもイケないんだ。尻まんこが寂しいからだ。
あいつの精液を奥で出されてないからだ。
あんなにも俺をめちゃくちゃにしたくせに。
何度も何度も中に出して、孕ませてやると言った癖に。
ぐちゅぐちゅ。
ちゅぼちゅぼ。
ああ、ほしい。
ほしい。
ほしいよぉ……。
「すっげー匂いだと思ったら、コイツ、Ωか?」
「宿中こいつの匂いで充満してるぞ。αは俺らだけだから気付いてないのかもな。なんだよ、しっかりマーキングされてるのに相手がいないのか?」
遠くで男達の声がした。
ぼんやりと目を開けても、それがあいつの姿じゃないとわかれば興味は半減だ。そんなことより尻穴が寂しくて、疼いて仕方が無いのに。
「冴えねえΩだなあ。ていうかこいつ今朝見かけたけど、Ωな感じしなかったけどなぁ」
「稀にそういうのもいるって聞くしそうなんじゃね。しかし他人の前でオナニーなんてよくやるよ」
「見られてる意識なんかねえって。だらしねえな、ケツマンも口もヨダレまみれじゃん」
「つがいに捨てられちゃったんかね? こんだけ強力なαの匂いしてんのに、肝心の相手がいないなんて地獄だろうな」
なんだ……。
いるのか……?
アレス……お前なのか……?
「……ちん、ぽ」
「あーあー、もうこれ崩壊間近だろ」
「つがい以外とヤっても疼きは消えねえし、イケねえから苦しいだけだ」
「まあαの俺たちは関係なくヤれるんだけどな」
「おねが……いれ、て……」
「いれてやってもいいけど、それで楽になるわけじゃないし、むしろ余計に狂うことになるぞ」
「最中に死なれても気分悪いし、俺はパス」
「つうか俺もこんなα臭いの御免だよ!」
「ちんぽ……くださっ……」
「悪いな、助けてやりたいけどこればかりはお前の精神力と体力にかかってるんだわ。お前のつがい、どこにいるんだよ。わかれば報せてやるくらいはしてやるのに」
「つが、い……?」
俺はβだ。
つがいって、なんだよ。
そんなもの知らないし、いるわけない。
じゃあな頑張れよ、とどこかでそんな声がして再び自分の吐息だけが聞こえる。
朝なのか夜なのか、ここがどこなのかすらわからなくて、ベッドの上で倒れ込み尻を弄っては欲求不満に気絶し、目が覚めて死ぬほどの渇きに泣いて、泣いて、ただひたすら泣いていた気がした。
ちんぽがほしい。
俺の子宮に、あの大きくて硬くて俺を狂わせる、ちんぽがほしい。
ずこずこ突いてまんべんなく満たして、射精しながらも逞しい抽送をする、あの男がほしい。
ないのか。
ここに、俺を満たすあれはいないのか。
どうして。
どうして、俺を一人にする。
このままじゃ狂う。
狂う。
狂って……。
「不憫だと思わないか? フェロモンに捕らわれ、本能に傅き、運命に跪く。疼く身体を鎮めるために時に意思に反した相手とまぐわい、かと思えば最後の相手だと思った相手に別れを告げられることもなくはない」
誰だ。
「不毛だと思わないか? 誰もがそうなるのを望んで生まれたわけじゃない」
だれだ。
「苦しいだろう? ああ、グズグズだな、よく濡れて解れて……は、締まっている」
「あああああっ♡♡」
あつい、あついあついあつい。
そこが侵入を悦んで歓喜に震えている。
一定のリズムで出し入れされ、快楽に痙攣している。
「君たちは相容れない相手だ。結ばれる必要もないし、結ばれる責を問われることもない」
「ひ、あ、あああっ♡」
「だがつがいに捨てられたΩはいずれ狂い死に、つがいを捨てたαは一生満たされぬ」
「お、おっ、や……っ、中に、なか、にぃ♡♡」
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揺さぶられ、涙ににじんだ視界でぼんやりとその男を見上げる。
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だが、彼は美しかった。
さらりと俺の頬にかかる長い黒髪は柔らかく、それと同じ色の瞳も慈愛に溢れ、それでいてどこか寂しげだ。
紅いくちびるは白い肌を際立たせ、整えたような眉はそういった意図がなくともどこか色っぽい。
「だが、気付いたのだ」
呟く姿は見知らぬ男だ。
なのに俺は、その正体を瞬時に悟った。
俺の疼きを簡単に治めることも可能な、そいつを。
「私が憎いのはαでもΩでもない。 ……君たちβだと。大多数を盾に私たちを区別する、圧倒的無意識の悪の集合体だ」
「……なに、を」
「無自覚に我々を迫害し憐れむ君たちに、私たちの祝福を分けてあげたいと思う。さすれば君たちは傍観者ではいられなくなり、私たちの苦悩に気付く」
「なに、を、する……っ」
ずん、と突き入られ悲鳴を上げた。
頭上の男が俺を見下ろし、微笑んでいる。
「生まれついての呪いは、全人類に降りかかる。すなわち私たちは特別ではなくなり普遍的なものに成り代わる。 ……そうさ、取り除くことができないなら、すべて同じにすればいい。それは争いも責任もない、自由を生み出すはずだ」
何を言っているんだ。
朦朧とする意識の中で、それでもなにか重要なことを言われている気がして問い質したいのに、喉は掠れた呻き声を出すだけだ。
くそ、と悪態をつこうと思う度、ぶっ飛ぶほどの快楽が脳みそを侵食していき何も言えない。
男は言った。
無様な恰好で組み敷かれる俺を見下ろしながら満足そうにくちびるに弧を描いて。
「βだって? 笑わせるな、私は貴様等を平凡なままで死なせるつもりはない」
そうか。
おまえは──。
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